目次
概要
- 太古の塊から復元された古代文明のハンマー。
ブレス・コアと同様の作りだが、大きな相違点として鎚頭にブレスが突き刺さっておらず、
代わりに打面は獅子や狛犬を思わせる、奇妙な怪物の頭を象ったデザインになっている。
よく見ると短いながら角が生えており、正確には龍がモチーフなのかもしれない。
- 一見ただ変な形なだけのハンマーに見えるが流石に古代の遺物らしく
内部構造は複雑なようで、現在の技術では解明不可能らしい。
性能
- 初登場はMHG。
さびた塊の方から作れるブレス・コアのほうは無印時代からある。
- MH2からはマイナス会心を持つが、高い攻撃力を持つのが特徴。
特にMH2では表示攻撃力だけならオンで作れる武器の中で1、2を争うほど。
しかしその後のシリーズでは強力な無属性ハンマーが多く現れたせいで、担ぐハンターも少なくなった。
MH3(G)・MHP3
- 高めの攻撃力と龍属性を得て、前よりは使用するハンターも増えた。
どちらの値も特化したハンマーからすると残念ながら見劣りするが、
それでも強力なハンマーである事は間違いない(というか上に挙げた2種が強過ぎるだけ)。
- MH3Gでは強化先として「パルメテオ・コア」が登場。
攻撃力、龍属性値共にそこそこ高く、匠で短めの紫と悪くはない性能なのだが、
同時期に作成可能となるジンオウガ亜種のハンマーに性能面で喰われてしまっているのが実情である。
MH4(G)
- MH4では攻撃力780に龍属性550とものすごい属性偏重武器になった。
しかも素で極めて長い青ゲージを持っており、匠で更に延長する(残念ながら白や紫は出ない)。
匠で延長するより業物で伸ばす方が実質的に継戦能力は上になる……が、ハンマーなのでそれすら不要だろう。
地味なスロ2も嬉しい。
斬れ味スキルを殆ど不要とするため、ガンガン火力盛り出来る。
その結果として他の龍属性ハンマーとの差別化も可能。
- MH4Gではパルメテオ・コアが復活。
攻撃力1352に待望の僅かな紫ゲージも追加され、龍属性値は脅威の700を誇るように。
ただ他の龍属性ハンマーも相応に強化されている上に
MH4時代の尖った斬れ味を持つ訳でもないので、弱いわけではないが没個性化してしまった。
覚醒武器を含めれば9本も龍属性槌があるというのも向かい風となっている
特に、ほぼ全ての面においてミラデモリッシャーのほぼ下位互換になってしまっている点が痛い。
作成可能時期も狼牙鎚【食獄】とほぼ同じになってしまうので、
入手時期の面での差別化も同じ古代のハンマーであるクレスト・コアと違って難しくなってしまっている。- G級ではさびた塊が出ないことや、クレスト・コアより1スロ少ないものの
G級武器としては十分な紫と白ゲージの長さ、極限強化の簡便さ、
レア素材を要求されない点を踏まえると選択の余地があるかもしれない。
- G級ではさびた塊が出ないことや、クレスト・コアより1スロ少ないものの
MHX(X)
- 無事続投。「凄く風化した鎚」LV3から派生する。
最終強化は「パルクルス・コア」、
攻撃力200、龍属性38と龍ハンマーの中ではやや属性重視のバランス型といった立ち位置。
だがデフォルトでは青の斬れ味と-10の会心率の影響で
実攻撃力は一回り低く、フォローするにはスロットが無いのが痛い。 - 匠と達人のスキルポイントを持つ防具にはEXギザミがある。
他のスキルは護石頼みだが、スキル自由の高いハンマーなら何とかなるだろう。
使えない性能ではないので愛着のある人は組んで使ってみよう。
- MHXXではG級素材による強化先が追加されており、使う鉱石もアルティマ結晶ベースに変わる。
究極強化で「パルメテオ・コア」となる。
攻撃力310・属性値43。マイナス会心は残ったものの-5%に改善されバランス良く扱い易くなった。
斬れ味は白50、匠スキルを幾ら足しても紫ゲージは現れないが、
XXでは白ゲージ運用でも実用範囲であり、むしろ斬れ味関連のスキルが不要になったと言える。
素の物理殴り性能だけで言えば赫醒鎚マグナウドを超え、アル・メタリアに並ぶ。
属性の斬れ味補正の差の分、総合火力ではアル・メタリアに軍配が上がるものの
一応MH3時代のリベンジは果たした、と言えるかも知れない。
……ここで終えれればよかったのだが、実際は継続してスロットが無いのが痛い。非常に痛い。- と言うのも攻撃力310は属性武器の中では比較的高めな値ではあるが、
大抵の武器はその同等レベルの攻撃力に匠で紫ゲージが出せる上にスロを1つ2つ持っている。
基本性能は出来ているものの、パルメテオはそれ以上伸びしろの無い頭打ちの状態であり、
裸クエストの様なスキルによる補強が出来ない状況でもない限り強化幅で大きく劣ってしまうのだ。
これは兄者も同様。
またハンマーでは重視されないと言うのを度外視しても、43という属性は特段高い数値ではない。
中途半端にマイナス会心が残っている事も踏まえると、
多量の大地の結晶とアルティマ結晶を使ってまで強化するかはよく考えたほうがいいだろう。
本当にスロットがあればな…。
- と言うのも攻撃力310は属性武器の中では比較的高めな値ではあるが、
- この武器の最大の壁となっているのは災禍鎚ダルカラモルテ。
性能は攻撃力で同格・属性値は僅差でパルメテオが上と攻撃能力はほぼ同等で、
斬れ味が素白30だがスロット2と防御+20を持っており、マイナス会心率も無い。
ハンマーなら回転攻撃を多用したりしない限り30もあれば実用域なので、実質的にこちらの上位互換である。
生産・強化においてはあちらはモンニャン隊限定の禍々しい布系統が必要になるものの、
こちらも大前提として凄く風化した槌を発掘しなければならないため…。
余談
- 基本的には「ブレス・コア」同様、「コア」の前に「・」が付く表記である。
しかしMHP3のみ、なぜかコアの前に・は付かない「パルセイトコア」となっている。
文字数不足というわけでもないし、「ブレス・コア」はそのままなのに…
MH3Gでは「パルセイト・コア」に戻り、MH4でも同様である。
- 風化武器には錆び武器の上位版といった風情の物が多く見られるが、
パルセイト系列はブレス・コア系列と対応するデザインになっており、よく見ると打面以外はそっくり同じである。- ズタズタに裂けたような姿の大剣であるエンシェントプレートは傷の無いエピタフプレートが、
先端の折れたランスのアンドレイヤーは鋭く長いマテンロウが
破損前の完全な品なのではないかという俗説があるが、
パルセイト・コアについても同様に、打面が吹っ飛んで失われたのがブレス・コアで、
「顔」が壊れず残っているのがパルセイトなのではと考えるプレイヤーも少なくない。 - 確かにブレス・コアの打面は融解しながら吹き流された金属のように広がっている。
一方で、刺さったブレスの芯が力の源であるかのような設定も見られ、
この二つのハンマーが同系の品だとすると、いろいろ謎は残る。 - パルセイトにブレスが刺さったものがたまたま新しいエネルギーを獲得したのか、
たまたま生れたブレス・コアから完成形としてパルセイトが産み出されたのか、
基本設計が同じでハンマー部分の構造が違う別の武器だったのか、
真相は闇の中ならぬ鉱脈の底である。
- ズタズタに裂けたような姿の大剣であるエンシェントプレートは傷の無いエピタフプレートが、
- 説明文によると超振動で対象を破砕するらしい。
英語のpulsateは「脈打つ・律動する・震える」といった意味なので、武器名とも整合性がある。
現実にも超音波の振動を使って硬い素材を切削加工する機械や、
体内にできた結石を破砕する医療機器などが存在する。- 後にMHW:Iで登場した、振動波を放出して
地盤の破砕や地殻変動を起こす古龍のアン・イシュワルダはこの武器の超大規模版だと言える。
パルセイト・コアはMHW系列に出演していないので、残念ながら両者の共演は無い。
- 後にMHW:Iで登場した、振動波を放出して