ファフナー/ザルヴァートル・モデル

Last-modified: 2014-03-10 (月) 01:24:48

ザルヴァートル・モデル【Fafner Salvator-model】

新国連にて、ミツヒロ・バートランド日野洋治フェストゥムとの最終決戦に向けて開発した機体。
ノートゥング・モデルに内蔵されていたコアが移植されており、従来の機体に比べて遥かに高い性能を誇る。
また、独自の機能として、武装はおろかフェストゥムをも同化する事が出来るが、搭乗者の同化促進速度も相応に高い。「ザルヴァートル」とは「救世主」を意味する。

作中では以下の2機が存在するが、設計思想はそれぞれ異なっている。

マークザイン【Mark-sein】

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日野洋治の設計思想である「1人でも多くの兵士を生かす」というコンセプトが反映された機体。
ミョルニアから真壁一騎に託され、帰島以降、彼の搭乗機体となる。
一騎が機体を受け取って間も無く、戦闘により周囲のフェストゥムもろとも地形ごと同化してしまうが、ある過程を経てコアが単独再生を果たし、当初のもの(画像上)と比べスマートなフォルムへと変化した(画像下)。
また、背部に搭載されていた同化ケーブルやホーミングレーザー発信器が喪失した他、カラーリングも白緑色から白銀色に変化しており、洋治が開発した機体とはもはや別物となっている。

マークエルフ?のコアが移植されており、武装や敵に対する同化能力を持つが、この能力を発揮するには従来のファフナーのような「違う自分になる」ではなく、「違うもの」にならないと不可能。
例えるならば、「自分の腕が銃になる」といった事を受け入れなければ使えない能力である。
一騎は戦う意思と総士との信頼・共有感覚によってこれに耐えている。
この状態を発展させて「存在そのものが別物になる感覚」さえ受け入れられれば、更にその真価を発揮できるとされているが、一騎ですらその事に耐えられるのは無理である模様。

通常の3倍の量のフェンリルが搭載されており、事実上の一騎専用機となっている。
「ザイン(sein)」とは「存在」を意味するドイツ語。

武装

ロールアウト直後は標準装備のホーミングレーザーと同化ケーブルを使用。
コアの再生による変化後は主にルガーランスを装備。このほかガルム44、ピラム、ドラゴントゥース等も使用。これらの武器は威力を高めるために機体と同化させて使う事が多い。

登場作品・パイロットおよび主な活躍

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&bold(){『蒼穹のファフナー』/真壁一騎}
人類軍モルドヴァ基地で、ミョルニアによって一騎に託され、以降、彼の新たな機体となる。
突出した能力を誇る一方、同化現象が一騎の身体を苛む事になり、蒼穹作戦後は特に視力の大幅な低下を招いている。

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&bold(){『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』/真壁一騎}
島に襲来したエウロス型との戦闘以降、一騎の同化現象を考慮し、戦闘が禁じられていた。
来主操を止めるべく、独断で再度出撃。フェストゥムの無に呑み込まれるも、生還を果たす。

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&bold(){『蒼穹のファフナー EXODUS』/真壁一騎}
原因は不明だが、クロッシング不全に陥っている模様。

マークニヒト【Mark-nicht】

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マークザインの同型機。マークフィアー?のコアが移植されている。
「1体でも多くの敵を倒す」という、ミツヒロの設計思想が反映されている。
「ニヒト(nicht)」とは、「否定」を意味するドイツ語の事で、「存在」を意味するマークザインとは対照的な名称がつけられている。

マークザインに比べてパワー重視の機体で、装甲も強化されているため、搭乗者のシナジェティック・コードも高い形成数値が要求される。
そのため、コード形成に必要なブースター・ユニットがシート後部に装着されている。

ミツヒロ主導の下、狩谷由紀恵を搭乗者としたレスポンス・テストが行われたが……。