モンスター/パリアプリア

Last-modified: 2024-02-24 (土) 16:16:53
種族
飛竜種
別名
呑竜(どんりゅう)
愛称
つぶらな瞳の呑竜(公式設定)
登場作品
MHF
狩猟地
峡谷, 高地, 潮島

目次

生態・特徴

特徴
峡谷の鍾乳洞や高地の洞窟を根城とする、原始的な骨格構造を持つ飛竜の一種。
体重がとても重く基本的に動きは鈍重だが、その重量を活かした攻撃は強力。
高低差の激しい地域に生息しているため、四足歩行型の飛竜の中では比較的飛行能力が発達しており、
自分の体重を苦にする事無く空を移動する。
尻尾の形状は古代の魚類に酷似しており、身体の至る所にヒレのような器官が見られる。
さらにサンショウナギとの共通点を指摘され、爪の間に水かきのような器官を持っていることから、
元々は水中で生活していたという説や、水中への適用を目指した進化の途中段階という説がある。
しかし、パリアプリアが水中に入る姿を目撃されることは極めて稀であり、
それも突進などの際に標的を見失った勢いで誤って飛び込んでしまうというケースが多い。
それでもそう簡単には溺れない程度に水中でも活動できるようだが、
その点を利用した戦法などは現時点では確認されていない。
飛竜にしては珍しく堅い甲殻などは持たず、他の飛竜種などと比べると防御能力が低い。
その代わりなのか、全身が特殊な粘液に覆われている。
この粘液はいくら洗っても完全に落ちる事は無く、
外皮やヒレなどの素材は常にぬるつきと潤いに富んだ独特な質感を持つ。
なお、この粘液はネンチャク草などの接着成分も寄せ付けないため、
パリアプリアの狩猟の際には落とし穴はほとんど役に立たない。
最大の特徴は「狂食の権化」と謳われる異常なまでの食欲である。
大きく裂けた口には多数の牙が見え、大型の獲物はこの牙で肉を食いちぎり、
それ以降はほとんど咀嚼せずに呑み込むように食べる。
戦闘中でも食べられる物を見ると周囲の状況に構うことなく貪りまわり、
ハンターが使う罠用の生肉などを突進の際に地面ごと丸呑みにしながら突き進む。
ひたすら目に映ったものを呑み込むように捕食するその姿から、ハンターズギルドでは「呑竜」とも呼ぶ。
余談だが、ただ掻き込んでいるだけのように見えて実は味などにはうるさいらしく、
その時の気分にそぐわない物を食べると暴れ出すという。
動物だけではなく植物すらもパリアプリアにとっての捕食対象のようで、
とある高地の生態系を滅茶苦茶にした事例も存在する。
顎から喉にかけて袋のように大きく膨らむ器官があり、呑み込まれた物は一時的にここに溜め込まれる。
胃もまた大きく膨らませる事ができ、分泌される消化液で瞬く間に消化してしまう。
その消化液は絶命と同時に生体機能を失ったパリアプリアの身体を内側から消化し始めるほど強力。
因みに意外にも肝臓は小さく、その消化液や肝臓も素材として利用できるとされている。
喉の袋や胃の最大限まで食糧を溜めこむと、通常時の数倍の大きさにまで膨らむ。
ここまで溜めこんだ場合は普段以上に動作が緩慢になるが、
この時に身の危険を感じると激しく暴れ、
呑み込んだ食料をブレス攻撃の如く嘔吐して反撃を仕掛ける。
さらにそれによって身体を軽くし、それまでよりも素早く動けるようにする。
また、大量の水や砂礫などを口内に掻き込み、それをブレスとして吐き出して外敵を攻撃する事もある。
素材
以前から峡谷でその姿を確認されてはいたが、発見当初はメゼポルタギルドの管轄下において
正規の狩猟対象としては見なされていなかった。
なぜなら上記の通り、パリアプリアは全身が特殊な粘液に覆われており、
その素材はいくら洗ってもぬるつきが取れない。
加えて不快な臭気を放つ上に形も不揃いで、取引価格も利用価値も非常に低い。
こういった理由からパリアプリアは、有益性の無い飛竜と考えられていたのである。
しかしある日、好奇心旺盛なハンターが偶然パリアプリアを発見し、その食欲に興味を持った。
手持ちの肉類を大量に与えて鈍重になったところで攻撃してみると、胃の内容物を嘔吐した。
その嘔吐物の中から今まで確認されていなかったパリアプリアの素材が発見され、
他にも様々な素材を飲み込んでいることが判明。
これによってギルドは考えを改め、パリアプリアの狩猟を解禁したという経緯がある。
なお、パリアプリア自身の素材は優秀な職人をもってしても加工しづらい代物であり、
現時点で生産できる武器は、その殆どが粘液の影響で奇怪な性能を持った玄人向けばかりである。
因みに黒っぽくドロリとした血液を持ち、これにも素材としての価値があるとされる。
それと同時にこの血液は滋養に富むという噂があるが、その詳細は不明。
覇種、渇喰パリアプリア
近年潮島の洞窟にて確認された、さらに凶暴な個体。
喰らい尽くした獲物の返り血で口は真っ赤に染まっており、
濁った赤い瞳は尾を引くようにして残光を発するなど、とても同じパリアプリアとは認識しがたい。
元より食欲旺盛で常に何かを食べているモンスターではあるが、
この個体の食欲はまさに「たがが外れた」状態となっており、
縄張りに侵入する者へ、骨も残らず喰らい尽くさんとばかりの勢いで襲い掛かってくる。
単に狂暴なだけでなく知能も高く、過剰に分泌される消化液を吐き出して武器に転用したり、
跳躍からの不意打ちなど、通常の個体には見られないような行動が多い。
果てには、驚異的肺活量で周辺の獲物を丸ごと吸引するという恐ろしき捕食行動を行い、
吸い込みきれなかった場合は広範囲に拡散する消化液ブレスで一網打尽にしてしまう。
また、唾液を自身の体に散布して、その色に応じた毒素をまとうという能力を持つ。
特に身の危険を感じた際は赤い唾液をまとい、自身をさらに狂暴化させるという。
この謎のパリアプリアは剛種をも上回るほど長寿を全うした老齢の個体であり、
覇喰の現身」と称される。
その為ハンターズギルドでは、このモンスターを覇種と定義し、
秘伝書を持つ熟練したハンターにのみ狩猟を許可することになった。
近年では覇種とされるパリアプリアをも更に上回る強力な個体も出現しており、
それに関してはG級秘伝書を持つG級ハンターにのみ狩猟が許可されている。
なおこの個体は「渇喰パリアプリア」と呼称されている。

概要

  • レックス系特有の四足歩行型飛竜。
    赤茶けた皮膚を持ち、二つ名の通り大きな目をしているのが特徴的。
    前脚には鋭い爪を持つが、よく見ると水かきのような皮膜が張っているのがわかる。
    重量級のパワーファイターであり、自身の体重を活かした肉弾戦を得意とするが、
    岩飛ばしや高圧の水ブレスといった遠距離攻撃も備える。
  • 見た目からは想像し辛いが、モンスターの中でもかなりの大食漢モンスター。
    戦闘前に巨大な肉を食べており、戦闘中も突進の際に肉があれば一気に飲み込んでしまう。
    なんと、状態異常肉が効かない、というよりむしろそれを好んで食べるという奇異な習性を持つ。
    口から垂らすの色で食べたい肉を見分けられる
    (白→生肉紫→毒生肉黄→シビレ生肉青→眠り生肉)。
    その暴食ぶりを見ていると、与えれば何でも食べるような気がするが、
    モンスターリストによると味にうるさいらしく、食べたい肉と別の肉を食べさせると怒って暴れだす
    • 味にうるさいとは言うが、普通に野生で生活していれば状態異常生肉を食べる機会など無いはずである。
      一体どこで味を覚えてきたのだろうか?
      • しかし、なら勿論自然界に存在する。
        キノコの類についてはババコンガも好んで食べるため、そちらの味として認識しているのだろうか。*1
  • 突進の際に地面に口を付け、表面を削り取りながら突進してくる(この時に一緒に肉も飲み込む)。
    この突進は喰らうと地味に痛い上、それを乱発してくるので厄介。
    しかし、肉を食べるごとに腹がふくらみ、一定量を食べると満足したのか大人しくなり、
    ハンターを無視してのんきに散歩を始める。
    このときに集中攻撃を受けると、胃の中のものを嘔吐物として吐いてしまう。
    しかも、単純に吐き出すのではなく、しっかりとハンターを狙った上で、
    まるでブレスを放つかのようなものすごい勢いで吐き出してくる
    吐いた後はスピードを取り戻すどころか吐き出す度にスピードが上がっていく。
    何回か吐いた後のスピードはティガレックスすら越えるほど。
    • その嘔吐物に当たると、吹っ飛ばされた上に悪臭状態と泥酔状態になるので注意が必要。
      酒場で一気飲みを何度も行うと発生するのんだくれ状態実際にクエスト中に発生するのである。
      解除方法だが、ただ歩き回っているだけではいつまで経っても泥酔が解除されず、
      ダッシュすると一瞬でスタミナが尽きて息遣いを整えた後に自動回復する。
      こうやって回復すると当然ながら数秒間は完全な無防備になってしまうので、
      可能であれば消臭玉など、悪臭状態でも使えるアイテムを使って回復した方がよい。
    • 通常種・剛種はこの突進攻撃をメインにしているため、近接武器では動きを止めないと鬼ごっこに陥りやすい。
      しかしながら後述の通り体力が非常に低くなっており、倒すだけなら剣士でも難しくはない。
      もちろんガンナーにとっては剣士以上に楽な相手であり、
      特に火・雷属性の貫通矢を射っているだけで丸焼けに出来てしまう。
  • また、自ら地表を削り取って口の中で細かく砕き、
    さらに上空へ吐き出して無数の石礫を撒き散らすこともある。
    この攻撃は単発の威力は低いが、HIT数が多く気絶値が高いため、
    巻き込まれるとほぼ確実に気絶する。
    予備動作は非常に分かりやすいので、地面を削ったらすぐに離れればそうそう当たらない。
    ヒット数が多いので、ガードするのはあまりお勧めできない。
  • ちなみに以前は落とし穴は有効だったのだが、シーズン9.0からは落とし穴が無効になった。
    シビレ罠にはきちんとかかるのでご安心を。
  • 振り向きの際に「ピョコン」と小さなジャンプをして方向転換することがある。
    一応パリアプリアは鈍重という設定なのだが、このジャンプからは鈍重さはどこにも感じられない。
    むしろ愛らしさが滲み出ていてなかなかカワイイ。
  • このモンスターの体力ワザと低く設定されている
    しかし、討伐捕獲では非常に出にくい素材があるため、
    その素材を取るためには嘔吐物から採取しなければならない
    要するに、MHシリーズ初の(実質)狩猟が目的でないモンスターでもある。
    嘔吐物は色によって入手できる素材のグレードが異なる。
    • 嘔吐物の中にはモスの苔皮肉球のスタンプ
      さらには怪鳥蒼火竜雌火竜逆鱗、黄金のなどがある。
      実に様々なものを糧としているのがうかがえるが、
      当の峡谷にはイャンクックとリオレウス亜種はいない。どこで食べたのだろうか?
      たまに高地や潮島に出張することがあるらしいので、
      訪問先かその道中で素材を嚥下してきたのかもしれない。
    • 挙句の果てには自分の軟骨やまで吐き出す
      パリアプリアに嘔吐させるのはこれらが目的なのであるが、軟骨や肝を吐き出してしまって平気なのだろうか?
      実際のところ、ヒレなど体内にあるはずのないものまで吐き出してくるので、
      もしかしたら共食いでもしているのかもしれない。
    • 嘔吐物と共に、食べさせた生肉も飛び出てくるが、実はこれも採取可能である。
      これを拾うメリットはほとんどないが…
      そして自身の胃酸まみれであろうこの肉にもパリアプリアは喜んでかぶりついてくる。
      非常に酸味が強そうだが大丈夫なのだろうか。
  • ちなみに体力については、MHF-G10で更に弱体化している。
    ただし元々低かったため、元の1/3近くまで弱体化したような他のMHFオリジナルモンスターに比べれば、
    体力の低下はそこまで大きくもない。

剛種

  • 剛種も存在するが、攻撃倍率3.30と剛種としてみれば非常に低いレベルであり*2
    更に元々の技の威力も低く、よほど集中攻撃を受けなければやられることはない。
    体力も上位個体に比べれば高いが、剛種モンスターの中では2頭タッグ前提のオルガロン並み。
    剛種の入門として適しているだろう。
  • 強化されたのは水ブレスくらいしかなく、
    それも威力こそ高めであるが正面に立たなければまず当たらない。
    しかし判定がそこそこ長く、ブレスを吐き終わったと思ってすぐに正面へ行くと残った判定に当たってしまったりする。
  • 原種同様突進の使用頻度が高いため、遠距離武器(特に弓)で尻尾を貫くのが最も手っ取り早い。
    上手に弓を扱えば、凄腕武器かつソロで5分以内の討伐も容易であろう。
  • ちなみにこのモンスターの大きな特徴且つ売りでもある嘔吐物だが、
    剛種パリアプリアは「飛竜種の宝玉」という素材を有しており、
    この素材は嘔吐物採取でしか入手できなかった
    ただし飛竜種の宝玉は実装時批判が多かった*3ためか、
    MHFの全武具中僅か2個しか使用しない。
    そして今となっては剥ぎ取りや基本報酬でも出るようになったため、あえて吐かせる理由はなくなっている。
    • ちなみに飛竜種の宝玉が入手できるようになったのは、
      剛種パリアプリアの実装から3年近くが経過したフォワード.3においてのことである。
  • これらの特性とは裏腹に、剛種武器は一部を除いて比較的優秀な性能を持っている。
    天嵐・覇種武器への派生が存在するものも多く、お試しの剛種としてはかなり適しているといえるだろう。
    ちなみに上述した宝玉だが、実装時期の関係からかパリアプリア自身の剛種武器には一切使用しない。

特異個体

  • 見た目の変化
    • が緑色
    • 舌の根元が紫色、先端が緑色に変色している
    • 耳が少し大きくなった
    • 全体的に赤みを帯びている
  • シーズン9.0にて登場。
    勢いよく息を吸い込んでハンターを引き寄せ(吸引範囲は前方一直線と扇形の2種類)、
    満腹時と同様の嘔吐攻撃を平常時から行うようになった。
    また、正確な軸合わせを行って地面を抉り食らいながら短距離突進することを3回行う攻撃も繰り出す。
    突進は一瞬で終わるため、次に移るまでの時間の短さと軸合わせが重なり、
    緊急回避を使用すると次の突進に確実に巻き込まれてしまう。
  • 剛種は地面の石を口に掻き集めて噛み砕き、粉々にして前方に勢いよく吹き付ける攻撃も用いる。
    多段ヒットで気絶がほぼ確定する上に、威力もそれなりに高い。
  • 新しい技を多く得たが、肉を食らう長距離突進行動が激減し、近接でも戦うのが容易になった。
    HC補正を受ける行動も発見時の咆哮だけで、立ち回りやすさという点では明らかに弱体化した。
  • 上記でも触れたが、ステータスの低さ・立ち回りの楽さに目を付けられた結果、
    ギルド優先依頼実装前の武器魂・天を稼ぐ最有力候補となり、
    ドスファンゴ特異個体と並んでおぞましい数の呑竜が乱獲されることとなる。
    当時の秘伝防具が「パリファンゴFXシリーズ」などと揶揄されていたほど。
    この手のモンスターの宿命としてハメによる狩猟が挙げられるが、
    元のステータスが低すぎてハメるまでもないという理由でハメが主流にならなかった。
  • ただし、弱く感じるのは元々の基礎ステータス自体が低いからであって、
    内部的な数値が違えばたちまち覇種に準ずる強靭なモンスターと化す。
    詳しくは余談を参照。
  • 資料設定集によれば、吸い込み攻撃は捕食行動であるらしい。
    吸い込みきれなかった獲物に対して、これを弱らせる目的で胃酸を嘔吐しているのだ。

覇種

  • 見た目の変化
    • 眼が血のような深紅色に染まり、紅い光の軌跡を引く
    • 頭部や顎が酸化した獲物の返り血によって黒ずんでいる
    • 牙や舌、口内全体が獲物の血で真っ赤に染まっている
    • 滴る涎がドス黒く変色している
    • が真紅色
    • 前脚や翼膜が返り血を浴び、ところどころ赤い
    • 全体的に通常のパリアプリアよりも痩せている
    • 尻尾に無数の傷が付いている
  • 今まで弱い弱いとネタにされ続けてきたパリアプリアであったが、
    2012年9月2日の感謝祭において、まさかの覇種登場が予告された。
    その後ファミ通誌上でも他の覇種に先んじてイラストが公式公開され、
    実際のゲーム中でもフォワード.5の看板オディバトラス
    以前より登場しているUNKNOWNに続く第3の覇種モンスターとして、12月5日に覇襲した。
    覇喰の現身!這い迫る狂威!
  • 特異個体以上に見た目の変化が激しい覇種モンスターの中でも特にその変化が激しい。
    全身の皮膚は返りを浴びたかのような禍々しい色合いを帯び、不気味な真紅の爪を携え、
    血走ったなどという表現が生ぬるいほどに充血しきった異形の瞳を持つ。
    戦闘時にはナルガクルガやUNKNOWNの眼のように残光を引きながらぎらつき、
    その異様な姿と相まって動くものは全て獲物としか見ていない感がある。
    また、「覇喰」と称されるだけあってその口元は獲物の血で真っ赤に染まっており
    終いには声も大きく変化、最早パリアプリアの面影を感じられないほど。
    • さすがに水ブレスまで血で真っ赤、とはならなかった。
      なったらなったでゲームの対象年齢が上がってしまいそうだ
      だが後に同じようなベクトルで赤黒い血のブレスを吐くモンスターが現れることになろうとは…
    • 愛嬌すら感じる「つぶらな瞳の呑竜パリアプリア」の面影が一切感じられない変わり果てた姿から、
      「俺、明日からこいつの事をドンさんって呼ぶわ」や、「あのかわいかったドンちゃんに戻ってくれ!」
      などと叫ぶハンターもいるとかいないとか。
      何かを犠牲にして豹変し「すぎた」様に「これがパリアプリア!?」と驚愕せずにはいられない模様。
    • スタッフもVS大会のプレゼン等で「テーマはホラー」だの「カプコンっぽいモンスター」だのと公言しており、
      モンハンを知らない人に見せたら同じカプコン製のゲームである
      バイオハザードに登場するクリ―チャーなどと勘違いしても全くおかしくないレベル。
      と言うか、知っていても同じ存在だとは認識出来ないレベルの変貌ぶりである。
      また外見だけでなく、鳴き声もどこぞのクリーチャーのような不気味なものに変貌している。
    • ここまでくるとむしろ覇竜アカムトルムだ、
      怒り喰らうパリアプリアだといった意見すら挙がる始末。
      しかし覇種パリアプリアの場合は元のパリアプリアとかけ離れすぎていて
      初見時の衝撃と恐怖はそれらをも上回るだろう。
      • なお、長い年月存命した結果、食欲が強くなりすぎてしまった個体という設定や、
        初見ハンターに凄まじいインパクトを与える点では、
        先の怒り喰らうイビルジョーと共通している。
  • 他の見た目変化としては、背中の突起物(ヒレのような部分)の数が増え、赤みが増している。
    プレビューサイトでは「背面を利用した奇想天外な一撃で狩人を翻弄する」と紹介され、
    当たり前のように背中で大地を砕いているが、こんなことは普通のパリアプリアではありえない
  • 実際に対峙してみるとわかるがサイズが大きい
    基本的に、覇種等サイズ固定系は基本サイズでの登場となるが、
    パリアプリアのそれは大きいらしく、このサイズとなったようである。
    金冠よりは小さいものの、なにせ戦場は潮島の洞窟。
    巨体が這い回るにはあまりにも狭く、脅威が増している。
    ちなみに初見ハンターがそのサイズに驚いている間、
    未発覚状態のパリアは大量のドスファンゴを捕食している
    この死体の山は戦闘中も消えないため、ドスファンゴの哀れな亡骸を横目に戦うことになる。
    • 何故潮島にて生息が確認されていないドスファンゴを捕食しているのかは謎である。
      余談だが、このドスファンゴも初期の紙集めにおいておぞましい数が乱獲されている。

攻撃パターン

  • 剛種パリアプリア特異個体の攻撃モーションを基本とし、
    以下の技の数々を併せたものが覇種パリアプリアである。
突進
通常個体や特異個体と同様に、地面ごと喰らいながらの突進を行ってくるが、
覇種の場合は最初から限界まで吐かせた状態の速度になっている
とんでもないスピードでしつこく突撃してくるため、全力で逃げたいところ。
抉り噛みつき
左⇒右と地を削るように噛みつきを行い、
その後、地面ごと抉り喰らいながら猛烈な勢いで突進する。
左右への噛みつき時は噛み付いた先におこぼれの石礫が飛び、
これを受けると怯んでしまうが、怯んだところに追撃がくることもある。
あのクック校長やイビルジョー、アビオルグも使ってきた攻撃なので見切りやすい、
などと油断していると、控えている突進になす術なく轢断される。
突進でに激突すると、落石が周囲に発生する。
落石
崩れやすい潮島の洞窟で戦うため、
上記の抉り噛みつきを初めとする一部攻撃に反応して落石が発生する。
落下地点には影が見えて飛び散る破片に当たり判定も無いため、
注意していれば回避すること自体は難しくないが、当たると確定で気絶する
そのため、本体の攻撃を避けてもこれに捕まってしまい、戻ってきたパリアにひき殺される、
といった事態も往々にして発生する。
吸い込みブレス
特異個体が繰り出すものと同モーションだが、ブレスを発射するタイミングが少しだけ早い。
特異個体の感覚で回避の準備をしていると間に合わないので注意。
水ブレス
剛種が繰り出すものと同モーションだが、左右への攻撃範囲がさらに広がっている。
胃酸ブレス
大きく息を吸い込み、左から右へ大きくなぎ払うように直線状の胃酸ブレスを吐く。
感覚としてはグラビームやアカムトルムのソニックブラストに近い。
攻撃範囲が極めて広いが、懐は安全、見た目に反して中心部付近にしか当たり判定がない。
食らうと悪臭状態に陥る。
唾液バリア
パリアプリア激個体と同じく、上空に向けての石つぶて散布と同時に唾液を自身に吹き付ける。
周囲に落石が発生し、石礫は多段ヒットで高確率で気絶、さらに一緒に振ってくる唾液は悪臭効果
石礫や唾液を緊急回避で避けると、跳んだ先が落石地点ということもあり得るので注意。
この時、紫・黄色・水色・赤のいずれかの唾液でバリア状態となる。
この状態では攻撃力が上がり(前3種→1.2倍、赤→1.5倍)、
さらに噛みつきなどの直接攻撃に、纏った唾液によって対応した状態異常の効果が付与される
麻痺睡眠と、どれも根性だけでは安心できなくなるため非常に厄介。
赤の唾液は状態異常こそないが、攻撃力上昇率が高い。さながら赤いオーラのようである。
瀕死時はこの赤を纏う頻度が上がるため、回復薬が尽き始める頃になってから
さらに敵の火力が上がるという苦境に立たされる場面が増えることになる。
  • このバリア中に罠肉を食べさせると、食わせた罠肉に対応した色のバリア(生肉は赤)になる。
    ボディプレスや覇食以外の一撃死は少ない(2~3割残して耐えることが多い)ため、
    根性を貫通される麻痺や、無抵抗のまま連撃を受けてしまう睡眠よりは
    毒生肉を食わせて毒バリアを維持するのが最善と言えるかもしれない。
    無論、PT全員で特定の状態異常無効を発動させ、無効の状態異常生肉を食らわせ続ける等、
    PTに合わせて生肉を変えて食べさせるのもアリだろう。
    ただし、動きが速い為、狙って食べさせるのはかなり難しい点に注意。
    最も狙いやすいのは、抉り噛みつきの二段目が終わった後、突進が来る正面に置く方法。
  • ちなみにこの行動そのものは体にヌメリを纏わせるだけで、
    ヌメリには一部の弾やオーラアローを捻じ曲げる以外は「バリア」要素はない。
    だが、実装当初本種に関するある仕様の誤解があったことで、
    この行動は「バリア」として認識されることになった。詳しくはまとめの項を参照のこと。
サイドステップ
特異個体よりもサイドステップの頻度が上昇、更にそこから直接次の攻撃に繋ぐという、
あのラージャン特異個体やUNKNOWNと同じ行動を行うようになった。
覇種の攻撃力やその大きさ、狭いエリアなどが相まって思った以上に厄介であり、
ステップの削りだけで根性発動不可能になり、そのまま間髪いれず次の攻撃がきて力尽きる
ということが起こりかねないのである。
ちなみにこのステップはターゲットしたハンターの前に移動するように行うため、
自分狙いなら後ろに移動すれば簡単に回避可能だが、他人狙いの場合は回避困難。
  • また、サイドステップは直接攻撃であるため、上記のバリアによる状態異常も付与される。
    削りダメージに上乗せで毒になったり、麻痺や睡眠で追撃が回避不可能など、とにかく危険。
咆哮・回転攻撃
UNKNOWNのように、他のモンスターが使う攻撃のいくつかを会得している。
代表的なものはダメージ付きの咆哮や、その場での回転攻撃などのティガレックスの技。
咆哮時には周囲に落石が発生する。
ボディプレス
ヴォルガノスボティプレスも自己アレンジして会得
(こちらが公式が言っていた奇想天外な一撃)。
勢いをつけてから上空に大ジャンプし、背中を地面に叩きつけるようにして急降下ボディプレスを繰り出す。
着地と同時に周囲広範囲を地面ごと吹き飛ばすなど、エフェクトも凄まじいが、
防御900以上の剣士でも赤バリア時はほぼ即死ダメージ
幸いにも判定は短いため、前転やステップで回避可能だが、飛び上がる瞬間に龍風圧を発生させるため、
無効化スキルを持たない状態でのけ反ってしまうと被弾が確定する
(無論、他人を狙って遠くへ跳んでいった場合はその限りではないが、基本は警戒すべきである)。
覇食
覇種独自の攻撃として、実装前から公開されていた脅威の大技「覇食」。
パリアプリアが突如身構えた瞬間、エリア中のハンター達を猛烈な勢いで吸引。
その後寄せ集めたハンター達に対しベルキックにも比肩する範囲でゲロをぶちまける大技である。
この攻撃の目的自体は、特異個体の吸い込み攻撃と基本的に同じだと考えられる。
俗にダイソンと呼ばれる攻撃の中でも最強の吸引力を誇り、
その強さたるや、「吸引が始まったと思ったらパリアの懐にいた」という
意味不明な状況が本当に起こってしまうほど。
故に吸引開始後に逃げ切ることはほぼ不可能であり、ゲロへの被弾を避けるためには、
吸い込みを終了したパリアプリアがゲロを発射する寸前に射程圏内から脱出するより他に無い。
ちなみに発射されるゲロの特性自体は見た目と追加効果が違うだけの、
エスピナス亜種激個体やUNKNOWNのチャージブレスと同じなので、慣れれば前転回避も可能である。
UNKNOWNがチャージブレス後の着地に攻撃判定があるのと同様、
こちらは事前にターゲットしているハンターの方向へ当たり判定のある滑空をして離脱する
(当たり判定がある=状態異常バリアの効果も付加するということである)。
壁に密着して吸引を逃れたなどの場合はこちらに注意したい。
余談だがダイソンの有効範囲はモンスターの攻撃扱いになっているため、
吸われている状態で回避行動を繰り返すと穿龍棍や纏雷のゲージを簡単に溜めることができる。
超剛砕プレス
瀕死時に繰り出すようになる、覇種パリアプリア、真の必殺技
その場から飛び上がって滞空し、3回羽ばたいた後、超高速滑空で急降下プレスを繰り出す。
プレスと同時に周囲超広範囲を大地もろとも砕き割る。
モーションとしては、グレンゼブルのプレスベルキュロスのベルキックを併せたものだが、
ベルキックとは比べ物にならないほど滑空速度が速く、目視からの回避はほぼ不可能
「覇喰」は"吸引が始まったと思ったらパリアの懐にいた"であるが、
こちらはもっぱら"滞空してると思ったらいつのまにかボディプレスを食らってた"
繰り返しになるが、「3回羽ばたいた後、ほとんど目視不可能な速度で急降下する」ので、
3回目の羽ばたきが終了したらとりあえず回転回避をする、程度の気持ちでいたほうがよい。
攻撃後は威嚇を行う。
当たり判定が2種類同時に発生し、砕ける地面に当たれば体力150でもほぼ即死確定で、
一方でパリアプリア自身に当たるとただの小ダメージで済むという腹透かしとなっている。
  • 上記してきたように様々な攻撃が常に即死の危険性を孕んでいるが、
    それをさらに助長するのがゲロや唾液バリア時の石つぶてによる悪臭状態である。
    この状態異常自体は慣れればさほどかかるものではないが、無対策で良い、というものでもない。
    とはいえ、多彩な攻撃への対策でスキル枠もアイテムポーチの容量もすでに厳しいため、
    どのような形で悪臭対策をしておくかは考えどころである。
  • ちなみに、見過ごされがちだがシビレ罠は効く
    と言うかあくまで効果時間が一瞬なだけである。
    そのため、ガンナーなどには万が一に備えての簡易バリケードとして利用できる。
    しかし、罠師がなければマトモに設置できない上、よく滑空するため、
    あくまで「簡易バリケード」の認識にとどめておくのが無難。

まとめ・余談

  • ここまで特徴等を挙げたように、最早パリアプリアではないとしか言い様がないほど
    外見、攻撃共に凄まじい変貌を遂げている。
    今まで乱獲された憂さを晴らすかの如く暴れまわり、
    全てを喰らわんとするその姿はまさに「覇喰の現身」と呼ぶにふさわしい。
    体力増強による超タフネス、高威力かつ驚異的なスピードからの連続攻撃、
    唾液バリアによる対策しきれないほどの各種状態異常など、
    一部では覇種UNKNOWNより強いのでは?とも囁かれている。
    • そう感じる原因として、パリアプリアはダメージによる怒り状態が無い
      (怒り状態=吐き出しモードである)ため、覇種は常に全力モードであり、
      徐々に強くなるUNKNOWNや怒り状態が存在する他の覇種よりも
      「落ち着いて動ける時間」が無いことと、唾液バリアによって簡単に自己強化してくることが挙げられる。
      • 散々低い低いと言われていた体力もやはりと言うべきか大幅に強化され、
        覇種パリアプリアの体力は30000という超大型モンスターも真っ青な数値になった。
        今まで速攻討伐されてきた憂さを晴らすかのような超体力に消耗され、
        思わぬ痛手を負うハンターも多い。
    • あまりにタフ過ぎたせいか、覇種パリアプリアの実装当初には
      唾液バリアを纏うと被ダメージが軽減される」なんてガセネタが出回ったのだが、
      驚くべき事に当時からMHF-G1中期まで誰もその情報を嘘だと思っていなかった。
      更に、ダメージ軽減率は35%とも45%とも言われていたが、
      その数値に関してもまったく疑う者はいなかった
      そう錯覚してしまう程堅牢な耐久力の持ち主であったことがうかがえる。
    • ちなみにそう錯覚してしまった理由のひとつに、このモンスターのよろめき耐性がある。
      覇種パリアプリアは、元々の怯み値が剛種通常個体の4.5倍と異常なほど高いのだが、
      更に怯む毎にその部位のよろめき耐性が耐性値分増加していくのである。
      単純計算だが、胴体のみに攻撃を集中させて3回怯ませると、
      その時点で既に覇種パリアプリアの体力の半分を削っていることになる。
      たった3回の怯みでこれなのだから、ダメージ軽減要素が存在していると錯覚しても仕方ないだろう。
      • なおこの特性は覇種ドラギュロスと覇種テオ・テスカトル、そして全てのG級モンスターも保有している。
        が、覇種パリアプリアは覇種・特異個体補正でベースの怯み値が途轍もなく上がっているため、
        尚更この特性が脅威となるのである。
      • もちろん、それだけならダメージ追加軽減はガセであることはすぐ分かるだろう。
        しかし怯み耐性を得、怯みにくくなっている時は大体唾液バリアを纏っていることが多いため、
        上記のガセ情報が本当であると、
        信じこむに足る状況であったケースが非常に多かったのは間違いなかっただろう。
    • また、覇種でない通常個体でも強力な他のモンスターと違い、
      元がかなり弱いだけあって大きく変貌を遂げた=強烈なインパクトを感じた…ということもあると思われる。
    • 実際にハンターが確認できる指標として「覇種連続迎撃戦」のランキングが掲載されており、
      討伐成功率は登場済みの覇種中最低の66.08%と両極端。
      フォワード応援コースが2日のみ、対策スキル情報の錯綜、
      その巨体が暴れるには足りないエリアの狭さ、タフさによる時間切れ撃退などの要因が絡んでか、
      他の覇種軍団と比べて飛びぬけて下回っている。末恐ろしい……。
  • ちなみに肉質は剛種パリアに準拠しているため、覇種軍団の中では珍しく火・雷属性が通る。
    当時はガンランスの属性連撃砲が猛威をふるっておりそれが切り札になるといわれていたが、
    実際はあまりにも怯まないことからマトモに攻撃を当てることができず、
    出来ても反撃で蹴散らされることから、上記の礫バリアでダメージ軽減説を後押しすることとなった。
  • 前述した通り、本個体の発表はMHF感謝祭にて公開収録がされた第9回運営レポート動画版であるが、
    発表と同時に収録会場にいた皆一同騒然(9:28~)
    そのあまりの変わりように驚きを隠せないプレイヤー達に、杉浦Pはニヤリとした表情を浮かべていた…。
  • ちなみに頭に打属性攻撃が非常によく通ることから、
    MHF-G5以降は同アップデート時に大幅に強化されたハンマーを持って挑むことで
    比較的容易に討伐に持ち込めることが知られている。
    G5でハンマーのふっとばしに関する仕様が大きく変わったので、いたわり+2/+3もあまり重要ではない。
    もちろん覇種パリアの猛攻に対処できる知識と技術は必要であるが…
    また、上述したように火属性と雷属性がよく通るため、属性チョイスもかなり重要となる。
    実装当初は無属性または弱点属性の武器が主流*4だったが、
    現在は雷・火共に武器も豊富になってきているので、上手く活用したいところである。
  • また、超越秘儀の六華閃舞【火】では強制的に怯み状態を複数回発生させる効果があるが、
    これはよろめき耐性増加の影響を受けないため面白いように怯んでくれる。
    覇種パリアプリアは何かしらの前兆動作の後にエリア内を縦横無尽に動き回る習性があり、
    ノーモーションでSAが入る行動があまり多くないため、
    礫を纏っていない時などに発生させれば怯みっぱなしにすることも可能である。
    そして他の覇種と比較しても基本的に火属性がよく通るモンスターであることから、
    高い火属性値+強化した超越秘儀を用いることで、中盤以降一気にラッシュをかけることが可能。
    これは後述するG級の渇喰パリアプリア戦でも極めて有効な戦略となる。
    • なお、六華閃舞【雷】は全く効果がない(ダメージは入る)。
      六華閃舞【火】は火属性が1でも蓄積されれば最優先で機能するため、
      その為六華閃舞【火】を積極的に機能させる場合は、光属性、天翔属性などの複属性を使うか、
      砲撃やヒートブレードで火属性を蓄積できるガンランスを用いるといい。
  • 覇種は生肉を食べることは食べるのだが、それを嘔吐物と同時に吐き出すようなことはしない。
    この為覇種で嘔吐物を集めることはできない。
    やる人もいないと思われるが…

G級

  • MHF-G G2にてG級個体が解禁。
    ランクはなんとリオレウスより高く、ティガレックスやグラビモスに並ぶ☆5
  • 突進の速度が原種や剛種と比べるとかなり速くなり、
    更に突進の軌跡にしばらくの間汚物を残す技を身につけている。
    それに触れようものなら絶大なダメージと共に漏れなく泥酔状態悪臭状態になり
    マトモに歩けなくなる上に回復薬等の飲食物も使用できなくなる
    消臭玉は忘れずに持ち込むこと。
    更に突進中の口部分に被弾すると、悪臭状態にはならないが泥酔状態に陥ることがある
    突進の仕様は変わっていないためやはり剣士との相性は悪い。
  • 耐久力と攻撃力はさすがに覇種ほどではない…のだが、
    通常時の攻撃倍率は8.0と、覇種が礫を纏っていないときよりは高い
    体力は12000と剛種よりは圧倒的に高い。
    また、怯み値は覇種同様に怯むごとに増加していくため、
    一部位のみを怯ませ続けるのは現実的には不可能となる。
    物理肉質に関しては原種・剛種・覇種と若干変化があり、尻尾への斬攻撃が有効になった他、
    弱点以外の部位の弾肉質がかなり改善されている。火属性と雷属性に弱いのは相変わらず。
  • 更にハードコア化も可能。
    覇種で払拭したはずの弱モンスターの刻印を押された恨みからか、ステータスの上昇値が尋常ではなく、
    攻撃力は覇種にも匹敵する10.4、HPと全体防御率もそれぞれ16800、0.42と、
    新モンスターのギアオルグやゴウガルフに匹敵するレベルのステータスとなる。
    流石に覇種の技までは使ってこないが、たかがパリアプリアと侮ると痛い目に遭うだろう。
  • ちなみに嘔吐物はG級素材となっており、
    準レアである硬骨のほか、かなり入手に手間がかかる素材であるなぞの輝く塊を入手できる。
    そのため「命がけのパリア吐かせ」にチャレンジするハンターも少なくない。
    • 余談だが、嘔吐時の追加報酬にG級イャンクック・ダイミョウザザミ・リオレウス・リオレイア、
      そしてゴウガルフ2頭の素材があることが明らかになった。
      覇種ほど凶悪な外見ではないが、G級のパリアプリアも結構えげつないことをやっているようである

渇喰パリアプリア

  • MHF-G9.1にて登場した、特殊なパリアプリア。
    比類なき強さを持つ1頭に挑むG級ハンター向け新イベント「無双襲撃戦」で登場し、
    2016/2/10に初回の無双襲撃戦が開催された。
    情報自体は2016/1/15にG9.1プレビューサイトで公開されたが、事前予告で一切記されておらず衝撃が走ることに。
  • 何故ならその外見は、
    かつてハンター達を恐怖させた「覇種パリアプリア」そのものだったからである。
    上述したようにG級では通常ベースのパリアプリアしか登場しなかったため、
    渇喰パリアプリアは覇種パリアプリアをベースとしたG級モンスター、ということになる。
  • ちなみにUNKNOWNを除けば、覇種ベースの外見を持つモンスターがG級にて登場するのはこれが初である。
    無双襲撃戦の特徴よりとんでもない強さを持つということは容易に予想できるだろう。
    覇種は元々ステータスや攻撃の手強さとしては下手なG級モンスターを超えるポテンシャルを持つだけに、
    その戦闘能力が注目されていた。
  • イベントの登場であるため、渇喰パリアプリア自身の固有武具はない。
    イベント報酬としては「ガネトGシリーズ」という防具の作成に関わっており、
    かつその防具は同アップデートの目玉となるトア・テスカトラ同様、
    「極み吼えるジンオウガ対策」という位置づけとなっている。
  • ちなみに至天征伐戦のように短時間で討伐しても報酬が増えるわけではないが、
    5分未満(0分針)で討伐すると「瞬呑」という称号が得られる。

戦闘能力

  • 渇喰パリアプリアは一言で言えば「G級行動付き覇種パリアプリア」となっている。
    なので基本的な戦闘能力の概要については上記を参照いただきたい。
  • 覇種パリアプリアとの仕様面の違いとしては、
    戦闘開始直後(ドスファンゴを喰らっている時点)から赤色のヌメリがあること、
    開幕の確定行動が突進ではなく背面ボディプレスになっていることが挙げられる。
    また、現在の覇種パリアはヌメリが取れても即座に礫で纏いなおすことは無くなったのだが、
    こちらは実装当時の覇種パリアを想起させる為なのか、即座に礫で纏いなおすようになっている。
    更に特異個体のダイソンブレス2種の使用後の隙がオミットされており、
    覇種の最大技である超剛砕プレスの使用後疲労モーションも時間が短くなっている。
    • ちなみに、普通のG級パリアプリアは突進の軌跡にゲロを撒き散らしていたが、
      その行動はオミットされている。
      ただし突進中の口部分に被弾すると泥酔状態になることがあるのは変わらない
  • 基本設定はG級パリアプリアに準拠はしているものの、
    体力はHCモード補正込みで覇種と同じ約30000となっている。
    そして全体防御率は至天征伐戦UNKNOWNよりやや低い0.14
    おまけによろめき耐性はG級パリアプリアノーマルモードの2.4倍
    文字通り「G級における覇種ポジション」で、
    なおかつMHF最強クラスのモンスターの1体であると言えるものとなっている。
    • ただし肉質がG級準拠になったことで、
      従来非常に相性が悪かった切断武器との相性は改善されている。
      また、攻撃力そのものはG級パリアプリアと同じなので、
      一部の技を除けば防御力によるダメージ軽減が確実に機能するようになっている。
  • また、当然ながら新規技も存在する。
    いずれも迫力ある大技になっており、最近の防護スキルへの対策も備わっている。
    一方でいずれも使用後には明確な隙が発生するため、
    切り抜けることで攻撃チャンスが増やせる近年の主流に沿ったものとなっている。
  • 配信からしばらく経った現在、MHF-Zでもその強さは健在。
    ★3の辿異種並みの耐久力や短い制限時間、容赦ない即死コンボ攻撃などは辿異武具を使用していても苦戦必至だろう。
    • 状態異常を多用するため、遷悠武器シャガルシリーズによる状態異常無効【多種】も視野に入る。
      防御力が低いため、ダメージは多少増加してしまうが、
      極めて危険な状態異常を軒並みシャットアウトでき、生存に寄与してくれるだろう。
胃酸撒き散らしボディプレス
通常よりも遥かに短い予備動作で背面ボディプレスを仕掛けてくる。
が、単発の突進後という決まりがあるので予測は可能であり、
ボディプレス自体の純粋な威力も通常のものより下がっている。
しかし、ボディプレスを行った際にゲロが周囲に撒き散らされ一定時間残る。
これに触れるとダメージだけでなく泥酔&悪臭になってしまうため極めて危険。
この行動があるため、渇喰パリアプリアは覇種より泥酔と悪臭の対策が非常に重要になる。
噴射突進→なぎ払い水ブレス
屈み込むようにしばらく溜めた後、放屁しつつ地面を喰らいながら凄まじい勢いで突進する
その後180度ターンしつつ大量の礫が混ざった水ブレスを噴射してくる。
この水ブレスは威力が非常に高い上に礫による瞬間的な多段ヒットが同時に発生するため、
直撃してしまうと絶対防御態勢や真根性は全く意味を成さず力尽きてしまう
ドゥレムディラの壊毒ビームを彷彿とさせる仕様になっているが1Hit辺りの威力はそれよりは低いので、
当たり方によっては根性札グレートや魂の再燃があれば、一応生き残ることもある。
が、基本的にはどちらか一方だけを持っていても貫通し即死してしまうほどのダメージがある
ので絶対回避を心がけたい。
また、なぎ払うため判定時間が短くフレーム回避も十分可能
ただし最初の突進に被弾すると打ち上げられるため、次のブレスを回避することができずに被弾が確定する。
使用後は長めの疲労モーションで隙を晒すのでチャンスになる。
さらにこのブレスはスキルが無くても連続ヒットによるスタミナ消費をカバーできればガード可能。
ボディプレス→バックジャンププレス→特大水ブレス
剛種デュラガウアのようにその場で飛び跳ねてハンターを打ち上げ
バックジャンプで軸合わせしつつ間合いを取り
上記と同じ性質の水ブレスを広範囲に噴射する渇喰パリアプリア最大の大技。
当然ながら打ち上げを貰ってしまうと水ブレスの回避はまず不可能となる。
更にこの水ブレスは上下にも広い範囲である上に*5薙ぎ払わないため、フレーム回避が非常に難しい。
上記の薙ぎ払いブレスとは違い、絶対防御や根性、根性札再燃といった保険
ことごとく貫通する即死コンボとしては予備動作が非常に短い
バックジャンプ時に急激な方向転換*6をしながらターゲットを決めるらしく、
打ち上げられたプレイヤーと地上にいるプレイヤーを纏めて水ブレスの有効範囲に、
入れるように軸合わせをすることもある。
おまけにバックジャンプの着地ですらも打ち上げ判定が発生するという凶悪なものになっている。
ただし流石にパリアプリアの足元にはブレスが届かないため、
密着しつつ打ち上げやバックジャンプを正確に回避することができれば水ブレスが被弾しない。
移動先を予測して側面に回り込んだり、ガンナーなら武器を仕舞って緊急回避の準備をするのも手。
また、こちらもスタミナ消費対策があればガードでの対処が可能。
こちらも使用後は長めの疲労モーションで隙を晒す。

余談

  • このモンスターから作れる武器はなぜか、別称から名前をとっている
    (ドン・ククリ、ドン・スタンプ、ドドン・マウンテンなど)。
    しかも斬れ味ゲージが、全部緑だったり、斬れ味レベル+1発動時黄色ゲージからイキナリ紫ゲージになるなど、
    トンデモナイ武器が作れる。どうやら表面を覆う粘液の影響によるものらしい。
    • 覇種の素材を使った武器の性能も一級品。
      覇種武器として太刀、双剣、ハンマー、ガンランス、弓が発表された。
      特に双剣は戦闘維持能力において、弓は水属性拡散弓として、
      他の追随を許さないものになっている。詳しくはリンク先を参照。
  • 「サンショウナギに似ている」という設定からもうかがえるように、
    パリアプリアのモチーフは両生類のサンショウウオとなっている。
    全体のフォルムのほか、粘液を分泌していたり、旺盛な食欲を持つといった点がその要素である。
    また、これによって「ティガ骨格をしたモンスターは実在の生物をモチーフとしたものが多い」
    という傾向が本家のみならずMHFにも継承されていくこととなった。
  • 別称や武器にあやかり、パリアプリアのことを「ドンちゃん」というハンターが多い…
    というか、今となっては運営も使っているのでFではほぼ常識化されてしまっている。
    ちなみに烈種ガンランスの武器名は「ドンサマ」つまりドンである。
    覇種パリアのイメージにはある意味ぴったりかもしれない。
  • 余談の中の余談だが、別称の呑竜は中国語で読むと、呑龍(ドンロン)となる。薬の神様のことらしい。
    また、第二次世界大戦時の日本軍の重爆撃機、百式重爆撃機の愛称としても使われている。
    • MHRiseでは「忍傘【呑竜」という、本種の別名を冠した大剣が登場したが、
      こちらの元ネタは上記の爆撃機の方であると見られ、特に関連性は無い。
  • MHOでは「呑淵竜」という似たような名前のモンスターが存在する。
    こちらは砂漠に生息する古龍種である。
  • 覇種パリアプリアが「覇襲」した際には、前述の奇想天外な攻撃で、ハンター達を恐怖に陥れた。
    そのせいか、ネ実Wikiなどには、凶暴化したAAが貼られている。
    一匹残らず喰い尽くしてやる
    一匹残らず喰い尽くしてやる
    
       |ヽ,,,|',
       Σ◎iWi◎> ゴゴゴゴゴゴ
     /'''√|| ノ|
     \<〃m m  ε;(';;,)3;(';;,)3   ;(';;,)3  ←猪達
    
    
    

    ちなみに覇種でない方のパリアプリアのAAはこんな感じである。

      |ヽ,,,|',
      ΣΘwΘ>
    /'''√|| ノ|
    \<〃m m  ε;(';;,)3
    
  • 2013/4/2、パリアプリアの「天嵐への導き」が初配信。
    が、肝心の個体がなんとHC剛種という皮を被った覇種個体(内部数値が覇種と同じ)であり、
    普通の個体の6倍もあるHP、低い全体防御率、高い攻撃力も相まって、
    多くのハンターを恐怖の淵に叩き落とした。現在では通常の剛種個体と同数値になっている。
  • ちなみに覇種とG級の関係を巡る運営の発言(覇種は元々G級のネタだったものを前倒しした)と、
    実際の状況に乖離があるとされたのがこのG級パリアプリアである。
    G9.1まで覇種とG級ノーマルクエストが両方存在するのはパリアプリアのみであったが、
    上述したようにG級通常個体はあくまで従来のパリアプリアがベースとなっているため、
    「覇種で使ったネタ」を一切用いていないからである。
    • これについて当初は、
      「覇種はG級モンスターに使うネタを用いつつ、何がしらアレンジを加えたもの」と考えられていた。
      覇種パリアプリアはモーションや特性面ではG級新モンスターのヒュジキキと共通点が多く、
      ヒュジキキの特性を流用したのが覇種パリアプリアである、ということとされていた。
      しかし更に後になって、「覇種の人気に伴ってG級新モンスターをクオリティアップせざるを得なかった」
      という発言が出たことから実際は逆(つまりヒュジキキの特性は覇種パリアプリアから流用された)
      である可能性が生まれた。
      「覇種パリアプリア」というデザインに関しては、
      G級の高難度クエストポジションで用いるつもりだったものと考えられている。
      • なお、現在のG級高難度クエストポジションの烈種始種は、
        デザインコンセプトが覇種パリアプリアのそれとは大きく異なる*7ため、
        覇種パリアプリアは○種というカテゴリではないクエストで、G級への復活を果たしたのであった。

素材

  • 冒頭でも触れたとおり、パリアプリア本体の素材は長らく「価値がないもの」だったという設定から、
    非G級個体の素材は売却単価が極めて安い。
    加工技術が概ね確立したG級個体の素材は、他のG級モンスターと概ね同額になっている。
呑竜の皮
パリアプリアの皮。肌に吸い付く潤いと独特な感触が特徴。
その触感のためになかなか人気が高い素材だが、加工の難度は高く、使い所が難しい。
他の呑竜の素材と同じく、取引価格は著しく安い。
通常の個体の素材よりも硬度と耐久力ともに優れたものは「呑竜の至皮」と呼ばれる。
呑竜の牙
パリアプリアの牙。黄ばみが目立つ上に臭いもきつく、はっきり言って衛生的に問題がある。
しかも一本一本の大きさや形が不揃いで、使えない訳ではないにしても素材としての価値はとても低い。
特異な個体から稀にはぎ取れる牙は「呑竜の穿牙」と呼ばれ、普通の牙より鋭いが、
キツイ臭いが原因で加工素材としてはイマイチで、
HC素材としての価値も同ランクのHC素材と比べると低い。
また、通常の個体の素材よりも硬度と耐久力ともに優れたものは「呑竜の至牙」と呼ばれる。
呑竜の酸液
パリアプリアの体内で分泌される消化液。平らげたものを猛烈な勢いで消化していく。
あまりにも強すぎるため、絶命すると同時に機能を失った身体を内側から消化し始めるという。
その強さに加えて強烈な臭気を放つため、素材としての使い所は限られており、取引価格もとても安い。
呑竜の血
パリアプリアの血液。黒っぽくてドロドロとしている。
とある地方では滋養に富むと言われており、実際に飲む人もいるらしい。
その成分や毒性についてはまだ研究中であり、実際の効能なども現段階では一切不明。
需要はかなり低いが、武具の素材として使う事は出来る。
呑竜のヒレ
パリアプリアの身体の至る所に生えているヒレ。
水中生活を目指した進化の途中、元々は水棲のモンスターだったなどの様々な説があるが、
現時点では何のために発生しているのかは不明。
特殊な体液によりぬるぬるとしている。しかもこのぬるつきはいくら洗っても完全に落ちることは無い。
そのために素材としての価値は低く、需要もあまり無い。
なお、パリアプリアが落とし穴からの復帰が早かったり効かなかったりするのは、
このぬるつく体液のお陰で本来ならモンスターに絡み付くはずのネットをすり抜けているためである。
長い年月を生きた特異な個体から稀にはぎ取れるヒレは「呑竜の凄ビレ」と呼ばれている。
このヒレを用いた武器は非常に強力な物へとなるが、ぬめり感も上ヒレより凄く、
非常に加工しづらい工房泣かせの素材であり、価値も同ランクのHC素材と比べるとやはり低い。
呑竜の軟骨
パリアプリアの軟骨。高い弾力性を持ち、劣化に強い。
パリアプリアの素材の中ではキモと並ぶ貴重な素材の一つであり、
防具のつなぎ用の素材としては最高級の逸品。
しかし、それでも取引価格はとても安い。
呑竜のキモ
意外にも小さいパリアプリアの肝。狩猟したとしても入手しにくい貴重な素材である。
魚竜のキモやモンスターのキモなどとは違い、素材として扱うことが出来るが、取引価格はそれらより安い。
生肉に仕込まれた毒をものともせずに活動を続ける強靭な臓器だが、
嘔吐する際に一緒に吐き出されることがある。
呑竜の硬骨
パリアプリアの硬質の骨。ミネラルたっぷりの骨は硬く丈夫である。
呑竜の粘液
体表の保護に使われるパリアプリアの液体。個体によって効果は様々。
MHFに畑のシステムはないが、設定上肥料としても使用可能。
ただし効果は、与えた野菜が収穫後も際限なく成長を続けるほど強力且つ危険である。
呑石
パリアプリアの酸液でも溶けない鉱石。ものすごく硬い。
呑竜の爛石
覇種パリアプリアから見つかった石。一種の胃石とする説が有力。
体液で爛れているが、不思議な力を宿している模様。
覇種武器、覇種防具の生産、強化に必要となる。
不思議な体液
峡谷で採れる不思議な体液。ぬるぬるしている。
特定のアップデート記念クエストの報酬のみで入手可能であり、パリアバレッタの製作に必要。

関連項目

武器/パリア武器 - パリアプリア素材から作られる各武器へのリンクあり
イベント・メディア展開/MHFガールズ・フロンティア - 原種が第2シーズン1回に登場
モンスター/怒り喰らうイビルジョー - 老齢化によって通常より狂暴化したという点が覇種個体と共通している
BGM/峡谷戦闘BGM
クエスト/天嵐への導き【呑竜】
クエスト/レッツノータッチ!


*1 ただし、毒テングタケを食べるババコンガが毒生肉を食べて毒に陥る理由として「成分が変わっているから」というものがある。その際に味が変わっている可能性もあるため一概に原材料の味=罠肉の味と言えるかは不明
*2 怒り状態が無いため、同じく怒り状態の無いゼルレウス同様剛種軍団の中では最低の攻撃倍率である
*3 当時は紙集め全盛期であり、最速討伐可能だった剛種パリアに最速討伐できなくなる要素が追加されたため。
*4 属性砲や属性弾で倒しきれなかったため、当時は「属性も効かない」とすら言われていたこともある。
*5 軸があっていれば、打ち上げたプレイヤーも地上にいるプレイヤーも纏めて当てられる程
*6 90°以上
*7 烈種は「メカニカル」、始種は「太古の姿を現在に残す」