武器/ミラオス武器

Last-modified: 2024-02-24 (土) 19:04:13

MH3Gのラスボス、グラン・ミラオスの素材から作成される武器の総称。
伝承上で語られる神器といった記述も見られ、煉獄の炎を意識したデザインとなっている。
終焉や創造に関わる能力を持つなどという伝承もあり、既存の武器とは一線を画す。

目次

概要・武器一覧

  • 名称・造形・説明文と、色々な意味で三拍子揃った武器群。
  • なお、強化前の名につく「インフェルノ」とは、イタリア語で「地獄」、「煉獄」を意味する。
    ただし、弓のみ「インフェルニクス」となっており、他の武器とは若干異なるネーミング。
  • 名前が漢字とカタカナで構成されているため、読み辛い上に地味に入力が面倒臭かったりする。
    そのため、かつてモンハンネタが出た某作品のように、カタカナ部分や一部を抜き出して呼ばれることが多い。
    例:大剣→死神 双剣→両掌 ガンランス→ナルニツ スラッシュアックス→トノト など
    そしてその中にはもゆピーなんてのもあったりする。
  • 武器は多くの部分が常時明滅、若くは発光しており、武器自体の雰囲気も相まって派手である。
    ふらっとハンターでミラオス武器を装備すれば、名称と見た目でかなり人目を引くことになるだろう。
    また、太刀のみ抜刀時に刀身を取り巻く炎のエフェクトが現れる。
    • ちなみに、双剣狩猟笛かなりでかい。
      双剣は拳から巨大な炎が噴出しているように見え、
      笛は納刀時にその名の通り巨大な翼が生えているかと錯覚するほどのサイズである。
      また、ボウガンも発光部分が多く、異質極まる外見との相乗効果もあり非常に目立つ
      ロングバレル・パワーバレル装着時はその派手さに拍車がかかり、
      外見のインパクトに定評のあるカオスウイングらを超える異彩を放っている。

性能

  • 最終強化させたミラオス武器は、攻撃力はやや控えめだが、火属性値が非常に高い。
    また、特筆すべきは他の追随を許さない斬れ味ゲージの長さである。
    素で紫ゲージ20(ハンマー、ランスは30)が付くのだが、
    スキル「斬れ味レベル+1」を発動させると、アルバ武器七星武器はおろか、
    「斬れ味レベル+1」発動時の祀導神器【不門外】超硬質ブレードをも凌駕する
    驚異の紫ゲージ70(80)を得ることができる。
    シリーズを通して見てもこれ程の長さの紫ゲージは非常に珍しく、MH3Gでは断トツ。
    また、3Gではどの近接武器種も「斬れ味レベル+1」発動で紫ゲージまで到達したとしても、
    ゲージそのものの長さがかなり短めに設定されていることが多いので、長い紫ゲージは非常に貴重。
    上述の通り攻撃力の数値自体は低めなのだが、紫ゲージの攻撃力補正や
    ゲージの長さによる砥石を使う時間の節約を考慮すると、実質的な攻撃力は他の武器と遜色がないとも言える。
    火弱点のモンスター相手に担ぐとその斬れ味と高い火属性値によって素早く狩猟できる。
    モンスターにとっては正に煉獄の業火を受けるが如し、さすがはラスボスの武器といったところであろうか。
    ただ、全武器通してスロット0なので拡張性は皆無である。
    • 中でも、スラッシュアックス「暗黒ト赤熱ノ剣ト斧」はもともと属性値が高いことに加え、
      装填されているビンが強属性ビンであるため、最も恩恵を受けていると言える。
  • 但しスラッシュアックスとガンランス以外の強力な火属性武器には、
    この後に戦えるリオス希少種のものもあり、
    どちらを使うかは武器とモンスターの性質によって変わってくる(勿論プレイスタイルや好みもあるが)。
  • 一方、ライトボウガンヘビィボウガンは、カテゴリ中最高の攻撃力と最低の会心率を備えている。
    ボウガンは属性弾による属性ダメージも攻撃力に依存し、また属性ダメージに会心は影響しないので、
    攻撃力が低く属性値が高いという特徴をボウガンで再現したものなのだろうが、
    ウカムル武器を髣髴とさせる性能でもあり、リストラされたウカムル武器達の代役でもあるのかもしれない。
    詳細はリンク先参照。
  • 「高い属性値」「優秀な斬れ味」「低めの攻撃力」と、
    「低い属性値」「酷い斬れ味」「高い攻撃力」が特徴だった前作ラスボス武器とは驚くほど対照的な性能である。
    偶然か必然か属性も水と火で真逆である。

余談

  • 海外版では以下のような名称になっている。
    全て「The」の後に日本語版の銘を思わせる何かしらの造語がくっつく形式。
    次作で登場したTHEウェポンズとは似ているだけで特に関係は無い。
    ちなみに強化前は「Megiddo○○」で共通。
    Megiddo(メギド)はイスラエルにある丘のことで、キリスト教における最終戦争の舞台とされる。
海外版での武器名一覧
武器種名前考察など
大剣The Depotheosisおそらくapotheosisで神格化、崇拝など。
頭のdeは「death(死神)」の略か?
太刀The Adjuditionadjudicationで審判、裁きなど。
片手剣The Mornifestationmanifestationで兆し、顕れ。
morningと合わせて、曙光を意訳した「朝の兆し」か。
双剣The Fistolutionfistで拳、後半部分はabsolutionだとすると免除、赦し。
ハンマーThe Antefernoinfernoだと大火。
anteは「前の」を意味する接頭辞であり、無理やり意訳すれば「始祖の炎」か。
狩猟笛The Apocalypsoapocalypseで黙示、啓示など。
ApocalypsoというCDアルバムもあるのでひっかけているのかもしれない。
ランスThe Immaelestrommaelestromで大渦巻き。
否定の接頭辞のimが付いているので「大渦巻きに非ず」か。
imは「内側へ」を表す接頭辞でもあるため、「大渦巻の中」ともとれる。
日本語と比較すると後者か。
ガンランスThe Disasualtydisaster+casualtyだと思われる。
それぞれ天災、惨禍などという意味。
スラッシュアックスThe Crimsidiancrimsonで深紅、後半部分はobsidianで黒曜石なので、
暗黒ト赤熱ということかもしれない。
ライトボウガンThe Willuminatorwillは現在未来を表す助動詞の他、意志や遺言と言った意味もある。
illuminatorは(何かを)照らす者、発光する者の意。
ヘビィボウガンThe Hexclamationexclamationで絶叫、叫びなど。hexは魔法をかけるという意味。
The RysurrectionResurrectionで復活・再生など。
意訳すれば鳳凰と強弁できなくもない。
  • 後にMHF-Gに登場した熾凍龍と呼ばれる古龍の武器も、
    本武器群に酷似したネーミングを持つ(漢字+片仮名的な意味で)。
    また、長大な紫ゲージを有する点でも共通している。
  • MHR:Sには本武器群こそ出てこなかったが、本武器群のアイデンティティの一つである
    素紫20(延長可)を持つ武器が多数出るようになっている。*1
    仮に本武器群が再臨していたらどんなゲージになっていただろうか…?

関連項目

モンスター/グラン・ミラオス
防具/ミラアルマシリーズ
武器/ラスボス武器
モンハン用語/ネタ武器 - パターン3(武器名)に該当。

独特な武器名のラスボス武器

武器/マガラ武器 - 方向性は違うが、独特な武器名に関して言えばある意味継承者である。
武器/アマデュラ武器 -こちらも方向性は異なるが、同じく独特な武器名を受け継いでいるラスボス武器。
武器/マジオス武器 - 厨二方向に強化されたラスボス武器。武器の性能は正反対。
武器/ガロア武器 - 2種類あるうちの片方が文章、もう片方が漢字+カタカナと、要素を半々に受け継いでいるラスボス武器。
武器/ディス武器 - シリーズの垣根を越えて登場した後輩(ラスボスではない)。
武器/アトラル武器 - 似た傾向の斬れ味を持つラスボス武器。武器名は控え目。また、無属性だが、攻撃力は高め。


*1 皮肉なことに、MH3Gにおけるライバルであった火竜武器の一部がMHR:Sにてこの斬れ味傾向を持つことになっている。