大海賊時代を生きる船長の技。
仲間を守るために、誰も失わない
ために手に入れた新たな力。
MH4に登場する双剣。
尾田栄一郎氏の漫画「ONE PIECE」とのコラボ武器で、同作の主人公であるゴム人間の海賊、
モンキー・D・ルフィの使う技をモチーフとしている。
イベントクエスト「OP・最強の宴」をクリアすると手に入る「億越えの手配書」を用いることで作成できる。
目次
概要
- 「OP・最強の宴」をクリアし意気揚々と加工屋に訪れたハンター。
どんな武器が作れるのかとプレビューを見ると、そこには麦わら帽子しか映っていない。
装備すると帽子を背に掛けるのだが、武器らしいものが全く見えない。
しかし狩猟地に赴き、抜刀する時に真の姿を現すのだった…
- 結論から言うとハンターの拳がデカくなる。
ついにやってしまったジャイアントツインゲンコツ。もはや双剣ではなく双拳だろう。
ついに我らの団ハンターはゴムゴムの実の能力者に目覚めたようだ。
たとえ腕を覆うフルアーマーの装備であっても生々しい肌色の馬鹿デカい拳がむき出しになり、
その姿は違和感の塊でしかない。
ルフィの技を丸ごとモンハンの武器に落とし込んだ、まさにネタ全開の武器であろう。
- 2024年4月9日以降は、ニンテンドーオンラインサービス終了に伴いイベントクエストの受信が出来なくなったため、
本装備を入手するためには受信済みハンターとのローカル通信を行うしかない。
性能
MH4
- 物理方面は典型的な高火力低会心の武器であり、
会心率さえどうにかすれば運用するには問題がないのだが、
問題は更に上をゆく武器が存在したこと。
言わずもがな、先のアレの一端である森羅万象を裂くグルカである。
あちらはギガントピストルと同じ攻撃力に加え、- ピストルより15%高い会心率-15%
- ピストルより30長い長大青ゲージ
- ピストルにはない防御+40
- ピストルより2つ多いスロット3
勝てるわけねェだろうが!!!!
- 生産難易度でも、あの最強コンビの素材+クエスト報酬が必要。
しかも片方は闘魂が要求され、
クエスト報酬の「億越えの手配書」もあろうことか4枚も必要なので始末に負えない*1。
1億×4枚で当時のルフィの懸賞金4億ということなのだろうか。
相対的に言えば典型的な趣味武器である。
実践投入する際にはグルカを作れば十分だが、単体で見れば無属性武器としてはまぁ悪くない性能。
原作に思い入れのある方は作成にチャレンジしてみてはいかがだろうか。
- 覚醒で火属性を得るが、120なので発動させたところでほぼ無属性武器。
わざわざ手間をかける必要はないだろう。- 火属性の元ネタは、ルフィが魚人島で初使用した技「ゴムゴムの火拳銃」からと思われる。
- そしてやはりというか、防具の組み合わせが難儀である。
ルフィの服装は基本的にベストと半ズボンであるが、MH4にそんなものは存在しない。
一番近いのがインナーであるが、三眼ベースで匠の発動は難しい。
海賊なのでキャプテンシリーズでそろえるのも手だが、やはり匠の発動が難しい。
…と、ある程度は見た目かスキルの妥協が求められる状況になっている。
- MH4のイベント武器のほぼ全てに言えるが、残念ながらMH4GでのG級強化先は登場しなかった。
あくまでネタ武器と割り切ってしまおう。
余談
- 武器の色の関係上、自分のプレイヤーキャラクターが褐色肌や黒色肌だと
抜刀時手だけ色が違うという事態になる。
- ゴム人間のゲンコツということで、伸縮するギミックとか、
打撃属性でも持っていそうなものだがそんなことはなく(その代わりに膨らむギミックが付いている)、
切断属性を持つ普通の双剣である。
尻尾の切断ももちろん可能だが、拳を振り回して尻尾を切り落とす姿はやはり違和感満載。- 元がゴムだということを考えると、斬れ味が良くないのも納得できる…と思ったが、
斬れ味が鋭いゴム武器の偉大な先輩がいるため、
ゲンコツであることが一番の原因なのかもしれない。
ぶん殴ろうと切り刻もうと気絶させることは絶対にできない。
どうしてもやるなら、抜刀減気を付けて武器出し斬り払いを繰り返すくらいしか方法はない。 - 元がゴムだということを考えると、斬れ味が良くないのも納得できる…と思ったが、
- 派生作品であるMHXRでは、「鋼の錬金術師」とのコラボで登場した
ハンドガードとメリケンサックを装備した巨拳である「豪腕の錬成拳」という武器が存在する。
左右対称のいかにも双拳…もとい双剣といったデザインだが、
原作でのイメージを意識してか双剣ではなく片手剣となっている。
更に覇玉武器なのでシールドメテオを放つ事も可能。拳で岩盤を砕く姿はインパクト抜群である。
コラボ要素
- 原作「ONE PIECE」におけるギガントピストルは、正確には『ゴムゴムの巨人の銃』。
ゴムゴムの実を食べたゴム人間のルフィの原点の技、『ゴムゴムの銃』の強化版であり、
骨に空気を送り込んで身体を強化した、『ギア3』状態で放つ必殺技である。
ちなみに、ギア3を使い終わると、体がねずみ並みにしぼむ。(新世界編ではこの欠点を克服している)- 双剣もとい双拳なのにピストルとはこれいかにと思われるかもしれないが、
この技の名前は、幼少期のルフィの「おれのパンチはピストル並に強い」というセリフから取られている。
原作でのルフィのゴムゴムの銃は腕を伸ばして打撃をぶちかますものなので、
遠距離武器にもなるという点では間違ってはいないだろう。- なお、あくまで上述のセリフは幼少期のものではあるが、
第一話のラストの時点でルフィの鉄拳はぶっちゃけ普通のピストルよりはるかに高威力であり、
モロに喰らった相手は大概は体ごとぶっ飛ばされる。
たった一撃でKOされた敵も少なくはなく、
殴りつけた敵の頭部を変形させてしまった事もある。
巨人の銃に至っては石造りの壁や鋼鉄製の分厚い扉を一撃でぶち抜く。
- なお、あくまで上述のセリフは幼少期のものではあるが、
- 双剣もとい双拳なのにピストルとはこれいかにと思われるかもしれないが、
- ルフィは弾力性と絶縁性が非常に高いゴムの体故に打撃や電撃がほとんど効かない*2が、
この武器を装備しても防御力や雷耐性が増えたりはしない。
武器の性能の残念さの多少の払拭と原作再現にも繋がるだけに惜しいとも言えなくもない。
逆にこれを装備したからと言ってルフィにとっての弱点である斬撃に弱くなるということはなく、
味方の切断武器でダメージを食らうなんてことも勿論無い。- だからと言ってこれを装備した味方に斬りかかったりするのは御法度である。
- ハンターの背に飾っている麦わら帽子はルフィのトレードマークであり、
かつては彼の憧れかつ命の恩人である赤髪のシャンクスが保有していた。
第一話でルフィは海賊王になる決意を固め、シャンクスに「いつか立派な海賊になって返しに来い」と約束を交わし、
この麦わら帽子を預かることになった。
ルフィにとってどんな財宝より大切なものとして常に身に受けているが、
これに傷をつける行為は彼の逆鱗に触れると同義である。
まあハンターの麦わらは複製品だろうが- この麦わら帽子のルーツを辿ると、物語最序盤に登場する伝説の海賊王、ゴール・D・ロジャーに行き着く。
シャンクスは彼の弟子であったが、ロジャーの死によって大海賊時代が幕を開けることになる。
- この麦わら帽子のルーツを辿ると、物語最序盤に登場する伝説の海賊王、ゴール・D・ロジャーに行き着く。
- ちなみに、モンハンではかつて『フルフルの実』という名前のトレジャーアイテムが存在した。
説明文も「食べるとフルフルのようになると言われている(要約)」と書かれているなど、
明らかに「ONE PIECE」に登場する悪魔の実を意識したアイテムであり、パロディネタと思われる。- 食べるとフルフルのようになると言うことは、体が伸びたり電気が効かなくなったりするのかもしれない。
何となく、悪魔の実の中でもルフィが食べたゴムゴムの実を特に強く意識したものである気がする。
フルフルの能力を考えると単純にルフィ+エネルになる気もするが… - 残念ながらギガントピストルとフルフルの実は同じ作品には登場しないため、
「ギガントピストルを装備した上でフルフルの実を採取するハンター」のようなネタプレイはできない。
- 食べるとフルフルのようになると言うことは、体が伸びたり電気が効かなくなったりするのかもしれない。
- 「ONE PIECE」には悪魔の実の覚醒という概念が存在する。
モンハンに於ける覚醒とは違い、「周囲に実の能力を与える」「異常なタフネスと再生力を得る」といったものであるが、
覚醒に至れば秘められた力を開放するという点では共通している。- 主人公ルフィのゴムゴムの実もいずれは覚醒するのではないか…と当初から予想されていたが、
実際に覚醒したところ、なんと燃え盛る火の象徴とも言うべき太陽の神の力を手にした。
その割にはやたら属性値が低いけど
この武器の存在を記憶していた読者兼ハンターはまさかの数年越しの伏線回収に驚嘆したのではないか。 - 尤も、この武器が実装された当時は悪魔の実の覚醒についても殆ど触れられていなかったため、
スタッフがネタを仕込んだとは考え難い。あくまで偶然の一致と考えるべきだろう。
- 主人公ルフィのゴムゴムの実もいずれは覚醒するのではないか…と当初から予想されていたが、
関連項目
クエスト/OP・最強の宴
クエスト/週刊少年ジャンプシリーズ
武器/海賊狩りの魂 - 同イベントクエスト報酬で作成可能な武器
武器/テッケン - ジャイアントゲンコツ仲間
武器/大砲モロコシ - 麦わら帽子仲間
武器/範馬刃牙流格闘術 - 双拳第二号
武器/海賊Jエッジ - 以前の作品から登場していた、ジャンプコラボ双剣の先輩