どこか妖艶な雰囲気をまとう
人魚竜の大剣。膜部を加工して
作られた刃は、斬れ味抜群。
(メロウドロウ)
その強烈無比な斬撃の前に、
万物は水泡のように儚く散る。
艶なる人魚の叫びを聴け。
(夢幻のメロウドロウ)
人魚竜の情念を宿した大剣。
妖艶な呼び声に惹かれ悪夢に
落ちた獲物に刃を振り下ろせ。
(夢魘大剣メロウドロウ)
目次
概要
- MHRiseで初登場した人魚竜イソネミクニの大剣。
イソネミクニの膜部を加工して作られており、見た目は過去作の水剣ガノトトスに近い。
- 溜めると膜部にある模様が水色に発光するギミックを持ち、溜め段階が上がるごとに光も強くなる。
メロウドロウ
MHRise
- 一発生産もしくはイーズルブレイドIIからメロウドロウIへ派生可能。
- 最終強化の夢幻のメロウドロウの性能は以下の通り。
- かなり低い攻撃力160
- 会心率0%
- 睡眠22
- 斬れ味は素で緑止まり、匠+4でようやく青
- スロットはLv2とLv1が1つずつ
- 百竜強化は「攻撃力強化III」「属性強化【睡眠】I」「鈍刃の一撃」
- 睡眠大剣のライバルは睡貝大剣ピンクターダ。
…なのだが、夢幻のメロウドロウは攻撃力で20の差を付けられ、斬れ味で青が出るのも匠+3とあちらの方が早く、
スロットでもLv3×1・Lv1×1と負け、トドメとばかりに完成時期は★5とこちらより早い。*1
一方のメロウドロウは属性値でこそ勝っているものの、睡眠22と毒や麻痺に比べると属性値自体が非常に低く、
大剣の手数では1回眠らせられるかどうかという根本的な問題は共通しているため、
基本的にはあちらが上位互換と言える。
【大賢虎変】で攻撃力190かつ匠+1から斬れ味白or攻撃力210かつ斬れ味青で、
睡眠属性15の大剣は簡単に作れるうえに、
そもそも状態異常は大剣の仕事ではないという事実の前に需要を根こそぎにされているのは言ってはいけない
- 全くの余談として、他のイソネミクニ武器の性能を手数の差であまり比較にならない属性値を抜きにして纏めてみると
- 攻撃力180。太刀と操虫棍のみ190
- 会心率は一律で0%
- 斬れ味は素で緑止まり、匠+2~3で青
- スロットはLv2×1・Lv1×1orLv1×2が半々。太刀のみLv1×1
- 百竜強化も一律で「攻撃力強化III」「属性強化【睡眠】I」「鈍刃の一撃」
上記の通り睡眠属性値は大剣の手数では低すぎる水準なため、一振りだけ属性偏重型という訳ではない。
強化時期やレア度に差があるから…という訳でもなく、ミクニ武器は全て上位イソネミクニを狩れば完成する。- 原因として思い当たる節としては、ミクニ武器の中では最終強化に竜玉を要求されないという点。
しかし、同じく竜玉を要求されない太刀はスロットがやや劣るものの、属性値や攻撃力は普通に優秀。
ちなみにチャージアックスは竜玉の代わりに堅竜骨を要求されるが、こちらも見劣りする部分は無かったりする
一振りだけ上位終盤での派生先が用意されているポジションに据えられる…筈だったが、
中止された結果こんな微妙な性能止まりになってしまった可能性もありうるが、真相は闇夢の中である。
MHR:S
- 無事MR帯に進出。MRのイソネミクニの素材から作れる夢幻のメロウドロウ改で低かった性能はだいぶ改善される。
オロミドロの素材から夢魘大剣メロウドロウとなり、
傀異化素材で強化できる夢魘大剣メロウドロウ改が最終強化となる。
気になる性能は- 属性特化では標準的な、やや低め攻撃力320
- 大剣では最も高い睡眠属性34
- 会心率は0%
- 斬れ味はあと少し盛りたい素白40 匠3から紫
- スロットは使い勝手が良い2-2
- 必要十分な百竜装飾品スロットLv2
- とりあえずはまともに振るっていける攻撃力になったほか、匠で紫も出せるようになった。
ただ、睡眠属性34に関しては他の一部の武器種でも近い値を出せたり、上回れる数字でありあまり特別さは無い。
やはり寝起きドッキリの適正が特に高い大剣である点が加味されたのだろう。
この大剣を生かす場合は疾替えを上手く使い、
流斬りで睡眠値を蓄積しつつ寝た相手にはしっかり真溜めを当てていきたい。 - MRでは体力に比して部位耐久値が非常に高くなっており、部位破壊が難しくなっている。
狙った武器に確実に大きな一撃を叩き込めるこの武器は特定の部位破壊に適性があるため、
破壊王を併用すると素材集めに役立つだろう。
この運用は過去作の高攻撃力睡眠大剣と同じである。
- ライバルとして立ちはだかるのは夢蜃大剣ターリアディ。
攻撃力330・睡眠属性20・会心率0%・白20・防御ボーナス30・スロット3-2-1・百竜スロットLv2と、
攻撃力は微差で睡眠属性はこちらが大きく優位を取っている。
更に、ターリアディは斬れ味が白で止まる為、メロウドロウが匠で紫になれば理論上の攻撃力すら上回る事が出来る。- 負けている点といえば、ターリアディのスロットは3-2-1なのに対しこちらは2-2である事。
Ver.10時点では2スロと3スロの違いは然程大きくはなく、
1スロは使い道に困るケースも有る為、あまり問題にはならなかった。
他には防御力ボーナスの有無で負けている程度。
基礎スペックではほぼ完全にメロウドロウ側が勝っているといって過言ではないだろう。 - しかし、実際に装備を作るとなると話は別。
紫ゲージを出すには匠3、10だと大剣といえどさすがに厳しいため匠4は欲しい。
匠を4も積むとなればさすがに装備はなかなか限定されてきてしまう。
特に、今作では強力な攻撃スキルが多数出たが、それらに匠が付く装備がなく合わせづらい。
ターリアディも何かしら斬れ味補正スキルは欲しいが、匠以外からも自由に選べるため装備を合わせやすい。
また、睡眠大剣の利点としてはやはり寝起きドッキリであり、
最大ダメージの威糸呵成の構えからの小タル爆弾真溜め斬りになってくるが、そうなると攻めの守勢が欲しくなる。
攻めの守勢はスロット3スキルなため、大きくなかったはずの武器スロットの差も感じざるを得ない。
最終的には状態異常値のメロウドロウ、攻撃力のターリアディとなってくる。
巧撃や回避性能を有する月光シリーズには匠が付いており、
あと数Lv盛れば紫ゲージを出せるメロウドロウは受ける恩恵が大きい。
さらに、刃鱗磨きを搭載することで流斬り連携でも問題なく紫ゲージで戦えるため、
継続火力の面でもターリアディに迫ることが可能。蓄積チャンスが増えることで属性値14の差が
睡眠回数に響く可能性まで考えると、状態異常確定蓄積を活かすならメロウドロウに軍配が上がるか。 - 負けている点といえば、ターリアディのスロットは3-2-1なのに対しこちらは2-2である事。
- Ver.11では状態異常確定蓄積が登場。ジャスト回避成功で状態異常期待値が3倍に。
状態異常武器にとっては、これを取り入れた装備との相性も注目ポイントの一つとなる。- 状態異常補正が高く、前転回避と相性が良い流斬りスタイルと相性が良いのも特徴。
溜め落下突きの状態異常値も高くなっている為、流斬り&ハンティングエッジ構成がこの武器に向く。
ただし、睡眠武器は仲間が起こしてしまいがちなマルチに向かないので、
理解のあるメンバーと組まない限りはソロ向けの構成となる。 - スロットLv3の装飾品しかなかった匠と攻めの守勢がアップデートにより
Lv4でスキルLv2分の装飾品が登場し、かなり装備面での圧縮が効くようになった。
特に、アップデートで追加された装備類は傀異錬成をせずともLv4スロットが空いているものもあるので、
環境が進むにつれ手の届かなかったこの武器の伸び代が順当に実現されている。
- 状態異常補正が高く、前転回避と相性が良い流斬りスタイルと相性が良いのも特徴。
- ちなみに、本作で登場したオルドマキナ武器の剣士武器の多くは睡眠属性なのだが、
オルドマキナ武器の大剣担当は睡眠ではなく爆破属性なので、そちらとのライバル争いは免れている。
雪華のスノウドロウ
氷人魚竜の膜部を使用した
大剣。刃には零下の凍気が
宿り、一撃は氷塊の如く重い。
(雪華のスノウドロウ)
刻まれし文様が極光を放つ時、
その刃は万物を凍てつかせ
静謐なる死を呼ぶだろう。
(極光雪剣スノウドロウ)
MHR:S
- MRからは亜種素材を用いて雪華のスノウドロウが製作できる。
夢幻のメロウドロウから派生する他、一発生産が可能。
初期段階で氷89と、多くの最終強化武器を突き放す属性値を有している。
その後、鋼龍の剛爪と瞬間凍結袋を使用する雪華のスノウドロウ改では氷93まで上がり、
傀異化素材で最終強化極光雪剣スノウドロウが作れる。
気になるその性能は- こちらもやや低めの攻撃力320
- 圧倒的な氷属性100 しかし…
- 会心率は0%
- 斬れ味は十分な長さの白 匠3から紫
- 本種と同じく使い勝手の良いスロット2-2
- 必要十分な百竜装飾品スロットLv2
忘れてはいけない。氷属性の海を泳ぐのは人魚だけではなくかの有名なマグロがいることを。- 多くの武器種においてイソネミクニ亜種の武器は最高値の氷属性を持つのだが、
こと大剣に限ってはマグロに勝てず、完全に氷属性に特化するならマグロ側に分がある。
こちらは斬れ味紫が実現可能であり、本作は属性値も斬れ味補正は無視できないが
斬れ味補正を加味しても瞬間レイトウ本マグロのほうが氷属性は強くなるほど。*3
加えて、あちらは素で百竜装飾品の弱点特効【属性】を積めるのも気になるところ。
まさかルナガロンと並ぶサンブレイク氷担当のイソネミクニ亜種も冷凍されたカジキ如きに黒星を喫するとは思いもしなかっただろう。
古参の偉大さを存分に思い知らされたって所か。
- 一応、マグロよりも攻撃力は1高く、何よりスロットLv2が2つもついている点はスノウドロウ側が有利。
攻撃性能は割と僅差である為、マグロを使うとスキルの構成に支障が出るようであれば、
スノウドロウを選ぶ目も十分あるだろう。
凍ったマグロを担ぎたくない人もいるだろうし。
- 現在では傀異スロット全拡張+属性強化Lv8の状態を前提にすれば、こちらの紫とあちらの白とでの属性値の差は2まで縮んでいる。結局負けてるけど
紫自体も匠1から出せるようになっているため運用の際の負担もかなり減っており、元々マグロより10高い攻撃力も相まって、
紫の維持ができれば物理ダメージまで含めた瞬間火力ではマグロに勝れる場面も増えている。
逆に属性ダメージでは諸々の条件の差からまるで敵わないので、属性に振り切った運用はあちらに譲り、
こちらは属性寄りながらも物理も捨てない構成で差別化すると良いだろう。
関連項目
モンスター/イソネミクニ
モンスター/イソネミクニ亜種
武器/イソネ武器
武器/レイトウマグロ - 古参の氷属性特化大剣。MHサンブレイクでの競合相手…実際は最大の見せ所である属性値でこの武器を圧倒していったが。