初出はFF10。
GBA版のFF2やFF4にゲスト出演するなどスクエニに何故か優遇されている。
大体の作品ではモルボル系の最強モンスターとして君臨している(例外もあり)。
それでも名前はworst(最悪、最低)なのが、実にモルボルらしい。
- 開発側の本来の意図としては、プレイヤーを含む対戦者側にとって最低、最悪という事か。
その分撃破後にそれなりの見返りがあるケースも少なくない。
海外版でほぼ直訳のWorst MalboroとなっているのはFF4のみである。
「worst xx」というと「劣悪な、最悪に劣化したxx」というニュアンスで、モルボルを弱体化させてしまったもののように思えるのかもしれない。
他作品では「Malboro Menace」、脅威なるモルボルと訳されている。
FF2(GBA版以降)
SORの謎の宮殿に出現するモンスター。
本編のモルボルグレートと同じく物理攻撃をするだけだが、
やはり尋常じゃない数の追加状態異常オンパレードは健在。
ここまでの道のりの短さを考えたら、この強さは脅威である。
- 些末な差異だがモルボルグレートと異なり毒状態にはしてこない。
「炎」と「冷気」が弱点で、「稲妻」は弱点でも耐性でもない。それ以外の属性は全て吸収。
モルボルグレートと違いテレポやトードで一掃することはできないので、通常物理攻撃で倒すのが無難。
- ほしくずのロッドが手に入ってしまえば、全員ファイアLv.16で瞬殺できる。
因アイテムドロップテーブルはキングベヒーモスと同じで、同ダンジョンのダークベヒーモスとも同じ。
FF4(GBA版)
追加モンスターとして登場。「たたかう」に眠りの追加効果がある。
低確率でリボンをドロップするが出現率が低い。
FF2から相変わらずカエルに耐性がない。
記憶のフロア(幻獣の洞窟)でアラームを使うと確実に出てくる。
ドロップテーブルは[万能薬、万能薬、ソーマの雫、リボン]。
FF4TA
深層部に雑魚敵として登場。GBA版同様、リボンを低確率で落とす。
今回はより強い「モルボルデューク」がいるため最強ではないが、従来形状に限れば最強。
おなじみの臭い息のほか、死の宣告や消化液を使う。
HPが18428と高く、真正面から戦うと長期戦は避けられない。
状態異常は結構な数が有効なので、ホールドやストップで動きを止めたり、
ブレイクやアサシンダガーで即死させるのが良い。
FF6(GBA版)
Lv92、HP15000、MP2000、種族:なし。
攻撃力13、防御力144、命中134、素早さ49。
回避率0、魔力9、魔法防御109、魔法回避0。
弱点属性:炎。吸収属性:炎以外全て。無効化属性なし。
有効な状態異常:即死、毒、睡眠、スロウ、プロテス、レビテト、シェル、ヘイスト、リフレク、死の宣告、スリップ、ゾンビ。
行動:
通常
- 1ターン:くさいいき(100%)
2ターン:たたかう/たたかう/しょくしゅ
3ターン:たたかう/たたかう/まかいのきてき - 最初の個体を倒す→「モルボルワーストは増殖した!」→2体に増殖
増殖した2体を倒す→「モルボルワーストは増殖した!」→4体に増殖
1体以上を倒して以降
- 1ターン:くさいいき/何もしない/何もしない
2ターン:たたかう/たたかう/しょくしゅ
3ターン:たたかう/たたかう/まかいのきてき
ダメージ/回復カウンター
- 1ターン:ブラスター/何もしない/何もしない
ファイナルアタック(3体以上を倒し生き残りが1体いる時)
- 1ターン:ブラスター/しょくしゅ/何もしない
操る:不可。スケッチ:しょくしゅ/たたかう。あばれる:不可。
盗み:通常枠ポーション/レア枠ハイポーション。落とすアイテム:通常枠なし/レア枠ポーション。
変化:不可。
EXP:5000。獲得ギル:0。
モルボル、モルボルグレートの色違いでカラーはブルー。
隠しダンジョン竜の巣の「試練の回廊」でシンボルエンカウントする。
最初は、何故か画面の隅っこのほうにちょこんと1体(HP15000)だけで現れるが、倒すといきなり2体に分裂。
この2体を倒すと、今度は4体に分裂して襲ってくる。
つまり、一回の戦闘で『計7匹(合計HP105000)』ものモルボルワーストと戦うことになるのだ。
お家芸の臭い息はもちろんのこと、魔界の汽笛や毒状態にする触手、
更にはカウンターでは恐怖のブラスターも使う。
また下位種のモルボルグレートと同じく、炎属性以外の属性攻撃を全て吸収してしまう。
幸い即死耐性が無いので、デジョンを使ってまとめて始末するのがベター。
- デスの場合、まだ分裂できる余地(スペース)がある際は、即死効果が発動しても普通に分裂する。
- デジョンなら分裂させずに倒してしまえる上、分裂後であってもまとめて消し去ってしまえたりもするので、デジョンを使うのがベスト。
デジョンでまとめて消し去った場合は分裂などのファイナルアタックが発動しない。
正攻法で計7体分相手取って倒した場合、合計経験値量は20000で4匹分獲得となる(最初の1体目と分裂後の2・3体目分は厳密に倒した扱いにならない模様)。
魂の祠の第8グループの4戦目ではキングベヒーモスの代わりに出現する場合がある。
状態異常はカッパ・暗闇・混乱・石化・沈黙・バーサク・ストップ・透明に耐性あり。
通常枠でポーション、レア枠でハイポーションを盗め、ポーションを稀に落とす。
内訳が意外な程貧弱。獲得物の貧弱ぶりもワーストという皮肉だろうか…。
所持ギルも0だが、経験値は追加モンスターの例にもれず1匹につき5000くれるのでまんざらでもない。
FF10
キーリカ島のモンスターを各1体ずつ捕獲すると訓練場で戦えるようになる地域制覇モンスター。
モルボルグレート(オメガ遺跡版)のように、必ず先制攻撃から「とてもくさい息」を仕掛けてくる。
しかもこの「とてもくさい息」はさまざまな状態異常効果付きであり、
ただでさえ鬱陶しい「くさい息」が余計に鬱陶しくなっている。
使用する攻撃
・いただきます
・すごい消化液?
・みだれ消化液?
・とてもくさい息
- 石化効果があるのは「みだれ消化液」。石化破壊率が100%の為、ヒットすると即消滅する。
くわえて防御を無視するので7000くらいのダメージを受ける
完全混乱防御とオートST回復薬があれば、すぐに回復することができる。
使用した万能薬は1回で4個盗めるので、盗んで補填できる。
- 先制以外にも、なにかしらの行動を7回受けると「とてもくさい息」を使用するようになるらしく、すばやく回復しつつ攻撃を仕掛けていれば、敵の攻撃は「とてもくさい息」のみに限定できる。
ただ、その際は万能薬の消費が非常に激しくなるので注意。
同じく序盤の地域制覇モンスターであるストラトエイビスが弱いため、そのままの勢いでナメて挑んで「とてもくさい息」の前に為す術もなく全滅したプレイヤーは数知れない。
控えに複数回攻撃で倒せる味方がいれば、さきがけでメンバー交代して攻撃できれば無傷で倒せる。
倒すと魔力の秘薬を2個(オーバーキルで4個)落とす。
- 倒したアイテムも微妙ということもあって好き好んで挑戦するプレイヤーはあまりいないと思われる。
ただし、転売用の防具にセットすることで売却価値を上げることができる。
最終的にはこいつで稼ぐ人もいる。
ODT勝利のワッカとティーダがさきがけアタックリールとエース・オブ・ザ・ブリッツで瞬殺、ゲージはウィーザルシャ(レアアイテムのみぶんどるで倒す)やネムリダケで補給。
時間効率は非常に高いが、要求される育成度も非常に高く自作武器(ダメ限、トリドラ、さきがけが必要)まで必要になる。
モルボルらしく炎属性が弱点。訓練場で弱点属性を持つ数少ないモンスターの内の一体である。
WOFF
コリガン属のLサイズミラージュ。
風吹く湿地帯の隠しゲコにいるプリンプリンセスの相方。
火属性が弱点だが、ノセノセ状態の時はプリンプリンセスの耐性で相殺されているので注意。
モルボルからモルボルワーストのヘンシンカの条件はレベルアップのみであるため、記憶は必要ない。
そして、一度ヘンシンカさせてしまえばコリガンからも記憶無しでヘンシンカさせられるようになる。
よって風吹く湿地帯でのバトルに挑む必要は全くない。
PFFNE
AREA22-6の3戦目に1体登場する。
パズル&ドラゴンズ
クリスタル・ディフェンダーズコラボイベントの第5弾から登場している。
コラボダンジョンに敵として登場しており、ドロップすれば入手できる。
闇/水属性の攻撃/悪魔タイプモンスター。(悪魔タイプはアップデートで追加。)
スキルは「モルボル菌」で、木ドロップを毒ドロップに変化させて、1ターン敵の防御力を半減させる効果。(防御力半減はアップデートで追加。)
リーダースキルは無し。
- 毒ドロップとは消すと自分にダメージというドロップで、基本的にはマイナスでしかない。
しかし、自分のHPが一定の割合減っている場合にのみ発動するリーダースキルがあるため、それを使っている場合は使い所はある…かもしれない。
問題はドロップモンスター故に、能力はイマイチなことか。