小辞典

Last-modified: 2019-05-25 (土) 00:12:37

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[共]:無印初出
[R]:『RIGHT OF LEFT』初出
[H]:『HEAVEN AND EARTH』初出
[E]:『EXODUS』初出

 

あ行

アーカディアン・プロジェクト

[共]
日本が独自に着手した計画で、人類(日本人)の肉体から文化まであらゆる情報を一ヶ所に保存して守る事を目的としたもの。専守防衛要塞艦によって運営されている。別名「楽園計画」。

アーサーズ・ルーム

第2CDCの別名。
第1CDCよりも先に作られていたが、各施設の増設に伴い、システム効率の良い第1CDCが新設されてからは、ソロモン本体のみの演算室として閉鎖されていた。

赤紙

[共]
フログパッドの別称。適性のある通知者のものが赤い色をしている事が由来。

アクティビオン

肉体を活性化させ、ファフナーとの一体化を促す作用がある薬物。
『EXODUS』では改良型が製造されている。

アルヴィス

[共]

  • 1. 海上・海中を移動できるファフナー運用巨大潜水要塞艦。水上部に露出している本島と区別して、地下(海中)施設を指す場合もある。『EXODUS』では三つのアルヴィスが存在する事が判明しており、本作において真壁一騎達が属するものは日本自衛軍研究機関が統括していた「第一アルヴィス」にあたる。
  • 2. 第一アルヴィス内部で運営されている組織。アルベリヒド機関などを擁する。

アルベリヒド機関

[共]
アーカディアン・プロジェクトの中心的組織。フェストゥムに関するあらゆるデータがここで解析・管理されている。

器屋

[共]
真壁史彦の陶器店。読みは「うつわや」。

ヴァッフェ・ラーデン

[共]
竜宮島内各地に設置されている巨大な防御壁。地下シェルターの入口も兼ねている。

ヴェル・シールド

[共]
外部からの物理的攻撃から島を守るために作られた2重のエネルギーシールド。戦闘時に偽装鏡面との切り替え式で展開される。
『HEAVEN AND EARTH』では偽装鏡面との併用が可能となり常用されている。また一部分だけを解除する事も可能となった。
『EXODUS』では8重に強化され、このうちの2枚の隙間をバトル・フィールドとして使用できるようになった。このため竜宮島本島で戦闘するという事がなくなった。

ウルドの泉

[共]
アルヴィス下層部にある液体型コンピュータルームの名称。別名「キールブロック」。
皆城鞘が瀬戸内海ミールに同化され、皆城乙姫が島のコアとして誕生した場所でもある。

エーギル・モデル

[H]
竜宮島製ファフナーのプロトタイプの型名。西尾行美の設計により開発され、ジークフリード・システムを搭載した実験機。
100mと非常に大型で、負荷を考慮して複座型に設計されている。作中での通称は「ゼロファフナー」。

おはなし

[H][E]
日野美羽による、未知の無限数を用いた複雑な情報を大量に交換する行為。
ミールやフェストゥムに対する命令の上書きではなく、あくまで相手の感受性に訴えかける対話であり、作中では美羽から「おはなし」と呼称されている。フェストゥム特有の群体言語によって行われるため、エスペラントにしか使えない手段であり、普通の人間からはどのようなやり取りが行われているかは認識できない。

大粒あんこ

漫画『機動侍ゴウバイン』の作者。正体はあの人

か行

擬装鏡面

[共]
島全体を球状に覆う事で、視覚的にその姿を透明にしたり、音波や赤外線、高エネルギーのガンマ線以外の電磁波などを遮断する事が出来る霧状の粒子。

『機動侍ゴウバイン』

[共]
小楯衛の愛読しているロボット漫画。衛の父・保(大粒あんこ)が一人で執筆しており、アーカイブデータで構成されている雑誌内では唯一リアルタイムで書き上げられている作品。連載雑誌である「少年冒険キング」の看板とも言える人気作であり、ファフナー本編においてもゴウバイン・ファンが複数名存在している。
『EXODUS』では主人公を一新した『真・機動侍ゴウバイン』として連載が再開されており、ファフナー・パイロット育成教材としての側面もあるとかないとか。
なお、ゴウバインのゴウは中西豪プロデューサーの名を一字貰ったものらしく、また、登場人物の名前にもスタッフの名前がモチーフとなったと思われるものが散見される。

グノーシス・モデル

人類軍において最も基本的なモデルで、いわゆる一般兵専用の量産機。
非適性者でも疑似的なシナジェティック・コードを形成する事が可能。

クロッシング

[共]
ファフナー・パイロットとジークフリード・システム搭乗者が皮膜神経細胞を通して繋がった状態の事。
広義的にはファフナーやパイロット間だけでなく、フェストゥムミールとリンクする事も指す。

慶樹島

[共]
アルヴィスに作られた小島の一つ。読みは「けいじゅとう」で、竜の手を模して作られた6つの岬が特徴。
ファフナーの格納庫(ブルク)の他、模擬演習用施設も併設されている。

コア

[共]

  • 1. ノートゥング・モデルに内蔵されている瀬戸内海ミールの欠片。
  • 2. ブリュンヒルデ・システムの中枢的存在。フェストゥムとしては、人類とフェストゥムの融合独立個体「コア型」に分類される。
  • 3. フェストゥムの核。これを破壊しない限り無限に再生する。別名「ペルソナ」。

コアギュラ

[共]

  • 1. 島のコアが眠る人工子宮の名称。ワルキューレの岩戸に設置されている。
  • 2. フェストゥムの一種。作中では「コアギュラ型」と呼称。

さ行

里子システム

主にアルベリヒド機関の保管遺伝子から生まれた子供を育成するためのシステム。
保管遺伝子出生児は、機関から育児適性があると認定された家庭の養子として育てられる。
原則として一世帯の家庭につき一人の子供が授けられる事になっており、その子供が生存する限り新たな里子を授かる事は不可能。

ザルヴァートル・モデル

新国連にて、ミツヒロ・バートランドと日野洋治がフェストゥムとの最終決戦に向けて開発した機体。ノートゥング・モデルに内蔵されていたコアが移植されており、従来の機体に比べて遥かに高い性能を誇る。

ジークフリード・システム

[共]
シナジェティック・コードによってファフナー・パイロットと脳の皮膜神経細胞を通して連結するシステム。
脳内に一度に多大な量の情報が流れ込むため、普通の人間が搭乗すると脳に負担が掛かってひどい船酔い状態に陥る。

シナジェティック・コード

[共]
ファフナーとそのパイロットの脳を連結するのに形成されなくてはならない「ある種の脳の状態」。
成人すると形成が難しくなるため、パイロットの平均年齢は16歳と、極めて低い。

祝福

[共]
フェストゥムが宇宙に存在する物を無に帰す行為、すなわち同化行為を指す。
広義的には人間がフェストゥムに対して多大な影響を与える行為も含まれる。作中では真壁紅音が「存在」、 皆城総士が「痛み」、皆城乙姫が「生命」。来主操の「誕生」のように、フェストゥム側によってもたらされる場合もある。
フェストゥムを「祝福」した者は総じて同化によって存在を失っている。

少年冒険キング

[共]
竜宮島内で発行されている漫画雑誌。主な読者層は中高生で、キャッチコピーは「心に太陽!いつでも冒険!」。
基本的にアーカイブのデータで構成されているが、看板作品『機動侍ゴウバイン』は唯一リアルタイムで連載されている。
無印時点では季刊だったが、『EXODUS』では月刊になっている。

新国連

[共]
作中における世界最大の国際機関。略称「NUN」。
アルヴィスとは日本国土への核投下を敢行して以降、袂を分けた状態であり、ノートゥング・モデルを始めとする彼らの技術を求める一方、強大な戦力を危惧しており、強硬な姿勢をとっている。

人類軍

[共]
各国で生き残った兵士を召集し、新たに再編成された世界規模の戦略部隊。
母体は新国連であり、略称「NUNHF」。
『EXODUS』ではフェストゥムとの共生に寛容的な派閥も存在しているなど、一枚岩の組織とは言えない状態にある。経緯は不明だが、略称も「NUNHMR」に変わった模様。

鈴村神社

[共]
竜宮島内にある神社。盆祭りがここで毎年開催されている。
立上真幸が神主を務めており、娘のも巫女として手伝っている。

ゼロファフナー

[H]
ファフナー・エーギル・モデルの通称。

蒼穹作戦

[共][H]
アルヴィス独自の作戦。無印終盤において始動した「第一次蒼穹作戦」、『HEAVEN AND EARTH』にて始動した「第二次蒼穹作戦」、『EXODUS』後半において始動したウォーカー群殲滅「第三次蒼穹作戦」の3種が存在する。

ソロモン

[共]
フェストゥムの接近を自動的に知らせる自立AI。
シリコン型生命体の思考パターンをプログラム化し、そのパターンによってフェストゥムの種類を判別している。
アルヴィスでは「ソロモンの予言」「ソロモンに応答あり」といった形で報告が行われる。
ブリュンヒルデ・システムと連動しており、常に最新のプログラムを作成し続けている。

た行

剛瑠島

航空機の発進および収容管理を行う島。艦船用施設も設けられている。

竜宮島

[共]
一騎達が暮らす、人口二千人程の島。日本が比較的安定していた昭和時代初期の風景をイメージして作られている。 その正体は、アーカディアン・プロジェクトによって建造された海上要塞。
建造された三つのアルヴィスのうちの第一アルヴィスにあたり、日本自衛軍研究機関によって統括されていた。

デビルレイ

アルヴィスの超大型輸送機。最大5機のファフナーを運ぶ事ができる。

同化

[共]
フェストゥムによる、対象と同一になろうとする行為。

同化現象

[共]
ファフナーに乗り続ける事に伴い、体内のフェストゥム因子が増幅する事によって染色体が変化する現象。
最悪の場合、肉体が結晶化し、死に至る。

堂馬食堂

堂馬広登の父・量平が経営している定食専門の食堂。
若年層の客が多い「楽園」とは対照的に、大人(特にアルヴィス特殊部隊隊員)の利用客がしばしば見られる。

遠見医院

[共]
島で唯一の診療所。院長は遠見千鶴。

な行

ナイトヘーレ

[共]
慶樹島にあるファフナーの出撃口。全32門が存在する。

ニーベルング・システム

[共]
ファフナーを動かすための指輪状の操縦システム。10個の指輪を両手に嵌める事で、ファフナーと一体化する。
『EXODUS』ではファフナーに乗り続ける事によって指の付け根に指輪の痕が末梢神経の小規模な同化現象として生じる事が言及されており、痕の濃さは個人によって異なる。
小説版では熟練パイロットの証として描写されている。

西尾商店

[共]
西尾行美が営む駄菓子屋。駄菓子や漫画雑誌などが販売されている。

日本自衛軍

日本が存在していた時の国防軍。現在はアルヴィスに統合され、事実上消滅している。
元在籍者としては、真壁史彦溝口恭介の2名のみが生存している。

ノートゥング・モデル

[共]
竜宮島(アルヴィス)で開発された三世代目のファフナーのモデル名。操縦には極めて強固なシナジェティック・コードの形成が必要で、操縦者の適性は10万人に1人しかいない。

ノルン

[共]
ブリュンヒルデ・システムに呼応して作動する防衛兵器。
島のコアが覚醒している際には、直接自らの意思で作動させる場合もある。

は行

パーシバル・ルーム

[共]
第1CDCの別名。基本的に、コアが覚醒していない時に使用されている。
『EXODUS』では皆城織姫が覚醒してからも使用され続けている。

バーンツヴェック

[共]
水中をリニアレールで進む移動設備。竜宮島本島から剛瑠島や慶樹島までの移動に用いられる。
電力消費が大きい為、使用は緊急時に限られる。

バイオスフィア

生物が存在できる領域。
転じて、作中では「生命が存在する事が出来る独立した環境」を指し、竜宮島がこれに該当する。

ひとり山

[共]
岩山。無印において真矢がよくフリークライミングをしていた場所。「ひとり」には正反対な二つの意味が込められている。

変性意識

[共]
フェストゥムの読心能力に対抗するための、ノートゥング・モデル独自のシステム。
普段とは異なる思考を前面に出す事で、ある種の心のガードを形成する。

ファフナー

[共]
人類がフェストゥムと戦うために開発した人型兵器の総称。 各シリーズで幾つもの種類が登場している。

フェストゥム

[共]
突如宇宙から襲来してきた地球外知的生命体。 構成成分の大半がシリコン(珪素)である事から、「シリコン型生命体」とも称される。
様々な種が存在し、シリーズ継続に伴い派生も多様化している。

フェンリル

[共]
気化爆弾。着弾寸前に液体燃料をを空気中に放出し、大爆発を引き起こす。施設の爆破、ファフナーの自爆手段として用いられる。

ブリュンヒルデ・システム

[共]
ワルキューレの岩戸で眠るコアの自己保護本能(あるいは生存本能)を利用した島の管理制御システム。

フログパッド

[共]
ファフナーの搭乗適正通知書。
基準以上の適性がある者への通知書のみが赤いため、「赤紙」とも言われる。

ベイバロン・モデル

人類軍ファフナーの機体モデル。
軽量かつスマートなシルエットが特徴で、女性が操縦しやすい機体とされる事から赤い塗装が施される事が多い。

ヘブンズドア

無印終盤において行われた人類軍の二面同時最終作戦の名称。
地球の衛星軌道上にあるコアを叩き、同時に北極ミール本体を攻撃するもので、最終的にアルヴィスのファフナー部隊によって北極ミールの破壊に成功した。

北極ミール/ポラリス

[共]
人類が外宇宙探査機に人類存在のメッセージを送った事で飛来したミール。
地球において人類が戦っているフェストゥムの中核であり、地球上の全生命を同化しようとしていたが、ヘブンズ・ドア作戦によって破壊された。その欠片から後にアザゼル型と呼ばれる6体の独立した個体が生まれる事となる。
当初作中では「北極のミール」と呼称されていたが、『EXODUS』にて「ポラリス」という名称が判明している。

ボレアリオス

[H]
人類軍の空母艦。作中では『HEAVEN AND EARTH』で来主操が属するミールに統括されているコロニーを指す。
エウロス型等の攻撃的な種を抱えるものの基本的には厭戦派。竜宮島回覧板EXODUSでは「新しく生まれるための場所」とされている。

ま行

ミール

[共]
フェストゥムが高次元でまとまった結晶生命体。『EXODUS』では「フェストゥムの思考中枢であり、万物に変化する超万能構造体」「エネルギー結晶体」であると言及されている。フェストゥムの中核で、情報集積や管理を司るなど、サーバーのような役割を果たしている。竜宮島におけるミールについては瀬戸内海ミールを、フェストゥム側のミールについては北極ミールおよびその派生ミールを指す。
余談だが、語感が似ている事から、イベント等においてスタッフ間では「ビール」の俗称として用いられる事もある。

向島

[共]
読みは「むこうじま」。迎撃システムが配備されており、竜宮島本島とは連絡橋で繋がっている。
広島県向島(むかいしま)がモデル。

メガセリオン・モデル

人類軍ファフナーの機体モデル。
重装甲機であるため、シナジェティック・コード形成時には心理的重圧が掛かり、精神的にタフでないと操縦不能。

メモリージング

子供達のアルヴィスについての知識や記憶を管理するシステム。
緊急時において適切な行動がとれるようにするための処置で、学校に設置された睡眠システムにより長期にかけて施される。

や行

ら行

「楽園」

[共]
竜宮島内に存在する喫茶店。春日井甲洋の養育者が経営していたが、後に溝口恭介が新オーナーに就任した。
若年層の利用客が多く、『HEAVEN AND EARTH』では生徒会の会議場所としても利用されている。
『EXODUS』では真壁一騎が雇われマスター、遠見真矢西尾暉が店員として勤務している。

「竜宮城」

小楯家が経営している銭湯。戦闘後にはファフナー・パイロット(およびその引率者)の貸切にされる事もある。

リンドブルム

ファフナーの飛行用大型装備。

わ行

ワーム・スフィアー現象

[共]
フェストゥムによって放たれる黒い球体。「ワーム・スフィア」とも呼称。

ワルキューレの岩戸

[共]
アルヴィス最深部にある人工子宮で、コアが眠っている場所。

英数字

API-1

新国連における竜宮島の呼称。「Arcadian Project Island 1」の略と思われる。

CDC

総合管制室の略称。作戦司令等の伝達を行う。
第1CDC(パーシバル・ルーム)と第2CDC(アーサーズ・ルーム)の2つが存在する。

U計画

[共]
アルヴィスにおける盆祭りの通称。盂蘭盆(うらぼん)の頭文字を取って呼称。
盆踊りや灯籠流し等が行われる。