飛竜種モンスターの1体「暴鋸竜アノルパティス」の素材から生まれた防具。
本記事では、同モンスターの辿異防具「アノルシリーズ」についても取り扱う。
目次
トルペドシリーズの概要
(剣士)極海の青さを纏う暴鋸竜防具。
(ガンナー)過酷な極海を制す暴鋸竜防具。
(共通)空陸海を、自在に駆ける力が驚異から装者を護る。
- MHF-Gを代表する新モンスターの一角にして、
公式が「(MHF-G1~G2の)G級新モンスターで1位2位を争う程の強者」と認めている程の実力を有する、
暴鋸竜アノルパティスの防具群である。
- デザインはアノルパティスの素材を用いた事が一目で分かるような質感と、
男性装備はフルアーマーの重装備感を、
女性装備はある程度の重厚感にスカートなどの軽装感が混じった物となっている。
簡単に動じない事を伺わせるが、後述する事からこの事はあまり間違ってはいないだろう。
- 目玉スキルは「三界の護り」。
聴覚保護、風圧、耐震スキルを複合したG級スキルの1つであり、
MHF-G3以降、咆哮、風圧、震動対策の保護スキルとして大多数のハンターに迎えられたスキルであるが、
本防具は、このスキルの元祖と言える存在である。
アノルパティスは陸、空、海の三界を統べると断言できる程に、
地上、空中、海中(地中)を縦横無尽に行き来するモンスターであり、
三界の護りは、それを体現したスキルと言うことができ、
それ故に本防具が同スキルの元祖になったと言える。
- 余談ではあるが、トルペドの由来はドイツ語の「Torpedo(トルペード)」であると考えられる。
「魚雷」、「水雷」という意味を持つ単語であるが、
アノルパティスは空中から魚雷の如く突っ込んで潜航する攻撃を有している。
性能
- アノルパティスがG級限定モンスターであることから、
その素材から作成できるトルペドシリーズは全てG級防具となっており、
原型となるトルペドGを生産、強化を重ねることでGF→GXへと至る。
- 性能は以下の通り。
防御力はGXLv7時のものとなっており、
各段階によるスキルポイントの変化は、GF段階のものを水色、GX段階のものを紫色で表している。
スロット数については表の後に記載する。※スロット数は剣士、ガンナー共通で頭、胴、脚部位が2、腕、腰部位が3となっている防具名 装備タイプ 防御力 スキル1 スキル2 スキル3 スキル4 スキル5 トルペドヘルム 共通 353 三界の護り+3
→+4斬れ味+5
→+6回避性能+5
→+6審判+5
→+6
→剛撃+5回避距離+6 トルペドキャップ 344 三界の護り+3
→+4装填数+4
→+5回避性能+5
→+6審判+5
→+6
→剛撃+5怒+5 トルペドメイル 剣士 414 三界の護り+3
→+4斬れ味+5
→+6回避性能+5
→+6審判+5
→+6
→剛撃+5尻上がり+6 トルペドアーム 387 三界の護り+2
→+3斬れ味+3
→+4回避性能+4
→+5審判+4
→+5
→匠+4痛撃+3 トルペドフォールド 387 三界の護り+2
→+3斬れ味+3
→+4回避性能+4
→+5審判+4
→+5
→匠+4一閃+3 トルペドグリーヴ 412 三界の護り+3
→+4斬れ味+5
→+6回避性能+5
→+6審判+5
→+6
→剛撃+5溜め威力+5 トルペドレジスト ガンナー 344 三界の護り+3
→+4装填数+4
→+5回避性能+5
→+6審判+5
→+6
→剛撃+5逆境+5 トルペドガード 332 三界の護り+2
→+3装填数+3
→+4回避性能+4
→+5審判+4
→+5
→射手+4尻上がり+4 トルペドコート 332 三界の護り+2
→+3装填数+3
→+4回避性能+4
→+5審判+4
→+5
→射手+4一閃+3 トルペドレギンス 344 三界の護り+3
→+4装填数+4
→+5回避性能+5
→+6審判+5
→+6
→剛撃+5調合師+7
- 性能としては冒頭で述べた通り、
目玉スキルである「三界の護り」が全部位に備わっているのが特徴である。
それ以外は回避性能と審判、剣士は斬れ味、ガンナーは装填数が全部位共通となっているが、
審判スキルのみ、GX段階で別のスキルに置き換わる。
また、文字色を見てわかるとおり、スキル5はGX段階で初めて発現するものとなっている。
- しかし、この防具は現在のMHF-Z環境下では極めて使いづらいと言わざるを得ない。
その理由は「MHF-G最初期の装備環境下で調整された防具」であるからで、
実際に非G級スキルが多いこと、性能の良い部位のスロット数が2である事からもわかるだろう。
これらは、MHF-G最初期の想定である「原点回帰」によるものが原因で、
MHF-Z現在のG級系防具の性能基準である「全部位スロット3、G級スキルがメイン」に完全に移行したのは、
MHF-G5であり、本防具を始めとしたMHF-G1~GG時代の防具その変化について行けなかったのである。
ただし、これは現在の水準で見た場合の話であり、
G1~GG時代では三界の護りに優秀な非G級スキルを有する防具として、
それなりに採用はされていた事は付け加えておく。
- また、本防具は装飾品の精錬に対応している。
精錬することで、目玉スキル「三界の護り」をメインとした装飾品が入手できる。
しかし、こちらも三界の護りを有しつつ、より良い性能の装飾品が数多く存在するため、
精錬珠を入手するメリットは極めて薄い。
アノルシリーズの概要
極海で猛威を振るった暴鋸竜の防具。
氷塊をものともしない頑丈さだ。
<<辿異防具>>
- アノルシリーズはMHF-Z「2018年7月中間アップデート」で実装された、
アノルパティスの辿異種個体の防具の名称である。
G級防具の「トルペド」から名前が変わっているので注意が必要である。
辿異種アノルパティスは同アップデート実施直後に解禁され、本防具も同日に解禁された。
- デザインはフルアーマーという感じが目立つトルペドシリーズから一転、
関節部分や頭部を露出させてそれ以外は鎧とし、
機動力と防御力の両立を目指したかのようなものに変わっている。
また、トルペドシリーズは深海を思わせる深い青色も特徴の1つであったが、
アノルシリーズは青空を思わせる色彩に寄った辿異種個体と同様の色に変化しており、
トルペドシリーズと比較して明るい感じを与える。
辿異種は発達部位が特徴で、武具デザインにも取り入れられているが、
アノルシリーズも例に漏れず、発達部位である「鋸角」が随所に取り入れられている。
性能
- アノルシリーズは辿異防具であるため、
原型となる「アノルZシリーズ」を生産し、強化を経てZF→ZY→ZXへと至る。
生産、及び各段階に派生する際に、対応したランクの発達部位が要求され、
★1辿異種が解禁されるGR200から原型であるZを生産できるが、
ZFはGR400から解禁される★2辿異種、ZYはGR600から解禁される★3辿異種、
ZXはGR800で解禁される、頂点の★4辿異種の発達部位素材がそれぞれ要求されるため、
GR200からいきなりZF以上の段階を目指す、という事はできない。
- 辿異防具「アノルシリーズ」の性能は以下の通り。
防御力、耐性は共通、スロット数は全て3であるため、表には防具名とスキル、辿異スキルのみを纏めている。
ZFでの性能変化は水色、ZYでの性能変化は紫色、ZXでの性能変化は赤色で表記し、
防御力は表の後に各段階Lv1→7時の数値を記載する。※枠拡張+1は<<スキル枠拡張+1>>、弾節強化+1は<<弾丸節約術強化+1>>の略である。防具名 装備タイプ スキル1 スキル2 スキル3 スキル4 スキル5 辿異スキル アノルヘルム 共通 剛撃+4
→+5三界の護り+5 鼓舞+5
→+6炎寵+5
→+10喝-10 喝強化 アノルキャップ 剛撃+4 空隙+4
→+5一閃+3
→+4射手+5 三界の護り+5 枠拡張+1 アノルメイル 剣士 剛撃+4
→+5幕無+4
→+5猛進+4
→+5剣神+4
→+5抜納術+6 枠拡張+1 アノルアーム 剛撃+4 一閃+3
→+4痛撃+5 三界の護り+5 吸血+4
→+5吸血強化+1 アノルコイル 剛撃+4
→+5吸血+4
→+5氷界創生+4
→+5幕無+4
→+5怪奇+5
→+6枠拡張+1 アノルグリーヴ 剛撃+4
→+5猛進+4
→+5雌伏+4
→+5要塞+5 反射+5 雌伏強化 アノルレジスト ガンナー 剛撃+4
→+5幕無+4
→+5猛進+4
→+5弾丸節約術+5 抜納術+5
→+6弾節強化+1 アノルガード 剛撃+4
→+5空隙+4
→+5猛進+4
→+5一点突破+4
→+5装着+5
→+6枠拡張+1 アノルコート 剛撃+4
→+5纏雷+4
→+5三界の護り+5 炎寵+4
→+5喝-10 喝強化 アノルレギンス 剛撃+4
→+5空隙+4
→+5巧撃+4
→+5一点突破+4
→+5血気活性+4
→+5巧撃強化+1
※剣士防御力(ヘルム含む):Z(360)、ZF(400)、ZY(380→419)、ZX(400→441)
※ガンナー防御力(キャップ含む):Z(320)、ZF(360)、ZY(340→374)、ZX(360→396)
※耐属性値は火-4、水+5、雷-3、氷-1、龍+3
- 全ての部位が基礎火力スキルの剛撃を有しており、
何れの部位も、辿異スキル込みでそれぞれの需要に応じた性能を有しているのが特徴である。
武器種、戦闘スタイルに応じて選択していく事で、より良い装備を組む強い助けになるだろう。
また、ガンナー防具は胴と腰部位以外に、1つ前の2018年4月アップデートで実装された、
新スキル「空隙」を有しているのも特徴と言える。
耐性は火耐性が-4と大きく、雷-3が続くが、同じようなマイナス耐性防具を大量採用するわけでもなければ、
属性やられ【特大】を無効化できる耐性値55以上まで上げる事は難しくないだろう。
なお、アノルパティスは氷と龍属性を用いるモンスターであるが、
意外にも氷耐性はプラスではなく-1となっている。
- それぞれの需要に応じた~と述べたが、
その中で一際異彩を放っているのがアノルZヘルム、特に最終段階のアノルZXヘルムであろう。
辿異スキルは2018年4月アップデートで実装された<<喝強化>>で、
装備するだけで青魂+喝強化が発動し、防御力が更に200上昇する事を意味する。
これだけならアノルZコートにも同じことが言えるのだが、
アノルZヘルムは強化でZXに至ると、更に炎寵+10で紅焔の威光+1が発動する。
炎寵スキルは、赤や炎を想起させる9つのスキルの複合スキルであるのだが、
その中に赤魂スキルが含まれている。
赤魂スキルの攻撃力強化効果は乗算式強化効果の適用外で、
その数値も30と、辿異武具の環境を考慮すると単独で扱うのは厳しい数値であるが、
喝強化と併用すると、なんと武器倍率+100という決して無視できない数値に変貌する。
しかも喝スキルであるため、喝入れでパーティ全体の総合火力、生存力強化も可能なのである。
アノルZXヘルムはこれ単独で上述の環境を作り出す事が可能であり、
共用の頭防具故に武器種問わず使用可能である。
この点を活かすことで、今まで無かった面白い装備を組むことが可能となるだろう。- また、炎寵スキルには火耐性があるため、
アノルZXヘルムに限り、火耐性マイナスは無視する事が可能である。
- また、炎寵スキルには火耐性があるため、
- アノルシリーズの作成、強化素材は全て辿異種アノルパティスの素材であるため、
作成、強化難易度は辿異種アノルパティスに対抗できる実力、装備があるかにかかっていると言える。
こちらも参照していただきたいが、
辿異種アノルパティスは攻撃への対処法を身につけるといった基本の他に、
装備環境(特に龍耐性と真根性スキルの有無)で、
「戦いやすい」「手強い」と言った評価の二分が顕著に見られるモンスターである。
もし苦戦するようであれば、立ち回りだけでなく装備も見直して挑むと良いだろう。- なお、要求素材の体系は辿異種エスピナス、フルフル等の、
発達部位以外の破壊可能部位が3箇所の辿異種モンスターの防具と全く同じである。
- なお、要求素材の体系は辿異種エスピナス、フルフル等の、