元々はボクシングの用語。
簡単に言えば、積極的に前に出て近接戦闘を仕掛ける戦術のこと。
目次
概要
- モンハンでは、極端なほどモンスターに接近し、懐や腹の下に潜り込んで戦う
超近接戦法のことをこう呼ぶことがある。
やろうと思えばどんな武器種でも可能だが、効果的かどうかは各武器種の特徴や相手の肉質、
行動パターンなどに大きく左右される。
- 敵に極限まで近づくため、大抵の場合画面全てがモンスターの体で埋まってしまい、
予備動作がほとんど見えない、見えても攻撃範囲から逃れづらいというのが最大の難点。
このデメリットを克服できる武器種がインファイトに向いていると言える。
代表的なのが、不意の攻撃も堅牢なガードで凌ぐことができるランスやガンランス。
腹下に安定して張り付くことができ、敵を動かさないことで低い機動力も補えるため
古くからインファイト戦術が好まれてきた武器種である。
- ランスやガンランスの場合、大型モンスターの懐に入り込み、
ガードしながら胴体を突きまくる戦法が一般的。
ちくちく突っついているように見えることから、「ちくちく」などと呼ぶプレイヤーもいる。
状況や環境にもよるが、基本的にはスキル「ガード性能」がついているとさらに効率が良くなる。
玄人にもなれば、この戦法でノーダメージも十分可能となる。
ゴリ押しが利く相手には大概有効だが、ランスはアーマー確保手段に乏しいため、
全員でこの戦法を展開させると互いに邪魔しあって逆に戦いづらくなったりすることもある。
- ラージャンやイビルジョー、ブラキディオスなどは回避と織り交ぜてこの戦法で戦うと、意外なほど攻撃を受けずに済む。
また、強力な遠距離攻撃を得意とするイヴェルカーナなどに対しても有効。
攻撃を受けるのが怖いからといって中途半端に離れていると、却って危険な場合もある。
逆に攻撃範囲が広くガードのできない攻撃を仕掛けてくるグラビモスなどには使いづらい*1。
武器の性質も加味しつつ、モンスターとの適切な間合いをとれるようになれば、狩りもしやすくなるだろう。
- 余りにもリーチの短い武器種、つまり片手剣や双剣も必然的にインファイトを強いられる。
ただし、これらは機動力も非常に高いのでランス・ガンランスとは違った戦術となるだろう。
特にバルファルク(特殊個体・傀異克服個体含む)に対しては
属性攻めの場合、主な狙い目となる前脚ががら空きになりがち、かつ密着しないと当てづらいという事情からリーチの短さが逆に幸いする結果になる。
- その性質上、遠距離の間合いを主とするボウガンや弓には無縁の項目と思われがちだが
シリーズによってはインファイト戦術を取るケースもあるにはある。
例を挙げると、近づくことでヒット数が上がる散弾メインで立ち回る時や、
MHWorld以降威力が爆増した近接攻撃を多用する時など。
特にジャンプ攻撃を主戦術の方針として活用できる近年の作品では
インファイトに限りなく近い近接戦に挑むガンナーや弓使いは増加傾向にあり、
立ち回り次第ではガンナーにも重要な戦術スタンスとして研究が広まっている。
余談
- 冒頭でも少し述べた通り、インファイトとはボクシングの戦術の1つ。
相手の懐にもぐりこむように接近し、アッパーやフックなどの近距離攻撃に主眼をおいた、打撃力重視の戦法のことをいう。- インファイトの得意なボクサーをインファイターと呼ぶ。
特性上、身長やリーチ(腕の長さ)では劣るがパワーに優れたボクサーが得意とすることが多い。
対義語はアウトボクシング。
- インファイトの得意なボクサーをインファイターと呼ぶ。
- 他のゲームでも、何かしらの間合いの概念がある場合はインファイトという言葉が使われることがある。
主に中距離・遠距離戦が得意(かつ近距離戦が苦手)なキャラに対して近接戦闘を仕掛ける戦術、
あるいは近距離戦が強いキャラで積極的に間合いを詰めて攻める戦法をこう呼ぶことが多い。
関連項目
アクション/ガード攻撃
アクション/近接攻撃 - ボウガンの代表的なインファイト戦法。