【ルイーダの酒場に最初からいる人たち】

Last-modified: 2023-12-01 (金) 08:55:54

概要

読んで字のごとく、【ルイーダの酒場】にて最初からデフォルトで登録されている味方キャラの皆様。
DQ3と9に登場する。
 
この2作のパーティメンバーは【キャラクターメイキング】による任意加入式になっているため、普通はプレイヤーの好きなタイミングでルイーダの酒場へ行き、
1.【職業】【性別】を選ぶ
2.名付ける(これも自由に決められる)
3.登録
…となるのだが、パーティが誰もいないうちに名簿を確認しても「誰もいない」とはならず、なぜか3人すでに登録されている。あくまでデフォルトのためか職業・性別・【名前】(DQ3では初期【性格】も)は固定となっているが、これらの内訳については後述。
 
RPGそのものに不慣れな人でもまずパーティを組めるようあつらえた「お助けキャラ」的なポジションだが、【NPC】ではないので正式にパーティメンバーとして使えるし、主人公と合わせて基本的な4人パーティが組めるようになっているので頭数は十分。
要はテーブルトークRPGで謂う所の「プレロールドキャラクター」である。
どうしても自分で登録したキャラには見劣りするところもあるものの、お世話になったプレイヤーも多いはずだ。

DQ3

【戦士】【僧侶】【魔法使い】が1人ずつで、3人とも必ず男性。
ハンソロ(『スターウォーズ』のハン・ソロ船長)、ベンハ(『ベン・ハー』及びその主人公)、スタロン(俳優のシルヴェスター・スタローン)など、ひと目で元ネタがわかって思わずニヤリとさせられる名前もいる(詳しくは下表を参照)。
 
建前上は「知り合いを登録するシステム」のはずだが、知り合いでもない3人がすでに登録されているのはやや不自然……まあ王様の計らいということかもしれない。
 
彼らを仲間として連れ出すか、好みに合わずほったらかしかはプレイヤー次第。あるいは【ぬののふく】だけ剥ぎ取られて放逐されたり、ひどい場合はその流れで登録抹消されることも。
酒場に残ったとしても世界が平和になるまで素っ裸のまま、良くて使わなくなった道具を【預かり所】の手数料節約目的で持たされてそのまま。
4コマ漫画劇場では、勇者にあの日を覚えているかと始まり、装備を剥がされたこと、そのまま放置されたこと、それをされて悲しいこと、最後に何時か迎えに来てくださいという、余りにも痛々しいメッセージと共に箱を椅子として座ったまま、悲しい目をしている女僧侶の読者投稿イラストが掲載されたことがある。タイトルは「極悪人の勇者へ」。
 
FC版ではプレイヤー自身が仲間を登録する際、名前にカタカナが使えない関係で、最初からカタカナの名前が付いている彼らはある種貴重な存在でもあった。
彼らとパーティを組むと、ひらがな入力した勇者の名前だけが1人浮いてしまうが、次作は強制的にそうなるし、前作も仲間の名前次第でそうなるので、FC版作品ではよくある光景。結局は好みによるだろう。
転職では【遊び人】になることはできず当該キャラは全て男なので、必然的にFC版では(危険なバグ技に頼らない限りは)勇者と遊び人と女性キャラにカタカナは全く使えない。
 
DQ3はストーリーの進行で商人が必ず1度必要になるのだが、上述の通り商人は登録されていない。
普通にプレイすると、商人の町に送り込むのは酒場2階でこのために新規登録した商人になるため、商人の町の名前も一部がひらがなになってしまう事になる。
FC版で商人の名前を全てカタカナにしたい場合、最初からいる人たちをある程度育てて転職させて商人にしたものを使う必要がある。
ちなみに、一切手動登録をせず最初からいる3人だけで冒険を続けており、かつその中の誰かを商人にして送り込んだ場合、超がつくほどレアな台詞を見ることができる。

リメイク版

登録されている職業と人数はFC版と変わらないが、魔法使いは女性のみ、戦士と僧侶は男女いずれも登場する可能性がある。
リメイク版になると、プレイヤー自身が登録する仲間の名前にもカタカナが使えるようになり、さらに【ふくろ】が導入され【道具】を預ける必要がなくなった(仲間を預ける際に、装備していない道具は自動的に袋に入るようになった)ため、以前ほどの存在意義がなくなってしまった。
しかも、GBC版では彼らの初期ステータスには種による強化分が乗らなくなり、新規登録キャラよりも相対的に弱くなってしまっている。 
初期性格もヘボかったり職業とミスマッチだったりで使えない連中が多い。
いっそレギュラーメンバーの性格変化や能力値低下を避けるために【すごろく場】のコマ要員として使うのが良い。
 
僧侶の場合【バラモスエビル】に有効な【バシルーラ】を覚えさせた上で【盗賊】【転職】させ、種集め要員の盗賊パーティに加えるという使い方も。

登録者リスト

  • 性格はSFC・携帯版・スマホ版のみ。GBC版は名前は同じで性格はランダム。
  • 装備はいずれもぬののふくのみ。

戦士

名前性別機種性格
ハンソロFC
スタロンFC
ヘ゛ンハFC
ライアスFC/リメイク【ちからじまん】
【ネルソン】リメイク【がんこもの】
エルロイリメイク【ロマンチスト】
ミザリーリメイク【いのちしらず】

FC版は上記の通り映画ファンはニヤリとする名前が多い。
上述の3人は明白だが、残りの1人ライアスは不明。映画が元ネタだとすると、おそらくベン・ハーと同時期の映画の題材で同じく屈強な戦士であるゴライアスと推定される。
リメイク版ではFC版から唯一続投したライアスが比較的使いやすいが、より上位の性格である【ごうけつ】の戦士が登録所で作りやすいのが何とも……。
他の戦士はいずれも性格がいまいちだが、幸い【レーベ】【ちからのひみつ】が拾えるため誰でもそれなりに戦える。


僧侶

FC版に登場したスミスは、名前そのものは至って普通なのだが、DQシリーズでは後に【くさったしたい】の名前として常連となるとは誰が思っただろうか。そのためか、リメイク版では削除されている。
リメイク版の僧侶の中では、バランスの良いニコライ・ピエール、素早さに長け女性であるマゴットはそこそこ使える。……いずれも上位互換の性格が存在するが。


魔法使い

名前性別機種性格
キット゛FC
ロミオFC
【イリア】FC
【マーリン】FC
【サマンサ】リメイク【ずのうめいせき】
【ローザ】リメイク【やさしいひと】
ベティリメイク【わがまま】
【ドロシー】リメイク【おじょうさま】

マーリンの元ネタはアーサー王伝説。初期の4コマ漫画でも「魔法使いマーリン」はたまに登場していたため、印象に残っている人もいるだろう。
リメイク版では何故か女性しか初期登録されなくなってしまった。
この中ではサマンサが優秀で、縛りプレイでなくとも戦力として充分通用する。
ちなみにベティという名前は、後にDQM1の【牧場のとびら】のボスである【マネマネ】が人間の女性に化けていた際の名前として使われる。

DQ9

【戦士】もしくは【武闘家】の前衛職が1人と、【僧侶】【魔法使い】が1人ずつの3人が登録されている。
職業以外すべてランダム。顔や髪型も適当に割り当てられているが、名前は下表の候補のいずれかとなる。なお、男性・女性両方が登録されるようになっており、3人とも同性になることはない。
また、自分で登録した仲間と比べて初期装備が多少しっかりしている。
しかし、キャラクターメイキングの性質上プレイヤーの好みに合わないことが多いので、だいたい装備を剥ぎ取られて預け直されるのが定例。

登録者リスト

戦士

※「レイ」というキャラクター名は、かつてCDシアター版DQ4の男勇者の名前として使われていた。


武闘家


僧侶

  • 装備はものほしざお(男性)/【かしのつえ】(女性)、【かわのぼうし】、ぬのの服、ぬののズボン、サンダル。
    名前性別
    アーミッツ
    カーツ
    カティブ
    ガトゥーザ
    プラース
    アイヤイ
    ニッキ
    マロン
    モッチィ
    リョコ

魔法使い

  • 装備はかしの杖、【きぬのローブ】、サンダル。
    名前性別
    オマール
    トラジャ
    ハイローズ
    レイトン
    レオノ
    ロッキャ
    イクミン
    プリッチ
    メルティー
    ユッカ
    リリ

※DQMキャラバンハートには、「メルティー」ならぬ【メルティ】という女踊り子が登場した。

DQ10オンライン

イベント【大魔王ゾーマへの挑戦】にて、パーティメンバーが4人に満たない場合は特別ゲストの補充が可能。
戦士【ゆうぼん】、賢者【すぎやん】、僧侶【アキーラ】の3人が登録されている。
また、DQ3にいたスタロン、マゴット、サマンサがNPCとして滞在している。
このイベントにおけるサマンサは魔法使いではなく【賢者】の格好(さとりのころもセット)をしている。
戦士は【古強者のよろい】セット、僧侶は【司祭のほうい】セットで再現できる一方、DQ3の魔法使い♀を再現できる衣装が実装されていないため賢者にしたのだろうか。