武器/ディアブロス武器

Last-modified: 2023-11-08 (水) 15:47:16

砂漠の暴君:ディアブロスおよびその亜種、二つ名個体の素材から作られた武器群。
火竜武器と並び、長らくシリーズ皆勤賞の武器群であった。

目次

概要・性能

通常種武器

MH~MHXX

  • ディアブロスの重厚な素材から作り出された武器群で、非常に高い攻撃力を有する。
    基本的に無属性で会心率や斬れ味(ボウガンは装填出来る弾の種類やブレ)が犠牲になっていることが多いが、
    これらをカバーできるスキルとして
    抜刀術【技】」や「見切り」、「斬れ味レベル+1」などがあれば恐ろしい威力を発揮する。
    無属性という性質上、大抵は大剣とハンマーでよくお呼びがかかる武器である。
    • 暑く乾燥した環境に生息しているディアブロスの武器でありながら、
      MH3では、何故か覚醒させると水属性が付与された。
      MH3Gでは、ほぼ全てのディアブロス武器で覚醒させても属性が付与されなくなったが、
      ランスに爆破属性が、スラッシュアックスに麻痺属性が、片手剣に氷属性がそれぞれ付与される。
      弱点属性とはいったい...
  • 近縁種であるモノブロスの素材と組み合わせて作成される武器も存在する。
    双剣のブロスブロス系統や、角王鎚カオスオーダーなどが有名。
  • しかし、高性能な分製作難易度も相応に高い。
    そのハードルを上げているのが「ねじれた角」系統の存在である。
    ディアブロスの武器は、生産・強化のいずれかの過程において、必ず角系統の素材を要求される。
    下位素材の「ねじれた角」は、角を破壊することでほぼ必ず手に入るのでまだ良いが、
    亜種素材の「(上質な)黒巻き角*1」は通常種と同じ「ねじれた角」が出ることもあるため入手し難く、
    名前から上位素材に間違われることの多い「上質なねじれた角」は下位では低確率で、
    上位でも高いとは言えない確率でしか手に入らない。
    G級素材の「堅牢なねじれた(黒巻き)角」、「大地を穿つ剛角」の入手は非常に苦労する。
    「上質な~」「堅牢な~」は入手確率が40%前後と非常に微妙で、
    せっかく角をへし折っても1ランク下の素材になってしまったりすることが多い。
    MH3Gで追加された「大地を穿つ剛角」に至っては、通常種で5%、亜種で7%と、
    天鱗天殻に匹敵する入手難易度を誇る。
    • これらのねじれた角は大抵クエスト報酬でも入手できる。
      MH3Gでは「大地を穿つ剛角」のみ、基本的に部位破壊報酬でしか入手できないが、
      決戦の砂原」というクエストでは基本報酬で出ることがある。
      MH4Gでは「大地を穿つ剛角」がディアブロス(亜種含む)の登場するクエストでは、
      天鱗や天殻と並ぶ低い確率ではあるものの基本報酬で得られるようになった。
    このように、製作難易度は高いが、上記のように性能は申し分ない。
    完成させることができれば、武器によっては終盤までそれ1本で粘れるなど、
    十分元を取れるだけの活躍をしてくれる。物欲センサーに負けずに頑張って作成していこう。
  • 無印からMH4Gまで、非常に長い期間何らかの武器が登場していた
    (MH4にはディアブロス自体は登場しなかったが素材は入手でき、それを基にいくつかの武具が作成できた)が、
    MHXにてついにその姿を消し、全シリーズ皆勤賞の座から離れてしまった。

MHW(:I)

  • MHWorldにおいてもディアブロス同様登場しているのだが、どういうわけか亜種武器以外全て汎用規格*2
    しかし角竜派生は基本的に骨武器なので、今までのデザインともあまり代わり映えしない。
    愛着を持って使っていたハンターにとっては、不在の悲しさと似てるようでどこか違う見た目にもやもやすることだろう。
    • 逆に、そのおかげでガイラ系武器に名を連ねることができているという利点もある。
      こちらはベースが鉄武器形状なので、少し新鮮味を感じることが出来る。
    • 今作は属性の強化に低めのキャップが被せられていること、
      物理肉質が全体的に柔らかいこと、
      装飾品が拾えた場合かなり手軽に火力が強化できる無属性強化の存在など
      物理火力を重視する傾向が強い環境にあるため、ディアブロス武器の人気が高い。
      属性を重視する双剣でもブロスクラブの採用率が高いことからもそれがうかがえる。
      • ただし、属性を重視する武器は大抵手数が多い。
        今作のディアブロス武器は斬れ味的には白ゲージが出るものの
        全体的に斬れ味の長さは心許ない。
        いくら属性を重視する武器で使われているといっても
        最大火力を維持するためのスキルの補助や
        立ち回りに気をつけなくてはいけない玄人向けの武器となっている。
        一方、手数が多くない武器にとっては斬れ味の長さがハンデとなりにくく
        純粋に火力の恩恵を受けやすいためかなりの人気を誇る。
      • アップデートにて高い属性値や会心撃によるブーストが可能な
        マム・タロト武器が登場し、物理火力一強という状態からはやや脱しつつあるが、
        属性を活かしづらい武器種にはディアブロス武器の人気は根強い。
      • なお、本作ではヘビィボウガンを除いた武器種において覚醒させると氷属性が付与される。
        が、属性値は当然というべきか大して高くない
  • MHW:Iでは、硫斬竜武器と言う非常に大きな壁が立ちはだかる。
    こちらと同等レベルの攻撃、マイナス会心率無し、Lv4スロットなどこちらにない特長が多い。
    紫ゲージはこちらの方がいくらか長いのだが、正直なところこの程度の差なら使い勝手はあまり変わらないのが痛い。
    無属性武器として最強であったディアブロス武器だが、今作では多くが居場所を追われることになった。
    • ただしレア度10なのでカスタム強化の枠が多く、
      レア度11のディノバルド亜種武器に対してこの点がアドバンテージとなる。
      また、Lv2スロット2つのこちらの方がスキル面での柔軟性は高くなることが多い点と、
      パーツ強化対応の武器種は攻撃力では上回る点、
      白ゲージはこちらの方が長い点など、完全劣化というわけでもない。
      マイナス会心率を補える武器種ではディノバルド亜種武器を上回る事もある。

MHRise

  • MHRiseでも登場。MHXXまでのデザインを踏襲し、いつもの彼らが戻って来た。
    また、今作から狩猟笛が新たに加わっている。
  • 発売時点では今作のディアブロス武器はほとんどの武器種で物理攻撃力230のトップ組に名を連ねており
    ディアブロス武器がいまだにないライトボウガン、太刀を除くと
    トップを明け渡した武器種はハンマーと操虫棍の2種類のみ*3という凶悪性能を誇っている。
    それどころかヘビィボウガンと弓は240、ランス、ガンランス、双剣に至っては250
    *4を除いた3種で他の230組を置き去りにして単独トップに躍り出ている。
    その分匠なしでは白どころか青ゲージすら出ないものもあるのだが、
    鈍器運用という選択肢が今作では割と現実的なため欠点を利点に変えることに成功している。
    どの武器種にもついてまわるマイナス会心の影響が大きいため、
    さすがに期待値的にはトップタイの他の武器の後塵を拝することとなるが
    大地を穿つ剛角がないので作りやすさが一つの長所といえる。*5
    • なお、上述の攻撃力250組に限っては百竜強化などのマイナス会心緩和要素で物理攻撃の期待値でもトップに。
      総合的には双剣は属性値、ガンランスは砲撃や竜杭砲が重要なため他の武器に譲るが、
      ランスにおいては発売時点での最強武器にディア武器が君臨している。
  • ハンマー、狩猟笛、スラッシュアックス、チャージアックス、操虫棍、ヘビィボウガン、弓に関しては
    発売当初は途中で強化が止まっていたが、スラッシュアックスとヘビィボウガンはVer.2.0で、
    その他の武器はVer.3.0で最終強化が追加された。
    他の武器にも強化が追加されたことで物理期待値トップでなくなった武器種もあるが、
    依然として攻撃力は最上位に位置している。

MHR:S

  • 相変わらずトップクラスに高い攻撃力と、防御が全体的に控えめの本作では嬉しい防御ボーナスを持つ。
    属性が復権した本作でにおいてもこの圧倒的攻撃力は差別化ポイントとなりうる。
    大地を穿つ剛角がリストラされたことで制作難易度も高くなく、傀異錬成の周回に素材は十分集まるだろう。
    • …しかし、単純な攻撃力以外の面では全体的に見劣りする点が目立ってきており、
      最大の火力を発揮するためのハードルが高いのも事実といえる。
      • 斬れ味は片手剣以外は素白だが、長さの面では信頼できるとは言い難く匠で出るも短め。
        片手剣に至っては素青かつ匠でも白20が限界と、他武器種と比べてかなりきつい調整が行われている。
        攻撃力こそ一段下だが、素紫と属性とそこそこのスロットを持つゴシャ武器ジャナフ武器は強豪で、
        差別化の為には匠の使用が避けられないのが悩み処。
      • 本作では高攻撃力の武器は全体的にスロットが控えめだがブロス武器も例外ではなく、
        例外的に盾斧はLv3スロットを持つものの、それ以外はLv1スロットがある剣斧と弓を除けばスロットが無い
        ついでに片手剣と双剣は百竜装飾品スロットまでLv1止まり
  • 新たな武器種の追加は無し。太刀とライトボウガンは依然空席のままである。
  • アップデートにより、蓄積時攻撃強化やアマツ武器の鉄蟲糸技強化などの強力に物理性能を
    強化するスキルが増えたこともこの武器の逆風となる。スキルを盛りやすいサンブレイクの現環境では
    最終的な火力で負ける局面は多く、この武器の採用率は残念ながら高いとは言えない。
    しかし、小細工抜きの圧倒的な基礎攻撃力の高さは最終アップデートを終えた今でも健在である。

鏖魔武器

  • MHXXに登場する、鏖魔ディアブロスの素材から作られる武器。
    武器の外形は通常種武器と同じだが、全体的に青暗く、赤い筋が浮かび上がっている。
    なお、ライトボウガンは通常種武器が存在しないため新規デザインとなっており、
    全シリーズ通じて初となる、ディアブロス素材を使ったライトボウガンでもある。
    残念ながら太刀と狩猟笛は追加されておらず、ハンマーは何故か通常種のもの*6を含め未登場。
  • 性能としては以下の特徴が挙げられる。
    • ディアブロス武器らしく非常に高い攻撃力(近接武器は一律で370)
    • 二つ名でも変わらず無属性
    • 会心率-30%(ライトは-10%、ヘビィは-20%、弓は-25%)
    • 近接武器の斬れ味は素で短い、斬れ味レベル+1で非常に短いが出現し、+2でゲージが伸びる
    • スラッシュアックスは勿体ない減気ビン
    • ボウガンはリロードが「遅い」で反動は「中」、ライトはその上ブレ「左右/大」
    • ライトボウガンはLV2通常弾LV2徹甲榴弾が速射可能(前者は隙が小、後者は大)
    • ヘビィボウガンはLV2, 3通常弾LV2, 3貫通弾にしゃがみ対応
    • 弓はデフォルトで溜め4が解放、溜め3と4が共通で貫通
      強撃ビンはLV1, 2ともに装着不可
  • なんといっても鏖魔武器の特徴は非常に高い攻撃力だろう。
    しかし無属性なのと非常に痛いマイナス会心から、真価を発揮するにはスキルを揃える必要がある。
    特に他の二つ名近接武器はティガ武器やガムート武器まで含めて全て会心率がプラスになっているのに、
    鏖魔武器だけはマイナスである。
    高い攻撃力とそこそこな斬れ味の代償だと思われる。
    鏖魔武器もプラスになっていてほしかった…と悲観するばかりでもない。
    今作から追加されたスキル痛恨会心とは非常に相性が良い。
  • 命名法則は生産時は「マサクル○○」、最終強化すると「マサクル○○ダム」、究極強化すると「鏖△□□」となる。
    マサクル(massacre)とは英語で大虐殺の意味であり、
    日本語の「皆殺し」のニュアンスも兼ね備えていることからこの訳語として使われることも多い。
    まさに鏖(みなごろし)の二つ名を持つ鏖魔の武器にふさわしい銘となっている。
    最終強化時の「ダム」は恐らく英単語「damn」が由来。*7
    究極強化後の□□内には歴史上の国王や軍人、征服者の名前に由来すると思われる銘が入る。
    由来となる人物には虐殺を行った者や暴君として名を残した者が多いところも鏖魔武器らしい。
    • ちなみに、暴君の代名詞とも言える「ネロ」はいない。
      あちらは亜種やイビルジョーの武器で既に使われていたので仕方ないだろう。
    • 通常種片手剣が究極強化で冠する銘「バンジンキョウフ」も漢字に直すと「万人恐怖」となる。
      これは恐怖政治で有名な室町幕府の将軍足利義教の代名詞とも言えるもの。
      下手をしたらヨシノリという銘の二つ名武器が出来てもおかしくなかったレベルの人物だが、通常種武器に収まった。
      もっとも武器の外見的に「蛮人」と書く方が正しいかもしれないが
    • 通常種弓の究極強化銘の「グロズヌィ」も、ロシア最大の暴君として知られる
      イヴァン4世を指す言葉として用いられることがある。
      そしてこちらの人物は鏖魔武器の銘として採用されているのだが、その武器は弓でなくヘビィボウガンである。

武器一覧

通常種武器

武器種生産時上位MR
大剣クオーラルホーンカイラライホーン剛角剣ディアブロス
片手剣リベットクラブクギバットバンジンキョウフ
双剣ブロスブロス=マスブロス=ヴァンダロス
ハンマーブロスハンマーブロステイル破鎚シャッター
狩猟笛デュアルホルン破笛シャダー角王笛ブロスバルドン
ランスブロスホーン角槍ディアブロス角王槍グレオスホーン
ガンランスディアブルジートディアブルガルジート角王銃槍イーラホーン
スラッシュアックスタイラントアックスグランドカオスガイア
チャージアックスブロスアームズゼミラブロスアームズ角王盾斧ジオブロス
操虫棍ブロスホーンロッドタイラントロッド角王戟スタルローガ
ヘビィボウガンデュエルスタッブバズディアーカモラクディアーカ
重角砲ディモニアーカ*8
ブロスホーンボウタイラントボウグロズヌィ
アイルーディアネコハンマー
ガルクディアガルハンマー

亜種武器

武器種生産時強化時最終段階
大剣ダブルブロスソード角竜剣ターリアラート角王剣アーティラート
片手剣呪魂黒呪黒呪剣アニマ
双剣ブロス=クロス-ブロス=ケイオス
ハンマーツインブロスハンマー角王鎚カオスレンダー角王鎚カオスオーダー
ランスブラックテンペスト-レイジングテンペスト
スラッシュアックスタナトスアックスデモンハデス
操虫棍タナトスロッド-アヌビス
ヘビィボウガンネロディアーカカーディアーカ角王砲ダムディアーカ
ゲイルホーンボウ角王弓ゲイルホーン剛角王弓ディアホーン

二つ名個体

武器種生産時最終強化究極強化該当する人物
大剣マサクルブレイドマサクルブレイダム鏖大剣ヴラディスヴラド3世
片手剣マサクルクラブマサクルクラブダム鏖剣クリスタクリスチャン2世
双剣マサクルスパインマサクルスパインダム鏖双塊ミトリダーテミトリダテス6世
ランスマサクルホーンマサクルホーンダム鏖槍ツァオツァオ曹操
ガンランスマサクルルジートマサクルルジーダム鏖銃槍クロムウェルオリバー・クロムウェル
スラッシュアックスマサクルアックスマサクルアックスダム鏖剣斧シーピオ大スキピオ*9
チャージアックスマサクルアームズマサクルアームズダム鏖盾斧コーローンクリストファー・コロンブス*10
操虫棍マサクルロッドマサクルロッダム鏖戟バイチー白起*11
ライトボウガンマサクルバレットマサクルバレッダム鏖弩カズサ上総広常*12
ヘビィボウガンマサクルスタッブマサクルスタッブダム鏖砲イヴァンイヴァン4世
マサクルボウマサクルボウダム鏖弓シャンギー項籍*13
アイルーマサクルネコハンマー鏖ネコ鎚ニャンディス
 

関連項目

モンスター/ディアブロス
モンスター/ディアブロス/派生作品
モンスター/ディアブロス亜種
モンスター/鏖魔ディアブロス
モンスター/モノブロス - 近縁種、よく彼の素材と組み合わせられる事が多い。
武器/モノブロス武器

武器/重撃帝斧 - 大剣(MHF)※1
武器/長滅激槍ディアブロス - ランス(MHF)
武器/ディアブロス砲 - ヘビィボウガン(MHF)※1
武器/ディアズロック - HC双剣(MHF)
武器/ロングホーンボウSP - SP弓(MHF)
武器/角王鎚カオスオーダー - モノブロスとのハイブリッドハンマー
武器/フレアブロス - モノブロスとのハイブリッドガンランス(MHF)
武器/一角双SP - モノブロスとのハイブリッドSP双剣(MHF)

※1 亜種武器の記述もあり。


*1 亜種が上位以降にしか登場しない作品では上質な黒巻き角として登場している
*2 一応亜種武器の前段階にあたる通常種武器も専用デザインを持つが、最後まで使い続けることはできない。しかも下位ではそれらも汎用デザイン。
*3 ハンマーは卵槌ガーグァが、操虫棍はゴシャガボコォが1位の座に着いている。
*4 ティガアローⅡがこちらと同じ攻撃力240となっている。
*5 一部の最終強化にはラスボスに通わないと出ない素材が必要だが、その前段階でも十分な攻撃力を持っている。
*6 過去作で登場したディアブロス系のハンマーも、今作では作成できない。
*7 「クソッ!」「忌々しい!」といった強い罵りの意味を持つ、ガッデムのデム。蝶野ビンタを思い出す人もいるだろう。
*8 MHR:Sでの武器銘
*9 カルタゴの破壊者と呼ばれる小スキピオから来ている可能性もある
*10 スペイン語での読みが「クリストバル・コロン」。インディアンを虐殺したことで知られる
*11 中国語読みでバイチーまたはパイチーとなる
*12 生前上総介だった織田信長から来ている可能性もある
*13 項籍の中国語読みを英語にするとXiàng Jí→シャンギー。一般には項羽とよく呼ばれる。