西尾暉【にしお あきら】
立上芹、堂馬広登の同級生で、西尾里奈の双子の弟。登場話数は少ないが、里奈達と行動を共にしている姿がちらほら見られる。後に芹や広登らと共にファフナーのパイロット候補に選出される。
台詞のない端役だが、実は失声症を患っており、口が利けない。
【CV:梶裕貴(『HEAVEN AND EARTH』~)】
プロフィール
- 生年月日:2132年4月20日(牡羊座)
- 血液型:B型
人物像
外見は実年齢よりやや幼い、内向的な雰囲気の少年。
『HEAVEN AND EARTH』序盤においては、自身の殻に籠りがちな描写が見られ、里奈に叱責されてもそのスタンスを崩そうとしなかった。失声症の原因となったのは、生まれて間もない頃に、ゼロファフナーのテストパイロットであった両親が目の前で消滅した事。赤子の段階で話せなくなったのか、ある時期に失声症が発症したのかは不明(少なくとも無印時点では既に話せない状態である)。両親の死を受け入れられず、フェストゥムのいる「無」に二人がいると思い続けていた事が自身の内向的な性格を形成する要因であったと思われる。
実際、そうした心象が、両親の灯籠を流す事に難色を示したり、帰りを信じて毎晩家の電灯をつけたままにしていた等といった行動として表れていたようである。そんな彼が言葉を取り戻すきっかけとなったのは、実戦訓練においてファフナー?に乗った事だった。戦闘時は変性意識の影響により、感情の発露が著しくなる。
里奈とは双子なだけに顔立ちも性格も似通ったところがあり、姉同様、先輩である真矢を慕っている。
家族構成
登場作品
【蒼穹のファフナー】
14歳。初登場は第15話だが、以降も台詞のない端役として不定期に登場。
【蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH】
16歳。先輩である遠見真矢に好意を抱いている。マークツェン?のパイロットとして戦闘に参加し、失声症を克服。
第二次蒼穹作戦では、里奈と共にゼロファフナーに搭乗した。
【蒼穹のファフナー EXODUS】
19歳。マークツェン?のパイロット。饒舌な青年に成長し、一人称も「僕」から「俺」に変化している。今作から里奈と暉の髪質が変わったのか、まるみを帯び感じに髪の毛がまとまっている。
真矢目当てで「楽園」にアルバイトとして勤務しており、一騎に対しては先輩として尊敬しつつも何かにつけて張り合おうとしているが、軽くいなされている。
島の外の世界への関心から、里奈の反対を押し切り派遣部隊に志願するが、過酷な現実を目の当たりにし、苦悩する事になる。
派遣部隊では主に広登と共に行動しており、取材に付き合い、カメラマン役として協力している。エリア・シュリーナガル崩壊以降は島に帰る事を希望していたが、アルゴス小隊襲撃後は、人類軍に連れ去られた(実際は殺された)広登を取り戻すべく行軍に留まっている。
【Preface of 蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH】
16歳。本来ならば高校に該当するはずだが、中学の生徒会書記を担当する。ここでは何故か双子の兄。
赤子の頃に目の前で両親を失った心象が、瞑想訓練結果に反映されている。