ロボットや作業機械をモチーフにしたモンスター。
ファンタジー作品にはアンバランスな存在であるが、
そのアンバランスさゆえに異世界や異文明の超兵器としてしばしば登場し、強力かつ異質な存在感を放つ。
ファイナルファンタジーにおいても、
ファンタジー色の強い初期作品では「古代ルフェイン人」や「月の民」といった古代文明・超文明の産物で、
FF6あたりからのSF色の強い作品では現代文明の兵器として、
ほとんどの作品で登場している。
モンスター系統としての特徴は「雷属性に弱い」や「毒を無効化する」など。
→設定/【機械】、アビリティ/【きかい】、モンスター/【機械】、地名・地形/【機械】
FF1
古代ルフェイン人の産物として登場。
ガーディアンやソルジャーのほか、レアモンスターとしてデスマシーンがいる。
FF2
機械が現代文明の物であるため、モンスターとしてはほとんど登場しない。
それっぽいのは「テツキョジン」くらいだろうか。
FF3
機械が敵サイドの戦力というわけでもないため、本作でもモンスターとしてはほとんど登場しない。
それっぽいのはやはりDSリメイクで追加された「鉄巨人」だろう。
…逆にいうと、オリジナルのFC版では一切登場してないという事でもある。
FF4
月の民が発明した侵略兵器「バブイルの巨人」内部で警備メカが多数登場する。
本作の機械系モンスターはルゲイエ博士の息子やフェイズなど、いろんな意味で強烈。雷を弱点としないものも多い。
- システム上の種族としては、どう見ても精霊or幽体っぽいマリードが機械(兼巨人)な一方で、名前からして機械なはずの機械竜や制御システム・どう見てもロボットな魔人兵は非機械種族と基準がまるでわからない。
こいつら以外はだいたい見た目・名前通りなのだが……。
種族として明確に設定されたのは本作が初。
上記の武器は雷属性に加えて機械特効を持ち、相手によっては二重に弱点を突けるので非常に強い。
- 他シリーズのイメージに騙されがちだが、実はDS版を除くFF4の機械種族モンスターの中に雷弱点のものは一匹もいない。
上記の武器は機械種族特効なので確かに強いが、反面種族特効なしの雷属性攻撃(例:電撃鞭・雷魔法全般)は通常通りのダメージしか与えられないので注意が必要。
ただし、機械族モンスターの中には雷属性の魔法で混乱するものもいるので、他属性の魔法よりは有効なこともある。- 過負荷によるショートという概念がなかったか、FF4の機械系種族は過ぎた電力によって機能を阻害しない防御機構を有しているのだろう。
FF4(DS版)
DS版では機械竜や魔人兵、制御システム,迎撃システム,防衛システムもこの種族属性を持つようになった。
然し一方でプロトバブイルには何故かこの種族属性が付いていない。
- アイズ、バブイルの巨人に出現する通常モンスター全般(機械兵、機械竜、機械砲、サーチャー、鉄騎兵、巨人兵)、魔人兵、バルナバ、合体メカ、ルゲイエ(変身後)、制御システムが雷属性弱点化。
因みに、マリードは何故か種族が霊体系に修正されていない。
このせいかマリードも同様に雷弱点になっている。
FF5
古代ロンカ文明を滅ぼした存在である、隠しボス「オメガ」が初登場。
そのほかにはマシンヘッドやレベルトリッカー、ボスとしてソル カノンなど。
FF6
世界観的に機械文明が浸透しており、かなり早い段階から多数の機械系モンスターが登場する。
人間が搭乗して戦う「魔導アーマー」などはFF6が持つ機械へのスタンスを体現した最たるものだろう。
ボスキャラクターとしては作業用のクレーン、戦闘用飛行船、果ては列車のアンデッドなんて
妙なモンスターまで登場している。
雷の他、水属性にも弱い奴が多い。
戦闘用メカの癖に防水対策が施されてないんだろうか。
FF7
より現代的な世界観となったためかゲーム開始直後から機械系の敵がバンバン登場し、最初のボスであるガードスコーピオンも機械系となっている。
機械系のザコ敵は、倒すと画面いっぱいに大量の部品をばら撒きながら消えていく専用の死亡モーションがある。
FF8
ガルバディア軍、エスタ軍の兵器として登場。
X-ATM092やBGH251F2など、複数回登場したり、ムービーに出演していたり、ストーリーに関わってきたり、となかなか優遇されている。
が、型式番号で表記されているせいで非常に覚えづらい。
また、本作にはサイボーグも登場した。
でも目からレーザーを出したり腕からミサイルを出したり胸(目?)からガトリングを出したりする人のせいで影が薄い。
雷属性だけでなく水属性にも弱い、毒属性の攻撃が無効であるといった特徴もある。
例外としてSAM08Gは生体兵器という設定であるため、機械系でありながら毒属性に弱い。
FF10
序盤からイベントでアルベドの機械と度々戦闘する他、サヌビア砂漠からは野良(?)の機械が出現する。
野良機械は大まかに分けて二脚歩行の小型と四脚歩行の大型の二種類がいるが、パーツを抜き取られるだけで機能停止するレベルの脆さであり、かつアルベド回復薬など有用なアイテムが手に入る。
しかし中~終盤にかけて出現する、エボンが教えに背いて運用している機械たちは上記の機械とは作りが違うのか、パーツを抜き取られて壊れることはない。
- アルベド族が使う機械は弱点が「雷」で爆炎をまきちらして倒れるが、寺院のものたちの弱点は「炎&水」で、爆発もしない。
もしかしたら「ゴーレム」の要素が含まれているのかもしれない。
FF11
ドール、スフィアロイドなど、アルカナ類に分類される一部のモンスターが機械系といえる。
後にアルカナ(魔法生物)ではなく、より機械に近いアルカイック類と呼ばれるモンスター群が追加された。
FF12
「兵器」というモンスターの種族の一つ。
兵器の敵はわずか6種しかいない。さらに6種すべてが期間限定だったりボスとして登場する敵である。
全属性耐性、被ダメージカットを持つものが多く、耐久力が高い。
また聴覚感知がない代わりに視覚感知が非常に広い。
ヤズマットを討つために造られたミミック族は、オメガmk.XIIを除いてすべて昆虫族。
FF13
コクーン側の「軍用兵器」とパルス側の「下界の兵器」の2系統が存在する。
コクーン側の「軍用兵器」は流線型のデザインが多く、パルス側の「下界の兵器」は角張った古代的なデザインがほとんど。
FF13-2
設定の変更により「下界の兵器」が「古代兵器」に改められた。
コクーン側の「軍用兵器」はそのままだが、野生化したような節がある。
LRFF13
野生化した試作騎ユイジンシャンの成れの果てユイジンシャンや、ユスナーンの太守親衛隊のプリン衛生兵などが登場。
- プリン衛生兵………こいつ皆勤賞だなw
FF14
ガレマール帝国軍が作り出したものと、古代アラグ帝国時代に作られたものがあり、多数登場する。
基本的には自動で動いているが、乗り込んで手動で操作する魔導アーマーも存在する。
FF15
ルシス王国と敵対するニフルハイム帝国が開発している魔導アーマーや魔導兵が機械に該当する。
帝国はこれらによる物量戦を得意とする。
ただ、厳密にいえば魔導兵のほうはアーデン曰く「帝国の研究所内で生まれた子供たちを犠牲にして作られた」そうなので、完全な機械ってわけではなさそうだ。
FFT
労働八号を始めとする労働シリーズが登場。戦士斡旋所では歴とした(?)モンスター扱い。
機械のためか、彼らは信仰心というものを理解できないようだ。
詳しくは鉄巨人を参照。
聖剣伝説
ガーディアンが登場。
多くの武器が効かないが、例によって雷弱点なので、サンダースピアで対処しよう。
FF零式
オリエンスに存在する四国の一つ、ミリテス皇国のクリスタルの力がずばり「機械」なので出番が多い。
主な機械兵器として魔導アーマーが登場する他、無人機械兵器もいくつか出てくる。
従来の魔導アーマーと比べると、世界観に合わせてかやや無骨で、より兵器的なデザインをしている。
性能面での特徴は、毒が無効でサンダー系が有効なのは相変わらず。
FFBE
モンスターの種族の1つとして機械系が存在し、
マシーンキラーでダメージがアップする。
WOFF
機械系のミラージュは魔震と呼ばれ、ジェム化にアルトボックスが必要などの特徴がある。
PFF
硬くて雷属性に弱いで共通しているモンスター系。
物理攻撃が通用しづらいことも多いため、弱点を突くのが基本。
また「アダマンタイト」などの強化素材クエストでよく登場するため、盗むPTは雷属性が使えるまたは武器を装備できるメモリアが推奨される。
チョコボの不思議なダンジョン
タイプが「マシン」に分類されているものとしてはレベルトリッカー、レベルチェッカー、オメガがいる。
機械人形であるはずのオニオン、メタルヒットマンは何故かマシンに分類されておらず、今作では小人の生物モンスター扱いなのかも知れない。
チョコボの不思議なダンジョン2
機械系としてインプロボ系、インプロボボス系、ローラー系、オニオン系、コメガ、オメガがいる。
オメガ以外はエキスが入手できない。
サビカードに弱く(雷弱点なら)、割合ダメージが当たる。
- 雷という解りやすい弱点は有るが、総じて防御力が高めで状態異常にも強く、ドレインも効かない面倒な相手である。