目次
概要
- MHXで初登場となった鉄製の操虫棍。
シンプルながら必要十分の性能を備えている。
- 操虫棍なので銃口からは印弾しか出ないが、軽やかに銃を構えて発砲するモーションは
なかなか様になっており、非常にカッコイイ。
ただし猟虫を放った方が遥かに威力が高いのは言うまでもない。
性能
MHX
- 初期操虫棍3種の中では攻撃力は中間の70で斬れ味黄色が一番長い。
安定性は高いので、「とりあえず」担ぐにはオススメの一振り。
- 本作では基本的にどの武器でも最初の姿のまま最終強化を迎えることができるが、
当武器もレベル8まで強化することができる。
気の長い強化の果てたどり着くのは「銃剣【飛天】」。
攻撃力は230とそれなりにあるが、会心率は0%。
斬れ味は緑止まり、匠でも青延長のみ、スロットなしと全体にイマイチな性能。
鈍器込の緑ゲージ運用なら…と思いきや、
それなら上記の派生先である銃剣【青大将】とサンドヘルアンカーが立ちふさがる。
どちらもこの武器と同じ攻撃力、斬れ味に、
【青大将】は本作では希少なスロ3、サンドヘルアンカーは鈍器武器にしては珍しい水属性を持つ。
青大将とは形状も名前も似ている。
強化難易度にしても【飛天】は強豪であるゲネル・セルタスのレア素材である重甲エキスや
集会所★7の大連続狩猟でしか入手できない勇気の証Gを2枚も要求するのに対し、
【青大将】は鳥竜種の汎用レア素材である鳥竜玉と獰猛化狩猟の証IIが1枚、
サンドヘルアンカーに至っては千刃竜の尖翼爪と獰猛な体液があればOKなのでとても敵わない。
他のアイアン系の武器は鈍器武器としてそこそこ需要があるが、
こちらは他の武器への踏み台と言う位置で落ち着いている。
尤も、この立ち位置こそが初期武器のあるべき姿なのだが…
MHXX
- 限界突破によりLV11まで強化できるようになった。
LV9から素の斬れ味ゲージに青が出始め、
最終的にはそこそこの長さになるため鈍器向きではなくなってしまう。
- LV11の究極強化「鋼銃剣【飛天改】」の性能は、
- 攻撃力350
- 斬れ味は素で青60、匠+2で白40
- 無属性
- スロット2
攻撃力は高いが斬れ味に紫が出ず、プラスの会心率もないため、
白ゲージ時の期待値は攻撃力330の紫ゲージよりも僅かに高い程度である。
護符爪を含めるとその差はたったの2。もはや誤差である。
攻撃力330に素で紫ゲージ、そしてスロット3と防御力+60を持つ「真名メトイエル」に対抗するのはやや厳しいか。
まあ初期武器ゆえにラスボス武器の前では致し方ないだろう。
だがボロ負けという訳でもないので、
スタイリッシュな見た目が好きな人や、金ピカの板を担ぎたくない人は使ってみてもいいだろう。
MHRise
- 新大陸を舞台としたMHW(:I)を経て2作品ぶりに復活した。
が、初期の操虫棍のツリーを見ても影も形も無い。実は鉱石武器として最初登場したのは新大陸から
引き続いてのアイアンブレードであるのだが、これを2回強化し、3回目の強化を施すと
急に見た目が懐かしい銃剣スタイルに変貌するのだ。
これ以降、鉱石武器は銃剣タイプのまま進んでいき、アイアンブレードは影も形も無くなってしまう。
アイアンブレードは泣いて良い。
- 性能的にはアイアンブレードの時と同じく、カムラノ武器と骨武器の
中間の攻撃力と斬れ味を持つのが特徴。
鉱石武器ツリーの基本形なためここから様々な武器に派生していくが、様々な鉱石とモンスターの濃汁を使うことで
アイアンバヨネット系列のまま最終強化銃剣【飛天】に強化することが可能。
その性能は、- 上位最終形態としてはまずまず高い攻撃力210無属性
- 斬れ味は青40、匠Lv3から白出現
- スキルスロットは残念ながらLv1が1つのみ
- 猟虫レベル5
- 百竜スキルは攻撃力強化III、防御力強化III、鉄蟲糸技強化
他の武器も匠で同じくらいしか白が出ない場合が多いので割と良い方。
とはいえ斬れ味維持スキルによるサポートは必要か。- 百竜スキルの鉄蟲糸技強化が珍しいかつ強い。
降竜をダメージソースとしているならついてて損はない。 - 一番惜しい点はスロットが1つ、しかも小さい事だろうか。
カムラの忍刃棍は最終強化でLv2が1つ、Lv1が1つ付いていて拡張性は高い。
- ライバルはカムラの忍刃棍やソリッドハイグレイブ……と言いたいところなのだが、
MHRiseでは闇鎌棍【夜凪】が他を突き放す圧倒的な会心率40%を武器に
環境を席巻しており、属性で差別化できそうな属性武器ならまだしも、
無属性武器では単純な火力の出しやすさでは一歩劣る場合がある。
決して使えないわけではないのだが、どうにも陰に隠れがちである。
MHR:S
- 当然MR版であるサンブレイクにも続投。MRでは初めて現れる銃剣【斬釘撃鉄】(ざんていげきてつ)
という銘で強化されていく。相変わらず様々な鉱石に、一部モンスターの特濃を用いて強化を重ねる。
そしてストーリークリア後の戦う傀異クエストで傀異化素材を手に入れることで、
最終強化鋼銃剣【斬釘截鉄】(ざんていせってつ)へと至る。
その性能は、- MR最終形態としててはずまず高い攻撃力340無属性
- 斬れ味は白40、匠で出てくる斬れ味が全て紫
- スキルスロットはちょっと成長してLv2が1つ
- 百竜スロットは何とも難しいLv1
- 猟虫レベルは13
そのため、鉱石武器であるこの武器も割と良い性能になった。
特に過去作に比べると匠前提とは言え紫が出てくるのは大きな躍進だろう。- 標準よりはやや高い攻撃力に、匠で出てくる斬れ味が紫なので、匠で伸ばすと結構な火力を叩き出せる。
その上、Lv4スロットなどに比べると地味ではあるがLv2スロットは火力スキルも多いため、
そこをはめ込める大きさなのは中々嬉しい。 - 一番の難点が百竜スロットLv1。特定の種類のモンスターへのダメージが上がる各種特効竜珠がLv2のため、
これを着けられないLv1百竜スロットは敬遠されがち。
傀異錬成で真っ先に広げるか、広げず傀異スロットを攻撃力などに振るかはハンター次第である。
- ライバルは上位同様カムラノ武器と骨武器であるが、
骨武器の高密度硬棍デュール改は鋼銃剣より更に高い攻撃力を持つが斬れ味が白までで、
あまり火力を出しやすい感じではない。
一方カムラノ武器のカムラノ傑刃棍は鋼銃剣より攻撃力こそ低いものの
斬れ味は素で紫が出現しており、またスロットがさらに成長してLv4+Lv2のスキルを盛りやすい構成になっており、
総合性能では傑刃棍が頭一つ出ているような感じである。
鋼銃剣は紫斬れ味をしっかり出すことで傑刃棍の火力は越せるので、紫運用をしっかりやれるかが大事。- ちなみにRiseで猛威を振るっていた闇鎌棍は、MRで会心率据え置きで攻撃力の強化をガクッと落とされてしまった。
正直もう競走相手にすらならないほど火力が低い……
- ちなみにRiseで猛威を振るっていた闇鎌棍は、MRで会心率据え置きで攻撃力の強化をガクッと落とされてしまった。
- 後のアップデートで傀異スロットを拡張することで攻撃力、属性値、斬れ味が強化される仕様が追加された。
この斬れ味の強化とは匠で伸ばした状態を含めての最大斬れ味が伸びるため、
鋼銃剣は紫が伸びて素の斬れ味に顔を出してくる。
最大で20程度とはいえ、これだけ出てくれば研磨術【鋭】+剛刃研磨の構成なら匠を完全に切っても大丈夫なほどになる。
その分火力などにスキルが回せるため仕様の恩恵を大きく受ける事になった。
もちろん、攻撃力の強化も純粋にありがたい。無属性武器なので属性武器より大きく上がる。
- 中々の攻撃力と工夫次第だが紫斬れ味を両立できる武器。
傀異スロット拡張による恩恵や百竜スロット拡張の効果など傀異錬成は他の武器以上に重要。
もしこの武器を使いたいのであればコツコツ傀異スロット拡張だけでも進めていくのをお勧めする。
余談
- 「斬釘截鉄(ざんていせってつ)」とは元々仏教の言葉で、「釘を斬り、鉄を截つ(断つ)」という言葉である。
硬い鉄をスパッと断ち切るように煩悩や迷いを断ち切る事、それが転じて
きっぱりと毅然とした態度で決断するという意味になった。
強化前の「斬釘撃鉄(ざんていげきてつ)」はこの言葉を、銃剣の撃鉄にもじったものであると思われる。
関連項目
武器/鉱石武器
武器/ボーンロッド - 操虫棍登場初期から活躍する初期武器の先輩。鉱石武器と対を成す骨武器。
武器/ベルダーロッド - MHXでの初期武器仲間。ベルダー武器。
武器/62式突撃銃槍 - 銃剣型武器仲間。名前の通りガンランス。
武器/断罪の銃棍J - MH4Gで先に登場していた銃剣型操虫棍の先駆者。
武器/青の銃剣 - アイアンバヨネットから派生する銃剣型操虫棍その1と2(派生の紅の銃斧含む)。
武器/アノカソードダクト - アイアンバヨネットから派生する銃剣型操虫棍その3。鉱石操虫棍の亜流。
武器/アイアンブレード - MHWでの鉱石武器の初期武器ポジション。
武器/カムラノ鉄刃棍 - MHRiseでの初期武器仲間。カムラノ武器、