MHP2Gにて登場した水属性のランス。サダルスードの最終強化である。
目次
概要
- 水中遺跡から発見された、武器の製造に関する文献をもとに作成されたランス、サダルスード。
パラディンランスを応用したその翠色の切っ先は長く鋭く、盾は大きく頑丈で分厚い。
いかにも正統派なランスらしい見た目をしている。
- アクエリアスはそのサダルスードを更に改良した完成品である。
止めどなく流れ続ける水に、人々はこの槍を「天より水の恵みを授かった槍」と呼んでいる。
そうしてあふれ出た水はやがて大河を作り出すという。
性能
- 原型であるサダルスードは、P2GのG級武器としてはかなり早い時期にその名を知られており、
全国のランサーたちがその最終強化の性能に胸を躍らせた。
そして、アクエリアスは攻撃力621に水属性270、
匠で紫ゲージ30に空きスロット1つという性能で、
物理寄りの水属性ランスとしてランサーたちの期待に応えたのである。
- ライバルとなるのは、スロット3、水属性450が持ち味のエメラルドスピアGであろう。
とはいえ、あちらはウカムルバス討伐後にやっと生産可能になるので、それまではアクエリアスの出番。
生産した後も、物理のアクエリアス、属性のエメラルドスピアGと差別化は可能。
- 原型であるサダルスード・サダルメリク共に鉱石素材に加えて、
スードはダイミョウザザミ、メリクはショウグンギザミにバサルモスと、
所謂硬いモンスターの重殻を大量に要求される。
アクエリアスに至ってはシェンガオレンとグラビモス亜種の重殻が入り込んでくる。
この要求素材を見る限りだと、防御力アップの効果も付いていいんじゃないかと思えてくる。
- 後述するように、原型であるサダルスード~サダルメリクとアクエリアスでは見た目が異なるのだが、
サダルスードGやサダルメリクGにあたるG武器は残念ながら存在しない。
G武器は下位および上位相当止まりの武器を見た目そのままにG級に対応させたものなので、
元々G級武器としてスタートしている本系列に用意されていないのも仕方のないことではあるが、
一部のG級武器にはG武器が存在しているので、その点はやや不遇であるといえる。
尤も、サダルメリクの時点でアクエリアスの半歩手前という性能なので、
あえてサダルメリクのまま担いでも戦えないことはないだろう。
- ランサーからは美しい見た目と手堅い性能で評価されていた本武器だが、
MHP2Gのみの登場となってしまっており、以降の作品には実装されていない。
余談
- この武器の機構は海底の古代遺跡に眠っている文献が元になっているらしいが、
同じ文献に太刀についての記載もあった。
それをもとに作られたのが、かのアクアガーディアン、その強化体であるアトランティカである。
- サダルスード・サダルメリクは銀色をベースに槍先だけが美しい緑色をしている。
しかしドラグライト鉱石は要求されない。
いったいあの緑色はどこから析出しているのだろうか。
アクエリアスは紫黒色の皮のようなもので覆われている。
しかし意外なことに、質感からして絶対使っていそうなゲリョス亜種の素材は一切要求されない。
- アクエリアスとはみずがめ座(Aquarius)のことで、黄道十二宮の「宝瓶宮」に相当する。
どこぞの清涼スポーツ飲料も全く同じ名前だが、元ネタが一緒なだけでそれ以外は関係ない。- 後に、この宝瓶宮の方が名前の由来となったハンマーも登場している。
究極強化後の銘も、後述のサダルメリクと同じ由来の「サダイメリキ」を冠する。
- 後に、この宝瓶宮の方が名前の由来となったハンマーも登場している。
- サダルスード、サダルメリクはともにみずがめ座を構成する星の名前であり、
それぞれアラビア語で「最上の幸運」「王の幸運」を意味する。
なお、サダルスードがみずがめ座β星、サダルメリクがみずがめ座α星のことであり、
みずがめ座の中でも明るい2つの星となっている。- ちなみに、星座を構成する恒星の中で最も明るいものがα星とされることが一般的である。
しかし例外も多く、サダルスードとサダルメリクもそのうちの一組。
見かけの明るさは、実はβ星であるサダルスードの方が、
α星であるサダルメリクよりも若干明るいのである。
尤も、明るいと言ってもどちらも3等星であり、際立って明るいワケでもないため、
肉眼でわかるような明るさの違いはないと言ってよい。
- ちなみに、星座を構成する恒星の中で最も明るいものがα星とされることが一般的である。
関連項目
武器/アトランティカ - 同じく古代遺跡に残された文献を元に作成された武器
フィールド/海底遺跡 - 海底に沈んだ古代遺跡が舞台のフィールド