MH3Gで初登場した、ナバルデウスの素材から作成できる弓。
無骨ながらも随所に施された発光する装飾が綺麗なデザイン。
目次
概要・性能
- 遺跡より発掘された古文書に書き記されていた古代の武器。
ナバルデウスから得られる貴重な素材や希少鉱石、そして工房の技術力によって現代に蘇った。
ある神話に登場する女神の翼をモチーフとして作られているらしく、放たれる矢は勝利の報せを迎えるという。
まだまだ強化の余地があるが、それにはより上質な素材が必要。
MH3G
- KNDを筆頭に各武器の強豪が集うナバル武器。
弓はどうかというと、やはり期待を裏切らない性能であった。- ビクトリアーラIの時点で高い攻撃力204、水属性120。
- 溜め段階は、
溜め1 溜め2 溜め3 溜め4
(要装填数UP)貫通LV1 拡散LV2 拡散LV3 (貫通LV4)
中盤の壁であるブラキディオスに通用する破壊力を持つ。
しかしながら、「深淵の龍玉」を使ってビクトリアーラIIにしても攻撃力はあまり伸びないため、
鎧毛を集めてとっとと祈弓ビクトリアに強化してやろう。
そうすれば、アグナコトルやウラガンキンに対して心強い味方になる。
拡散を側面から当てるのもいいし、装填数UPの貫通矢で抉ってやるのも面白い。
- さらにG級から亜種の素材を使用し、アークディオーサ→皇弓フォルニカとなる。
その性能は、- かなり高い攻撃力312
- 高水準でバランスを保つ水属性320
- 溜め段階は
溜め1 溜め2 溜め3 溜め4
(要装填数UP)貫通LV1 拡散LV3 拡散LV4 (貫通LV5)
惜しむらくは強撃ビン使用不可。
MH3Gでは高威力ながら強撃ビン装填不可の弓が増えており、その代表例であろう。
スキルを追加して強撃ビンを使用すると、その威力は目を見張るものになる。
- しかし、思わぬライバルがいた。竹取ノ弓である。
あちらは属性値が高く、溜め3まで待たないといけないこちらと違い、
拡散矢を乱発できるため、属性値で攻める戦い方が主流。
その仕様上、水属性に極端に弱いウラガンキンなどの相手には、あちらに軍配が上がる。
しかしながら、あちらには覚醒の手間がかかるため、スキルに制限がつくほか、
ブラキディオスには水属性と言えど効果は高いとも言えないため、
黒曜石を砕き割りたいならこちらが使いやすいだろう。
先に竹弓に砕かれていたのには触れてはいけない
- 強力な弓だが、素材は皇海龍の豪鎧毛×5を始め、
湾曲した剛龍角×8など、なかなか面倒な内容である。
もちろん、最終強化にはレア素材である深淵の皇龍玉が必要。
ナバルデウス亜種はG級モンスターの中では比較的戦いやすいが、
体力の多さにより、面倒な狩猟になりやすい点には注意。
MH4(G)
- MH4ではナバルデウス自体はリストラされたものの、竜人問屋で素材のみ入手可能な為、
祈弓ビクトリアが作成可能。
- 基本的な性能はMH3Gと同じであるが、スロットが二つ追加され、曲射から剛射へと変更になった。
拡散剛射の組み合わせなので、拡散矢強化を付けることで高いダメージ効率を期待できる
…のだが、強撃ビンが非対応のためスキル圧迫が少々厳しい。
また属性こそ違うものの、同じく拡散剛射であり、かつ強撃ビンに対応している
THEキャプターがこちらを上回る物理性能を有している為、
水属性弱点でないならあちらに任せたほうがいいかもしれない。
対応ビンが接撃、ペイント、減気と搦め手に欠け、水属性以外での差別化が難しいのも厳しいか。
- 作成可能時期も、HR解放後と遅く、作成に必要な素材を得るためには
竜人問屋の無茶振りに応えないといけないため、作成難易度も高めである。
- 余談だが派生なしの弓はたいてい10万zかかるところ、この弓は75000zと安い費用で作成できる。
- MH4Gでは祈弓ビクトリア改を経て女神弓エリザベスへと強化することができる。
性能としては攻撃力324、水属性26、スロット2と上位から順当な強化といったところ。
溜め段階は貫通LV2-拡散LV3-拡散LV5(-貫通LV5)となっている。
MHXX
- 前作MHXには登場しなかったが、依頼クエストをこなすことによってもらえる「大海原の輝石」を使って作成可能。
同期たちと共に復活を果たした。
残念ながらナバルデウス自体はMH4同様に登場していない。
他のナバル武器が強力だったためこの武器も高水準のはず...と、弓使いたちはワクワクしながら生産リストを覗く。
そしてその性能はというと… - まずは生産段階のビクトリアーラだが、
- 攻撃力は220と物足りないが、今作の弓としては高めの水属性値26。
一方溜め段階はというと…溜め段階は概ね3G時代と同じになっており、属性武器と相性の良い拡散矢となっている。溜め1 溜め2 溜め3 溜め4
(要装填数UP)貫通LV1 拡散LV3 拡散LV3 (貫通LV4)
- 攻撃力は220と物足りないが、今作の弓としては高めの水属性値26。
- 獰猛化したガノトトス、ロアルドロス、ラギアクルスの素材をつぎ込み、
二回の強化を経て究極強化させると「女神弓エリザベス」に名前が変化。- その性能は…
若干伸びた水属性30、相変わらずの攻撃力250(これは今までの攻撃力300相当)、
痒い所に手が届くスロット2、曲射は爆裂型。
水属性拡散弓として悪くないのだが、困ったことに強撃ビンが使用不可。 - 溜め段階はというと、
となっており、溜め3はしっかり強化されている。
溜め1 溜め2 溜め3 溜め4
(要装填数UP)貫通LV1 拡散LV3 拡散LV5 (貫通LV5)
- その性能は…
- 運用の際は、高い水属性値を活かして属性特化にすると良いだろう(幸い属性強化ビンはLV1、2共に使用可能)。
と言うか他に使い道がないと言ったほうが正しいかも…- ライバルとなるのはダイミョウザザミの弓オオタチキリバサミと、
矛砕ダイミョウザザミの弓ウィルギガントボウ。- 前者は攻撃力260、水属性26とこちらと似通った性能だが、
強撃ビンや麻痺ビン、睡眠ビンも使用可能と器用。
オマケの防御力+20もあり、正直エリザベスの立場は危うい。 - 後者は攻撃力300、水属性17と物理寄りで、相手によって使い分けるといいだろう。
- 前者は攻撃力260、水属性26とこちらと似通った性能だが、
- 水属性特化にするとなると、驚異の水属性値60*1を誇る龍頭琴【水戯】が存在するが…。
あちらは物理火力が殆ど無く*2、溜め段階にも癖があって独特の運用を強いられる。
詳しくは上記のページに譲るが、直接のライバルとはならないだろう。 - また溜め2溜め3共に拡散であるため、エリアルでバサルモスなどを相手する時には有力な選択肢となる。
背中が水に極端に弱いイャンガルルガとは、特に相性がいい。
- ライバルとなるのはダイミョウザザミの弓オオタチキリバサミと、
余談
- 「ビクトリア」は勝利の女神を表し、「アーラ」はラテン語で「翼」を意味する。
事実、女神の翼から放たれた一矢は、勝利の報せをもたらすとうたわれることから、
この2語が語源となったのだろう。
なお同様に「アーラ」の語を冠する武器にはルコディオラの武器(強化後の剛種武器を除く)があるので、
MHFにも触れた事があるハンターなら、耳にした事があるだろう。- MHXXでは本武器と同様に、ビクトリアを語源にしたと思われる武器がもう一つ存在する。
- MH4G及びMHXXにおいては女神弓エリザベスへと強化できるが、直接その名を持つ女神は知られていない。
同名の現実の人物としてはイギリスの女王が有名。
中でも16世紀のエリザベス1世はスペイン無敵艦隊との勝利など
栄光に満ちた時代を築いた人物として知られている。もっとも、晩年にはその栄光にも影がさすのだが。
他にも、2017年現在の女王であるエリザベス2世など、イギリスには複数のエリザベス女王が存在している。
単純にヴィクトリア→エリザベスと著名な英国女王の名前繋がりなのだろうが。
- 首と両腕の無い有翼の女神像、という特徴なデザインから、モデルとなったのは
かの有名な彫刻「サモトラケのニケ」であろう。
ニケはギリシャ神話における勝利の女神であり、上述のビクトリアと同一視される存在である。