伝説の龍殺しの大剣。
~雄志を以て我を振るう者 龍鱗を薄衣と為さん~
(ドラゴンキラー)
伝説の龍殺しの大剣。
~猛龍も蒲柳も、我が前に等しく永訣を知る~
(ドラゴンマサクゥル)
ドラゴンキラーの最終強化形。
~古の名工達の礎を振う者 龍魂を纏い覇道を進まん~
(ドラゴンマサクゥル(MHX))
無印から登場しているラオシャンロンの大剣。
目次
概要
- 龍を封じるために太古の名工達が、龍族の爪や牙でつむぎだしたと伝わる究極の封龍剣。
ドラゴンキラーを強化して作成できる「封龍剣【滅一門】」、そして「封龍剣【超滅一門】」であるが、
片手剣の「封龍剣【絶一門】」、双剣の「封龍剣【超絶一門】」とはライバルであるとされる。- 「滅一門」の流派は過去に「絶一門」との争いに敗れ、絶えかかっていたが、
それを立て直した結果として超滅一門が完成したという。
- 「滅一門」の流派は過去に「絶一門」との争いに敗れ、絶えかかっていたが、
- 滅一門は、剣全体に鱗を貼りつけたような外観が特徴。
最初期のドラゴンキラーでは刀身が赤みを帯びているが、
【超滅一門】以降は全体的に黒みを帯び、刃付近は緑~橙のグラデーションがかかっている。
- 通称「スイカバー」。由来は見た目の色合いと形状が同名のアイスキャンディーに似ている為。
性能
MH
- ハードクラスより作成可能。
ドラゴンキラー→ドラゴンマサクゥル→封龍剣【滅一門】と強化される。
攻撃力912、・龍属性値43・斬れ味ゲージが長い緑と優秀ではあったが、
生産~強化の過程で老山龍の逆鱗を1枚と、火竜・雌火竜の逆鱗を5枚ずつ使うという凶悪なまでの製作難度な上、
同時期に製作可能な龍刀【紅蓮】が、これとは対照的に異常に製作難度が低いにもかかわらず、
性能面で【滅一門】を完全に上回っていたため、所有者は極めて少なかった。
【滅一門】の存在価値はデザイン以外になかったといっても過言ではない。
MHG・MHP
- Gクラスの追加により強化形の封龍剣【超滅一門】が追加され、性能も属性に特化したものに変更された。
- しかしながら大剣では手数の関係上、属性よりも物理攻撃力の方が重んじられる傾向にあり、
同じく強化形が追加され、なおかつ物理重視の龍刀【火焔】に性能の面で差を付けられる事が多かった。
ただ、龍刀【火焔】への強化には老山龍の紅玉を二つ要求されるので、作成難易度の格差はいくらか解消されている。
それでも【滅一門】の素材は従来通りなので、鬼畜な作成難易度に変わりはない上、
レウス・レイア亜種の大剣であるペイルカイザー・ブラッシュディムの参入により
これまで以上に立場がなくなった。 - とはいえ対ミラボレアスでは肉質の関係上、他の大剣よりも火力を出せる。
ミラボレアスに大剣を担ぐかは別として。
MH2
- ドラゴンマサクゥルが削除され、ドラゴンキラー→封龍剣【滅一門】→封龍剣【超滅一門】
さらに、古龍種の追加により作成に用いる素材が一新され、下位で作製できるようになった。
加えて、武器カテゴリの変更により龍刀系は太刀となり、
下位での龍属性大剣がティタルニアやエンシェントプレートのみになるなど、ライバルがかなり減った。
- しかし、相変わらず製作難度が凶悪で、ドラゴンキラーの段階で雌火竜の逆鱗を1枚。
さらに【滅一門】への強化で鋼龍・炎龍・霞龍の爪を各10個も要求される。
特にシングルモードでは、鋼龍の爪が緊急クエスト以外の基本報酬や剥ぎ取りで手に入らず、
クシャルダオラの翼の部位破壊で低確率で手に入るのみだったので作製は非常に大変であった。
- しかも、最終形の【超滅一門】には黒龍素材が必要で、なおかつその頃には本作最強の龍属性大剣である
ミラブレイド系が作製可能となる事から、相変わらず微妙な立ち位置であった。
MHF
- MHFではMH2で封龍剣【超滅一門】に新たな派生先が追加され、
真封龍剣【超滅一門】から極封龍剣【超滅一門】に強化できるが、
属性値が素で龍属性1200と何かがおかしい。
- しかし、大剣に至っては攻撃力で勝負が決まる武器であり、手数の少なさから高い属性値を生かせず、
仮に属性値で見たとしても「刻竜大剣【逆鱗】」などといった、
総合性能でさらに上をいく武器も存在するので、封龍剣が話題に上がること自体殆ど無い。
MHP2(G)
- 基本性能はMH2の頃と変わらないが、物理特化のブラックミラブレイド系統が削除されたので、
属性重視でいきたい時は【超滅一門】、物理重視でいきたい時はミラアンセスブレイドを担ぐといいだろう。
- MHP2Gでは、さらなる強化形として封龍剣【真滅一門】が登場した。
相変わらずの属性に特化した性能であり、
スキル「属性攻撃強化」を発動させて【真滅一門】を装備すると龍属性1030という恐るべき数値を記録する。
- しかしながら、物理特化のブラックミラブレイド系統の復活に加え、ミラアンセスブレイドの強化形で、
攻撃力・龍属性値・斬れ味ゲージともに優秀であるミラアンセスシアの陰に隠れている感があり、採用率は低い。
- その限られた場面として、ミラボレアス系統に対する顔への抜刀斬りに対しては右に出るものは居ない。
もっとも、溜め斬り辺りになると普通に抜刀術の轟大剣【大王虎】に大差で敗北したりするが。
一応匠で紫ゲージ同士になり、同じく抜刀術を発動すれば「差をある程度詰める事は」できるし、
ミラバルカンに対しては溜め2までなら真滅一門の方がダメージを出せる。
- ぶっちゃけ、溜め3の火力だけを考えると、アーティや【大王虎】などの無属性に勝てる属性大剣は存在しない。
そういった意味では、唯一無二の個性を持つ【真滅一門】が最も価値のある龍大剣と言えるのかもしれない。
- G武器としては封龍剣【滅一門】Gが追加されたが、
属性値と引き換えに攻撃力が上がっており、いくらか使いやすくなってはいるものの
かえって個性を失い、ミラアンセスシアの劣化版になってしまっている感がある。
MH4(G)
- ラオシャンロンは登場しないものの、発掘装備の1つに封龍剣が存在する。
MH4ではティガレックス亜種、ジンオウガ亜種、ブラキディオスのギルドクエストで入手出来る。
MH4Gでは新たにディアブロス亜種からも入手出来るようになった。
過去シリーズでは低攻撃力属性偏重という大剣のニーズに合わないがために光の当たらなかった封龍剣だが、
ようやく担がれる様になったと言えよう。- 尤も、実用性能のものを掘り当てるには相当の手間と運を要するうえに、
該当モンスターの顔ぶれも一筋縄ではいかない強豪ばかりであるため、
当武器に対する並々ならぬ愛着を要求される点だけでいえば過去作とさして変わらないかもしれない。
- 尤も、実用性能のものを掘り当てるには相当の手間と運を要するうえに、
- 発掘装備という事でこの武器も色のパターンがあり、主に色が変わるのは刀身の部分。
刀身の大部分が変化し、変化しない部分はほぼ白色なのでどの色のパターンでも違和感がない。
MHXX
- ラオシャンロンの復活に伴い、この武器も復活した。
G級クエストのラオシャンロンを討伐することでドラゴンキラーが生産可能となる。
今回のラオシャンロン武器は、いずれも生産の段階から性能がズバ抜けて高いものが多いが、
この武器は案の定属性偏重という大剣にとって致命的とも言える性能になってしまっており、
普通に使っていてはとてもじゃないが他の大剣を上回ることは出来ない。
- 生産段階の「ドラゴンキラー」の性能は攻撃力250、龍属性80、スロット1に防御+30。
斬れ味ゲージは素で白10があり、斬れ味レベル+2でも白が伸びるのみ。
龍属性は非常に高い数値になっているが、如何せん物理性能が低すぎる。
ぶっちゃけ同時期のユクモノ大剣系統や鉱石武器の方が普通に強い。
ラオシャンロンを倒すまでずっと上位武器でやってきたとかならば話は別だが、
仮にそうだったとしても、G★3昇格後に手に入る素材を使えば
他の大剣はこの大剣を軽く上回っていくため、活躍の時期はかなり限られる。
一応背中の剥ぎ取りだけでも作れるのでG★2の段階でも作成できないことはないが、
そんな面倒なことをして作ったとしてもメリットは皆無に近い。
- そしてこれ以降の強化もあまり目を引くものが無いのが困りもの。
最初の強化でいきなりG級バルファルクの素材が要求されるためG★4以降になってしまうのだが、
それでいて攻撃力はたった10上がるだけ、最終形態の「封龍剣【滅一門】」に至っても270しかない。
これはG級大剣究極強化では最低クラスの威力。
属性も生産時から6上がっただけの86であり、大剣が属性をあまり活かせないとかそんな事以前に、
ラオ武器共通の生産段階から攻撃性能が殆ど進歩しないという点が痛すぎる。
斬れ味は一応匠+2で紫が30(匠+1なら5)出るようになっており、こちらはそれなりに頑張ったほうだが、
実戦ラインに持っていくには匠+1でなく+2が必須であり、スキル構成面での優位性も見込めない。
スロットは引き続き1つあり、近接ラオ武器では珍しい特徴(他にスロットを持つのは太刀のみ)なのだが、
それがアピールポイントになるかといわれると微妙…どころか、
微妙性能と呼ばれているバルハーリィですら攻撃力300のスロ2なのでこの武器は…
- 総括するとネタ性能になってしまっているのだが、性能が中途半端すぎてネタとしても印象にも残りにくい。
どうせならコレみたいに属性値100とかに吹っ切れた方が良かったのでは…。
- 他のラオシャンロン武器が生産に剛角2つや巨爪4つ、その他にG★3の素材を要求されるのに対して、
この武器の生産に必要な素材はラオシャンロンを1回狩るだけで容易に集まる程度*2なので、
作製難度だけならラオシャンロン武器の中では断トツで優秀。
逆に言えばそこが災いしてこんな性能になってしまったのかもしれないが…。
双焔と性能を入れ替えた方がお互い良かったんじゃないだろうか。
- 今作でもキラーと滅一門の間は「ドラゴンマサクゥル」という銘だが、
今作では他にマサクル(皆殺し)が似合う…というかそのまんまマサクルと冠する武器群が登場している。
- 龍を封じるために作られたというだけあってか、
初登場から性能的にも武器銘的にも一貫して対古龍武器という感じであったが、
今作では龍属性が全く効かない古龍が、それもメインモンスターという形で登場してしまった為、
そいつ相手に担いでいった場合武器銘も含めてネタと化してしまう恐れがある。- 『恐れがある』で済めばまだ良かったのだが、G2でレア10という一見凄そうな性能、
更に別Wikiで「HR解放まで使える」という謎の宣伝がされてしまっていることもあってか、
新たな地雷装備として悪名が広まってしまった。
案の定龍属性が効かないバルファルクやラスボスに担いでいく者が散見されるという事態に。
因みにキリンも古龍種でありながら龍属性が効かないモンスターとして最初期から存在しているが、
キリンの場合は龍以外の属性も通りが悪いのに対し、
バルファルクの場合は龍属性以外がよく通るようになっているので、
尚更龍属性武器であるコイツを担いできた時のインパクトが大きくなってしまっている。 - あまりに否定意見が強いためか、逆に擁護の論陣を張り薦める人もいるが、
さすがにG級入門武器的な位置づけのエルダーブレイドに上を行かれるのは…
- 『恐れがある』で済めばまだ良かったのだが、G2でレア10という一見凄そうな性能、
- 今更言うまでもないだろうが今作では最終的な候補は勿論、攻略に使える大剣までもゴロゴロしている。
わざわざこれを使う必要が無いのが現実である。
迷ったらまず素材と手間がダントツで軽いエルダーブレイド系、
ある程度進めた後はバスターソード系かアギト系などを強化しておけばHR解放ぐらいまではまず困らない。
少なくともドラゴンキラー系よりはよほど役立つ場面が多いだろう。- 一応、名誉の為に追記しておくと、滅一門による「G級攻略は可能か不可能か」でいえば可能である。
裸ソロで超特殊許可含め大体のクエストがクリアされていることを踏まえれば、
超会心などのスキル補正からして火力マシマシの滅一門>裸の強武器、である以上は可能である。
勿論聡明な読者諸氏ならお気付きの通り、そこまで極端な比較をしなければならない時点で…という話でもある。
- 一応、名誉の為に追記しておくと、滅一門による「G級攻略は可能か不可能か」でいえば可能である。
余談
- 概要には「滅一門はかつて絶一門との争いに敗れた」とある。
上記の通り、この武器はシリーズを通して属性偏重であることが多いが、
絶一門もまた、シリーズを通して龍属性偏重であることが多い。
しかし、この武器は大剣であるが、向こうは片手剣である。
そう考えると、ライバルの絶一門にはどうしても勝てなかった理由がよくわかる。
どちらもその反面物理攻撃力は低めであるが、
一撃重視の大剣(滅一門)では物理攻撃力の方がダメージソースになる場合が多く、龍属性値があまり活きない。
対して、手数の多い絶一門(片手剣)や超絶一門(双剣)は攻撃力がほとんどなくとも、
龍属性値のダメージだけで十分戦えてしまうのだ。
これは武器の性能というより戦い方の性格によって競い負けたとみるべきだろう。
シリーズを追うごとに属性を活かしやすい大剣の戦い方と言うものも登場してきているため、
もし今両者が再び争えばかつての環境とは全く異なる結果になる可能性もある。- なお皮肉なことに、過去に競い負けたはずの滅一門、超滅一門の製法は現代にも受け継がれており、
ラオシャンロン素材を用いて生産強化することで作成、強化できるのだが、
絶一門、超絶一門の製法は今となっては完全に廃れており、発掘でしか入手できない状況にある。
- なお皮肉なことに、過去に競い負けたはずの滅一門、超滅一門の製法は現代にも受け継がれており、