煉獄の王の力の一片。
その刀身に宿る炎は、抗うものを食い破り、
屠った相手を九界へ送る。
目次
概要
- MH3Gに登場するラスボス、グラン・ミラオスの素材から誕生した双剣。
強化前はインフェルノーヴァ。
- 読み方は「とがゆるすかてんのりょうしょう」。
恐らく、難読で有名なミラオス武器の中でもトップクラスの読みにくさを誇る武器だろう。
- まず装備時にパッと見た印象は、「デカい炎刃が付いた球状のグローブをはめている」みたいな感じである。
ミラオスの手を思わせる、龍玉を持ったドラゴンの手の様なパーツも付いている。
燃え盛る炎をリング状に束ねて刃にしたかのように異質な形状が特徴で、
現実の武器では中国に存在した乾坤圏という武器に似ている。
武器出し時の見てくれは正に炎を噴き出す拳といったところ。
- 納刀中でもその大きさや発光ギミックにより十分目立つ。
納刀時にハート形になり、脈打つように発光する様子は、
グラン・ミラオスの不死の心臓を彷彿とさせる。ちょっぴりラブリー。
- 性能のみならず、武器名と説明文のぶっ飛び具合に定評のあるミラオス武器だが、
案の定というべきか、この双剣もまた期待を裏切らないものであった。
性能
- ミラオス武器の共通事項として攻撃力は低く、280とお世辞にも高いと言えない。
同じ最終強化で同列の数値に並ぶのは、ガノス亜種武器の戦扇舞刃レムジェードと、
ネタ武器と名高い匠双剣ヤークアゲール。食器と同値でいいのか煉黒龍よ。
しかしデフォルトで紫ゲージ20がついており、斬れ味レベル+1で70まで延長される。
- そして火属性値は双剣中トップの450。
強化前ですら400という驚異的な数値で、肉薄できるのは覚醒付きの大海賊Jエッジ(380)ぐらい。
属性値に下方修正がかかる双剣といえども、これほどまでに高い値となると、
適当に乱舞するだけでも十分な火力になる。
火属性に弱いモンスター相手に担いでいけば、G級ソロでも相手次第なら5分針での討伐も可能。
火属性弱点の中型・大型モンスターで最も弱いドスジャギィやアオアシラに至っては、
それこそイジメまがいの領域である。
- 他に攻撃力に優れた火属性双剣としては、コウリュウノツガイと炎焔刀イグナトル等が挙げられる。
だが、前者は攻撃力こそ364と両掌を上回るものの、手数武器として少々心許ない属性値であり、
後者も最大の長所であった斬れ味と会心率が前作MHP3と比べて弱体化してしまったのが痛い。
実際、両掌に斬れ味レベル+1を付けない場合はどの武器も一長一短と言える。
火属性が幾分か通りやすい場合は両掌、属性値を気にせずごり押す場合はコウリュウ、
素材集めが面倒な場合は会心率を求めるのであればイグナトル…といった具合に、
上手く住み分けを図ることが重要である。
余談
- ミラオス武器の中では珍しく、悪名高きセミレア素材である不死の心臓を要求されない。
その代わり、強化生産には部位破壊報酬の重翼とレア素材の光炎の大龍玉が必要となる。
しかし、他に難しい素材といえばせいぜい塔限定の太古の龍骨ぐらいであり、
こちらは1本でも元手があればフエールピッケルで簡単に量産できる。
他のミラオス武器と比較して、作成難易度は多少低い傾向にある…かもしれない。
- この剣に焼かれた者が辿り着くという「九界」とは、仏教における仏の世界以外の九つの世界のことである。
仏教は悟りを開いて仏にならない限り苦しみ続ける世界観であるので、
九界行きとはまだ救いには至らないということである。
「咎(罪)を赦す」と名前にはあるが、裁きの炎と考えた方が適切と思われる。- もっとも、九界の中には「仏の道を志した者の世界」も含まれているので、
単純に地獄送りとか救いがないとかいうことでもないのだが。
- もっとも、九界の中には「仏の道を志した者の世界」も含まれているので、
- この「咎赦ス火天ノ両掌」は"炎を噴き出す拳に見える"というものに収まっているが、
MHF 武器デザインコンテスト2011にて、
拳から炎を噴き出して極長リーチとなる双剣「メギドヴァルカン」が投票で2位にまで上り詰めており、
もしもこれが1位のディオリモートを抜いていれば、
拳から炎を噴き出して戦う双剣が、後者のように実際にゲーム中に実装されたと思われる。