MHP3、MH4G、MHX(X)に登場するガンランス。「ちくじゅうそう」と読む。
目次
概要
- ある工房の職人が竹を素材として戯れで作ってみたガンランス。
素材の特性上、他のガンランスと比べてやや小型で細い。
しかし侮るなかれ、砲撃機構をはじめとしたガンランスとしての機能はしっかり完備しており、
大型モンスターが相手でも十分戦える立派な武器である。
この説明に違和感を覚えたあなたは間違っていない。
- MHXでは竹銃槍【シシオドシ】の説明文が新しくなっている。
戯れも過ぎれば偉業となる。
職人の遊び心が生みだした、竹銃槍【トリオドシ】最終版。
- 最初に作成できる竹銃槍【トリオドシ】の必要素材は
ドリンクチケット2枚、ユクモの木3個、火薬草10個、なめらかな皮2枚と2100ゼニー。
外見はどう見ても竹槍(折り畳み式)。盾は竹で編んだザル。
見かけのインパクトというか、貧相すぎて使えるのか不安になる形状をしている。
ちなみに攻撃すると鹿威しの音がし、竜撃砲を撃つと尖端が裂ける。
裂けている間が放熱中なのだが、何故か放熱が終わると自己再生するのか元に戻る。
この竹、実は古龍にも劣らない存在なのでは…
竹を操る古龍もいることだし。
- その見た目と音を賞賛する人間と、どうにかしてくれ!と嘆く人間とで真っ二つに分かれる。らしい
性能
MHP3
- MHP2Gにあった砲モロコシ系のポジションのような装備で
最上位武器の竹銃槍【タツオドシ】はスロット3、拡散型LV4(MHP3では唯一の拡散型LV4)となっている。
この武器の一番ネックとなるのはドリンクチケットだろう。
クエスト毎に飲んでいてもなかなかもらえない。
案の定、MHP3では最高の砲撃性能を持っている。
しかし元の斬れ味が低いので砲撃がすぐ使用不可能になる、
フルバーストの威力に期待できない(拡散型は0.9倍の補正を受け装填数も少ない)など問題も多い。
砲術王・砥石高速化・業物・斬れ味レベル+1等のスキルを発動させて初めて実用に耐えるようになる。 - 本作にのみ存在する
バグ仕様、AGガンス戦法において採用されることが多い。
特化する場合ほぼ通常砲撃のみで戦う戦法となるため、
単純に砲撃威力が最も高くスロ3まであるこの武器に白羽の矢が立ったのである。
ただし斬れ味は何らかの手段でカバーしないとすぐに赤まで落ちて砲撃すらできなくなってしまうため注意。
MH4G
- MH4Gにてまさかの再登場を果たす。
今回はエピソードクエスト:湯けむり繁盛記編で入手できるユクモチケットがキー素材。
- 最終強化はMHP3の時と同じく竹銃槍【タツオドシ】。
今作では初期段階の【トリオドシ】、第二段階の【シシオドシ】でそれぞれ上位・G級ババコンガ亜種素材を使用し、
最終強化でモノブロス亜種の素材を使うG級装備である。
そして、G級へと対応したその性能は…- G級ガンランスとしては高くない攻撃力575
- 属性は覚醒が必要だが十分な水440
- 砲撃タイプは同じく拡散、しかし砲撃レベルはG級最終強化でもMHP3と同じ4止まり
- 斬れ味は長い緑ゲージになんとも言えない量の青、斬れ味レベル+1で青が延長され白ゲージは出現せず
- 拡張性の高さが光るスロット3
- 同じく復活した大砲モロコシはMH3G準拠の性能になっているため、
スロット3の拡散ガンランスの立場を奪い合うことはない…のだが…。
MH4Gの拡散ガンスにはティガレックス希少種の絶衝銃槍【鬼迫】やラージャンの鬼神銃槍ドラギガンといった、
紫ゲージを持つ強力な物理性能を備えた砲撃Lv5を持つ拡散ガンランスが存在するため、
砲撃のみで戦いその砲撃もLv4止まりな上に斬れ味を伸ばしても白ゲージすら出現しない竹槍には、
ネタとしての立ち位置しか与えられていないだろう。
しかしどちらもG★3や特別許可証入手後と入手時期は遅いため攻略段階では出番がある
…と思いきやモノブロス亜種と戦えるようになる時期はG★2であり、
この時点で鬼迫の一つ前である衝銃槍【威迫】改が作れるようになってしまう。
あちらは素で白ゲージを持ち、攻撃力もこちらを上回っているためやはり竹銃槍の出番はなさそうだ。- 「ならば覚醒させて水属性ガンスとしてなら…」と思いきや、
今度は攻撃力552、属性値530、拡散型Lv4、斬れ味紫のジョンズロッカーに木っ端微塵にされてしまう。
一応、そちらには1つも無いスロットが3つも空いているという長所はあるが、覚醒必須な時点でチャラである。
- 「ならば覚醒させて水属性ガンスとしてなら…」と思いきや、
MHX
- 今作でも続投。ただし覚醒スキルが無くなったため無属性になった。
足湯チケットを使って生産できるのだが、この時点での性能はもう酷いというレベルを通り越している。
かなり低い攻撃力80はいつも通りとしても、黄色ゲージ20という有り得ない斬れ味なのだ。
しかもご存じのとおりこのガンランスは拡散型。
1発で斬れ味が3も消し飛ぶため、たった数発の砲撃で斬れ味が落ちてしまう。
これでは実践投入なんてまるっきり不可能といっても過言ではない。
- 最終強化は竹銃槍【シシオドシ】。
低めの攻撃力170、頼りなさすぎる緑ゲージ、スロット3、そして拡散型LV4の砲撃…とおおむねいつも通り。
これでもかと砲撃主体の性能である。
しかし今作にはヒートゲージという忌むべきシステムが追加されており、
この武器との相性はかなりよろしくない。
過去作と同じようにバカスカ砲撃しているとあっという間にオーバーヒートし、
ただでさえ低い突き威力がさらに低下。
そして拡散型砲撃によってあっという間に斬れ味を消耗し、砲撃も突きも使い物にならなくなる。
上位までの今作で拡散型LV4というのはそれなりに貴重なのだが、それにしたって使いづらすぎる。
ヒートゲージさえ存在しなければそれなりに戦えたろうに、どうにも立場が無いのは否めない。
炭鉱夫達は今日もこれを担いで火山へ出張するのだった…。
MHXX
- 究極強化することで竹銃槍【タツオドシ】の名を取り戻す。
肝心の性能だが…- 究極強化とは名ばかりの攻撃力290
- アイデンティティを取り戻した拡散型LV5
- 同じくアイデンティティのスロット3
- 斬れ味は素で青50・匠2で紫20が出現
あの斬れ味の悪いことで有名だった竹銃槍が、匠の力で紫ゲージを獲得したのである!!
- …とは言ったものの今作の拡散型LV5ガンランスは7本もある。
匠2をつけてなお期待値は下から数えた方が早く、使い道は絶無に等しい。- ならばスロ3で…と思うと真・黒滅龍銃槍【晨】が待ち構えている。
攻撃力は270だが会心率30%により期待値はあちらが上。
匠2で紫50が出現し、だめ押しとばかりに爆破属性50を持ち合わせる。
この武器の(製作難易度を除いた)完全上位互換であり、勝てる要素は一切存在しない。*1*2
- ならばスロ3で…と思うと真・黒滅龍銃槍【晨】が待ち構えている。
- とはいえ一応、この武器ならではの利点が無い訳ではなく、
砲撃レベルがHR解放前に拡散型LV5になるのは【タツオドシ】だけ。
ただ、砲撃主体運用をする場合でも、【タツオドシ】以外で唯一HR解放前に砲撃レベルがLV5になり、
鈍器を付けるだけで突き性能も十分かつ斬れ味のフォローも一切不要のボルボロゼミュラがあるが。
- ネタ武器としてでさえ砲モロコシと被っているため今作での影は非常に薄い。
「いつもの通りじゃん」とか言わない。
余談
- ししおどし(鹿威し)とは鳥獣を威嚇して追い払うための農具のことだが、
現在では日本庭園などにある装飾というイメージの方が強いか。- 専ら添水*3のことを指すが、
元々は「鳥獣を威嚇し追い払う装置類の総称」なので案山子や鳴子なども一応は鹿威しである。
- 専ら添水*3のことを指すが、
- 鹿威しの中でも鳥類対策のものをとりおどし(鳥威し)と区別して呼ぶ。
田んぼや畑の上につるしてあるCDや大きな目玉模様の風船などは見覚えのある人も多いだろう。
関連項目
武器/大砲モロコシ - MHP2Gでの性能がスロット3の拡散砲撃偏重型という点で共通している。
武器/門松銃槍【深雪】 - MHFのお正月イベントで作れた、竹製ガンランス仲間。
武器/竹取ノ弓 - 竹武器仲間。