MHF-G2にて実装されたG級スキル。
スキルポイント+10で赤魂、-10で青魂が発動する。
マイナススキルでもハンターを強化する効果を持ち、
実質両方プラススキルであると言える、非常に珍しいスキルである。
目次
概要
- 基本効果として、赤魂は発動者の武器倍率が+30、青魂は防御力が+100上昇する効果を持つ
(2018年4月アップデート以前は武器倍率上昇+15、防御力上昇+50だった)。
ただし、これらの効果はそれぞれ基礎攻撃力、基礎防御力には属さないため、
火事場力+2、秘伝スキル、狩猟笛の攻撃力増加旋律等の、
いわゆる「乗算式強化効果」の対象外となる。
- このスキルの潜在能力はそれだけではない。
スキル系統名の喝の名の通り、スキル発動者が味方を攻撃し、喝を入れることで、
なんと味方のステータスを強化することができるのである。
味方を攻撃して、味方を強化出来る所がまさに「喝!」と言えるだろう。
- 味方への喝入れによるステータス強化は赤魂は自身のものと同じ武器倍率+30、
青魂については防御力+100効果を与える
(これらの効果は、2018年4月アップデート以前も同じである)。
また、自分が赤魂を発動させている場合に青魂発動者から喝を受ける、
あるいは、自分が青魂を発動しているときに赤魂発動者から喝を受けても特殊な効果がある。
前者は自分の攻撃にわずかだがめまい値が付加するようになり、武器倍率が更に+15される。
後者はモンスターから攻撃を受けた時に25%の確率でダメージを0にする審判と同じ効果が付与され、
防御力が更に+50される。- また青魂に限り、防御力上昇効果に加え
喝入れ時に毒、麻痺、防御力DOWN、磁力やられを解除する効果も持つ。
そのため、ヒーラー的な役割も担うことができる。
青魂にこのような効果を持たせたのは、赤魂の攻撃力UPのほうが防御力より大きい恩恵をもたらすため、
それで青魂側が一切用無し、にならないようにするための配慮だろう。
付与方法も相まって、非常に面白いスキルであると言る。
- また青魂に限り、防御力上昇効果に加え
- 攻撃はスキル発動者からの攻撃であればキックでも、散弾でもなんでもOK。
また、怯まずの実やいたわり状態でも付与は可能である。
- また、同じスキル発動者の喝を受けた場合、喝を受けた側の効果で上書きされる仕様となっている。
そのため、基本的には赤魂と青魂の効果を同時に享受することができない。- 例外は「喝を与える者」がそもそも赤魂と青魂の両方を発動させていた場合。
スキルがプラスとマイナスに分かれているので、本来は赤魂と青魂を同時に発動することができない。
しかし、紅焔の威光というスキルに赤魂が内包されるので、
喝のスキルポイントをマイナス10にして青魂との同時発動も可能となっている。
同時発動者が喝入れすると、赤と青の混合色である紫色の電磁エフェクトが喝入れされた人に発生する。
- 例外は「喝を与える者」がそもそも赤魂と青魂の両方を発動させていた場合。
- 味方への喝入れで効果が発動すると、名前の横にグーのアイコンが表示される。
黄色が赤魂、水色が青魂であり、持続時間は2分となっている。
また、本スキルの効果が発動、及び付与されているハンターの足元には、
それぞれ対応する色の電磁オーラが現れる。- この電磁オーラ、よく見てみるとスキル発動者と喝入れされて付与されたハンターで
エフェクトが少し異なるのがわかる(付与された側は丸い球体のようなエフェクトも現れる)。
- この電磁オーラ、よく見てみるとスキル発動者と喝入れされて付与されたハンターで
喝強化
- MHF-Z直後は特にてこ入れがされず、
「炎寵」で間接的に赤魂を発動させるケースを除くと自発的な採用が減る傾向にあった本スキルだが、
2018年4月アップデートでスキル自体の上方修正、
及び辿異スキル「喝強化」が追加される事が発表された。
スキルの上方修正としては、上記の通りパッシブ効果である自身の攻撃力、防御力増加が上方修正された他、
青魂の毒、麻痺、防御ダウン、磁力やられ解除効果が追加された。
辿異スキル「喝強化」の効果は赤魂と青魂でそれぞれ異なるが、
共通の強化要素として以下の3点が挙げられる。- 攻撃が他のハンターやNPCに当たった場合に怯まなくなる。
一方向限定のいたわりに酷似しているが、クエストクリア後も有効。
例えば、剥ぎ取りを妨害する小型モンスターを掃除するときに味方を巻き込むことを気にする必要がない。 - 自らの攻撃によって喝入れを行った場合、
喝入れされた味方を中心とした一定範囲内のハンターにも影響が及ぶようになる。 - アイテム「音爆弾」での喝入れが可能になる。
更に、これらに加えて各スキル毎の強化要素が加わる。強化要素は以下の通り。- 赤魂発動時は以下の効果が発揮される。
- 自身の攻撃力上昇値が100に強化される。
- 味方を攻撃すると、一定時間味方の攻撃力が100増加し、抜刀ダッシュのスタミナ消費が0になる。
- 青魂発動時は以下の効果が発揮される。
- 自身の防御力上昇値が200に強化される。
- 味方を攻撃すると、一定時間味方の防御力を200増加し、体力持続回復効果を付与する。
また、味方の状態異常及び特定のやられ状態を解除する。
これは上述した4つに加え、悪臭、声帯毒麻痺、熟睡、氷属性やられ【特大】などがある。
後者二つは音爆弾での回復がこれまで不可能だったものである。
赤魂の武器倍率+100は言わずともわかるであろうが、
青魂の防御力+200も重い一撃を繰り出すモンスターに対する、
数少ない生存力強化要素の1つとして無視できないほどであり、
真根性スキルが使えない不退スキル発動下においても確実に機能する。
もちろん、喝入れによるPT全体の火力、生存力強化も高まっているため、
数値だけでは言い表せない活躍をすることは十分に可能であろう。- このスキルと同様に不退スキル発動下において確実に機能する生存スキルとしては、支援が挙げられる。
青魂に比べ防御力の上昇値は+50と劣るものの、
青魂と同様に他のパーティーメンバーにもいくつかの効果を発揮し、
それらの効果は青魂では手が届かないところを補えるため、
サポート用の装備ではどちらも発動するという選択肢も考えられる。
- 攻撃が他のハンターやNPCに当たった場合に怯まなくなる。
運用
- 効果が十分に高いため、完全ソロでも十分恩恵を受けられる。
が、本スキルは特性上、数少ないPT全体の火力、生存力を強化できる特性も有しているため、
そういった意味で真価を発揮するのは無論パーティプレイ時である。
味方を攻撃し、喝入れして強化することで狩猟を有利に進めることができるようになるだろう。
なお、ラスタ系統にも当然効果が反映されるので1人でも、NPCを連れたシングルPTでも有効。
ラスタ達がクエストに同行している場合はとりあえず殴ってあげよう。- 逆に、ラスタの方に付けるのも効果的である。
ラスタのAIは基本的にはハンターがいる場所への攻撃は避けるようになっているが、
乱戦時においては頻繁に密集した味方を巻き込むので容易に発動する。
- 逆に、ラスタの方に付けるのも効果的である。
- パッシブで攻撃or防御UPが発動するのでどの武器種が使っても便利なのだが、
後述する辿異スキルとの併用を想定できない環境でこのスキルを最も有効活用できるのは狩猟笛である。
何故かと言うと、狩猟笛のアクション「音爆演奏」の音爆弾効果は何と喝の効果付与も可能だからである
(なお、アイテムの音爆弾にはこの効果は無い。
いたわり+1を発動させたラスタがいる中音爆演奏をすると反応して回避行動をするため、
狩猟笛の音爆演奏は攻撃として扱われているようである)。
音爆演奏1回で、範囲内の味方全員を一気に強化できるという優れものである。
また音爆演奏には「雪だるま」「結晶化」「睡眠」「気絶」「膝崩れ」の状態異常を治す効果もあるため、
ヒーラーとして幅広い状況に対応できるようになっている。
これによって音爆演奏の価値が大幅にUPすることとなった。
なお、これと引き換えになる嵐ノ型の音符変換とどちらを取るか悩ましいことになったが、
極ノ型にてその悩みが一気に解消されることとなった。- なお、極ノ型の音爆演奏は音符点滅中は「音響攻撃」に変化するのだが、
この攻撃で放つ爆音は音爆演奏の効果も有しているため、喝入れに関して心配する必要は無いと言える。
- なお、極ノ型の音爆演奏は音符点滅中は「音響攻撃」に変化するのだが、
- また、ライトボウガンとヘビィボウガンは自分自身への喝入れが可能である。
その方法も簡単で、徹甲榴弾、拡散弾の爆発に自ら巻き込まれれば良い。
この2つの弾の爆発は攻撃者が決まっている無差別攻撃として扱われており、
これを利用することで自分で自分を攻撃して喝入れを行うことが可能である。
ただし、喝スキル自体の効果は常に得られるため、
反対のスキルの喝入れによって発現する特殊効果を見込めない状況でこれを行う価値は無く、
加えて普通に行うと、喝入れと同時に自爆して吹っ飛ぶため、
味方(=自身)を吹き飛ばさない効果を別途用意する必要がある。
これらを揃えるのには手間とスキル枠の問題が絡んでくるため、
実質、この方法は後述する辿異スキル+いわゆる「紫喝」環境下という、
上述の条件全てが最もコンパクトに収まる状態で活きるものだと考えれば良い。
発動手段
- 防具で発動する場合、基本的に1部位で必要ポイントをまかなえる場合が多い。
例えば実装当初から、ゴウガルフのG級防具「マグシアG」シリーズの頭防具に、
Gの段階から剣士側は+10、ガンナー側は-10で付いている。
それ以外ではイベント防具だが「コルーデGXシリーズ」にも部位ごとに+10または-10のものが存在する。
他の防具も、GXにする、または精錬した装飾品で発動することもできるが、
一番楽なのはマグシアG系統頭防具の剣士側、ガンナー側を入れ替える形で、
赤魂、青魂を発動させることだろう。
またその関係で、マグシアG頭防具は剣士/ガンナーは関係無いと言える。- スキルの特性、及び電磁エフェクトの存在を考慮すると、
本スキルの大元はゴウガルフであると言う事ができる。
実際、ゴウガルフは怒り状態になると磁力が強まり、
ロロ・ゴウガルフは赤い電気、レイ・ゴウガルフは青い電気を発するようになる。
本スキルの電磁エフェクトも、ここから来ていると考えることはできなくもないだろう。 - 赤魂から青魂発動者へ、青魂から赤魂発動者への連携となる喝も、
ゴウガルフの連携攻撃の如きパワーアップに見受けられる。
- スキルの特性、及び電磁エフェクトの存在を考慮すると、
- 辿異スキル<<喝強化>>実装に伴い、再び喝-10(青魂)の防具も再び姿を見せるようになり、
喝強化実装後も、そこそこの頻度で喝-10&喝強化の辿異防具も継続して実装されている。
一方、赤魂に相当するであろう防具には炎寵スキルが付与されており、
喝+10(赤魂)については、(既に動きが見られていたが)炎寵スキルへの置き換えが継続されていくものと見られる。- ハンター間交流に於いて喝強化+喝スキルの象徴として、
辿異種アノルパティスの防具「アノルZXヘルム」が取り上げられる事がある。
その理由の詳細は、リンク先記事を参照してほしいが、
軽く触れると、この防具は辿異スキル<<喝強化>>と喝-10と炎寵+10のスキルポイントを有し、
装備するだけで喝強化+赤魂+青魂の環境を整えることが可能だからである。
また、他にも辿異種ガスラバズラの防具「ガスラZXヘルム」は、
辿異スキル<<喝強化>>と喝-10と支援+10と食事+10のスキルポイントを有しており、
パーティーの生存率を高めるサポート用の装備には極めて有用なものとなっている。
- ハンター間交流に於いて喝強化+喝スキルの象徴として、
余談
- 味方を攻撃することで、味方を強化することができるスキルはこれが初めてであり、
このスキルが公表された時、ネ実を始め多くのハンターが驚くこととなった。
また、喝入れされた側の付与効果も強力であり、発動方法も相まって
今までのスキルとは一味違うオンラインゲームならではのスキル、と言えるだろう。
強化されるからと言って、スキル発動者の攻撃に自ら飛び込むドM行為も程ほどにしよう。
また、喝入れで味方強化できるからといって、味方への無駄な攻撃もやめよう。
- たまに、ゴウガルフの通常防具、マグシアFXシリーズ系統で発動できると勘違いする人がいる。
G級スキルであるため、マグシアFX系統では発動しない。
また、マグシアFX系統はG級防具に派生しない(狩護防具で止まってしまう)。気を付けよう。
- SPがマイナス側でも恩恵を受けられるのは、ゴウガルフの元ネタが関係しているとの説がある。
某有名超人漫画に登場するタッグ「ヘル・ミッショネ○ズ」が磁力を使う連携技を行う際、
「マグネットパワー・プラス」、「マグネットパワー・マイナス」をそれぞれ発動させる。
彼らの影響を色濃く受けたゴウガルフだけに、これについてもオマージュの一環と捉えることもできる。- システム的なことを言うと、同じスキル系統のプラスとマイナスは両立できないので、
(喝だけでは)赤魂と青魂を同時に発動させることが出来ないというのが大きい。
- システム的なことを言うと、同じスキル系統のプラスとマイナスは両立できないので、
- 「味方を殴ることに意味がある」という点で
回復効果のあるハンマーと併用すると便利そうという意見もチラホラ聞かれる。
その武器が手に入るクエストの相手もMHFに登場していたり、
2016年4月からコラボ元のTVアニメがスタートしており、コラボも行えそうなものだが、
コラボが実現しないままMHFのサービスが終了した。
関連項目
モンスター/ゴウガルフ
スキル/炎寵 - 赤魂を内包
防具/マグシアシリーズ - 初めて「喝」のスキル系統が付与された防具