オトモ/トレンド

Last-modified: 2021-08-20 (金) 00:16:54

トレンド(trend)とは時代の趨勢(すうせい)、ファッションなどの流行、経済の動向などを意味する英語。
当項目においてはMH4シリーズにおけるオトモアイルーの行動傾向の事を示す。

目次

概要

  • MH4の新要素であるオトモアイルーの性格のこと。
    旧作で「爆弾一筋」や「勇敢」などと設定されていた性格を一本化したものである。
    攻撃傾向と戦闘時どのような行動をとるかがこの要素で決定される。
    なお、今回はターゲットはオトモ装備の頭部分で変化するので、トレンドによる影響はない。
  • トレンドの種類によって体力の基礎値、攻撃力、防御力の倍率も変化する。
    ファイトトレンドなら攻撃力が、ガードトレンドなら防御力がそれぞれ1.4倍になるといった具合である。
  • また同じトレンドを持つオトモを2匹以上レギュラーに入れておくと、
    メインオトモがその影響を受けてそのトレンドの基本スキルを使えるようになる。
    さらに3匹以上揃えることによりメインオトモのトレンドとトレンド技が変化し、
    5匹揃えることによってメインオトモ専用のトレンド技強化スキルを習得する。
  • サブオトモのトレンドを2+3などにすることで、メインオトモのトレンドを組み合わせることもできる。
    行動の幅を広げたり、組み合わせ次第で強力な効果を得たりすることも。
  • 各狩猟地ごとにどのトレンドが出やすいかは決まっている。
    狙いのトレンドがあるのになかなかでないときは、狩猟地を変えてスカウトしなおそう。
    • MH4Gでは、上位旅団クエストを受注できるようになると狩猟地ごとの出やすいトレンドが変化する。
      一部トレンドはテーブル変化後の出現率が極端に低くなっている(後述)。

各トレンド解説

リーダー

  • メインオトモ専用トレンド。
    サボっているオトモに喝を入れるなど、リーダーらしい行動をとる。
    また、他のサポート系トレンドとの相違点としてパニック状態にならない
    特有の行動も「激昂して攻撃が激しくなる」というものであり、それはかつての「勇敢」を彷彿とさせる。
    むしろ勇敢であるからこそリーダーが務まるということだろうか。
    • サボっているオトモに喝を入れるとは言ったが、
      じゃあ自分はサボらないかと言うと、そんなことは無い。むしろ堂々とサボる
      そんな時はオトモハンター相棒であるハンター自ら蹴りを…もとい喝を入れてあげよう。
    • また、サブオトモに喝を入れてくれるのはいいが、そのサブオトモがハンターのすぐ横に居た場合、
      ハンターごと殴ってくるので、思わぬところで怯まされて逆に迷惑になる場合も。
  • 戦闘時は近接メイン。モンスターから攻撃を受けると、一定時間攻撃力が上がる。
    リーダースキルという専用のスキルを持っているほか、ランスの突進のような特殊攻撃を持つ。
    この突進攻撃はかつての主人である筆頭ランサーから教わったものだろう。

ファイト

  • 攻撃力が高く、戦闘力に優れたトレンド。
    鬼人笛を吹いてさらに攻撃力を高めることもできる。
    真・鬼人笛は中々強力で、ハンターの攻撃力をかなり高めてくれる。
  • このオトモを複数レギュラーに入れた場合、メインオトモも鬼人笛が吹けるようになる。
    また、3匹以上で貫通ブーメランの術というスキルが発動し、ブーメランが貫通して当たるようになる。
    性質上、状態異常攻撃持ちのオトモとは相性抜群。
    • さらに、前身であるP3の勇敢とは違い、パニックを起こす。
      その条件がモンスターが怒り状態になりだすことで
      かつ、このトレンド特有の行動がラッシュ攻撃なので
      むしろチャンス派を継承したと思われる。
  • モンスターが怒り状態になる、飛ぶ、地中に潜る…
    といった戦闘時に頻発しやすい状況でのパニック条件を持つのでかなりパニックを起こしやすい。
    名前に反してファイトが今一つ足りていないのではないだろうか?

ガード

  • 鉄壁の防御力を誇るトレンド。
    鉄壁挑発の術でモンスターの攻撃を誘いつつガードできる。
    また硬化笛を吹いてさらなる鉄壁になれる。
    MHP3まででいう「こざかしい」が更に防御に特化されたタイプである。
    が、セリフ的には食いしん坊タフなキャラにはありがちかもしれない。
  • このオトモを複数レギュラーに入れた場合、メインオトモも硬化笛が吹けるようになる。
    5匹全てガードのトレンドで統一した場合、普段ガードできない攻撃もガードできる鉄壁挑発強化の術が発動する。
  • なぜか3匹入れた場合の追加スキルが存在しない。
    このため、ガード3+他トレンド2の組み合わせは、メインのトレンドがガードになる以外にメリットがない。
    メインをガードにしたいのでなければ、他トレンド3+ガード2の方が発動スキル的には有用。
  • 鉄壁の防御で長く狩場に留まるので、ガンナーにとっては非常に有用。
    正しく「オトリアイルー」として大活躍してくれる。
    非常に狙われやすくなる演奏が欠かせない狩猟笛にも好相性だろう。
  • 全トレンドで最高の防御力補正を持つため、
    防具・スキル次第ではあるがレア10のフル強化したガンナー防具を上回る防御力を叩き出すこともある。
  • ハンターのピンチには強いが、自分自身がピンチになるとパニックになってしまう一面もある。

アシスト

  • 狩りのサポートに特化したトレンド。
    シビレ罠を設置できる他、常に探知のスキルが発動している状態になり、
    時々モンスターの居場所を教えてくれる。
    またモンスターの疲労状態や捕獲可能なタイミング、ペイント効果が切れそうな時も教えてくれる。
    また粘り上手を受け継いでおり、傷ついたら無理せず撤退し急速に回復、すぐに戦線復帰する。
  • このオトモを複数レギュラーに入れた場合、メインオトモもシビレ罠が使えるようになる。
    これにより、同じフィールドに2つシビレ罠が設置されることもあり、
    そこにハンターも仕掛ければ同じフィールドに3個という怒涛の展開になったりする。
    5匹全てアシストのトレンドで統一した場合、休息撤退強化の術が発動し、撤退時最速で回復できるようになる。

回復

  • ハンターの回復を得意とするトレンド。
    所持しているスキルも解毒笛や回復笛などである。
    解毒笛はハンターが毒状態になると、行動可能ならば即座に反応して吹いてくれるため、
    場合によっては毒を使うモンスター相手にも解毒薬が必要なくなるほど。
    回復笛も結構な頻度で吹いてくれるので心強い。
    回復量も優秀で、一吹きでMAX体力の半分程度を回復してくれる場合もある。
    • レギュラーに二匹以上回復トレンドのオトモを入れた場合、筆頭オトモも回復笛が吹けるようになる。
  • 撤退時に回復アイテムを落としていくというMH3Gのガーグァフェイクのような性質がある。
    (トレンド技の回復贈物の効果)
    落とすアイテムは薬草、応急薬、生命の粉塵。生命の粉塵は確率が低い。
    • ちなみにこの落し物は緑色に光っているので、モンスターの落し物と見間違えることはない。
      前作の反省が活かされている。
    • 実はこれ、MHP3までにおける臆病の特有行動である。
      今回の回復トレンドのオトモの台詞も臆病そのもの。
    • 回復トレンドをレギュラーに多く入れることで、メインオトモにも回復贈物が発動して落し物をするようになる。
      特にレギュラー全てを回復トレンドにすると、メインオトモに回復贈物強化の術が発動し、落し物の質が向上。
      生命の粉塵を落とす確率が上がり、薬草と応急薬の代わりに漢方薬や応急薬グレートを落とすようになる。
      ……ただし、生命の粉塵はマルチプレイの時くらいしか出番がなく、
      漢方薬に至ってはオトモが積極的に解毒笛を吹くため使用に至らないことも。
      下手をするとかえって荷物が増える結果になることもあり、どちらかというとそれらのアイテムの収集用スキル。
      しかし、生命の粉塵でオトモの体力を回復するという用途もある。
  • MH4Gではテーブル変化後の出現確率が最も低い。厳選はかなり苦労するだろう。
    ならMH4で厳選すれば…と言いたい所だが、合体技を強化するスキルはMH4Gのテーブル変化後でしか付かない。
    サポートを極めたオトモを作りたいなら合体技を強化するスキルは外せないので難儀な所である。
    • この状況を考慮してか、ダウンロードコンテンツで雇用できる回復トレンド持ちオトモは、
      他のトレンド持ちのオトモと比較して優秀なスペックを持つことが多い。
      特にエピソードクエストの一つ・極秘指令16010のクリア後に雇用できる「イモート」は
      多くのプレイヤーに「サブオトモはこいつが居れば(トレンド調整のレギュラー残り4匹以外)何もいらない」
      とまで言わせるほどの優秀なスキルの組み合わせを持っている。
      また、ストーリー中NPCとして必ず現れる「ミケ」は回復のトレンド持ちであるため、
      少なくとも1匹には必ず出会えるようになっている。

ボマー

  • ひたすら爆弾で攻撃する、旧作の「爆弾一筋」に相当するトレンド。
    このオトモを複数レギュラーに入れた場合、3匹以上でメインオトモも爆弾を使えるようになる。
    • 1匹だけでは小タル爆弾しか使わないのであまり頼りにはならないが、
      複数揃えるとより強力な爆弾も使うようになる。
    • 2匹の場合、他のオトモが設置した罠に大タル爆弾をしかけるのみ。
      そのためアシストと組み合わせる必要がある。
    • 4匹になると怒り時に大タル爆弾を使うようになる。
    • 5匹にすると憤怒大タル爆弾強化の術が発動するが、これは大タル爆弾Gを抱えて特攻するというもの。
      通常と違いモンスターからダメージを受けた時でも起爆するため、無駄に終わることはまず無い。
      爆発範囲の広さも相まってかなり命中率が高く、威力も折り紙つき。時にはリオスを叩き落とす程。
      ちなみに何かと怒りやすいという特徴も持つため、かなり高い頻度で爆弾をばら撒きまくる。
  • その性質上、剣士では最悪のお邪魔キャラになりかねない
    (ただ、ダレン・モーラン戦では外に爆弾を投擲する形になることや、
    バリスタや大砲での攻撃も多くなることなどから、剣士でもそこまで邪魔にはならない)。
    一方ガンナーにとっては強大な攻撃力とひるみによる隙作りが可能なために、非常に頼りになる存在に。
  • なお、今作はオトモの爆弾でも僅かながら自爆ダメージを受ける。
    赤ゲージを消されたり、フルチャージを潰されたりすることがある点には注意。

ぶんどり

  • 攻撃時、モンスターの素材をぶんどるトレンド。
    素材集めに役立つ能力。攻撃方法はブーメランメイン。
    遠距離主体になるので被弾率が低く、意外に生存力が高い。
  • このオトモを複数レギュラーに入れた場合、ブーメランが強化される意外と攻撃的なスキルが発動する。
    トレンドをぶんどりにすることで、メインオトモもぶんどりが可能になる。
  • P3の頃のぶんどりと異なりクエストのランクに応じた素材をぶんどってくれるため、上位の素材も手に入れられる。
    さらに3Gにおける奇面族のメラルーフェイクと違い、マタタビ爆弾で妨害してくることもない。
    このように素材集めの際には優秀な働きをしてくれるトレンドである。
  • あと忘れてはならないのは、オトモのぶんどった素材は、採取素材と同等の扱いになるため、
    たとえハンターが3乙や時間切れでクエスト失敗になっても持ち帰れるということがある。
    例としては、時間切れになりやすいエピソードクエストなどで意外な素材をぶんどってくれていたりすることがある。
  • このようにぶんどりトレンドは、
    本来は素材のわずかな補填やサブタゲ達成もままならない強敵に対するおまけ程度のものなのだが、
    イベントクエストなどでメインではまだ戦えない強敵などから素材を調達しようとするときには頼もしい味方となる。
    武器の強化などに僅かだが素材が欲しいときなどに有効活用しよう。

宝探し

  • 「平和主義」にあたる一切戦闘に参加しないトレンド。
    その代わり採集能力が高く、とにかく集めまくる。
    また持てるアイテムの数が他のトレンドのなので気づくとものすごい量を持ち帰っていたりする。
  • このオトモを複数レギュラーに入れた場合、ひたすら採集能力が強化される。
    3匹以上いる場合はメインオトモも採取特化型となり、一切の攻撃を行わなくなる。
  • リーダーと同じくパニックにならないトレンド。
    ハンターとモンスターが戦闘中でもお構いなしに採取する図太さなので、ある意味当然か。

ジャンプ

  • MH4Gで新たに追加されたトレンド。
    踏み台となり、ハンターをジャンプさせるトレンド技『ネコ踏台』により、
    地形や武器に関係なくジャンプ攻撃を行うことが出来る
  • 踏み台になっている時にハンターが接触すると、抜刀/納刀状態にかかわらず上にピョーンと投げ上げてくれる。
    高度は低めでほぼ垂直に飛び上がる形になるため、リーチの短い武器では少々ジャンプ攻撃を当てにくいか。
  • モンスターが怒り状態になった時に頻繁に発動してくれる。
    踏み台になっている時は無敵状態、かつモンスターに対して挑発効果が発生するので
    実はおとり役としても優秀だったりする。モンスターをジャンプ台に引き付けるのにもうってつけ。
  • ただし狙って乗る分にはいいが、敵から逃げようとしている時にうっかり触ってしまうと
    そのまま跳ね上げられてしまい敵の追撃を貰ってしまう。
    歩き状態だろうとダッシュ状態だろうと上記の通り低めの垂直に跳ね上げられるので、
    勢いをつけて遠くまで跳んで逃げるなんて芸当は不可能である。
    当然ながら空中では回避もガードも出来ないので体当たりなどを繰り出されたら被弾確定である。
    またハンターの足元でいきなりトレンド技を発動することもあり、やはり跳ね上げられてしまう。
    そんな訳で事故率も多いトレンドの為、若干の注意が必要である。
  • レギュラーオトモに組み込んだ場合は、乗り攻防時にゲージを上昇させる『乗り応援笛の術』、
    ネコ踏台発動時にモンスターをおびき寄せる『ネコ踏台挑発術』といった
    ジャンプ攻撃や乗りのアシストとなるトレンドスキルが発動する。
  • 公式Webマニュアルにおいて、なぜか「ジャンパー」と紹介されている。
  • 次回作であるモンスターハンタークロスでは、他のトレンドは名前や性質を変えつつも
    続投されたものがほとんどであるのに対し、唯一リストラされてしまったトレンドである。
    エリアルスタイルの導入により、必要が無くなったのが原因だろうと思われる。

ビースト

  • MH4Gで新たに追加されたトレンド。
    トレンド技『強走咆哮』により、モンスターのスタミナを奪うことが出来る。
    さらに、スタミナを一定量奪うと、ハンターに還元し強走効果を付与することが出来る。
  • 『強走咆哮』が発動すると、ラージャンばりの空中回転アタックでモンスターに猛攻を仕掛け、
    効果終了時に「ウニャアァァァァ」と、けたたましい咆哮を挙げて強走効果を付与してくれる。
    しかも強走咆哮による攻撃には減気効果および眩暈蓄積が存在し、加えて威力も高いので、
    打撃武器を持たせていればさらに効率が上がってオトモ2匹だけで大型モンスターをスタンさせることすらある。
    その総合的な戦闘能力はかなり高いと言えるだろう。
  • 奪ったスタミナの量に応じてオトモアイルーの上に表示される名前の色がと変化し、
    それに応じて効果終了時に得られる強走効果が【小】、【中】、【大】と変化する。
  • レギュラーオトモに組み込んだ場合は、回転攻撃に減気や回復の効果を付けたり、
    強走咆哮の強化をしたりすることが可能。
  • 強走効果の性質上、双剣や弓との相性は抜群。
    回避行動を多用するレギオス武器とも相性が良い。
    また乗った後の競り合いにも非常に有効で、「ジャンプより乗り向けのトレンド」と言われることも。

余談

  • MHFにおけるパートニャーの「得意行動」もトレンドのシステムを引き継いでおり、
    「リーダー」を除いたMH4に登場するトレンドと同様のものが用意されている。
    行動パターンなども共通しているようだが、1匹しか連れられないので連携はできない。

関連項目

オトモ/オトモアイルー
オトモ/サポート傾向 - MHXにおける、トレンドに相当する要素