冥雷竜の力が宿りし軽銃。
改良を重ねた結果、秘めし力が開放された。
<<辿異武器>>
目次
概要
- MHF-Z下の2018年2月アップデートで実装され、
同月末に解禁された、辿異種ドラギュロスのライトボウガンで、辿異武器に属する。
- 大きな特徴として挙げられるのは、クロスボウ(ボウガン)そのものと言えるフォルムであろう。
クロスボウに銃の機構を取り付けたような作りになっており、
銃口もクロスボウの装填箇所その場所に位置しており、弦もその箇所に向かって張られているため、
ある意味で火薬式のクロスボウと言った軽銃となっている。
そこに辿異種ドラギュロス武器特有の、
冥雷に染まった赤と黒のカラーリングに金色の装飾が施されており、質感の高さを感じさせる作りとなっている。
ただ、やはり冥雷を操るドラギュロスの素材から作られただけあり、
従来の軽銃と同様、銃の各種操作を行う際に雷鳴が鳴り響く。
- 本銃は通常の辿異武器であるため、
GR200で生産可能となり、400、600、そして最後の800と200毎に強化が可能になるという、
辿異武器としては通常タイプと言える強化形式が採用されている。
本銃は強化によって上昇するのは攻撃性能のみであり、
装填数、リロード性能、反動性能については一切の変化はない。
よって、まずは本銃のリロード性能と反動性能を記載し、
その後に個性を決定づけている対応弾種の内、物理弾の対応弾種を纏めた表を記載、
その次に各段階の性能を、必要素材も交えて記載している。
性能
- 基本性能
- リロード:普通
- 反動:中
- 弾速:遅い
※辿異武器共通の特徴「シジルと装飾品両方に対応したスロット3つ」と「発達部位破壊促進効果」を備える。
- 装填数
※属性弾として、滅龍弾が1発装填可能。
- 表を見ての通り、デフォルトで扱える弾種は全LV貫通弾となる。
よって、本銃は貫通弾を主軸とする軽銃となるのだが、
その一方でリロード、反動性能が平凡であり、
基本性能だけで最速装填かつ無反動で扱える弾丸はLV1貫通弾のみとなる。
辿異種の発達部位破壊を考えると、
他の部位に突き抜けて余計なダメージを与えるという事が起こりにくい分LV1貫通弾で十分ではあるが、
より高いダメージソースを望む場合、LV2、3貫通弾の運用を視野に入れることになるだろう。
LV2貫通弾を最速装填するには装填速度を1段階、LV3貫通弾は装填速度を2段階強化し、
更に反動の軽減も必要になるため、スキルの負荷が高まることになる。
辿異スキル「スキル枠拡張+1」を活用して両方を高めたり、
どのLVの貫通弾までをメインで運用するかを決め、
スキル負荷を抑える努力が本銃を運用する上で重要となり得る要素と言えるだろう。
- 続いて、本銃の各段階の性能、素材について記載する。
武器名 攻撃力 会心率 生産・強化可能GR 生産・強化費用 絶極冥雷銃【野鶲】 666 5% GR200 250000Gz 絶極冥雷銃【黄鶲】 672 10% GR400 750000Gz 絶極冥雷銃【尉鶲】 684 20% GR600 1500000Gz 絶極冥雷銃【瑠璃鶲】 702 30% GR800 2500000Gz
- <<必要素材>>
- GR200(生産)…冥雷竜の憐殻:5個(15個),憐鱗:3枚(15枚),憐尾:1本(3本),(焼爛玉:1個)
GR400(強化)…冥雷竜の憐鉤爪:3個(15個),憐翼:2個(12個),極上角:1本(3本)
GR600(強化)…冥雷竜の呻血:5個(30個),焼爛翼:1個(5個),極剛角:2本(3本)
GR800(最終強化)…冥雷竜の焼爛玉:3個(30個),焼爛髄:2個(5個),極絶角:3本(5本)
※括弧内の素材、個数は2018年4月アップデートで実施された必要素材大幅改定前の素材数。
※太字素材は辿異種ドラギュロスの発達部位素材。
- 辿異武器の例に漏れず、生産段階からG級武器のLV50と同等の性能を保有しており、
強化によってそれが更に伸びる形となっている。
そのため、本銃は辿異種ドラギュロスを制しさえすれば強化しながら使っていける軽銃となっている。- 要求素材の内、生産に必要な憐尾については尻尾からの剥ぎ取り素材である。
ガンナーではスキル「適応撃」を用いると切断可能で、かつ他部位にも有効であるため、
可能であれば対辿異種ドラギュロス用装備を用意して挑むとすぐ生産できるだろう。
勿論、切断属性の近接武器や弓の各種近接攻撃を用いるのも手である。
また、部位破壊コモン素材である故に報酬にて低確率ながら入手可能で、
生産時の1本しか使用しないため、そちらで入手を狙うのも手である。
- 要求素材の内、生産に必要な憐尾については尻尾からの剥ぎ取り素材である。
- 他の辿異ライトボウガンと比較して、本銃は会心率分攻撃力が若干低いという特徴が見られる。
が、それでも最終段階で700超えは達成しており、そもそも武器倍率5~20前後の差でしかないし、
対応弾種等の違いもあるので、余程の事がない限りは気にしなくても良いだろう。
- 攻撃性能から見た、本銃の個性の1つとして素でそこそこ高い会心率を持つ点が挙げられる。
詳しくはこちらを参照して頂きたいが、
かつてのMHFでは、烈種、始種防具のスキルアップグレード効果もあって、
一閃と達人の最大段階である一閃+3と見切り+5、
そして秘伝書特殊効果「会心率+20%以上」を組み合わせることで会心率を100%に極限に近づき、
斬れ味補正による会心率ボーナスが存在する近接武器種では実質無条件で会心率100%を達成できたのだが、
MHF-Z以降、レギオスシリーズを用いる以外での達人スキルの発動、及び段階強化が難しくなり、
G級版達人スキルと言える閃転は、見切り+3と同じ会心率+30%止まり、
秘伝書特殊効果も、(主に辿異種の)属性やられ対策で耐性に回すケースも増えてきている事より、
実質無条件で会心率100%に極限までに近づける事は困難となってきており、
条件付きで会心率が上昇する幕無なども用いてやっとというケースが多くなっている。
しかし、本銃は会心率を備えているため、
使い方や強化具合に左右されるが、無条件要素のみで会心率を100%に極限に近づける事が可能である。
ただ純粋に運用しても十分強い本銃であるが、
この会心率という個性も活かせば、更に強力な運用ができるだろう。
- 本銃に備わる辿異スキルは<<閃転強化+1>>。
「閃転スキル発動時、別枠で素の武器会心率に応じて基礎攻撃力を上昇させる」効果を有する辿異スキルである。
上述の通り、本銃は貫通銃として純粋に使っても十分強いのであるが、
この辿異スキルも活かす事で、更に攻撃性能をブーストする事ができるのである。
閃転強化の詳細についてはこちらを参照して頂きたいが、
本銃は素の武器会心率と、閃転強化+1の両方を備えているため、
閃転スキルが発動すれば、無条件で素の武器会心率分の基礎攻撃力上昇の恩恵に預かることが出来る。
生産直後では素の会心率が5%しか無いため、武器倍率にしてたったの+11と大きな効果は期待できないが、
会心率が高まっていく、強化後の段階では、最終強化時点で27と、
閃転強化+1だけでも十分ブーストとして機能してくれるだろう。
また、そこそこの会心率により防具側で閃転強化を採用しても無駄にはならず、
防具側の選択肢を増やすことができる。- なお、辿異スキルの解説を最後に持ってきたのには理由が存在する。
それは、上述を見ての通り本銃は武器の辿異スキル無しでも十分強い、
純粋なブースト要素として機能しているからである。
というのも、辿異種ヒュジキキから辿異種ガノトトスまでの辿異武器に於いて、
最初期の辿異武器より性能が低い部分が見られるのに対し、
辿異スキルが活かせば強力(と見られていたものも含む)なものを備えていたことから、
「辿異スキルを活かすこと前提の性能ではないか?」という声が挙がった事があり、
特にその頂点とも言える、ミドガロンとガノトトスの武器は賛否両論の声が多く出ることとなった。
その次の辿異種であるイナガミの武器は「武器性能に影響しない(と見られていた)」という意見が強い、
スキル枠拡張+1を備えていたために変化は現れず、
それ以外の(武器性能に影響を与えていた)辿異スキル持ちである、
トリドクレスと、本種の素材元であるドラギュロスの武器が辿異スキル未考慮でも十分であったため、
ようやく「辿異スキルと武器性能の関係」の指摘の声が沈静化したという経緯があったのである。
- なお、辿異スキルの解説を最後に持ってきたのには理由が存在する。
余談
- ベルドラ武器の例に漏れず、各段階の名は全て鳥の名前である。
それぞれ、- GR200段階:野鶲(のびたき。ヒタキ科ノビタキ族。)
- GR400段階:黄鶲(きびたき。ヒタキ科キビタキ族。)
- GR600段階:尉鶲(じょうびたき。ヒタキ科ジョウビタキ族。)
- GR800段階:瑠璃鶲(るりびたき。ヒタキ科ルリビタキ族。)
で、何れもスズメ目に属する。