MHFに登場する防具シリーズ。
炎角竜ヴァルサブロスの素材を使用した猛々しい剛種防具で、
装備した者は士気が燃え滾るという。
目次
概要
- MHF-G6.1の新モンスターであるヴァルサブロスの防具。
ヴァルサブロスは炎角竜の別名通り、角竜ディアブロスとの関連性が指摘されているが、
当防具は重厚感のあるディアブロスの防具とは異なり、シャープなデザインとなっている。
- 男防具は俗に言う「炎の魔人」というフレーズがしっくりくるものとなっており、
女装備は軽量かつ妖艶な印象を受けるものとなっている。
混成防具として用いてもあまり違和感はないかもしれない。
- メインスキルは、素材元であるヴァルサブロスの性質を体現したような「闘覇」。
10Pで発動し、灼熱サボテンを捕食して一定時間戦闘力を大きく強化するヴァルサブロスのように、
抜刀中は攻撃力が大幅に増加する代わりに常時スタミナを消費していくというものとなっている。
そのハイリスクハイリターンを地で行く強烈な性能から、ヴァルシリーズも一躍脚光を浴びることになった。
- 剛種ヴァルサブロスの素材を用いて生産し、最終的には始種防具まで強化することが可能。
ここでは生産段階の剛種、及び大きな変化が現れる覇種、
G10までの終点であった烈種防具、現在の終点である始種防具のそれぞれLV7時での性能を述べる。
剛種防具段階
- ヴァルシリーズの最初の段階であり、一式装備時の性能は以下の通り。
- 剣士 防御力628(頭117、胴腕127、腰脚128)、スロット数:10(1部位2スロット)
属性耐性:各部位火+4 水-3 雷-3 氷-1 龍+4(合計火+20 水-15 雷-15 氷-5 龍+20)- 発動スキル 闘覇、ランナー、高速剥ぎ取り&採取、早食い、属性攻撃強化
- ガンナー 防御力398(頭75、胴腕82、腰脚79)、スロット数:10(1部位2スロット)
属性耐性:各部位火+4 水-3 雷-3 氷-1 龍+4(合計火+20 水-15 雷-15 氷-5 龍+20)- 発動スキル 闘覇、ランナー、高速剥ぎ取り&採取、属性攻撃強化
- 剣士 防御力628(頭117、胴腕127、腰脚128)、スロット数:10(1部位2スロット)
- 今までの剛種防具の例に漏れず、生産段階という訳でこの時点では扱いづらい性能。
ただ、いわゆる希少スキルを持つ従来の剛種防具とは一線を画す調整が行われている。
- 最大のポイントは闘覇のSPが剣士、ガンナー共に4もあること。
従来の希少スキル持ち剛種防具は一式装備以外で希少スキルが発現しなかったのだが、
ヴァルシリーズは3部位から発動するようになっているのである。
そのため、スロットが2しかないという難点はあるが、混合防具で闘覇を発動させることが可能である。
ただし匠を有する部位が無いため注意が必要。
- また、スキルのうち高速剥ぎ取り&採取は頭に高速収集10Pと集中しており、
いわゆるピアスのように扱うことが可能。
ちなみにこのスキル、烈種防具になっても相変わらず10Pのまま存在しているため、
頭防具を戦闘用装備として使うことを期待していたハンター達は盛大に肩透かしを食らうことになってしまった。
全く使えないスキルという訳ではないが…
- 逆に、採取用装備にスキルランクアップのために組み込む烈種防具としては、
スタミナスキルが付いている事もあり、トップクラスの使いやすさを誇る。 - モンスターの剥ぎ取り回数自体が多すぎたり、
気短の護符を持ち込んでいて最大回数まで剥ぎ取りきれない可能性がある時などにも役立つか。
- 頭部位以外の部位ごとのスキルの傾向を言うと、
剣士はスタミナ、達人、剣術、属性攻撃、食事、回避性能が各部位に分散して配置されている。
この時点では達人と剣術は10P未満だが、強化すると伸びていく。
ガンナーは連射、精密射撃、属性攻撃、反動、食事、根性などが分散しており、
割と何でも出来るようにはなっているが、精密射撃と属性攻撃が一緒になっているなどややチグハグな面も。
装飾品で調整したいところである。
また、聴覚保護、風圧、耐震のSPは一切無い。
これは後述する烈種防具時の環境を踏まえての設定と思われるが、保護スキルを重視したい場合は注意が必要。
- 強化先である天嵐防具は防御力が706と強化され、
スキルも達人が若干強化されることで見切り+1が発動する。
スロットが3になるので装備を組みやすくなるだろう。
ガンナーは防御力が469となり、同じく達人が若干強化されることで見切り+1が発動する。
もちろん、この防具も天嵐防具としての特殊効果も加わる。
覇種防具段階(FX)
- 金色と銀色の絢爛豪華な魚竜の素材を用いて強化された覇種防具。
スキルアップグレードが強化され、更に強力になった。
- 以下にLV7時の、各部位の性能を記述する。
- 剣士 防御力762(頭149、それ以外は153)、スロット数:15(1部位3スロット) 属性耐性は剛種防具と同じ
- 頭:闘覇+5、スタミナ+5、武器捌き+5、高速収集+10、耐状態異常+5
- 胴:闘覇+5、スタミナ+5、達人+5、剣術+4、斬れ味+5
- 腕:闘覇+5、スタミナ+5、食事+5、回避性能+5、気力回復+5
- 腰:闘覇+5、達人+5、食事+5、属性攻撃+5、斬れ味+5
- 脚:闘覇+5、達人+5、剣術+4、属性攻撃+5、匠+3
- ガンナー 防御力523(頭100、胴腕101、腰脚110)、スロット数:15(1部位3スロット)
- 頭:闘覇+5、スタミナ+5、装填+5、高速収集+10、武器捌き+5
- 胴:闘覇+5、スタミナ+5、達人+5、連射+5、根性+5
- 腕:闘覇+5、スタミナ+5、食事+5、根性+5、気力回復+5
- 腰:闘覇+5、達人+5、反動+5、属性攻撃+5、食事+5
- 腰:闘覇+5、達人+5、精密射撃+5、属性攻撃+5、装填数+5
- この装備の最大の特徴は、闘覇が2部位で発動することにある。
俗に言う希少スキル持ちの従来防具には無かった特性であり、
スキル値や配分の問題から、一式ではなく2部位だけ選んで使うことに特化した装備であると言える。
覇種防具のメリットの一つである「自由な組み合わせが可能」なことを強く実感できるだろう。
- 闘覇の攻撃力UP効果は秘伝スキルの最上位段階のそれと同じ1.2倍であるため、
覇種防具の武器強化効果、スキルアップグレードと併用することで、
HR帯装備としては圧倒的な攻撃力を得ることができる。
ただしこのスキルは極めてピーキーな使い方が求められるので注意が必要である。
というより、現在のHR帯で活かすのは極めて厳しいと言わざるを得ないか。
攻撃と攻撃の間隔が長いG級昇級試験のシャンティエン戦では武器種によっては使えなくもないので、
必要に応じて使うかどうか決めればよい。
- 強化についてはギルド指定クエストで素材が入手できるため、
運が良ければ一度のクリアで1部位は強化できるかもしれない。
- G級覇種防具段階のヴァルGシリーズはスキルの微弱強化に留まっている。
上述したように2部位で闘覇が出るが、G級装備と組み合わせるには防御力の面でかなり難を抱える。
なお強化には再び覇種素材が必要となるが、
こちらは炎を纏う古龍のものが要求される。
烈種防具段階(GF)
- ヴァルサブロスの烈種素材を用いて強化する烈種防具。
スキルアップグレードが1部位から常時発動となり、
2部位でもスキルアップグレードに支障をきたすことは無くなった。
- スキルは一切変化しておらず、数値上昇に留まる。
もっとも、ヴァルシリーズはG級の複合スキルと重複しない
(ため、そのスキルが発動するとスキル枠が丸ごと無駄になる)保護スキルが根性を除けば無いため、
無駄なスキルがなく、G級スキルが中心になるまでは使い勝手も良好であると言えるか。
ただし烈種防具全てに言えるがG級スキルは発現しないので、
装備が整うにつれ使いづらくなることに変わりは無い。
- ヴァルGFシリーズの強化にはLv1にG級リオレイア亜種のHC素材が、
Lv7ではG級ティガレックスのHC素材が必要となり、もちろん烈種ヴァルサブロスの素材も必要となる。
幸い、烈種ヴァルサブロスの剥ぎ取り1%素材は要求されないのだが、
ヴァルサブロス自体は烈種の中でも悪い意味で有名なモンスターであり、
可能な限りPTを組んで素材を集めたい。
- なお、闘覇のSPは全部位6となっている。
これだけなら大した意味は持たないのだが、G級防具には闘覇+4のSPを持つ部位があり(+6は無い)、
それと組み合わせる、もしくは2Pの装飾品と組み合わせることで闘覇の発動が楽になる。
これはG10.1の始種防具追加で大きな意味を持つことになるだろう。- ちなみにG10.1では同じく烈種防具で闘覇が発現するフレイムシリーズも始種防具への強化が出来る。
闘覇のSPを持つ始種防具は非常に少なかったため、バリエーションが豊富になることが期待される。
- ちなみにG10.1では同じく烈種防具で闘覇が発現するフレイムシリーズも始種防具への強化が出来る。
始種防具段階(GX)
- ヴォージャンの素材等を用いて派生できる始種防具。
派生に必要なGHC素材がすべて赤色のアイコンという妙な特徴がある。
- 他の始種防具同様、スキルは刷新されており、G級スキルなどを主体にしたものに変化している。
以下にLV7時の、各部位の性能を記述する。
- ヴァルGXシリーズは元々のスキルの上位版に相当する、
もしくは近い位置づけにあるG級スキルが多く発現するのが特徴的と言える。
頭防具が純然たる戦闘用スキル主体になったのもありがたいところ。
ただし、烈種防具段階のものを採取用装備として運用している場合は注意。
- スキルとしては非常に有力なのだが、実装後の評は往時ほどはよろしくない。
大きな理由としては、闘覇スキルが(G級において)汎用の火力スキルとは認識されなくなった事が挙げられる。
詳しくは闘覇スキルの記事を参照してほしいが、
その闘覇を主力にしているヴァルGXシリーズを誰でも使う訳ではないという事だろう。
剛撃や一閃の搭載部位が限定されているので、闘覇を使うシチュエーションである
「更なるスキルの革新」に対応しづらいのもネックと言える。
とは言え決して不要なスキルばかり集っているわけではないので、
効果的な運用ができるかはプレイヤー次第だろう。