モンスター/コンガ

Last-modified: 2023-06-10 (土) 11:34:17
種族
牙獣種(尖爪目 堅歯亜目 鈍牙上科 コンガ科)
別名
なし
英語表記
Conga
危険度
MH4・MH4G・MHXX:★2
登場作品
MH2, MHP2, MHP2G, MH4, MH4G, MHXX, MHST, MHST2, MHF
狩猟地
密林, 沼地, 樹海, 旧密林, 地底洞窟, 原生林, 天空山, 未知の樹海, 遺群嶺, 花畑

目次

生態・特徴

主に熱帯地方の森林に生息する小型の牙獣種。桃色の体毛と色とりどりの頭頂部の毛が特徴。
ババコンガと呼ばれる大型化した個体を中心とした群れを作るが、基本的にマイペースな性格で、
群れでの連携は鳥竜種や他の牙獣種と比べると劣る部分が見られる。
小型モンスターの中では体格に優れており、腕には長くて鋭い爪を持つ。
俊敏とは言えないものの各攻撃はなかなか重く、
自分の背丈以上の高さにまで跳躍できたりと運動能力は決して低くない。
また、「放屁」という極めて独特な形で外敵を攻撃する事がある。
コンガの放屁は口を開くことさえ躊躇われるほどの強烈な悪臭を放つ。
また、間近で受けるとハンターが吹っ飛ばされるほどの勢いで噴射されるので、想像以上に危険である。
雑食性かつ食欲旺盛で、特にキノコ類を好んで食べる。
火を恐れる習性を持つため、たいまつなどを構えていると積極的には近寄って来ない。
だがその一方で異臭には強く、悪臭を用いて追い払う手段は通用しない。
縄張り意識が強く攻撃的な性格をしている一方で好奇心も強く、
自分が狙われていないと察するやハンターや大型モンスター同士の闘争にも平気でちょっかいを出す。
前述の通り放屁も例外ではなく、本種の持つ図太さや狡猾さが伺えると同時にハンターにとっては注意を要する相手とも言える。

概要

  • 桃色の体毛を生やす、後ろから見るとかわいらしい(笑)牙獣。
    なんと言っても最大の特徴は、小型モンスターでありながら「放屁」をしてくることである。
  • こいつを戦闘中に残しておくと場合によってはかなり厄介。
    ハンターをふっ飛ばすのしかかり攻撃や、戦闘中に回復不能にする放屁の存在が大きい。
    もしゲリョスなんかと戦っている時に回復不能になったらひとたまりもない。
    しかも小型モンスターの中では体力も高めで、混戦中は掃討もしづらい。
  • 親分の「ババコンガ」が存在する。
    体格が大きく、リーゼントのようなトサカを生やしている個体がそれ。
    コンガはババコンガと一緒のクエストに登場することも多い。
  • かわいい(笑)、と言う意見が多いハズなのだが、
    顔が気持ち悪いだの臭いもの出しやがってだのと、言いたい放題のハンターがいる。
    もちろん、大型モンスターとの戦闘中に悪臭状態にさせられると、瞬時に「忌まわしき桃毛獣」となる。
    だが、正式には「桃毛獣」はババコンガに使用する。
  • 馬車で物見中にコンガに遭遇した「世間知らずの令嬢」氏によると、
    ピンク色で可愛らしいので近寄って撫でようとしたらをかけられたという。
    その後、物見中にババコンガに遭遇した彼女は、可愛らしいので手を振ったらフンを投げつけられたという。
    • 悪臭状態にされて氏は相当お怒りであったが、
      これでも相手は苛酷な環境で生きる獰猛なモンスターである。
      命の危険に晒されなかっただけマシだったのではあるまいか。
  • 一部アイテムの説明文から、作中世界では食用にも供されているようである。
    霊長類を食するのは現代日本では違和感を覚えるかもしれないが、
    古くから世界各地で猿の類は食用にされており、日本でも歴史的に猿肉が食されていた。
    現代でもゴリラなどコンガクラスの大型霊長類が食用に狩猟されることがある。

MH2~MHP2G

  • MH2で初登場の頃はかなりのタフネスを誇っており、ちょっとやそっとでは倒れないことで有名だった。
    攻撃も全体的に痛く、囲まれるとピンチに陥ってしまうことも多かったため、
    ヤオザミと並んで密林における警戒すべき小型モンスターとされていた。
    MHP2(G)ではやや体力は抑えられたがそれでもまだまだしぶとく、
    引き続き見かけたら優先して倒しておいた方が良いと言われていた。

MH4(G)

  • メインシリーズではMHP2Gを最後にしばらく出番がなかったが、
    MH4でババコンガ共々久々に参戦した。
    復活に際して「たいまつの火を怖れる」という性質が追加され、撃退も可能となった。
    だがこやし玉で追い払う事が出来ないという性質まで付いている。親玉には効くのに。
    まあ、どのみちちょっかいを掛けた個体はハンターからの制裁を喰らう事になるのだが。
    ちなみに体力はMHP2Gの頃よりさらに抑えられ、だいぶ対処も楽になった。

MHXX

  • MHXではブランゴ一派や3rd牙獣種にポジションを取られババコンガ共々リストラ。
    しかしMHXXにおいて、テロス密林とともに復活してしまった。さすがは、どSのカプコンである。
    行動各種や大型モンスターがいても逃げたりしない仕様はそのままで概ね変わっていない。
    しかし、前作まで鳥竜種の小型モンスターが配置されていた場所に置き換わる形で
    クエストのランクに関係なく現れるようになり、前作が嘘のように頻繁に見かけるようになった。
  • 大型モンスターが出現するとやや消極的になる鳥竜種とは違い、
    コンガは大型モンスターとの戦闘中でも積極的に攻撃してくるため非常に鬱陶しい
    おまけに、大型モンスターの初期配置に同時配置されていることも多い。
    アクションの煽り性能も高いため、タイムアタックをしていると本気で殺意を覚えることも。
    こやし玉による撤退も効かない分、かの悪名高いブルファンゴリノプロスすら凌駕しかねない
    ストレスメーカーぶりであるため、大型モンスターとの戦闘の気配を感じたらまずは周囲に
    コンガが居ないか確認し、「見つけ次第、そして復活次第殲滅する」くらいの心づもりでもいいかもしれない。
    • ただし悪いことばかりでもなく、体力は多いが動きはさほど俊敏ではないことから、
      ブレイヴスタイルで大型との交戦前にブレイヴゲージを溜めておくにはお誂え向きの相手となる。
      また、操虫棍にとっては火力維持に欠かせない赤エキスを必ず採取できる相手でもあるためぜひ利用したい。
      それでも基本的には邪魔者であることに変わりないのだが…。
    • 積極的な攻撃性が災いしてか、コンガが登場するクエストではハンターと大型モンスターとの
      苛烈な攻防の最中に無謀にも突っ込んでは断末魔を上げていくコンガの姿がよく見られる。
    • 因みにコンガ自体はMHSTコラボの紹介動画にチラッと映っていたので
      ババコンガより先に復活が判明していた。
      逆にそこからババコンガの復活を確信した人もちらほらいたらしい。

MHST

  • MHSTにもババコンガと一緒に参戦。稀のすみかなどでボスと一緒に群れを作って生息している。
    ボスがテクニックタイプのため子分も一緒かと言うとそうでもなく、こちらはパワータイプ。
    たまに高威力のボディプレスを使うほか、悪臭をかましてくることもある。
    メインシリーズと同じで悪臭を受けると回復アイテムが利かなくなるため、
    他のモンスターと一緒に出てきたら早いうちにスピード技で倒してしまおう。
    ちなみにババコンガと被るからかあるいはニオイのせいかオトモンにはできない。親玉はできるのに。

MHST2

  • MHST2にも引き続き登場。今回はロロスカ地方の森林地帯などでボスと一緒に生息している。
    極寒の環境下にある同地域のモンスターの巣の中などにもいることがあるが、
    メインシリーズでも彼らの生息地に当たる沼地などには寒冷なエリアがあったため、そこまで不自然ではないだろう。
    行動は相変わらずパワー押しであり、本作では悪臭もパワー系特技になったため、
    前作より対処はしやすくなっている。引き続きスピード技で攻めよう。

余談

  • 名前の由来はコング(Kong)だろう。勘違いされがちだが、ゴリラの英語はゴリラ(Gorilla)である。
    コングは映画「キングコング」に登場する同名のゴリラの怪物であり、固有名詞である。
    • なお1961年のアメリカモンスター映画には「巨大猿怪獣コンガ」という作品があり、
      どちらかと言えば由来はこちらだろうか。ただし(原)英題はKONGAである。
      こちらの正体は、実験によって怪物化してしまったチンパンジーである。
  • アフリカにはコンガマトーというクリプティッド(日本で言うUMA)が存在するという。
    しかし翼竜か鳥かコウモリのような、とりあえず"有翼の何"かという容姿をしているらしく
    MHのコンガとは似ても似つかない。つづりもKongamatoなので偶然だろう。
  • 現実世界にはコンガというキューバの打楽器がある…のだが、
    実の所、コンガというのは『コンパルサ』という祭りで用いられるリズムの事で、
    打楽器の名称はトゥンバドーラというのが正確だったりする。
    • 当然の如く、ババコンガ&コンガから作られる楽器にも「コンガ」の銘が冠されており
      モンスターの「コンガ」と楽器の「コンガ」を掛けたダブルミーニングとなっている。厳密には間違いだが
      「コンガ」と同属の「ボンゴ」の名を持つ派生もあるため
      打楽器が好きなら一度は作って見ても面白いかも知れない。カテゴリは狩猟『笛』だが
  • 多くの作品でババコンガと共に登場するコンガだが、
    アイルー村では珍しくババコンガが登場するのにコンガは登場しない。

素材

コンガの毛
コンガから入手できる毛皮。美しい桃色をしている。
より上質なものは「コンガの剛毛」、最上質のものは「豪剛毛」と呼ばれる。
MH2の時期にはごく一部の個体からは、ババコンガと同じ「桃毛獣の毛」「桃毛獣の剛毛」が剥ぎ取れた。
Pシリーズでは素材の価値が見直されたのか、ババコンガの毛や剛毛とは完全に区別されている上、
ババコンガ武具の生産に使うことも多いので、肝心な時に足りなくなることがある。
桃毛獣のテッポウ
トレジャーハンタークエストにて入手できる、食用となるコンガの直腸。
基本的には「桃毛獣の」と付くようにババコンガからの剥ぎ取りで入手できるものだが、
この桃毛獣のテッポウだけは小型モンスターであるコンガからも入手できる場合がある。
ポイントも大型モンスターから得られるトレジャーのそれであり、入手できれば非常にオイシイが
コンガからこれを入手できる確率は極めて低く、期待はすべきではない。

関連項目

モンスター/ババコンガ