MH(G)・MHP
- 初代においては元祖トラウマクエストで登場し、
多くのハンターと命がけの追いかけっこを繰り広げることになった。
村で本格的に挑めるのは★5という最終盤で、
同作における実質的な村最終はリオレイアとの同時狩猟クエスト「一対の巨影」である。
- 初代のフィールドである森丘、密林、沼地、砂漠、火山すべてにリオレウスorリオレイアが出現し、その王者としてのテリトリーの広さを感じ取れる。
- 初代の時点で(MHP2Gまでの)基本的な戦闘パターンは確立しており、
空の王者の異名の通り、空中からのブレス攻撃や爪攻撃がメイン。
それでいて地上での戦闘力もあのクック先生を遥かに上回るというのだから、正に脅威である。
- 怒り時の攻撃力上昇値が1.3倍と高く、
怒り時の咆哮で耳を塞いでしまい、
直後に繰り出される攻撃力1.3倍の突進や後ろへ飛び退きながら行うバックジャンプブレスで即死、
というのはモンハンあるあるの一つと言える。- また、モーション値自体も非常に高く設定されており、
噛みつきや尻尾回転といった比較的脅威でない技を除けば
怒り時の平均モーション値は驚異の99.73。
この数値はラージャンの怒り時の平均モーション値と僅か2しか差がなく、
少なくともMHP2Gまでにおいては全てのドス古龍よりも高い。
特にバックジャンプブレスの火力は最も攻撃力の高いクエストでは512と、
GJテオの怒り時の粉塵爆発とほぼ同等にまでなる。
- また、モーション値自体も非常に高く設定されており、
- 毒爪急襲はダメージ量と毒効果もさることながら、当たると気絶確定という厄介さがある。
回避しづらいのもあり、安地である真下へ移動するようになる原因の1つでもあるだろう。
- 夫妻、通常種亜種希少種問わず、突進時は通常の振り向き動作による軸合わせに加えて、
突進直前に微調整を入れてくるという、遠すぎても近すぎても避け辛い突進を持つ。
回避したのに当たった、という場合は大体この微調整によって脚で蹴られている。
振り向き後に突進を行う場合、振り向き動作が通常よりも早いので、判別自体は容易。
- なおMH2まで氷属性が存在しなかったため、
MHPまでのリオレウスの最大弱点は水属性と龍属性である(以後のシリーズでも効き目自体はある)。
- MH(G)では体力が高くかなりの強敵であり、
モンスターハンターの象徴としてハンターに恐怖とトラウマを与え、
圧倒的な存在感を示すことになった。
ただ、余談の項でも触れるがやや面倒なモンスターという意見もあった。- 壁際だったり壁にぶつかった場合、バックジャンプブレスや突進、
滑空等頻度の高い攻撃が壁沿いに添って滑っていくため、
かなりの頻度でプレイヤーには入れないエリアチェンジ部分の外側までぶっ飛んでいく。
この場合、高確率で飛び上がって特定位置まで戻るようなルーチンが組まれているようだが、
結構な頻度で動かず威嚇やブレスを連発してきたりする。
突進が来る可能性もあるので、攻撃出来ない場合は一応武器を仕舞って備えておこう。 - また、初代MHではリオレイアは村最終限定、MHG・MHPでもリオレイアの方が上のランクの登場になるなど、
現在とは逆にリオレウスの方が格下のモンスターとして扱われていた。
その関係で基本体力値でリオレイアに劣る設定になっていたが、これが以後も長くシリーズの伝統として残った。
これは、リオレウスがよく飛行するモンスターで攻撃チャンスが少ないために、
そのままバランス調整として用いられ続けたのだろう。
- 壁際だったり壁にぶつかった場合、バックジャンプブレスや突進、
MH2・MHP2(G)
- MH2~MHP2Gまでも基本的な仕様、ルーチンに変化は無いのだが、
先述した通り氷属性が大きな弱点の一つとなった。
また、MH2より怒り値の蓄積が概して早くなった(だいたい頭で1回怯む+αで怒り出す)上に
怒り状態の攻撃力が1.6倍に跳ね上がり、
バックジャンプブレスは文字通り一撃必殺の威力を持つようになった。
強力な防具でも油断したが最後、あっという間にキャンプへ追いやられる為、
怒り時は十分気をつけなければならない。- 良くあるパターンとして、突進キャンセル噛みつきの鼻先に引っかかり、
起き攻め突進で踏まれるorバックジャンプブレスで死ぬコンボ。 - 怒り中は剣士でも突進を二発も喰らえば死ぬか瀕死、
連続で突進を喰らうと、耐えられてもそのまま気絶して次の攻撃で死ぬ可能性が高い。 - 大型のセオリー通り振り向きに頭を殴って横に回避、
という動作をぶち殺しに来る90°回転バックジャンプブレスもあるため、
怒り中はもどかしくてもブレスや空中攻撃後等の隙だらけな場合のみ
攻撃するよう立ち回った方が安全。
- 良くあるパターンとして、突進キャンセル噛みつきの鼻先に引っかかり、
- MH2では森丘と古塔にしか出現しない。
リオレイアの解説文によれば目撃例が非常に少ないため、研究が進んでいないようである。
そのせいで、オフラインではナナ・テスカトリ討伐&大型船完成後、
オンラインに至っては上位で始まりの唄を入手した後…と、戦えるようになるのが相当に遅い。
- MHP2(G)では舞台の関係上、氷属性武器をかなり早いタイミングで入手できる。
使い道を持て余していたハンターもボックスから埃を払って担いでみよう。かなり効果的である。
- MH2とMHP2ではメインモンスターや大ボスという形での立ち回りはしなくなり、
下位簡単クエストでは歴代プレイヤーが唖然とするほどに弱いリオレウスに挑めたりもする。
一方、MHP2Gでは全国のハンターを震撼させた村最終「モンスターハンター」に登場。
シリーズの看板モンスターとして手練のハンターに襲いかかる。
- 所謂ワイバーン骨格の特徴として、
尻尾を切断すると残っている尻尾部分の当たり判定が太くなるという、割かし理不尽な仕様がある。
サイズの大きな個体の場合、切断前は棒立ちでも回避できた尻尾回転が、
切断後だと当たるようになるのはこのため。
リオレイアは勿論、バサルモス、グラビモス、モノブロスやディアブロスも同じ仕様を持つ。- 威嚇時の尻尾側に立っていると分かり易いが、
明らかに何もない空間から謎の何かを喰らって尻餅をつく。
- 威嚇時の尻尾側に立っていると分かり易いが、
- 村上位やG級以降になると、非常に厄介なバックジャンプブレスからの空中移行を習得する。
空中移行後に更に上昇するためか、既に浮いているのに安全地帯とされる真下へと風圧を発生させ、
影の外側へと押し出される場合がある。
これは亜種や希少種等も使用するようになる。- ブレスか空中移行時の風圧に引っかかると、空中急襲がほぼ回避不能に、ブレスも位置次第では直撃する。
ガードできる武器で咄嗟にガードするのもいいが、ブレスは背後に着弾して捲られやすい。
- ブレスか空中移行時の風圧に引っかかると、空中急襲がほぼ回避不能に、ブレスも位置次第では直撃する。
- 大剣や太刀使用時、振り向き狙いで突進後に尻尾付近で溜め斬りや抜刀斬りなど、
打点の高い攻撃とバックジャンプブレスでの滑空後退と重なると、
レウスが仰け反らなかった場合に超速度で後ろにかっ飛んでいく妙な挙動をすることがある。
これもアタリハンテイ力学のちょっとした応用なのだろうか。
- 空中で体力が0になっても仰け反って墜落するか着陸まで生きている。
この状態で上の高速バックジャンプが起こった場合、壁を突き抜けて異次元で死ぬ事がある。
MH3(G)・MHP3
- UIの再構築が行われたMH3では多くの既存モンスターが未登場となる中、
リオレイアやディアブロスと共に、数少ない既存モンスターの続投組として登場。
- グラフィックの強化に伴い見た目が大きく変化しており、
全体的にがっしりとした体つきになり、特に尻尾や頸、翼や後脚は目に見えて太くなっている。
そのためにMH3以降のリオレウスを見慣れた状態で、
MHP2G以前のリオレウスを目の当たりにすると若干華奢にも見えてしまう人も。
MH3以後の個体は尻尾の棘や翼爪には丸みが付き、背中の棘は短くなり、代わりに甲殻が段々になっている。
翼膜の模様は最も内側の部分のみ、パターンが変わった。
なお、MH3系のUIはMHXXまで踏襲されたため、同作までこの外見のリオレウスが登場することになる。
- 風格もさることながら、とんでもない強化が施された。
- まず、ホバリングでの滞空時間が非常に長くなった*1。
ホバリング時に攻撃を仕掛けようとすると、絶妙な飛行テクニックで素早く攻撃を避けたりする。
もちろん風圧も発生し、これにより動きを封じられて攻撃を食らうハンターも非常に多い。
また、上空ブレスや空襲後はほとんどの場合低空飛行に繋げてくるようになった。 - また、過去作に比べて閃光玉の範囲が狭くなっており、滞空の高度まで下がらないと効果がない。
- 地上戦でもバックジャンプブレスの発生が速くなっている。
着弾後の爆発判定も長く、その速度からして範囲内ではモーションを見てから回避はほぼ不可能。
また上位以降は最大90°強引に向きを変えて撃ってくるので、密着していると斜め後ろでも被弾してしまう。
攻撃力もダントツで高く、この圧倒的な性能で剣士の死因の殆どを占める凶悪な威力を誇る。 - 毒爪急襲はスピードが強化された。そしてホーミング性能も健在。
しかし、これまで以上に脅威の攻撃となった一方で、スピード出しすぎているが故に、
リオレウスに向かって移動して前転するだけで簡単に回避が可能となった。
重い武器を出していても出来るのでお試しを。
どうやら減速できないようであるが、真下にも届くことがあるので注意。 - さらに、怒り移行時のカウンター咆哮後に確定でバックジャンプブレスを放つ。
これが何を意味するかというと、耳栓無しでリオレウスの正面付近に立っている場合、
リオレウスがキレた時点でブレス被弾が確定する。
通常のバックジャンプブレス程ではないが発射角度をも調整してくるため、
真正面じゃなきゃ大丈夫とかいう甘い理屈は通用しない。
むしろ真横にいてもブレス着弾の風圧で怯まされて力尽きる、なんてことも。- 一方で、
耳栓や緊急回避で咆哮を防げれば、バックジャンプに合わせて閃光玉を投げることで確実に隙を作れることができ、
空高く上がったレウスが降りてくるときに閃光玉を投げることでも墜落させることが可能と、
咆哮さえ何とか出来れば閃光玉で撃墜できるチャンスが増えたとも捉えられる。
MHP2G以前とは異なり、撃墜された後は立ち上がれずしばらくダウンするため、攻撃のチャンス。
咆哮を回避出来るか否かが運命の分かれ道になる場面も結構あるので、
相手取る際は出来る限り耳栓を発動させていきたい。 - ちなみにホバリング中でもそのまま怒りになる事もあるが、
その時は空中で咆哮するだけでブレスは放たない。
- 一方で、
- 因みに、バックジャンプブレスはいきなり撃ってくるような攻撃に思えるが、
突進の後こちらを振り向くときや空中から降りてきた後に
一瞬止まって放ってくることが多い。
もっと分かりやすくいえば、なにかしらの攻撃や行動を行ったあとの
一呼吸おく際にバックジャンプブレスを撃ってくる可能性があるということである。
そのため、慣れている人はある程度は勘でバックジャンプブレスが来るタイミングを予測できる。
これに合わせ上手く閃光玉で落とすことができれば、戦闘は格段に楽になるだろう。
- まず、ホバリングでの滞空時間が非常に長くなった*1。
- モーション強化の代わりか怒り時攻撃上昇は1.5倍と落ち着いたが、
それでも全ての攻撃で剣士でも即死or瀕死になりかねないのは変わりなく、
空高く飛んでハンターの攻撃が届かない位置からの攻撃というのが比較的少なくなった。
またワールドツアーも1周しただけで滑空に入る為、チキンと呼ばれる最大の理由の1つも改善されている。
ただ、これまでは当たるほうが難しかったワールドツアーだが、
ホーミング性能と突進速度が大幅に強化されたためしっかり逃げないと喰らって大ダメージになる。
- 過去作では氷属性、次いで龍属性が弱点となっていたのだが、
MH3以降は龍属性、次いで雷属性が弱点となっている。
火属性を弱点としている雷使いのラギアクルスと対になるようにしたのだろうか。
見た目も戦い方も弱点属性も違う、全く新しいリオレウス。
ここまで来ると本当に同種なのか怪しくなってくる。- ちなみにこの耐性、雌個体であるリオレイアとほぼ同じである。
全く同じ種族にもかかわらず雌雄で耐性が異なるのはおかしいと感じたのかもしれない。
- ちなみにこの耐性、雌個体であるリオレイアとほぼ同じである。
- この様にMH3のリオレウスはMHP2G以前と比較して別物とも言えるほどの変化を遂げ、
環境の一新を実感しやすい例として大きな存在感を示すことになった。
- 戦法が変わり、武器による得意差が顕著に出るようになった。
閃光玉の仕様変更で地上に拘束し続けることも出来ない(怒り時は閃光中でも短時間ホバリングする)。
完全に閃光漬けに出来た昔とどっちが良いかは賛否両論。
- 総じてみれば、滞空から発生する風圧や攻撃パターンの激変により、環境が変わったといえよう。
低空飛行はリーチの短い片手剣や双剣使いのハンターからは喜ばれる一方、
上空から着地するときに確実に溜め攻撃が当てられたハンマーや大剣使いからの評判はやや悪い。
が、もっともそれだと大剣やハンマーが極端に優位な状態で、
不公平な印象が拭えなかったので、この変化は妥当ともいえるのだが。
ハンターからは「空の王者であるはずなのに低空飛行ばかりで迫力が無い」といった、
低空飛行過多を指摘する意見が見受けられる傍ら、
「高高度飛行を続けてプレイヤーに何もさせないリオレウスでなくなっただけマシ」
「滞空からの一方的な攻撃と着地の繰り返しだった過去作より生物めいた」という意見もある。
何はともあれ、 MHP2G以前に見られた「エリチェンを繰り返す」という思考ルーチンの改善を評価する声は非常に多い。- 過去作のリオレウスは高高度飛行を多用する傾向にあったが、
大抵の場合はブレスなど何らかの行動をした後はすぐ地上に降りてくるという単調なパターンが多く、
ワールドツアーや滑空攻撃以外では「飛び回る」様はあまり見られなかった。
それと比べれば滞空とはいえ空中を羽ばたきながら縦横無尽に動き回る新たなリオレウスは、
設定上の「飛行能力の高さ」がゲーム内でもより説得力のある形で表現されている。
- 過去作のリオレウスは高高度飛行を多用する傾向にあったが、
- 夫婦仲も激しく強化されており、特にこの夫婦は、
同エリアの相方を罠にかけたり転ばせたり尻尾を切断したりすると怒るし、
別エリアの場合、辺りを見回した後即座に駆けつけてくるなどと、
おしどり夫婦ぶりを見せ付けてくれる。
ただ、MH3以降の同士討ちのシステムの関係上、
リオレイアのブレスやサマーソルトで撃ち落とされているリオレウスをよく見かける。
このため、恐妻家と呼んでいるハンターもいるとか。
ちなみにリオレイアは鬼嫁である。
おまけに上記のシステムの都合で、
自分で相方を落下させておいて勝手にブチギレたりするから始末に負えない。
またやられた方が瀕死の場合、
駆けつけた方の攻撃の巻き添えで死んでしまう事も結構あったりする。- 体力自体は亜種・希少種ともどもレイアより低いため、
同時狩猟の攻略法としてはリオレウスをとっとと沈めた方が良い場合が多い。
- 体力自体は亜種・希少種ともどもレイアより低いため、
- OPムービーでも登場し、ドスジャギィ一味が狙っていたアプトノスを横取りする形で狩りに乱入、小競り合いを繰り広げる。
彼らに周りを囲まれても動じず、ドスジャギィに小規模の炎ブレスを浴びせるなど戦闘を有利に運んでいたが、
騒ぎを聞きつけて乱入してきたラギアクルスと一触即発となる(このタイミングでドスジャギィ達は撤退した)。
互いに威嚇し合った後に電撃を纏った噛み付きを繰り出してきたラギアクルスの攻撃を飛行して避け、
そのまま遥か彼方に飛び去っていく。
その後は平原、崖を越え、その場にいたハンター達を尻目に地平線の彼方に消えていった。- このムービーでは本作のメインモンスターであるラギアクルスよりも長く出演しており、
モンハンの看板としての存在感を見せつけた。 - 「ラギアクルスに恐れをなして逃走した」と言われてしまうこともあるが、
自然界において争いは可能な限り避けるべきものであり、
苦手な雷属性を扱う相手に対して自身のアドバンテージである飛行能力を駆使して撤退したのは最適な判断と言える。 - また、これらのシーンでは成体のアプトノスを苦もなく持ち上げて飛行しているため、
改めて彼の握力と飛行能力の凄まじさを感じることができる。
- このムービーでは本作のメインモンスターであるラギアクルスよりも長く出演しており、
- MHP3では滞空飛行中の炎ブレスの命中精度がかなり向上している。
ハンターがいた場所を正確に狙ってくるため、滞空中は慎重にリオレウスの動向を見極めよう。
麻痺弾などを使った墜落狙いのガンナーなどは剣士にもまして当たりやすいため、特に警戒したい。
- MH3Gのストーリー上ではチャチャとカヤンバの最高のお面を奪った仇敵として登場。
無論チャチャンバ視点でだが。リオレウスはお面を意図して奪ったわけではない……はず。
なんと村上位★8の緊急クエストの相手となる。それも通常種が。
どうせなら本作で復活した亜種でいいのではと思われるかもしれないが、
本作のエンディングムービー(というか3のOP)の関係上、通常種が起用されたようだ。
なお、最高のお面関連のストーリーは、また別の緊急クエストとして、
ジンオウガやラギアクルス亜種が絡んでくる。ブラキディオスの立場は……
MH4(G)
- MH4にも堂々の登場。
本作では亜種や希少種がリストラされることもなく、3種が揃い踏みしている。
- 初登場は同作のコンセプト映像。
映像後半において、ティガレックスの猛攻から逃れるべく高台に上ったハンターに、
追い討ちを掛けるかのように突如飛来。
同じくハンターを追って高台に現れたティガレックスと鉢合わせしたことにより、
遂に二大看板モンスター同士の夢の対決が描かれた。- しかし猛進してくるティガレックスを尻目に、リオレウスは得意の空中ブレスで高台を破壊、
自力での飛行が苦手なティガレックスは急斜面になった高台から滑り落ちてしまった。
勝負すらさせて貰えなかったティガレックスの胸中や如何に。
なお、この時放つブレスのモーションは通常種が使用しないチャージブレスのものである。
怯んだ隙に背中に飛び乗られ、剥ぎ取り用ナイフで背中を滅多刺しにされるというまさかの事態に。
MH4からの新要素と、それに対応した数々の動きを披露している。 - しかし猛進してくるティガレックスを尻目に、リオレウスは得意の空中ブレスで高台を破壊、
- コンセプトムービー時点から出演し続け、1年以上大暴れしていたはずの彼であるが、
どういう訳か発売直前の2013年9月5日まで、MH4公式サイトのモンスター紹介ページで紹介されていなかった。
何かと影の薄かったドスランポスもびっくりである。何があったリオレウスよ。
シリーズを代表するモンスターであり、知名度も高いことから紹介が後回しにされたのだろうか?- だがこれまでの歴代モンハン公式サイトのモンスター紹介ページで1度も掲載されなかった事を考えれば、
今回の発売前の正式紹介はリオレウスにとって大快挙である。
妻の方は今まで夫無しで登場しているうえ、MH4でも早い段階で紹介されていたが - MH4の大体のモンスターは新フィールドが登場する毎に公開されているが、
今作でのリオレウスの初遭遇は発売前の最後に公開された天空山になっている。
どうやら此処がリオレウスの正式紹介と関与しているらしい。
- だがこれまでの歴代モンハン公式サイトのモンスター紹介ページで1度も掲載されなかった事を考えれば、
- 舞台が天空山であることから、なかなかに面倒なことが起こることがある。
リオレウスの初期位置は高低差の激しい3番だが、
いくつか竜の巣から始まるクエストがある。
察しの良い方はここでお気づきだろう。
疲労したリオレウスは時にアプトノスを捕食するために1番へ行き、
当然、ハンターもそれを追いかける。
うまく攻撃していれば疲労する頃にはリオレウスの体力も削れており、
休眠のためにリオレウスはまた竜の巣へ。
ハンターはまたそれを追いかける。
面倒なのは1番での捕食を攻撃や閃光玉などで中断させ疲労状態のまま瀕死に追い込んだ場合である。
竜の巣で目覚めたリオレウスの捕食のための移動を阻止できなければ、リオレウスはまた1番へ行くのである。
誰が言ったかシャトルラン
リオ夫妻は飛竜の卵を持つハンターをエリア越しに追いかける習性があるため、
これを利用して1番のリオレウスを呼び寄せるのも手である。
食事しているときにハンターが我が子の卵を狙っていると知ったリオレウスの胸中やいかに。
- MH4では高低差の概念が導入されており、ハンター側がある程度空中戦を行えるようになったが、
これに伴って「空の王者」たるリオレウスは空中戦に対応したモーションが多数追加されている。- ベースこそMH3仕様に近いが、空中でのモーションがかなり変わっており、
更に滞空時間がMH3Gの亜種並かそれ以上となっているなど、空中主体での戦闘となる。
ジャンプ攻撃などである程度は対応できるが、慣れないうちは飛行中の風圧で行動を制限されやすく、
スキルを用意しなければ一筋縄ではいかない。 - 上空からの爪蹴りに横方向の超誘導と判定時間の延長がなされているほか、
捕食攻撃のようなモーションで隙の少ない毒爪強襲を繰り出してくるようになった。
両者とも判定時間、範囲、スピードともにかなり凶悪で、
ジャンプで飛び掛かろうとしたところを迎撃されて空中でKO、という事故が起きやすい。 - またワールドツアー自体かなり稀だが、ワールドツアー中に火球を飛ばしてくるようになった。
巣以外では使わなくなり、巣での使用頻度も少なめ。
ただし、火球の命中精度はそれなりなので、これまでのように棒立ちしていると焼かれてしまう。
攻撃力の高さ、隙の少なさは依然健在で、本作でもかなりの強さを誇っている。
- そして、怒り状態でのみかつ、滞空時のみだが、火炎放射がこの作品から追加された。
空中で大きく息を吸い込んだあと、眼下の敵に向かって射程の短い火炎放射を放ってくる。
リオレウスの影付近は大体判定範囲内で、地味なエフェクトの割に左翼側への判定が強い。
使用頻度こそ少ないものの、威力はこの時から高く、隙も少ないため、
戦闘中は火炎放射を常に用心する必要がある。
- ベースこそMH3仕様に近いが、空中でのモーションがかなり変わっており、
- 今作では怒り状態の攻撃力上昇率が1.26倍と過去作と比べてかなり抑えられた。
ただし前作MH3Gと比較すると毒爪強襲や滑空攻撃など厄介な攻撃の攻撃値が大幅に増しており、攻撃力の高さは健在。
また、火炎ブレスの攻撃値が全て統一された。地上でもバックジャンプでも空中でも同じ攻撃値である。
ただ、その攻撃値は80と恐ろしく高く設定されている。
これは希少種のチャージブレスを上回り、あのグラビームに匹敵する。- 地上での戦闘力は据え置きだが、頭の部位破壊耐久力は大幅に上がっている。
- 乗り状態に対応してか、背中の部位破壊が追加されている(これは雌のリオレイアも同様)。
- また、尻尾の肉質が過去シリーズよりも軟化しており、
斬れ味青の切断武器ならヒットストップが発生する程度になっている。
- 狂竜化個体も勿論登場する。
最高速度が1.35倍となり、リオレウス特有のアグレッシブなモーションと相まって、驚異的な俊敏性を発揮する
……かと思えば突然異様に遅くなってこちらの行動タイミングを狂わせたりと、
狂竜化モンスターらしく厄介な強敵と化す。- 通常時と比べて疲労状態になりやすいという弱点もある。
攻撃を全くしない限り、怒り状態と疲労状態を交互に繰り返すと言えば分かり易いだろうか。
通常時同様突進で転んだりブレスが不発になるため、積極的に攻撃チャンスにしていきたいが、
スピードの不安定さは健在なので要注意。
- 通常時と比べて疲労状態になりやすいという弱点もある。
- 極限化個体は存在しない。
もし存在すれば、他の極限化モンスターの例に漏れず亜種や希少種、異性の技も使っていたかもしれない。
そもそもリオレウスは空中にいる間は剣士の攻撃が全くといっていいほど届かず、
閃光玉で撃墜してからの攻撃が主流であるため、
閃光玉や罠といったアイテムを無効化する極限状態との相性は最悪だったであろう。
ディアブロス?知らない子ですね…
- G級では、亜種の得意技であった低空ホーミング毒爪キックを使用する。
ただし、ホーミングは殆どせず、亜種のように元の位置に戻らずその場で少し滞空してから次の行動に移るため、
回避できれば尻尾を狙うチャンスとなる。
リオレウスには珍しくホバリング状態からこっちに向かってくるモーションという事もあり、
今作のG級リオレウスは戦いやすくなったと好評である。
技自体が比較的自然な動きをしているという意味でも評価は高い。
- なお、MH4Gでは最近とある事情で背中の鱗だけを砕かれる個体が急増しているとか。
MHX(X)
- MHXにも登場。二つ名持ちモンスター「黒炎王リオレウス」も初登場した。
公式サイトが開設されて間もなく登場モンスター紹介ページにその名を見せ、
元祖メインモンスターの存在感をアピールしている。
また、MHX・MHXXにおいて希少種はリオレイアとリオレウスのみである。
ここにも元祖メインモンスターとして、破格の待遇を受けていることがわかる。
- 本作ではついに故郷たる森丘が復活。
戦闘BGMももちろんリオレウスのテーマ曲『咆哮』。
開発側も意識しているのか、公開されたプレイ映像でも森丘にリオレウスが登場していた。
リオレウス戦で『咆哮』をBGMに戦えるのは、実にMHP2G以来である。
もちろん登場ムービーもホームグラウンドで…かと思いきや、村クエストでの初遭遇は意外にも火山。
MHP2Gでほぼヴォルガノス専用となっていたエリア9・10での戦闘となる。- 一応、MHP2GのG級大連続狩猟クエストではエリア9および10にリオレウスが出現するので、
それを踏襲していると言える。
- 一応、MHP2GのG級大連続狩猟クエストではエリア9および10にリオレウスが出現するので、
- 当然といえば当然だが、MH3以降の新デザインがそのまま続投している。
森丘にこの新デザイン版のリオレウスが登場するのはもちろん初めてのことである。
- 気になる戦闘能力は以下の通り。
今回も戦闘時間の大半で空中に居るのだが、
空中毒爪、滑空等の着地をキャンセルしての再浮上がかなり多く、バックジャンプブレスの頻度アップ等の影響もあり、
滞空時間が長めだが、浮いている高さは脚が攻撃出来る程度で然程高いものでもない。
エリアルスタイル等のジャンプ攻撃や地上から脚・尻尾を攻撃して怯ませて墜落ダウンさせるチャンスが増えた。
- 行動パターンに調整が入っており、MH4(G)で激減していた上空からの三連ブレスを使う頻度が少し増えている。
その空中三連ブレスも一発ずつハンターの位置をサーチし直して発射してくる。
他にも空中ブレスを連続で行った後に着地しやすくなっていたり、
亜種の行動パターンだった突進をキャンセルしてバックジャンプブレスを放つコンボを
稀にではあるが使うようになっている。
- 空中からの毒キックの際に、たまに爪が地面に刺さってしまって隙を晒すようになった。
発生頻度はそこまで多くはないが、運よく発生した際には尻尾などを攻撃する大きなチャンスになる。
- お馴染みのワールドツアーはMH4以降の飛びながら炎ブレスをぶつけてくる内容だが、
天空山が無くなったことで、これが見られるのは遺跡平原のエリア5だけになった。
復活したフィールドではこの行動を一切行わないため、かなり意識しないとお目にかかれないレア行動になったと言える。
- 獰猛化の仕様はリオレウスの弱点を悉く補うため、非常に相性が良い。
ただでさえ怒りやすいため、獰猛化個体は始終キレっぱなしになる。
加えて疲労もしないので、いつも以上に空中戦を展開し、
全体的に部位耐久値も高いため、怯ませて落とすのも時間がかかる。
閃光玉で積極的に叩き落さないと、獰猛化クエストやイベントクエスト故のタフさと相まって、時間切れもあり得るだろう。
心配ならば、閃光玉は調合素材分も持ちこむと良い。
- 獰猛化個体はバックジャンプブレスが大幅に強化される。
ブレスを放つまで低速化するため、それまでに軸合わせをする仕様上、
合わせにかける時間が増え、左右90度までの軸合わせを可能とする。
おまけにブレス自体の攻撃範囲、威力も増大しているため、
事実上背後にまで有効射程範囲が広がっている。
安全策を取るなら閃光玉以外には手を出せる機会はあまり無いといっていい。
また怒り状態の時間も長く、必然的にバックジャンプブレスを見る機会が増えるのもこれに拍車をかける。- 集会所には獰猛化リオレウスと獰猛化リオレイアの同時狩猟のクエストがある。
ただでさえ獰猛化個体は両者とも強敵であるのに、夫婦効果で合流や怒りが多発するため、
DLクエストを除いた通常クエストの中では屈指の高難度を誇る。
過去作の経験で火竜夫婦を得意としている人であっても、油断すると力尽きることになるだろう。
- 集会所には獰猛化リオレウスと獰猛化リオレイアの同時狩猟のクエストがある。
- MHXXでG級個体に追加された基本的なモーションはMH4Gのものと変わっていない。
- MH4G同様にホバリングで一定位置で停止することが増えたのに加え、
空中で羽ばたいたまま移動してくる事がほぼなく、
空中チャージ三連ブレスをほとんど使わなくなる、着地から振り向かず再浮上などなど、
厄介だった行動を行う可能性が大幅に減少。
また、捕食攻撃の頻度が上がった結果、地上へ降りてくることが大幅に増えている。
上位よりかなり戦いやすいと感じるだろう。
- 空中に留まる頻度が高い都合上、ニャンターはハンター以上に相手取りにくい。
そもそもアイテムが使えないため、閃光玉で撃ち落とす戦術が使えず攻撃の機会が大幅に減る。
一応閃光爆弾の術があるにはあるが、
微妙にコストが重い上にモーションが長く、当てるのには少々運が絡む。
また、ニャンター特有の視界の低さのせいで
飛行中のリオレウス全体像を視認しづらく、攻撃モーションが見切れる。
飛行しながら近付かれるともはや尻尾の先端以外何も見えない。
リオレウスの発する音で判断するしかないだろう。
このようにとにかく相手取りにくい為、飛行中は無理攻めせずに中距離からブーメランで尻尾を狙い、
地上に降りている時間で大ダメージを稼ぐ立ち回を徹底したい。- 獰猛化個体になると、前述の通りによく飛び続けるし、
地上にいる僅かな時間さえもキレて暴れまわるので手に負えない。
そのため、希少種や黒炎王共々ニャンターの鬼門となっている。
また、ブーメランニャンターならまだしも、
攻撃が超近接仕様でブーメランすら持たないビーストニャンターは、
安全な攻撃の機会は少なめ。
それを容易に突破できるようになれば、ニャンターとして一皮剥けたという自信を持っていい。 - 裏を返せば、特にニャンターにこだわりが無いのであれば、ハンターで挑んだ方が楽だし早い。
素直に閃光玉を使おう。
- 獰猛化個体になると、前述の通りによく飛び続けるし、
OPムービー
- オープニングにも堂々の登場。リオレウスのOP出演は通算4度目である*2。
- 四天王の一角、電竜ライゼクスとの空中戦が描かれている。
ライゼクスの不意打ち先制攻撃を受けて怯んだリオレウスは一旦距離を取り、得意の毒爪攻撃で反撃を試みる。
しかしライゼクスの変形した尻尾に毒爪を受け流され、
不意打ちのダメージも合わせて不利と判断したリオレウスは撤退を試みるが、
全身電荷状態となったライゼクスの猛追を振り切れないため、尻尾攻撃に合わせ反撃。
ライゼクス共々もみくちゃになりながら木々の生い茂る岩場に墜落する。- 新旧を代表するワイバーン達が繰り広げる雄大かつスピーディーな空中戦は、
戦闘機のドッグファイトも顔負けと言えるほどの迫力であり、公開早々から高い人気を獲得していた。 - ただ、肝心のリオレウスはムービーを通して一方的に追い掛け回されている感があり、
怯むことなく勇猛に襲い掛かった轟竜や互角の戦いを繰り広げていた雷狼竜などと比較すると、
終始ライゼクスに対して防戦一方になっている描写が余計に目立ってしまっている。
ライゼクスの獰猛さ、好戦的な性質を表現するには非常によく出来たワンシーンなのだが…。
一応、先制攻撃を受けたことや、リオレウスの弱点属性がライゼクスの得意とする雷属性である*3など、
リオレウス側が不利(≒撤退を試みてもおかしくはない)といえる要素はいくつか存在している。
また、ムービーとしての体裁が保つにあたり、主体となるモンスターが活躍していないことには意味が無い。
このOPは今作の宣伝である以上、ライゼクスや四天王それぞれが主体となってくるため、
リオレウスがライゼクスに一方的に追われるのも仕方が無いとも言える。 - しかし、ライゼクスとリオレウスは同格の設定な上、
前述のティガレックスとガムートや、ジンオウガとタマミツネの戦いをみるに、
モンハンの顔としてもうちょっとマシな活躍をさせてあげられなかったのだろうか…。
一応、ムービーが切り替わる前の描写では怒り状態になっていることが分かるが、
この後は絡んできた面倒な奴に仕方なく応戦したのか・互角に戦えたのかは一切不明。
- 新旧を代表するワイバーン達が繰り広げる雄大かつスピーディーな空中戦は、