概要
DQ4以降皆勤を続ける、厚手の青銅を重ね合わせて作った鎧。
DQ10などでは【せいどうのよろい上】・【せいどうのよろい下】と部位が分かれている。
それなりに頑丈で重量もかなりあるが、非力なはずのキャラが装備できるケースもある。
価格は物価が高めのDQ7を除き1000G未満で、守備力も鎧が4箇所のパーツに細分化されたDQ9を除き20台前半。
序盤から中盤にかけての防具屋で販売されているほか、一部の敵が落としていくこともある。
が、作品によってはほぼ同時に上位で装備可能者も大体被っている【てつのよろい】が登場する。
そうでない作品では序盤の頼もしい味方となってくれるため、優遇・不遇の差が激しい鎧である。
この辺は守備力が1ランク下の【くさりかたびら】も似たようなものだが、あちらは装備可能者がもっと広く鉄の鎧が装備できないキャラに重宝されたりする。
単に「青銅の鎧」だけで検索すると、デュエル・マスターズの同名カードの情報の方が多くヒットする。汎用的な名前なので仕方ないと言えばそうだが。
DQ4
初登場作品。
守備力+25と以降のシリーズと比べて高め。 価格は700G。
【勇者】、【ライアン】、【クリフト】、【トルネコ】、【ミネア】が装備可能。
1章では【イムル】、2章では【砂漠のバザー】、5章では【エンドール】以降で購入可能だが、4章では購入不可能。
ライアンや勇者はともかく、2章は難所である【さえずりの塔】に挑む際、これがクリフトの最強防具となる。
【モーニングスター】(【ホーリーランス】)も含めるとかなりの出費になるが、是非調達しておきたい。
だが、何よりこの防具が輝くのは3章だろう。
と言うのも、出発地点の【レイクナバ】でいきなり販売している。
トルネコはバイトで資金稼ぎができるため、数日間働けば700Gぐらいならすぐ貯められる。
これを装備すれば、【ボンモール】までで出遭うモンスターならほぼダメージをシャットアウトできる。
しかも、ボンモールの買い取り所で売却すれば、元値以上の額で販売できるので、損をすることは全く無い。
本作では鎖帷子と守備力が7も違うので、3・4日ほど余計にバイトしてこれを買った方が安全に旅ができる。
特に【はじゃのつるぎ】を買い取るまでバイトを続けていると、自然にこのくらいの資金は貯まる。
【エンドール】に着いて【てつのまえかけ】に装備を交換したら、お役御免。
ちなみに本作ではプレイヤーキャラよりも、【スコット】(FC版)、【オーリン】、【ホフマン】らNPC御用達の装備品といった印象がある。
彼らが加入する時点では、鉄の鎧(前掛け)に次ぐ二番目に強い鎧であり、導かれし者達よりも固すぎず柔すぎずなそこそこの強さを発揮している。
また、【テラノザース】が1/64の確率でドロップする。
DQ5
価格は700Gのまま、守備力は21と前作よりも4も下げられてしまった。
装備可能なのは【主人公】、【男の子】、【ヘンリー】、【ピピン】。
また、モンスターではE、J、M、Oのグループのキャラが装備可能。
幼年期では【ラインハット】、青年期には【オラクルベリー】や【アルカパ】で販売している。
…が、悲しいことにこの3箇所全てで守備力が上で装備可能者も完全に一致している鉄の鎧が販売されているため、プレイヤーから見向きもされないことが多い。
それどころか、200G安い鎖かたびらより守備力が2高いだけなので、資金節約目的でも購入されることはないだろう。
敵モンスターでは【スライムナイト】が1/32の確率でドロップする。
このため早ければ【おやぶんゴースト】戦に着ていくことも可能。
ラインハット周辺で(幼年時代では金稼ぎ・青年時代では仲間スカウトのために)モンスター狩りしているとそこそこの頻度で手に入るので、売却して追加の資金調達、あるいは鉄の鎧の代替としてありがたく使わせてもらおう。
ちなみにSFC版5の公式ガイドブックのイラストではライオネックが装備しているが、背中から生えてる羽はどうやって出しているのだろう?
DQ6
価格と守備力は据え置きで、かっこよさは12。男性キャラ全員が装備できる。
仲間モンスターでは装備グループC・D・Eのモンスターが装備可。
【トルッカ】、現実世界の【レイドック】、【アモール】で販売されている。
下位の鎖かたびら、上位の鉄の鎧も価格と性能が据え置かれたため、立ち位置は前作と全く同じ。
2作続けて、鉄の鎧の完全な下位互換と言う扱いを受ける羽目になってしまった。
更に今作では、値段が800Gとほぼ変わらなくて守備力が2高い【きぞくのふく】が同じレイドックの防具屋に並び、あちらはイベントを進めるために必須品なので、これを手にする理由すらもない。
DQ7
守備力は23と過去作に比べ高めだが、値段は1350Gと倍近くに跳ね上がった。
【主人公】と【キーファ】、そして一応【アイラ】も装備可能。
【グリンフレーク】や過去の【ダーマ神殿】で販売されている。
【沼地の洞窟】や【ユバール族の休息地地方】攻略の間はこれが最強防具となる。
ただし、現代【フォロッド城】で【きぞくのふく】が手に入るため、購入するなら一つで十分事足りる。
とりあえず、グリンフレークで購入しておけば、しばらくは主人公の防具には困らないだろう。
敵モンスターでは【フォレストガード】が1/128の確率でドロップする。
DQ8
守備力は24で価格は840G。【主人公】専用装備。
【アスカンタ】と【パルミド】で販売されているが、実際はそれより早く、【船着き場】に到着した時点で入手が可能。
錬金レシピは【せいどうのたて】+【くさりかたびら】。
青銅の盾の方は店屋で販売はされていないが、こちらも【かわのたて】+【ブロンズナイフ】で錬金が可能。
いずれも材料は船着き場に到着した時点で揃う。
一般販売されるよりも早く、しかも安く作れて、なおかつ強いという素敵アイテム。
更に鎖帷子はキラの実家北西のフィールドやパルミドで無料入手出来るので、それまで待てばより安く入手出来る。
敵からのドロップといった例外を除けば、【船】を入手するまで、主人公にとってはこれが最高の鎧となるため、実に長い間使っていける。
その間も【なげきの亡霊】、【トラップボックス】、【ドン・モグーラ】と結構な数のボスが登場するため、ボス戦における主人公の守りを固めるためにも早めに錬金で作り出しておきたい。
逆にこれを材料とする錬金レシピはないので、不要になったら売却してかまわない。
【ゼシカ】の兄【サーベルト】が装備していたのはこれだと思っていた人は多いかもしれない。
しかし3DS版で、遥かに高性能な【サーベルトのよろい】であるという追加設定が加えられた。
DQ9
守備力は14で価格は720G。【ベクセリア】で販売している。
【戦士】、【盗賊】、【旅芸人】、【バトルマスター】、【パラディン】、【スーパースター】で装備可能。
だが、同じ店で更に守備力が2高く装備可能者も多い【てつのむねあて】が売っている。
金銭的に余裕がない場合を除けば、錬金して使い回せる鉄の胸当てを買う方がいいだろう。
DQ11
【主人公(DQ11)】と【グレイグ】が装備可能。
うち直しに必要な宝珠は4個。
- | +1 | +2 | +3 | |
守備力 | 24 | 25 | 26 | 28 |
【サマディー城下町】、【ダーハルーネの町】、【サマディー地方】(キャンプ地)にて840Gで売っている。
今までの歴代シリーズ通りだったら「同じ売り場にもっといい防具が売っている」という理由でスルーされるのがオチだったが、今作では【ふしぎな鍛冶】で作れるという特徴が付いた。
しかもレシピの【よろい作り入門】は【ホムラの里】と早い段階で見つかるため、店売りの物を購入するのはまず無い。
作成に必要な素材は【どうのこうせき】×3+【麻の糸】×2+【ホカホカストーン】×1だが、ちゃんと探索をしていればレシピが手に入った時点でこれらは集まっているはず。
サマディー内ではこれより強い鎧が手に入る機会があるため、実際のところ活躍の期間は【荒野の地下迷宮】~サマディー城下町への道中までと短い。
だが上記の通りふしぎな鍛冶のおかげで実質タダで手に入り、短い期間ではあれどレシピ入手時点では主人公にとって最も強い鎧でもある。
そのため、ちょうどいいタイミングでダンジョンの攻略およびボス戦という出番が回ってくるため、歴代シリーズ内での扱いは良い方に入る。
トレジャーズ
【お宝】の一つとして登場。
お宝No. | 174 |
レアリティ | ジャンク |
カテゴリー | ヒストリー |
コレクション | 防具 |
標準価格 | 135,000G |
余談
DQ板史上に残る名スレ「ライアンですが馬車内の空気が最悪です」の中で、ライアンが最後の戦いで装備していたことで有名。