武器/ブレス・コア

Last-modified: 2022-12-29 (木) 01:27:50

さびた塊から復元された古代文明のハンマー。
歴戦の槌最終強化版にして、古代の軍鎚でもあったようだ。
打突面の赤い部分は龍のブレスであり、今尚それは燃えているのだという。

目次

概要

  • ブレスの核が突き刺さっている点を除けば、見た目は完全に武骨な鉄鎚と言った様子。
    何も知らずに見ればアイアンハンマー系統の進化版と考えてもおかしくはない。
  • 初代MHからの皆勤である。
    シリーズによって性能は結構違うが、MHP2Gまでは無属性かつ高火力、
    MH3以降は龍属性かつそこそこの火力が特徴。
    MHG以降ではパルセイト・コアの下位互換的性能になるが、入手時期を考えれば妥当な性能差である。

MH・MHG・MHP

  • 初代ではオフラインで作れるにも拘らず攻撃力が唯一1000を突破しており、物理火力は確かに最強格であった。
    緑ゲージが最大だったのも大きいだろう……が、ちょっと短めなゲージのは否めない。
    更に言うと初代では属性がとにかくよく通っていたのとやはり縦3がないので、
    オンラインに行けばドラゴンブレイカーなど優秀な属性付きハンマーに役目を取られていた。
    • 現在はオフラインのみなので最終的にほぼこれ一択。
      まあ、縦3がない以上はハンマー自体が弱武器であったが……
  • MHG,MHPでは攻撃力1040とハード級まででみればほぼ最強格。
    これはハード級まではもちろんのこと、G級序盤であっても、
    あるいはG級中盤以降でもリオレウスなどのハンマーと相性がいい相手なら充分通用するほどの高火力である。
    その上、やはりオフラインで製作可能と強力である。
    ところが、ハードに上がると先述のドラゴンブレイカーが全く同じ攻撃力1040、それなりの龍属性330、
    そして何よりこちらの倍以上の緑ゲージを有するなど、やがてこちらはお役御免になってしまう。
    が、あちらはハード級終盤で漸く手に入ると言った上に、
    特にMHGではドラゴンブレイカーを作れるようになるまでも時間が掛かったので、
    それまでの繋ぎでブレス・コアを使うプレイヤーもいた。
    MHGではHR20までが長いのに加え、縦3が導入されたので若干使用者は増えたかもしれない。

MH2・MHP2(G)・MHF

  • 会心率システムが導入され、会心率-20%を付与されてしまった。
    しかもMH2の会心率システムはバッドクリティカルだと物理火力が半分になってしまうので、
    オフライン最強の攻撃力936も実際の期待値で見ると842.4にまで落ちてしまう。
    この数値は、今作でも優秀なドラゴンブレイカーの884に敵わないという状況である。
    仮に見切り+2で会心率をどうにかしたとしても、今度はデフォで青ゲージを持つスイ【狼】の壁が迫る。
    また特に対古龍戦ではどうしてもドラゴンブレイカーの龍属性が活きてくる点などから、
    使用率はお世辞にも高いものではなかった。
  • MHP2(G)においては、ほぼMH2と同じ性能である。
    会心率のマイナス会心補正が大きく改善されたので多少待遇は良くなったものの、
    やはり入手時期から使われることは少ない。
    正直MHP2Gについては下位の間は大骨塊あたりで駆け抜けられるのと、
    その後も上位・G級と多彩な武器が出現することからもこの武器の影の薄さはより増してしまう。
    • MHP2Gでは更にブレス・コアGが登場。
      これまでの不遇を晴らすかのように極めて高い攻撃力1508に紫ゲージ30、
      おまけにスロ1付きとかなり強力なハンマーとなって帰ってきた。
      要するにカオスオーダーの防御力+20の代わりにスロット1が付いてきたということであり、
      その強さは一見して分かるものである。
    • 但しスロ1の代償は重く、会心率-20%も付いてしまう。
      同等以上の期待値を見せ、斬れ味も同じ紫30、
      更にスロットも同じく1つ持つハンマーとして君臨する雷鎚フルフルの存在が余りにも痛い。
      その為、強力であるのは事実だが最強には一歩及ばないという
      無印~Pを彷彿とさせる立ち位置に収まっている。
  • MHFではまさかの強化先が追加。上位素材でブレス・コア改、
    変種素材でジェノサイド・コアまで強化することが出来る。
    ……が、攻撃力1300、防御力+40と時期としてはあまり高い性能ではない。
    しかも会心率-40%と恐ろしく低い。最早ネタ武器の領域ではないだろうか。
    止めにレア度も7なのでHCでも使いどころが殆どない。

MH3(G)・MHP3

  • MH3では物理火力最強をブラスナックルに譲った代わりに、
    それなりの龍属性280とそこそこ長めの緑ゲージを手に入れた。
    最強を譲ったと言っても攻撃力は832とそれなりの高さを維持している。
    会心率も0%になり、下位ハンマーとしてはかなり強力な立ち位置に入ることに成功したと言える。
    • 更に上位強化でラヴァ・コアを作成できるようになった。
      攻撃力は936、龍属性値は330、そして更に長い緑ゲージを有している。
      雌火竜の紅玉こそ必要になるがそれでも入手時期は上位最序盤なので、
      もしブレス・コアを下位で作っていた場合は序でに強化しておくと暫く楽になった。
  • MHP3においては、表示が変わっただけでMH3と性能自体は変わっていない。
    ただMH3と違って下位の時期がかなり短いので、使用頻度は少ないと言える。
  • MH3Gでも余り基本性能は変わらないが、攻撃力が何故か728までダウンしてしまった。
    ラヴァ・コアに強化して漸くMH3時代のブレス・コアを少し超える程度になり、
    一方MH3時代のラヴァ・コアに相当する性能の武器としてクレスト・コアに強化できるようになった。
    なお、上位のうちでクレスト・コアまで強化できて、G級強化はない。
    • クレスト・コアの性能はMH3のラヴァ・コアと同じ攻撃力936に龍属性330。
      ラヴァ・コアとの違いは斬れ味レベル+1で白ゲージが少し出るようになったことだが、
      今作の斬れ味レベル+1はG級スキルなので
      素でそれなりの青ゲージが出るという以外はMH3時代のラヴァ・コアとほぼ同じ性能であると言える。
      性能自体は悪くないものの、獄炎石やいにしえの龍骨が必要なので入手可能時期も上位としては遅く、
      古龍の血もクレストまでで8個も要求されてしまい、大地の結晶の要求量に至っては200個と尋常ではない。
      一応、砲撃とボマーさえ整えばあとは流れ作業で倒せる村上位ジエン・モーランで血を手に入れられることもあり
      腕があまり良くなくても根気で作れるのが利点ではあるが、
      その時間があれば混沌の鎚、震鎚ギガス、ディオステイル改といった
      強力な上位ハンマーのいずれかを作れる可能性が高い。
      よって余り使い所がない武器となってしまった。

MH4(G)

  • 性能方針にメスが入り、ハンマーとしては惜しい属性偏重武器に変わってしまった。
    攻撃力は624、龍属性は400、会心率は0%。
    最もMH4の生産武器は全体的に性能がデフレ気味なので、妥当と言えば妥当か。
    一方斬れ味はやや劣化したが、使えないという程でもない。
    また最大の特徴として、今作からスロット2が追加されたことが挙げられる。
    下位時点でのスロット2は結構嬉しい……が、やっぱり攻撃力が少し物足りない。
    • 上位強化として今作でもラヴァ・コアが存在する。
      攻撃力676と龍属性480で、属性値はともかく攻撃力は正直上位ハンマーとしては物足りない性能である。
      しかしながらスロット3を有し、斬れ味も素で白、斬れ味レベル+1で更に延長と汎用性はそこそこ。
      また素材的にも上位序盤で手に入れられるので、全く使えないという程でもない。
      ただ大地の結晶の量は少し大変であるが。
  • MH4Gではクレスト・コアが作成可能になった。こちらはMH3Gとは違いG級武器になる。
    攻撃力が1248、龍属性が600とかなりの成長を見せたが、やはりG級では少し物足りない攻撃力である。
    時期的にはG級序盤で作れないこともないので、活躍するとすればそこだろう。
    スロット3も健在なので汎用性はある。
    斬れ味についても素で長い白、斬れ味レベル+1で更にそれが延長するのでまあまあ。
    だが、残念ながら紫ゲージは出ない。
    少しゲームが進めば上位互換の龍ハンマーはたくさん現れるので、
    「最も入手時期が早いG級龍ハンマー」という立ち位置がキモになる武器であろう。

MHX(X)

  • Xでも続投、凄くさびた鎚をLv3まで強化するとテオハンマーと共に派生先に現れる。
    問題児だらけの龍ハンマーの中にあって、割と優等生なバランスタイプ。
    凄まじい数の大地の結晶を使用するが、古龍の血を使うくらいで特にレア素材を要求されない。
    最終的にラヴァ・コアとなる。攻撃力は190、属性値は33。
    が歴代最重量スキルとなったMHXでは貴重な素白武器だが、白ゲージは僅か10しかなく、
    ハンマーの手数でも業物+【臨戦】でギリギリ維持できるか…という所である。
    では鈍器、となると青ゲージが中途半端に30もあるのでこちらもキツイ。
    • 匠は有効なので斬れ味レベル+1で容易に維持が可能になる。
      また10とは言え素白は素白なので剛刃研磨も効果的。
      相方のパルクルス・コアは素青のマイナス会心な事を考えると、
      結構頑張った方だろう。どちらもスロ無しという欠点はあるが。
  • 攻略武器としては十分使えるレベルだが、性能が近い業鎚ダグザ
    その強化版の滅鎚ブラドで事足りると言えば事足りる。
    • まぁブラドもダグザも作成難度が高いというネックがあるので、
      「(採掘結果次第で)楽に作れる素白ハンマー」という立ち位置は押さえてはいる。
      採掘が盛んな環境はあるのは追い風か。
  • XXでは究極強化でクレスト・コアの名称が復活。
    …が、攻撃力280と他の属性特化ハンマーを下回るほどに物理性能が伸び悩んだのが祟り、
    本作で復活したラオシャンロンのハンマーであるダークバニッシャーの生産段階
    ドラゴンデストロイにすら匠+2で出るゲージが無いと勝てないというあんまりな性能である。
    当然ながらあちらはさらに2段階の強化が出来る*1ので、この武器を強化するメリットは皆無に等しい。
    そのダークバニッシャーも、本作で大躍進を果たした災禍鎚ダルカラモルテの所為で非常に立場が危ういのは内緒。
    • なお、攻撃力以外の性能は龍属性40、斬れ味が素で白30、匠で紫30。そしてスロット無し。
      この低攻撃性能なら、スロットが2つ3つあっても良かったのでは…等と思わずにはいられない。

余談

  • 「ラヴァ」とは溶岩のことである。こちらはヴォルガノスの防具でご存知の方も多いだろう。
    恐らく龍のブレスが燃えている、という点から繋がったと考えられる。
  • 「クレスト」は「兜」「とさか」等という意味がある。
    確かに打突面がトサカのように見えないこともないが、
    これまでの熱そうなイメージの名前からは一歩引いているように感じられる。
    • 「最高峰」や「物事がもっとも盛んな状態」と言う意味も持つので、
      "最高潮に燃え盛る龍のブレス"という意味合いなら合点は行く。

関連項目

武器/凄く風化した○○
武器/パルセイト・コア


*1 素材の都合上、こちらの限界突破とともにあちらの生産が可能になり、こちらの究極強化と同時にあちらも限界突破が可能になる。