MH4Gで登場した、極限状態を含む狂竜化したモンスターに効力を発揮する特殊なアイテム。
砥石と同じ要領で使用するが、砥石と違いスキルに関係無く研ぎ回数は1回で、
ガンナーでも同じモーションで使用する。「ボウガンや弓を研ぐ様子」はなかなか新鮮である。
目次
概要
- 狂竜ウイルスを鎮静化する効果を持った特殊な石。
ドンドルマに新設された狂竜ウイルス研究所で手に入れることが出来る。- MH4G開始時点ではまだ開発が始まっていないアイテムであり、特定のクエストクリアで研究が進んでいく。
- 武具の素材として使うものではなく、
クエスト中に使用することで一定時間の間、武器にウイルスの鎮静効果を与えるもの。- アイテムポーチの枠を消費しない程小さく、また消耗品ではないので何度も使用可能。
ランポスの鱗や石ころ、果ては虫の死骸よりも小さいアイテムって一体…
但し効果終了後に一定時間のチャージが必要なので、連続では使用できない。
また、効果発動中に力尽きると効果が切れてしまう。当然チャージは必要なので要注意。- 再使用可能になる時に、甲高い効果音が聞こえる為、それを頼りに再使用するのもありだろう。
- 後述の剣晶とは異なり、アイテムウィンドウの一番後ろに並ぶ形で選択することになる。
アイテム選択にかかる手間や時間が微増するので、下画面のショートカット機能も活用しよう。
- アイテムポーチの枠を消費しない程小さく、また消耗品ではないので何度も使用可能。
- MH4では一度狂竜化したモンスターは最後まで狂竜化したままだったが、
この石の効力によって狂竜化モンスターを通常の状態に戻すことが可能となった。
この特性はMH4Gで初登場した極限状態に対抗する為の切り札となる。
但し鎮静化は一時的なものなので、時間が経過すると再び狂竜化または極限状態化する。- 極限状態のモンスターには驚異的な強化が施されている為、その解除は重要である。
また狩猟時間を短縮できる点でも抗竜石は有効である。
極限状態などを解除した際にはほぼ必ず大ダウンが発生する為、追撃も行い易い。
- 極限状態のモンスターには驚異的な強化が施されている為、その解除は重要である。
- 抗竜石には種類やレベルがあり、種類によって抗竜石の効果と効果時間、再使用時間が異なり、
レベルが高いほどウイルスの抑制値(=通常状態への戻しやすさ)が強くなる。- 「レベル」と言うが、使用し続けることで成長するという様なシステムではなく、
特定のクエストをクリアすることでレベルを上げられるというもの。
しかしその特定のクエストというのが1つしかなく、初期レベル1に対し最高レベルは2である。
- 「レベル」と言うが、使用し続けることで成長するという様なシステムではなく、
- 最初は1つしか持ち込めないが、特定のクエストをクリアすることで2つ持ち込める様になる。
ポーチの枠を消費しないほど小さいくせに、2つしか持ち込めないことに突っ込んではいけない
但し心撃×2など、種類の重複はできない。- 同時に使っても抑制効果は上がらないが、タコ殴りにすればどうせ解除されるので、
ダメージ上昇と弾かれ防止の両立が最優先された結果である。
剣士の物理ダメージは1.2*1.16=1.392倍と法外な倍率がかかる。 - 4人一斉に剛撃&心撃を使った挙句解除できなかった場合、
かなりの時間抗竜石を使えなくなる関係上、極めてジリ貧になりやすいので注意。
安定しないPTの場合、ソロと同じ耐衝と心撃or剛撃の交互使用に切り替えた方が良いだろう。
モンスターの機嫌にも多少ながら左右される為、誰かが保険として1つ残して置いた方が良い。
- 同時に使っても抑制効果は上がらないが、タコ殴りにすればどうせ解除されるので、
種類
- 抗竜石・剛撃
- ウイルスの抑制と同時に狂竜モンスターへの物理ダメージを1.2倍に増加させる。
持続時間が70秒とやや短いが、再使用までの時間は110秒と普通。
極限状態や狂竜化の解除を目的とするか否かに関わらず、ダメージそのものが増えるので
回転率を重視するギルクエなどでは採用率が高い。
ちなみに所長曰く、「猪突猛進の我らの団ハンター向き」とのこと。
- 抗竜石・耐衝
- ウイルスの抑制と同時に狂竜モンスターからのダメージを軽減させる(軽減率は不明)。
持続時間が110秒と長く、再使用までの時間も90秒と短いため、抗竜モードの維持においては最も優秀。
つまり狂竜化解除の安定化に長けている為、大抵はダメージ軽減よりこちらが目当てで採用される。
ただしダメージ軽減も意外と馬鹿にできないレベルで、防御800でも即死する攻撃を500程度で耐えられることも。
狂竜化が解除し難く、ヘイトの都合で狙われやすいソロ時には特に活躍する。
狂竜化の解除に慣れるまでや、どの抗竜石を持っていくか迷った時はとりあえず耐衝を選んでおけば間違いない。
- 抗竜石・属撃
- ウイルスの抑制と同時に狂竜化モンスターへの属性・状態異常値を1.2倍に増加させる。
また、極限モンスターの「属性・状態異常無効化」を無視できるようになる。
持続時間は80秒と普通だが、再使用までの時間は90秒(耐衝と同じ)と短い。
耐衝と交互に使うことで常に抗竜モードを切らさずに戦うことが可能。
極限モンスターは属性・状態異常が一切通用しないため、属性重視の武器種にとっては必須の存在。
属性武器でなくとも、打撃武器などを使用する場合は極限モンスターに気絶値が入るようになるため有用。
但し完全弾き部位の「ダメージ・状態異常蓄積-80%」は無視できないため、
完全弾き部位以外を狙いやすい相手でないと真価が全然発揮されない。
また、属性偏重型の武器を活用する場合などは、ただの狂竜化モンスターの狩猟でも非常に役に立つ。
ストーリー上での説明がないので忘れられやすいが、上記の通り手数型にとって必須なので忘れない様に。
ただし、無属性の武器や弾では抑制効果以外無意味のため、その場合は別の抗竜石を選択すること。
G級のあるクエストをクリアした後、研究所から依頼される品を納品すると使用可能になる。
- 抗竜石・心撃
- ウイルスの抑制と同時に極限モンスターの「完全弾き」を無視できる。
また、剣士の場合は斬れ味に1.16倍の補正が掛かり、弾かれにくくなるとともに物理ダメージが上昇する。
狂竜化で肉質が異常に硬くなる相手にも有効である。
一方ガンナーは、弾や矢を弾き返されなくなることに加え、
本来ダメージ十割カットとなる完全弾き部位に、僅かながらダメージが通るようになる。
効果時間は65秒と最も短く、再使用までの時間も130秒と最も長いが、
完全弾き部位は弾かれ無効すら無効化するため、それを無視できるのは心強い。
ただし無効化できるのはあくまで「完全弾き」だけであり、肉質による普通の弾かれは無効化できない点には注意。
また属撃と同じく、完全弾き部位の「ダメージ・状態異常蓄積-80%」も無効化できない。
そしてやはり心撃使用中であっても完全弾かれ部位は解除蓄積値もしっかり軽減されるため、
基本的には完全弾き部位以外を狙うべきなのは変わらない。
そのため心撃なしでも充分戦える相手には持ち込まないという選択肢もある。
セルレギオスやティガレックスあたりは主に狙うべき部位が完全弾かれしないため別の抗竜石にするのも手。
また操虫棍に関しては、「完全弾かれ部位からは猟虫によるエキス採取を行えない」という事情から
基本的に欠かしたくない赤・白エキスの採取部位が完全弾かれ部位である場合は
特に心撃の重要性は高いといえる。
特に赤エキスの採取が事実上不可能になるイビルジョー戦では絶対に持ち込みたい所。
属撃と同じく、特定のG級クエストをクリアした後、研究所から依頼される品を納品することで使用可能になる。
- 試作抗竜石・心撃
- 上位旅団クエストの「乱刃、すべてを断つ」に限り使用可能。狂竜ウイルス研究所の所長が徹夜で作ったものらしい。
効果は抗竜石・心撃と同様だが、効果時間は80秒、再使用までの時間も60秒と完成品より高性能なため、
「こっちをくれよ」と思った人も少なくないとか。
…高性能な代わりに壊れやすかったり携行に不向きだったりするのだろうか?
余談
- クエストの最中、武器にアイテムの効果を付与するというコンセプトは、
MHFにて実装されていた「剣晶スキル」と類似している。- 剣晶というアイテムを武器に装着することで属性などを付加する、という内容。
扱うためには対応スキルの発動が必要であり、剣晶自体も持ち込み数限定の使い捨てである。
抗竜石とは多くの相違点があり、運用方法も大きく異なってくる。 - 砥石モーションを行う点や、効果に制限時間が存在する点などを加味すると、
むしろ「会心の砥石」などの方が使用感は近いかもしれない。
- 剣晶というアイテムを武器に装着することで属性などを付加する、という内容。
- 使用解禁のためにはオフラインの旅団クエスト上位をある程度進める必要があったが、
当然そういった情報は発売当初には出回っておらず、
G級の追加に歓喜し「村クエなんぞ後回し」と集会所クエストだけを進行させていたプレイヤー達が、
極限状態モンスターの堅さに打つ手も無く、瞬く間に返り討ちにされていく光景が繰り広げられた。- 特に、G★1から乱入してくる極限状態ラージャンはその筆頭格とも呼べる存在であり、
事前知識なしに猛攻と圧倒的防御性能を掻い潜って倒せたユーザーは極少数だろう。
- 特に、G★1から乱入してくる極限状態ラージャンはその筆頭格とも呼べる存在であり、
- 戦闘街の一部設備利用にも旅団クエストを進めアイテムを入手する必要性があるが、
利用しなくともある程度戦えるあちらとは重要性が大きく異なる。
オンラインのみで進めても進行に支障があまりない旧作とは違い、
オフラインをエンディングまで進めてからG級へ臨んだ方が無難と言えるだろう。
- 起きる状況が限定的だが、クエスト出発直後やそのロード中に集会所にプレイヤーが新たに入ると、
出発したプレイヤーの抗竜石が変化(一説に入室者のものと交代)するバグが起こることがある。
ギルクエを周回するプレイヤーは大抵、抗竜石【剛撃】と【心撃】を使うため多くは問題ないが、
テオ・テスカトルを専門に狩っており抗竜石を装備していないプレイヤーや
抗竜石を解放していないプレイヤーが、例えばフレンド経由で入室した場合は…
- 当たり前だが、名前の似ている「抗菌石」とは全く何の関係もない。
抗ウイルス剤と言えば割と似てなくもないが、抗竜石はどちらかと言えば鎮静剤に近いものである。
- ちなみに、ウイルスの根源であるマガラ種には何か効果がありそうだが、実際には全く効果が無い。
ウイルスを取り込んで自身を強化するような生態でもないので当然といえば当然なのだが。
- やや忘れられがちだが、別に極限状態でなくとも狂竜化状態のモンスターには有効である。
ブラキディオスやイャンガルルガなど、極限化こそしないが狂竜化されると非常に厄介になる場合も
やはり抗竜石の出番はあると言える。
また、狂竜化であれば心撃を持ち込む必要性は極めて薄れると言える。