大剣の一種。
狩場で採掘されたさびた板状の塊(凄くさびた大剣)を、大地の結晶で研磨した姿。
目次
概要
- MH世界の技術では精錬出来ない未知の金属で作られている大剣。
アイアンソードと同じ木の葉状の諸刃の大剣だが、根本や刀身は損傷が激しい。
かつて存在したとされる古代文明の産物である可能性が高いが、
上述の破損が影響してか、本来の姿や性能は失われていると見られる。
エンシェントブレードではない。
- エンシェント(Ancient)は古い、古くからの、古代の、という意味を持つ*1。
エンシェントプレートを直訳すると古代の板…そのまんまである。
性能
MH・MHG・MHP
- この頃はまだ無属性の大剣だった。
他のさびた塊系武器と同様、ノーマル最高峰の攻撃力を持つが、
最終強化までに120個もの大地の結晶を使用する。
MH2
- 内部機構が健在なのか若干の龍属性(値にして100。ダメージには殆ど影響しない)を纏うようになったが、
会心率がマイナスになってしまった。
下位のうちから生産可能だが、将来性はない。
そのため、さびた大剣のもうひとつの強化先である鋼氷大剣を選択するハンターが多かった。
特にMH2ではバッドクリティカルの場合ダメージが0.5倍になってしまう点、
また作成時期、難易度、汎用性、将来性などで優れるティタルニアの存在もあり、
あえてこちらを担ぐハンターは非常に稀であった。- 実際は-20%の会心率を加味しても物理ダメージの期待値はティタルニアより高く、
匠で出るゲージは全て青、また低いとは言え龍属性が付いていることで
各種古龍の部位破壊が可能と、下位武器としては破格の性能を有している。
- 実際は-20%の会心率を加味しても物理ダメージの期待値はティタルニアより高く、
MHP2・MHP2G
- MH2時代と同様、影の薄い存在。
MHP2Gには、エンシェントPGというG武器も存在する。こちらはそこそこ実用的。
龍大剣随一の攻撃力が魅力だが、ブリュンヒルデの汎用性の高さから使用者は少ない。- 例によって抜刀術込みの抜刀攻撃に関してダメージ計算してみると
多くの龍弱点の敵の弱点に対しては龍大剣最大ダメージを出せたりする。
数ダメージという僅差ながらブリュンヒルデを上回っているのだ。
溜め段階が上がれば上がるほどその差は大きく広がっていく。
無論、基本的スペックがブリュンヒルデ未満とされる他のG武器、
及び真滅一門などは言うまでもない。
但し本当に僅差なので、斬れ味の長さの心許なさ及びスロットの無さを考慮すると
総合的にはブリュンヒルデが一歩上手か。
とはいえ大剣装備のテンプレ、金色・真であれば武器スロ要らずなので、
長丁場か否かで使い分けられないことはない。
- 例によって抜刀術込みの抜刀攻撃に関してダメージ計算してみると
MH3・MHP3・MH3G
- 前シリーズに比べ龍属性と会心率の数値が高く、使いやすくなった。
下位唯一の龍大剣で、エルダーモニュメントに強化可能だが、
その性能は煌黒大剣アルレボの下位互換。アルレボ入手までの繋ぎか。
- MH3Gでは、エルダーモニュメントからエターナルグリフに強化可能となった。
ちなみにエターナルグリフまで強化するには大地の結晶が通算200個必要だが、
採掘時に大量に採れるため、あまり問題にならない。
MH4
- 斬れ味に特徴があり、エンシェントプレートからエルダーモニュメントに強化すると
短い白ゲージが現れるが、青と緑のゲージが一気に短くなってしまい
そのままでは到底使い物にならなくなってしまう。
匠を付ければ伸びた分のゲージは全て白になるのでそこそこ強力にはなるのだが…。
MH4G
- G級の追加によりエターナルグリフへと強化が出来るようになった。
しかし白ゲージは相変わらず短く、斬れ味+1があっても紫は出ない。
スロット数が1つ多い以外にエピタフイディオンに勝てる要素は残念ながら無い。
やはり錆武器では風化武器には勝てないようだ。
また属性値が50低いだけで攻撃力は200以上も高く、
同じく3スロットで素の白ゲージが長く斬れ味+1で紫も出る狼牙大剣【辺獄】も存在する。
何より今作には最強大剣と名高い大業物ブラックミラブレイドや発掘大剣があり、
エピタフや辺獄にすら劣るエターナルグリフに出番などあろうはずもなかった。
MHX
- 最終強化形態エルダーモニュメントは相変わらず短い青ゲージと白ゲージしか持たず、
前作まで3つもあった頼みの綱のスロット数も0と悲惨なことになっている。- が、今作では匠の発動が難しく、素で白ゲージがあるのはそれだけで十分な個性と言える。
絶対回避【臨戦】の存在により、これほど短い白ゲージでも維持するのは非常に容易。
エピタフイディオンより攻撃力は10低いが、あっちは会心率-10%なので実際の攻撃力の差はそれ程でもない。
属性値もエピタフより高く、何よりあちらは素で白ゲージは持たない。
環境の変化によりエピタフの単純な下位互換ではなくなったのである。
- が、今作では匠の発動が難しく、素で白ゲージがあるのはそれだけで十分な個性と言える。
- ただし【臨戦】を使わない場合はその短い斬れ味に悩まされることになるので自分の戦闘スタイルと相談しよう。
白ゲージの長さやスロット数では流石にアルレボに勝てないが、攻撃力や属性値ではいい勝負となっている。- しかしアルレボは強敵アルバトリオンを倒すまでお預けであり、
天をつらぬく角や瑠璃色の龍玉といったレア素材を必要とするなど製作難度も相応に高いので、
エルダーモニュメントに愛着が湧いたのならそのまま使い続けるのもいいだろう。
かつて辛酸を舐めさせられたライバルと互角とまでは言えないものの、
張り合えるまでに成長したその雄姿は、さびた武器ファンからすれば感涙ものかもしれない。
- しかしアルレボは強敵アルバトリオンを倒すまでお預けであり、
MHXX
- G級解禁により、究極強化形態エターナルグリフも解禁。
気になるその性能は、属性大剣としては平均的な攻撃力310にこちらも平均的な龍属性46。
そしてスロット0と非常に短い紫色の斬れ味。というわけで上位から順当に強化されている。
- やはり個性は匠無しで得られる紫ゲージ……なのだが、今作では紫ゲージが弱体化しており、
更に匠も前作より発動させやすくなっているため、前作程のアドバンテージは得られない。
匠無し龍属性大剣としての期待値はネロ=アングイッシュに次いで2位なので、
まったく使い物にならないというわけではないが、それでも物理性能はお世辞にも高いとは言えないので、
やはり龍属性が効く相手に担いでいきたい。
素材はそこまで難しいものは要求されないので、気になったら作ってみるのもいいだろう。
MHF
- 当初はMH2と同様エンシェントプレート止まりだったが、
シーズン5.5にてレガシープレートという新たな強化段階を得た。
攻撃力は864→1152と相応に強化されるが、その一方でなぜか龍属性が消滅する。
ダメージ計算上は誤差程度でしかない値だったとはいえ、
一撃でも龍属性攻撃を与えることが条件であるオオナズチなどの角破壊が
単独では行えなくなってしまった*2。
また斬れ味や会心率には一切変化がなく、
それでいて強化に際しアクラ・ヴァシムの尻尾を切断しなければならない尾晶蠍の輝結晶が必要、
なおかつ莫大な費用がかかる(費用は今だとそれほどでもないが)ことから、総合的にはやはり微妙な性能。
そのため、こちらでも鋼氷大剣派生のほうが人気である。
余談
- 本来の姿はエピタフプレートだと言われている。
2つが同一の武器だとするなら、エンシェントプレートの損傷具合は酸鼻を極める。
柄付近の食い千切られたような痕跡。
刀身の巨大な爪で引き裂かれたような傷。
掘りこまれていた碑文は消え、表面はくすんでエピタフプレートの輝きは感じられない。
現代技術で精錬できない金属で出来た武器に、これほどのダメージを与えた原因は何だったのだろうか?
- 抜刀した際によく見てみると、
刀身の前面、つまり刃として扱う部分は損傷のほとんどない方の刃ではなく、
爪で引き裂かれたような傷が及んでいる方である。
モンハン世界においては刀身がユニークな形状の武器が多いためそこまで特異な見た目でもないのだが、
切断武器として真面目に考えれば損傷の激しさからして斬れ味も良くなさそうだし、
そもそも両刃なんだから傷の無い方使えよと言いたくなる扱いである。
単純にケレン味を追求した結果か、あるいは傷のえぐれた形状を活かし
ブレイズブレイドと同様に体表を掻き切るような扱い方をされているのだろうか。
わざわざ損傷した方なんて使うから、物理火力でエピタフに水を空けられているんじゃなかろうか