MHFに登場するガンランスで、地図の謎を解き明かすことで入手可能なイベント武器。
設計ミスが偶然生み出してしまった、使い手を選ぶ特殊な構造のガンランス。
天へと至れば世を統べる。理さえも覆す破天の超銃槍。
目次
概要・性能
- 血のような紅色に染められた刃を持つ金属製のガンランス。
どこかのRPGで見たことのある「ガンブレード」のような構造を持ち、
巨大なライフルに巨大なブレードが取り付けられたような外見。
これまでのガンランスに一般的だった、銃の上部に刃の設計ではなく、
銃よりも遥かに大きな一枚刃が横から堂々と接続されている。
銃槍の柄先にも小型のブレードがあしらわれている。- 盾も血色に染められた不気味な外見だが、
その表面には槍とも王冠とも言えぬ謎のエンブレムが刻まれている。
この武器は「発掘品」を修理したものなので、その意図も工房にはない。
- 盾も血色に染められた不気味な外見だが、
- ここで気になる性能を見てみよう。
と、何かを間違えたかのような、解説文通り「破天の超銃槍」である。
この644という攻撃力、当時で言えば200回もの強化を果たした進化武器と同等、
現在でわかりやすく言えばあの覇種武器と肩を並べるクラスだと考えてよい。
さらに、親方印武器の特殊性能、抜刀や納刀がデフォルトで通常の1.2倍となることで、
ガンランスの最大の弱点の一つである機動力を大きくカバー。
その威力のガンランスを、レア度8、つまりSR300から使えてしまったのである*1。
しかし、この武器はある特徴を持つのだった。
冒頭でも述べたが、「設計ミス」である。
- この武器には属性がない。…ことは別段問題ではない。
これだけの攻撃力でレア度8ならそんなもの必要ではない。
では何がいけないのかというと、それは会心率である。
このブラフマーストラ、なんと会心率マイナス50%を誇る。
こんなに補正が悪くては、いくら攻撃力が高かろうがネタ武器の域である。
…ように思えたが…。
- しかし、MHFのガンランスは、他シリーズにはない、
こういう性能を持つ武器のためのリーサルウェポン的な技を備えている。
それが秘伝書の天ノ型『ヒートブレード発動』。
必殺の竜撃砲を犠牲にして、通常の突き技などをスーパーモードへ化かす技だが、
このヒートブレード発動下の補正の一つに強制会心率100%*2というものがあり、
ブラフマーストラもヒートブレードなら攻撃力644、会心率100%、斬れ味紫、
さらにどれだけ突いても撃っても斬れ味が減らない、と最大限に恩恵を受けることが可能。
竜撃砲を犠牲にするために砲撃ではなく突き中心と立ち回りが変化するが、
説明文通り、使い手を選べば爆発的な威力を発揮できる特殊なガンランスと言えよう。- ただし、ヒートブレードが切れた際のブラフマーストラは、
斬れ味が一気に鈍り、会心率ももとのマイナス50%に逆戻りと、もはや無力同然。
ヒートブレードが続いている間に一気に攻め込みたいところ。
- ただし、ヒートブレードが切れた際のブラフマーストラは、
強化難度について
- ジキール・ヒドラの生産には「破れた地図・上片」10枚と「破れた地図・下片」10枚が必要。
詳しくはこちらを参考にしてほしい。
その後、ジキール・ルドラ、ジキール・ドゥルガー、ビスーヌ・シヴラ、
そして最終強化のブラフマーストラへと強化する。
- その要求素材だが、
ジキール・ルドラへの強化に「呑竜の軟骨」を2個と、
リオレイアの「雌火竜の逆鱗」を1個、
ジキール・ドゥルガーにはヴォルガノス亜種の「紅溶岩竜の上ヒレ」が5個、
「火竜の紅玉」を1個、ヤマツカミの「神龍苔」を1個、
そしてビスーヌ・シヴラには「古龍種の剛翼」を1個、炎龍の宝玉」が1個必要となる。
なんで通常武器にこんなレア素材を山ほど要求されるのか、と思うかもしれないが、
とりあえず今となっては排出率の改善、対象モンスターの弱体化などで集めるのは難しい話ではない。
- しかしこの数になったのは2016.3.17とつい最近の話である。
それまでは…
- まず、ジキール・ルドラへの強化に「呑竜の軟骨」をいきなり9個、
さらに言わずと知れたリオレイアの「雌火竜の逆鱗」をしれっと6枚要求してくる。
呑竜の軟骨はパリアプリアをうまく(嘔吐物の色のレア度が紫以上)吐かせなければ出ない。
- 続いて、ジキール・ドゥルガーにヴォルガノス亜種の「紅溶岩竜の上ヒレ」を15枚、
数々のプレイヤーを苦しめてきた「火竜の紅玉」をなんと9個、
討伐が面倒なヤマツカミの「神龍苔」を6個要求される。
確認だが、火竜の紅玉は一度に9個である。
- こんな要求数、本家シリーズで出たら何人が完成を目指そうと思うだろうか。
古龍種の剛翼を9枚など、MHP2Gで言えば古龍の大宝玉を10個以上一度に要求されるようなものである
(もちろん、現在ではなく当時の古龍種の剛翼の入手難易度でだが)。
その圧倒的な威力の代償はあまりにも大きい。
- 実は上記の素材は緩和された結果である。
緩和前はどうだったのかと言うと、上記のレア素材は一切必要ない代わりに、
4つのイベントクエストクリアでそれぞれ1種1個入手できるアイテムを99個ずつ、
つまり、396回のクエストクリアが最終強化までに強制されたのである。
(ちなみにこの時は「ビスーヌ・シヴラ」止まりであるが、生産素材も99個だった)
一応基本報酬でも出ることはあったが、それでも300回以上のクエスト達成が求められるのは言うまでもない。
あまりにもひどいということで緩和されたのだが、
それによってレア素材てんこ盛り仕様になってしまったのである。
上記の苦行を経て作成した人への配慮もあったのだろうが、当時のバランス調整の大味さがうかがえる。- なお2016.3.17のリファインでレア素材の必要数自体は激減したが、
強化素材自体の差し替えは行われなかったため、結果的に妙にレア素材要求が目立つものとなっている。
- なお2016.3.17のリファインでレア素材の必要数自体は激減したが、
- ちなみに、ブラフマーストラへの強化素材は「天嵐梵字の書」というアイテムを10個と、
剛種オオナズチの素材「古龍種の舌」を1枚、それに「古龍種の特上毛」が2つ。
「天嵐梵字の書」のイベントクエストはパリアプリア激個体の狩猟だが、別に難しい話ではない。
余談
- 「ブラフマーストラ」とはヒンドゥー教の神、ブラフマー(=梵天)が持っていた武器の名前。
どんな敵でも打ち倒す力を持つとされる。
- このブラフマーストラは同じ形状でカラーバリエーションがあり、
猟団関係アイテムで生産可能な水色の「ファングCマーマン」系統や、
VS.クエスト関係の勝利報酬で生産可能な金色の「ファングCグリフォン」
公式狩猟大会で入賞した景品で生産可能な銀色の「ファングCケルベロス」などがある。
ちなみに強化するたびにファングC、A、P、S、ZorYと武器名が変化する。
- ヒートブレードで扱うことで脅威的な性能に進化することは上記で述べた通り。
実際に実装された際もその運用しかない、と言われてはいたのだが、
実装当時のヒートブレードは現在とは比較にならないほど使い勝手が悪く*3、
この武器はそんな残念なヒートブレードでもかろうじて使える性能の武器がようやく出た、
という程度の扱いだった(要求素材の影響もあるので武器の全てを加味するとそれすら割に合わないが)。
- なおMHF-G3以降、この武器に「シヴァーカズラ」という更なる強化先が存在することが確認されている。
イベントで作成可能な武器の内の1つ「グランドガルセイン」がG級技巧武器への強化を手にしたことにより、
その後はパローネ大航祭が開催されているときには関連クエストが配信されるようになった。
なおこれに伴い、ブラフマーストラへの強化素材の入手方法が
「秘伝書を装備せずに、当該イベントクエストをクリアすること」となっているので注意*4。
ちなみにこの強化段階の実装より前である2013年のゴールデンウィークにも本イベントが配信されていた。- G10期間中は配信されず、G10.1より素材の入手方法が歌姫狩衛戦の
ギルド貢献ポイント交換に変更されている。
- G10期間中は配信されず、G10.1より素材の入手方法が歌姫狩衛戦の
- ちなみに上述した、一番最初の強化システムについては、ジキール・ヒドラ以前に
「沈黙の大剣」というシリーズで大剣「サイレントディケイド」関連のクエストとして存在しており、
そちらもフォワード.1でイベント武器に変更されている。
そしてこちらも要求素材がレア素材まみれになっている(G9.1で緩和)。- なおサイレントディケイドはG10でG級技巧武器派生が追加されている(ただしイベントは配信されず)。
ブラフマーストラ・シヴァーカズラのG級技巧武器派生追加の予定はあるのだろうか。
- なおサイレントディケイドはG10でG級技巧武器派生が追加されている(ただしイベントは配信されず)。
関連項目
クエスト/失われた地図
武器/グランドガルセイン - 同イベントクエストで入手可能な片手剣
武器/グレンクライス - 同イベントクエストで入手可能なハンマー
武器/サイレントディケイド - 同じようなコンセプトのイベントで配信され、同じような方向性で緩和された武器。