豪山龍ダレン・モーランの素材から作られる武器群。
目次
概要
- ジエン・モーランの後継者的ポジションのダレン・モーラン。
武器も同じく、ジエン武器に酷似した和風の外観が特徴。
MH3G時点でのジエン武器群の武器種に加え、新たにチャージアックスが追加されたが、
それでもバリエーション自体は少なめ。
- ジエン武器と決定的に違うのは色である。
ダレン特有の紅色が強く現れており、蒼~碧色だったジエン武器とは真逆。
そのせいで見た目だけなら火属性で通りそうだが、
砂漠を泳ぐこの手のモンスターに漏れず、しっかり水属性をまとう。
- 古龍武器だけあってその実力は折り紙付き。
属性値重視の武器が多く、武器種内で最高の属性値を持つものもある。
当のダレン・モーランは水属性攻撃を一切使わないが。
攻撃力こそやや控え目なものの、斬れ味レベル+1で白ゲージが現れることが多く物理面も悪くない。
水属性のライバルは今作初登場のケチャワチャやセルタス夫妻を始め、
ガノトトスやロアルドロス、ナバルデウスと強豪揃いなので相手によって使い分けよう。
グラビモスのように物理肉質が固い相手には属性値重視のダレン武器は相性が良いと言える。
- オトモ武器も存在しているのだが、何故かオトモ武器だけ氷属性を纏っている。
武器一覧
武器種 生産時 上位強化 G級強化 G級最終強化 EX武器 太刀 成敗刀 豪刀【須佐能乎】 祢々切丸 豪斬刀【大穴牟遅】 ○ 片手剣 武者備え 豪剣【天羽々斬】 大蛇御魂 豪崇剣【八重垣】 ○ ハンマー 山権現 豪鎚【櫛名田】 富嶽槌 豪破鎚【倭撫子】 × ガンランス 燦々顕現 豪銃槍【天照大神】 岩戸隠 豪嵩銃槍【天津日高】 × スラッシュアックス 布都剣斧 豪剣斧【伊邪那岐】 二荒剣斧 豪峻剣斧【山津見】 ○ チャージアックス 八咫盾斧 豪盾斧【伊邪那美】 九泉盾斧 豪溜盾斧【綿津見】 × ヘビィボウガン 奉ろわぬ弩 豪弩【荒覇吐】 うつろわざる弩 豪巌弩【永劫】 × 弓 祈願希弓 豪弓【月読命】 天鹿児弓 豪嶺弓【玉祖命】 × アイルー 剣豪ネコ七支刀 剣豪ネコ七支刀【宮】 - - 一部の武器種には別途EX派生があり、
豪山龍チケットやギルドチケットを用いて生産出来る。
本家と比べて水属性を失った(一応覚醒で現れるが本家と比べて低め)代わりに、
ただでさえ高めだった攻撃力が更に引き上げられ、+の会心率まで引っ提げてくる。
更にスロットも増える。
本作での覚醒の発動の手間を考えると、
EX武器は覚醒を見送り無属性武器として扱うほうがいいかもしれない。- ちなみに片手剣を除き形状は同じで、微妙に色が青みがかるだけだが、
片手剣のみジエン・モーラン武器と同じ形状になる。
青くなってそれっぽくなるのに水属性が消えるとはこれ如何に。
- ちなみに片手剣を除き形状は同じで、微妙に色が青みがかるだけだが、
余談
- 銘はほぼすべて日本神話の登場人物並びに登場武器銘からとられている。
武器の由来は以下。
- 須佐能乎(スサノオ)
- 天照大神の弟である男神。
伝説の大蛇として畏れられた八岐大蛇を退治した英雄でもあり、この事件で下記の櫛名田姫と結ばれた。
なお、この武器銘の漢字は出雲風土記での表記であり、
日本書紀では素戔男尊、古事記では須佐之男などと当てられる。
- 大穴牟遅(オオナムチ)
- 日本書紀および古事記に登場する大国主の別名。
須佐能乎の息子、あるいはその子孫と伝えられている。
- 天羽々斬(アメノハバキリ)
- 須佐能乎が八岐大蛇を退治した際に用いた刀剣。布都斯魂剣(ふつしみたまのつるぎ)とも。
現在、奈良の石上神社に天羽々斬とされる刀剣が納められている。
- 八重垣(ヤエガキ)
- 島根県松江市に存在する寺社で、須佐能乎を主祭とする。
大蛇を倒した須佐能乎が妻の櫛名田姫と住むための家を建てた際に詠んだ和歌の一節が由来。
- 櫛名田(クシナダ)
- 恐らく櫛名田姫が元ネタ。古事記では櫛名田比売、日本書紀では奇稲田姫。
須佐能乎の妻であり、彼は姫との結婚を条件に大蛇の生贄にされそうになった姫を救った。
なお「櫛名田」は「奇し稲田」、霊妙な稲田を表すらしい。
- 倭撫子(ヤマトナデシコ)
- 日本における美しく奥ゆかしい女性そのものを差す言葉。
こちらも美しく良妻と名高かった櫛名田姫のイメージから来ているものと思われる。
- 天照大神(アマテラスオオカミ)
- 伊邪那岐の娘にあたる女神。
天皇の祖先と伝えられる日本神話の最高神であり、太陽を神格化した存在。
弟の須佐能乎の乱暴を嘆いて天の岩戸に隠れてしまう「岩戸隠れ」の伝説は有名。
- 天津日高(アマツヒコ)
- 天照大神の子孫である火遠理命(ホオリノミコト)の別名。
ちなみにこの別名、フルネームだと“天津日高日子穂穂手見命(アマツヒコヒコホホデミノミコト)”と凄まじく長い。
- 布都(フツ)
- 刀剣を振りぬく音を指し、転じて霊剣・布都御魂(ふつのみたま)、及びその持ち主である豊布都(とよふつ)から。
豊布都はタケミカヅチの名でよく知られ、相撲の祖ともされる。
- 伊邪那岐(イザナギ)*1
- 天地開闢を成した神代七代の一柱。
神武天皇の7代前の先祖であり、日本の国土を創り、伊邪那美との間に様々な神を儲け、多くの神の父とされる。
よく間違えられるが、天照、月読、須佐能乎の3貴神は伊邪那美との子ではなく、
黄泉から戻り禊をした際、左右の両目と鼻から生まれ出た神々である。
- 山津見(ヤマツミ)
- 伊邪那岐と伊邪那美の間に産まれた神の一柱で、山の神とされる。
名前の似ているコイツとの関係は不明。
- 八咫(ヤタ)
- 八咫は単に大きさを表すが、これは三種の神器のひとつ、八咫の鏡(やたのかがみ)が由来だろう。
天照大神が岩戸隠れした際、この神鏡で自らの姿を見せ気を引いて外に引き出したとされる。
- 伊邪那美(イザナミ)
- 天地開闢を成した神代七代の一柱。
日本の国土と森羅万象の神を生み出した伊邪那岐の妻であり、母なる女神とされる。
姉妹武器であるスラッシュアックス、チャージアックスにふさわしいネーミングだが、
後に離縁してかなり険悪になっているので何とも言えない。
- 綿津見(ワタツミ)
- 伊邪那岐と伊邪那美の間に産まれた神の一柱で、こちらは海の神とされる。
海をそのものを“わだつみ”と呼ぶのもこの神の名から来ていると言われている。
- 荒覇吐(アラハバキ)
- 民間信仰に登場する神の一種とされるが、不明な点が多い。
日本神話には登場しないが、神道を信仰する朝廷が祀っていたという説もあり、
一概に無関係とは言えないだろう。
- 永劫(エイゴウ)
- 永遠、永久という意味の言葉。
これだけ完全に日本神話とは無関係の単語であるが果たして…?
- 月読命(ツクヨミノミコト)
- 月を神格化した存在で、天照大神と姉弟の関係にある神。
知名度の割りに出番が少なく、神話によっては殆ど何もせずに退場する場合もある。
日本書紀では食物の神を斬り殺したことから姉の怒りを買い、月の世界に追放される。
- 玉祖命(タマオヤノミコト)
- 三種の神器の一つである“八尺瓊勾玉”を作ったとされる神。
- 七支刀(ななつさやのたち、またはしちしとう)
- 大昔に中国で製造され、日本に渡った剣。
その名の通り1本の剣から左右に互い違いに3つ、合計6つの枝刃が付けられている。
モンハンをはじめ、様々なゲームで武器として登場する事もあるが、実物は儀式等で使われたとされる。
石上神宮に保蔵されている。
- なお、日本神話から武器銘をとった武器群としては、
MHFにてオルガロン夫妻の武器が存在する。
関連項目
モンスター/ダレン・モーラン
クエスト/砂漠に鳴らせ、勝ちどきの銅鑼 - EX武器を作成するのに必要なチケットを入手するためのクエスト。
武器/ジエン武器 - デザインの元になった武器種
武器/オルガロン武器 - 日本神話由来の武器群
武器/斬老刀【スサノオ】 - 同上