ファフナー

Last-modified: 2014-03-20 (木) 01:43:01

ファフナー【FAFNER】

人類がフェストゥムと戦うために開発した人型兵器の総称。
「ファフナー」とは北欧神話に登場する伝説の巨人「ファフニール(fafnir)」に由来する。

ニーベルング・システム

指輪状の操縦システム。10個の指輪を両手に嵌める事で、ファフナーと一体化する。
ファフナーの起動システムと人間の神経系とを接続するが、同情や愛情を取り払う作用もあるらしく、「愛を忘れた指輪」とも呼ばれる。手の指を通して連結するのは、手の方が唇を除いて神経の密度が高いため。
名前の由来は、ワーグナーの楽曲「ニーベルングの指環」。

接続機器

ニーベルング・システム起動時にパイロットの肩、脇腹、大腿部、ふくらはぎなどに接続機器が装着される(グノーシス・モデルは除く。ノートゥング・モデルはそれらに加えて耳部分の接続もある)。
機器には針がついており、同化されるように刺さるため、その際は激しい痛みが生じる。
コクピットパーツは、アルヴィス製に比べ、人類軍製が角ばっているなどの特徴が見られる。

竜宮島(アルヴィス)のファフナー

日本独自で開発されたファフナー。
エーギル・モデル(ゼロファフナー)ティターン・モデルノートゥング・モデルの3種類の機体が開発されている。TVシリーズではノートゥング・モデルが実戦投入されており、ミールを封じ込めた物体「コア」をメインシステムに使用しているが、コアと、機体に適合できるパイロットには、共に限りがあるため大量生産は不可能となっている。

新国連人類軍のファフナー

新国連人類軍が開発したファフナー。
質よりも量を重視しており、コアを使用しないため、アルヴィスのファフナーに比べてパイロットへの負担は軽い。ノートゥング・モデルと同様の操縦システムを有しているが、ファフナーとパイロットの脳神経を直接接続するタイプのものではない。
本編には未登場だが、宇宙戦仕様のファフナーも存在している。
作中では、グノーシス・モデルメガセリオン・モデルベイバロン・モデルが量産機として登場。
物語中盤にて、ノートゥング・モデルのコアを移植したザルヴァートル・モデルが開発されている。

フェンリル

機体に内蔵されている気化爆弾。着弾寸前に液体燃料をを空気中に放出し、大爆発を引き起こす。
小型の核爆弾とも呼ばれ、敵味方の区別なく広範囲に被害をもたらすため、旧国連では人間同士の戦争での使用が禁止されていた。これを使う事は大概自爆を意味する。

隊形

連携するファフナーの機体数によって、以下のように変化する。

ローンドッグ単独戦闘。
援護が皆無で、個人の能力に全ての負荷がかかるため、滅多な事では用いられない。
ツインドッグ2機のファフナーが縦に並び、1機が迎撃している間にもう1機が側面や背後に回り込む。
小説版ではこれが戦闘の基本隊形とされている。
『RIGHT OF LEFT』でもティターン・モデルが2機1組で運用されているが、
通常のツインドッグとはやや異なっているようである。
トリプルドッグ3機のファフナーが横一列に並ぶ。防衛に適している。
クロスドッグ4機のファフナーが前後左右に並ぶ、攻守ともに優れた隊形。
トリプルドッグと合わせて連携の基本隊形とされる。
アルトドッグ小説版のみで言及されている、全12機*1による連携隊形。
パイロット達はこの隊形を目指して戦う事になる。

*1 アニメでは後に13番目の機体が開発されているが、小説版では12機までしか存在しない