武器/セロヴィセロ

Last-modified: 2024-02-25 (日) 07:48:08

MHP3で初登場した狩猟笛。
主にブナハブラの素材を用いて作製される。

目次

概要

  • 外見はド派手な色合いのコントラバス。
    どう見ても「笛」ではないが、まぁとりあえず楽器なのでまともな方だろうと考えてしまうのが熟練のカリピスト。
    • セロ=チェロと名乗っているのだが、本来チェロはバイオリン型の楽器の中でも120cm程度の大きさ。
      サイズで言っても、より大型で170cmを超えるコントラバスに相当する。
      また「チェロは肩が張っていてコントラバスはなだらか」という設計の特徴があり、
      その点でもセロヴィセロはコントラバスの形をしている。
  • 強化すると氷属性のセロヴィセロブラン、雷属性のセロヴィセロジョーヌ、
    麻痺属性のセロヴィセロベルデへと派生する。
    作品によってどの属性のものが作れるかはまちまちであり、
    MHXからは火属性のセロヴィセロルージュが、MHRiseからは龍属性のセロヴィセロノワールがそれぞれ初登場した。

性能

MHP3

  • MHP3では、強化先の三種は同時期に作れるほかの狩猟笛に比べて攻撃力が一回り低く、
    属性値も一桁だったりするので非常に心もとない。
    セロヴィセロベルデに至っては斬れ味は黄色で攻撃力は90という始末。
  • それでも序盤の貴重な属性笛なので活躍…と言いたいところだが、攻撃力強化【小】、耐雪&耐泥 、
    聴覚保護【小】が吹けて防御力も上がるバグパイプ系と、強化すればマイナス会心が伸びて行くが
    長い緑ゲージに加え攻撃力強化【小】が吹ける土砂笙【戦ノ音】の無属性二本が
    非常に優秀だったりするので、活躍できるかは怪しい。
    上位まで強化しても、やはり攻撃力と属性値は控えめで火力不足になりやすく、上位中盤以降の運用は難しい。
    ただし、音色はそこまで悪くなく、強化先によって異なるので個性は出ている。
    セロヴィセロブランなどは氷属性な上に雷耐性を上げられるので、ジンオウガ戦で担げなくもない。

MH3G

  • MH3Gでも続投。音色はそれぞれに統一され、他の狩猟笛との攻撃力の差も3rdよりは改善され、
    それどころか属性値は狩猟笛の中でも一、二を争うくらいに高くなる。
    セロヴィセロジョーヌに至っては雷属性の武器に雷属性防御強化という微妙さの埋め合わせか会心率がプラスされた。
    バグパイプ系は音色がからに変更され、強化序盤の会心率が5%下がり、
    土砂笙は会心率がマイナス30%まで低下。
    今度こそ活躍の機会が…と思いきや、若干のプラス会心率低下と引き換えに音色がになった、
    ベリオロスのグィロストが立ち塞がる。
    高い攻撃力と攻撃力強化【小】が生み出すシナジーは非常に大きく、セロヴィセロ系よりも汎用性が高かったりする。
    • …と上だけ読めばイマイチな性能に感じられる人もいるだろうが、
      黄音色のお陰でディアブロスやアグナコトルをガンガン引きずり出せるのは非常に面白い。
      どの笛も下位の時点から最低一つはスロットが空いており、G級まで強化すればどれも素で白ゲージ、
      匠で更に延長が可能。
      三本全ての製作に必要な素材を合わせても、レア素材は幻鳥竜玉一つでハードルも低い。
      興味を持ったら是非担いでみてほしい。

MH4

  • ブナハブラの続投によりMH4でも3本揃って無事続投…とはいかなかった。
    続投したのは氷属性のセロヴィセロブランだけで、雷のジョーヌと麻痺のベルデはリストラとなってしまった。
    MH4では雷、麻痺属性の笛として久々の古参笛達期待の新人がいるので、彼らに見せ場を譲ったのかもしれない。
    肝心の性能はMH3Gと大きく変わらずと言った所なのだが、
    MH4は至る所でバインドボイスが吹き荒れる耳が痛い環境で、聴覚保護を吹けないのが結構痛い。
    加えて高周波の有用なモンスターや氷属性が弱点のモンスターが多くないのも向かい風である。
  • ジョーヌとベルデを失って悲しみを背負ったのかは定かではないが、
    上位になると氷属性値が550と3GのG級を超える値に上昇する。攻撃力の方は下位並だが。
    しかしここにきて、次なる強化先が別の虫笛になってしまう。お前龍属性だったろ。
    この笛が気に入っていても、素材が揃ってしまったら次に担ぐのはステッキかもしれない。
    オオクワアゲハ×6という運任せの壁を越えるのは至難の業だが。
    そもそも肝心の属性値が強化しても20(MHP3換算で2)しか変わらないので強化する必要性も怪しい。

MHX

  • 派生先を3種にして登場。
    セロヴィセロを最終強化してセロヴィウノ、
    LV2より派生するセロヴィセロベルデ、セロヴィセロルージュ、セロヴィセロブランとなる。
    何気にルージュはMHXで初登場である。
  • ジョーヌは復活しなかったが有ったところでフルフルホルンの下位互換にしかならなかったかもしれない。
  • 最終強化時のそれぞれの性能は
     
    武器名攻撃力属性値斬れ味(匠+2)スロット
    セロヴィウノ190なし白50(匠無効)○○-
    セロヴィウノベルデ170麻痺24青40(白30)○--
    セロヴィウノルージュ170火14青50(白50)○○○
    セロヴィウノブラン170氷14青50(白50)○○○
     
  • 音色は全てで共通しており、演奏効果は
    体力回復【小】、回復速度【小】、精霊王の加護、雷属性防御強化【大】、属性攻撃力強化、高周波発生である。
    属性値の低下と属性強化旋律の大幅な弱体化により、属性のゴリ押しができなくなってしまったのが痛い。
    属性強化旋律は無理して吹かず封印してしまうのが無難。
    ウノとベルデに至ってはパーティーでないと無意味である。
  • 麻痺属性のベルデは今作の麻痺笛の中では属性値が最も高いが、
    PTで運用する場合には攻撃力強化、聴覚保護を吹けるパラハザードコールの方が喜ばれるだろう。
  • 氷属性のブランは今まで通りジンオウガ用の笛として担いで行ける。
    新モンスターのライゼクスも雷属性を扱う上に氷に弱いので、この笛を活躍させてみるのも一興。
  • 新登場のルージュは、火属性と雷耐性を活かしてフルフルへの対抗策としていいだろう。
    聴覚保護の旋律が無いのが惜しいが、そもそも今作の火属性笛はどれも聴覚保護を吹けないので弱点にはならない。
  • 音色の並びは違うが先輩の虫笛も同じ旋律が使える。
    もっとも無属性でウノより攻撃力が低くスロットも1つしかなく実質下位互換となっているが…

MHXX

  • G級ではG★1から限界突破できるが、G級になっても攻撃力が低いのは変わっていない。
    究極強化は獰猛化重甲虫重殻やアトラル・カの素材を使うためHR解放後となる。
  • それぞれの究極強化の性能は
     
    武器名攻撃力属性値斬れ味(匠+2)スロット
    セロヴィドス310なし紫30(匠無効)○○-
    セロヴィドスベルデ290麻痺30紫10(匠無効)○--
    セロヴィドスルージュ290火20青120(紫10)○○○
    セロヴィドスブラン290氷20青120(紫10)○○○
     
  • 基本的に上位同様の傾向になっているが、
    ルージュとブランは素で白ゲージを得られず、匠+2で得られる紫ゲージも短いため上位以上に立場が辛くなっている。
    一方でベルデは匠が無効になり素で紫ゲージが得られるようになっている。
  • ベルデは強力な雷属性攻撃を行う青電主ライゼクスの対策として、
    旋律と麻痺属性という特徴から使用されることがある。
    生半可な耐性と防御力では剣士ですら一撃でやられてしまう攻撃を雷属性防御強化と精霊王の加護によって防ぎ、
    麻痺とスタンで攻撃のチャンスを作り出すという運用法となる。
    同じ麻痺笛であるパラミティコールは攻撃力強化の旋律が優秀だが、防御向けの旋律は聴覚保護しか持たないため、
    クエストクリアの安定性という面ではベルデが勝っている。
    • しかし青電主のような特殊な場面を除くと麻痺笛は基本的にパラミティコールが選ばれ、
      属性値をメインに押し出す場合でも女王の降臨したもう一つの虫笛が同じ麻痺30を持ち、
      使える旋律も聴覚保護や体力回復【大】など汎用性に長けているため、
      ブランが青電主以外の場面で使われることは少ない。

MHRise

  • 火属性のルージュに代わり新たに龍属性を持つノワールが登場。ジョーヌは引き続き登場せず。
  • 生産時は無属性のセロヴィセロIという名前。
    強化を重ねるとセロヴィセロIIを経てセロヴィウノという名になるが、
    MHX系列のような最後まで無属性のままの強化派生はない。
    セロヴィセロIIからは氷属性のブランに、
    セロヴィウノからは龍属性のノワールか麻痺属性のベルデに強化可能。
  • 無属性最終であるセロヴィウノの武器性能は攻撃力120で緑ゲージのみ、
    旋律もセロヴィウノノワールの下位互換となっている。*1
    ほぼ同時に作れるようになる狐鈴コトノハナクテI
    斬れ味、攻撃力共に似たような性能であり、会心や属性の分あちらが上、
    さらに旋律内容も3種類中2種類かぶっているため、
    恐らくあまり日の目を見ないままノワールかベルデへ強化することになるだろう。
    • ただし、無属性のセロヴィセロ(ウノ)にもちゃんと独自の演奏が設定されており、
      演奏すると大社跡のBGMである神が去りし、廃忘の社のイントロ部分が流れる。
      前述の通り攻略中でも使われる可能性は低く、演奏を耳にする機会も少ないと思われるので
      百竜笛の演奏外見選択候補としてみるのもいいかもしれない。
  • 最終強化時のそれぞれの性能は
     
    武器名攻撃力属性値斬れ味スロット旋律
    セロヴィウノノワール190龍20青60③①-体力回復【小】
    スタミナ消費軽減
    聴覚保護【大】
    セロヴィウノベルデ170麻痺21青50①①①防御力UP
    振動無効
    体力回復【小】
    セロヴィウノブラン170氷13青40②①①体力継続回復
    スタミナ消費軽減
    高周衝撃波
     

セロヴィウノノワール

  • 今作では非常に貴重な龍属性持ち。匠2から白ゲージが出るのもうれしい。
    属性値、攻撃力、斬れ味ともに高水準でまとまっている上にスロットも中々豪華で、優秀な一本といえる。
    製作可能時期は集会所★7と終盤だが、必要な素材がイブシマキヒコヤツカダキのものなので
    ★7に昇格できればその時点から作成できるようになり、ナルハタタヒメ戦にも間に合う。
    また、上位上がりたてで作れるセロヴィセロノワールIIの時点でも、かなり高い性能を持つ。
    旋律にはこれまた貴重な聴覚保護【大】があるため、フルフル等咆哮の厄介なモンスター相手には重宝する。
  • 百竜強化は、
    • 攻撃力強化IV(+10)
    • 属性強化【龍】III(+8)
    • 鉄蟲糸技強化
    と攻撃的なラインナップ。
  • 演奏すると砂原のBGMである砂塵きらめく、荒漠の地の一節が流れる。
    特徴的なメロディであり、原曲でも弦楽器を使用しているため割とわかりやすいだろう。

セロヴィウノベルデ

  • 匠3から白ゲージが出るため、麻痺武器としては火力もそこそこ出せる。
    麻痺属性のライバルには蛛琴コルノピオンがあるが、
    あちらは攻撃力180に麻痺属性15、スロットLv2が1つ、匠4から白ゲージ。
    こちらに比べて攻撃力は高いが、属性値と斬れ味はやや劣る。
    最終強化の性能自体に大きな差はないため、
    随時製作時期やスロット数、旋律効果を勘案し柔軟に使い分けていくのがいいだろう。
    • 演奏すると水没林のBGMである湿地に広がる、深緑の秘境が流れるが、
      原曲よりもテンポが速くなっているためやや分かりづらいかもしれない。

セロヴィウノブラン

  • 全狩猟笛トップクラスのスロット数と狂走旋律、小型モンスターの制圧に便利な
    高周衝撃波を演奏できるため、採取用装備に組み込んでも便利。
    氷属性のライバルは会心特化のグィロティスカと回復&防壁のマギアチャーム=ベル
    こちらの長所である豪華なスロット数と、旋律の違いなどで差別化していきたいところ。
    ブランは匠4から白ゲージなためややスキル負荷が重いが、
    匠5でも青オンリーのマギアチャームとは差別化ポイントになり得る。
    • 演奏すると寒冷群島のBGMである雪風に浮かぶ、龍の墓標が流れる。
      こちらも特徴的なメロディなのでかなり分かりやすい。
      ちなみにブランの演奏前にメロウフォロウを奏でると、BGMがイントロから綺麗に繋がるようになる。

MHR:S

  • MR解禁に伴い3種それぞれに強化先が追加された。…残念ながら無属性には追加されなかった。
    しかし大型アップデート第2弾で武器の重ね着が実装されたので、彼の見た目と音色が好みならば是非。
    • 強化するごとに名称の「ウノ」が「ドス」→「トレス」と変わっていくのだが、
      強化回数の多いノワールのみ「クアト」となる。
      • セロヴィトレスノワール及びセロヴィクアトノワールは、名称が11文字の武器名になる。
        本作ではゴシャ武器に代表されるように10文字を超える名称の武器が増えており、
        今後はメインシリーズでも10文字という制約は取り払われていくものだと思われる。
  • NPCの一人、特命騎士ラパーチェが使う狩猟笛もこの系統である。
  • 最終強化の性能は以下の通り。
     
    武器名攻撃力属性値斬れ味スロット百竜スロット旋律
    セロヴィクアトノワール320龍38白80(白10,紫40)③①①Lv.3体力回復【大】
    スタミナ消費軽減
    聴覚保護【大】
    セロヴィトレスベルデ320麻痺25白30(白50)①①①Lv.2防御力UP
    振動無効
    体力回復【大】
    セロヴィトレスブラン310氷37白80(白10,紫40)④③①Lv.3体力継続回復
    スタミナ消費軽減
    高周衝撃波
     

セロヴィクアトノワール

  • MR強化を施した時点で体力回復旋律が【小】から【大】に強化される
    Xボタンで発動する旋律なので演奏頻度も高く、大きな強化点と言える。
    斬れ味は素で白だが、匠2から紫ゲージが出現。スキルが軽く済むのでありがたい。
    通常スロットはLv1が1つ増えただけだがLv3がある時点で十分優秀。さらに百竜スロットはLv3となっており、拡張性が高い。
    各種特効や大音量演奏はもちろん、弱点特効【属性】や鋼龍の魂をつけることも可能。
    鋼龍の魂に関しては効果量・狩猟笛とのシナジー共に壊滅的なので採用する価値はほぼ無いが…
  • Riseの時点では「聴覚保護【大】が吹ける龍属性笛」という唯一性を持っていたが、
    新たに登場した魔奏のゲシュライ、グリーorテラーも同旋律を引っ提げてきた。
    • ゲシュライと比較すると属性値はこちらが勝っているものの、あちらは短いが素で紫ゲージを持ち、
      それを維持できる斬れ味継続回復及び斬れ味消費軽減旋律を持っている。
      斬れ味関連のスキルが不要かつ剣士への手厚いサポートができ、さらにLv4スロットまで持つ
      …とかなり優秀な一本に仕上がっている。
      • 一方、ゲシュライの百竜スロットはLv1となっているため各種特効が積めず、
        こちらはガンナーへのサポートも行うことができる。これらの点と属性値で十分に差別化は可能。
    • テラーは属性値47に加え、スロットもLv3とLv1、更に攻撃力UPを備えている強敵。
      更に狂撃化が発動すればスキルなしでも会心率60%というとんでもない数値を叩き出す。
      あちらは体力回復【小】なのでそちらで差別化していきたいところ。
  • この笛の強みは優秀なスロットによる拡張性と、回復や快適性などのサポートに長けている点だろう。
    今作では伏魔響命狂竜症【蝕】といったスリップダメージを伴うスキルも登場している。
    そのダメージをカバーできる体力回復【大】が吹ける唯一の龍属性笛であるというのもアピールポイント。
    共鳴音珠を使えば自慢の回復力に更に磨きがかかり、攻撃力UPも発動させられるため相性が良い。
    他の旋律もスタミナ消費軽減や聴覚保護【大】など役立つ場面の多いものなので扱いやすい。
    Ver.16でも体力回復【大】を吹ける龍属性笛は増えなかったため、個性は健在。
  • 火力面に注目すると本武器が白ゲージの状態でも物理期待値422でトゥリパと並んで4位、
    属性期待値が43でこれまた5位というまあまあの立ち位置…とはいかない。
    トゥリパは属性攻撃力UP攻撃力UP、テラーも攻撃力UP
    ステレジアに至っては属性攻撃力UPに加えて攻撃力&会心率UPまで備えている。
    これらを発動されると属性期待値こそ順位は動かないものの、
    物理期待値はトゥリパに突き放され、
    テラー、ステレジア、刻銀の撲笛にも逆転されて8位まで落ちる。*2
    一方でこちらが紫ゲージを発動させると属性期待値は順位が変わらないものの、
    物理期待値は444となり、ステレジアを旋律効果込みでも再逆転してTHEグレゴリアも非常に僅差ながら追い抜き、
    ゲシュライと並んで4位タイまで浮上する。
    更に共鳴音珠で攻撃力UPを発動すれば489まで上がり、同旋律込みのトゥリパ、
    それに加えて紫ゲージのテラーをも抜き去って2位にまで昇り詰める。
    神響・風雲啼哭は素の物理期待値が472、攻撃力UP込みだと519まで伸びるので流石に分が悪いが、
    秘めているポテンシャルは低くはないといえるだろう。
    この場合、斬れ味ゲージのケアが必須になってくるので優秀な武器スロットも活用したい。
  • Ver.14より傀異スロット拡張恒久的に斬れ味が10増えるようになった。
    匠をLv1で紫ゲージを出せるようになったため、紫ゲージによる強化の恩恵が大きい本武器には追い風になるだろう。
    その一方で新スキルの龍気変換の登場により、全属性やられ無効を吹けるグレゴリアとトゥリパは
    属性火力の大幅強化が可能になったことで火力面の悩みが増えたのも事実。
    • Ver.15ではついに傀異スロット拡張匠不要で紫ゲージを出せるようになった。
      また、新登場した傀異克服シャガルマガラは龍属性が弱点かつ、咆哮【大】を伴う危険な大技を使う。
      そのため、聴覚保護【大】を吹ける龍属性笛である本武器は対策の候補になるだろう。
  • 製造時期の早さや難易度の面も魅力の一つ。
    上述のライバル笛の面々は揃いも揃って古龍由来であるため製造・強化が遅く、
    ゴア・マガラ初戦を突破してマガラ笛がラインナップに入るまでは、MR強化できる龍属性笛がこの笛しかない。
    このためストーリー進行中はゴア・マガラやリオ夫妻に対して攻略用途で持ち出す需要もあるだろう。
    最終強化に必要な素材も傀異化した骨なので、完成の早さもトゥリパに次いで第2位タイ。*3
    また、レア素材が一切不要なのでブナハブラ達の毒殺が苦でなければ強化も簡単。
  • 傀異化素材需要で人気を博している傀異克服シャガルマガラのマルチ周回においては、狂化運用も可能性が見出だされている。
    高レベルの傀異討究クエストや特別討究クエストでは
    あまりに高い攻撃力と広い攻撃範囲から狂化装備で挑むハンターが多いのだが、
    この笛を狂化運用することで回復旋律で他の狂化ハンターの体力を継ぎ足しつつ、自らの一撃死も防止することができるのだ。
    前述の通り聴覚保護を吹けることや、豊富なスロットに狂化のスリップダメージ緩和に必要なスキルを積み込めるのも好相性。

セロヴィトレスベルデ

  • ノワールと同様体力回復旋律が【大】に強化された。
    XAボタンなのであちらほど扱いやすくはないが、立ち回りや演奏モード次第である程度は恩恵を得られるだろう。
    麻痺属性値は25と狩猟笛では最高。鉄蟲糸響打の影響もあり、Riseの時より数値以上に麻痺させやすい。
    残念ながら鉄蟲糸響打に状態異常が乗っていたのは不具合だった模様。
    通常スロットは一切変化なし。百竜スロットもLv2で他2種と比べると見劣りするが、各種特効や大音量演奏は積めるので十分。
    斬れ味は白止まりで紫は出ないのは少々残念な点。
    しかし攻撃力はそれなりにあり、疾替えで共鳴音珠も扱いやすくなったためある程度火力は出せる。
  • 新たなライバルとしてランゴスタ武器のクイーンビードローが登場。
    攻撃力と属性値はこちらが高いが、あちらは素で紫ゲージを持ち、スロットも優秀。

セロヴィトレスブラン

  • ノワール、ベルデと違い、旋律はノータッチ。
    斬れ味はノワールと同じく素で長い白、匠2から紫ゲージとなっている。
  • Rise時点でも優秀だったスロットは更に磨きがかかり4-3-1となり、おまけに百竜スロットもLv3
    全狩猟笛どころか全武器種を見渡してもこれに並ぶスロットをもつ武器が殆どないレベル。
    そのせいか攻撃力・属性値ともにノワールより下げられているが。
  • 新しく登場したイソネミクニ亜種の狩猟笛極光雪笛スノウフォロウが最大のライバル武器となるだろう。
    紫ゲージ出現に匠3こそ必要だがこちらより攻撃力・属性値も上回っており、特に属性値は破格の68
    こちらが百竜スロットを活かし弱点特効【属性】を付与したとしても、
    あちらが各種特効系を付ければ裕に火力を抜かれてしまう(というか特効系を付けていなくても怪しい)。
    スロットも流石にこの武器程ではないがなかなか優秀。
    なにより「体力継続回復とスタミナ消費軽減の2つの旋律がボタンを入れ替える形で被ってしまっている」のである。
    これにより旋律による差別化が非常に厳しくなっている。
    • 現状だとほぼ下位互換じみているが、やはりスロットは優秀。
      アップデートに伴い様々な装飾品が追加されているので、ここで上手く差別化していきたい所。
      相変わらずLv3百竜装飾品の選択肢は少ないが…
    • Ver.16ではセロヴィトレスブランすら上回る
      通常スロット4-4-4百竜スロットLv3を誇る刻銀の撲笛が登場。
      旋律も汎用性に優れたものを持つため、スロット重視で装備を組むならばあちらが優先されるだろう。
      氷属性が有効な相手に持ち出すことで差別化していきたい。
      その場合、スノウフォロウとの直接対決を強いられることとなるが。

MHF

  • 遷悠武器として登場。G7の段階で先行実装された武器の一つである。
    いわゆる課金系の特典武器に属する。
  • 本作では一貫して無属性武器であり、見た目も変わらない。
    セロヴィセロ→セロヴィウノ→セロヴィセロフロンという一本道の派生である。
    音色も共通で、のいわゆる攻走旋律となっている。
  • サポートが重視される狩猟笛は、シジルと装飾品を自由に組み合わせられる上に、
    早食いまで内包している遷悠武器の特性とは非常に相性が良い。
    反面、無属性武器でありながら攻撃力はそれ程高くはない。
    同じような位置づけにあるパッケージ特典等の準G級武器と比較すると破格と言える程高いものの、
    さすがにG級武器Lv50や始種武器と比較すると、属性を考慮しなくとも分が悪い。
    遷悠武器としての特性を活かし、支援重視の戦術で使用するのがベストだろう。
  • 現時点までに発表・実装された遷悠武器の中では、通常のモンスター素材に由来する唯一の武器。
    今後のアップデートにおいてMH3以降のモンスターを順次実装することが発表されているが、
    ブナハブラのような小型モンスターを輸入する予定は無いということだろうか。
    また最終形のセロヴィセロフロンは本作独自の名称であり、これも遷悠武器としては特異である。

余談

  • 武器の名称は色名に由来する。
    フランス語でblanc(ブラン)は白、jaune(ジョーヌ)は黄色、rouge(ルージュ)は赤色、noir(ノワール)は黒色を意味する。
    verde(ベルデ)のみイタリア語で、緑色を意味する。
    • 冒頭で述べたようにセロはイタリア語やフランス語におけるチェロであるが、それは前についた方だけで
      後ろについたセロは強化によりウノ、ドスと変化することからそれぞれスペイン語の0/1/2を示していると思われる。
      • MHR:Sではトレス、クアトが新たに追加。同じくスペイン語で3と4を意味する。
        …ただし4は正確には「クアトロ」。文字数を揃えたかったのだろうか。
  • ノベル版「蒼天の証」ではラングロガールズの一人シュミルがセロヴィセロブランを使用している。
    • しかしハプルボッカ戦で披露した旋律は、「体力回復【小】、攻撃力強化【小】、高周波」。
      ここから推察されるこの狩猟笛の音色は、「白、赤、緑、黄」だと思われる。何それ超欲しい
      • なお、本当にMHP3に白、赤、緑、黄の狩猟笛があった場合、演奏できるのは
        「自分強化、攻撃力強化【小】、体力回復【小】、回復速度【小】、
        火耐性強化【小】、高周波、雷耐性強化【小】」と7種類にも上る。
        まぁ実際のところはMHP3に登場するセロヴィ系派生全ての旋律を一つにまとめているだけなのだろうが…。

関連項目

モンスター/ブナハブラ
武器/虫武器
武器/女王笛ランゴスタ - こちらはランゴスタ素材で作られた狩猟笛


*1 聴覚保護が【小】で、後はノワールと同じ
*2 しかも最下位のサウンドofドゥームは素の物理期待値が420なので8位といっても本当に僅差。
*3 グリーorテラーと刻銀の撲笛もMR10で製作可能。