武器/VLS-0052

MHFのイベントクエストで生産可能なライトボウガン。
試作を繰り返したことで完成した「秘密兵器」である。

目次

概要

• MHFにて配信されていたイベントクエスト「奪還!秘密兵器!!」にて作成が可能になるライトボウガンである。
  同クエストは、G9.1まではパローネ大航祭開催時に、
  さらに以前はアニバーサリーの時期など不定期に開催されていた。
  G10.1以降は、新たな定期イベント・歌姫狩衛戦にて一定の条件を満たせば、
  ギルド貢献ポイントとの交換で必要な素材が入手できる。

• 「秘密兵器」というだけあって、名前や武器のデザインも兵器然としている。
  その形状は大型のライフル銃をも彷彿とさせる。

• 同クエストは、モンスターに奪われた秘密兵器の設計図を奪い返してほしいという趣旨の依頼となっており、
  闘技場に居る設計図を奪った張本人であるイャンクックを防具なし、
  弾丸以外持込不可、レア度4以下のライトボウガンで捕獲するというものであった。
  罠と捕獲玉は支給されるので、これだけならさほど難しくないように見えるが、
  闘技場にはイャンクックの他に招かれざる客が…
  クエストの紹介ページには堂々と招かれざる客の姿が載っているので覚悟はできるとは言え、
  やはりこの招かれざる客をどう大人しくさせるかがこのクエストの肝になっている。
  • また、以前サブターゲット、アナザーターゲットにこの招かざる客の狩猟が設定されていた時があった。
    が、手間の割に旨みが少ない*1ためスルーする人が多かったが、
    それに配慮したのか、2012年版はメインターゲット、招かざる客共に若個体が登場し、
    招かざる客の狩猟が達成しやすかった。そのためか、この年のみ招かざる客から狩猟する人が多かったようである。
    それ以降の仕様ではアナザーもメインターゲットに統合され、報酬に一切関わらないため、
    招かざる客を討伐する必要性は全く無い。
  • 過去には招かれざる客があの金獅子だったこともあった。
    また、その回のみレア度制限が5以下となっていた。

• 無事イャンクックを捕獲して設計図を奪い返すことで、
  「兵器設計書」と「兵器設計書II」、更に特定の条件を満たすことで「兵器設計書III」または
  「兵器設計書α」を報酬で得ることが可能となっている。
  これら設計書は1枚では読み取ることができず、複数枚集まって読み取ることが可能になるというもので、
  VLSシリーズの生産に複数枚必要となる。尤も、報酬でも複数枚出るので苦労はしないが。

• この武器は初期モデルである、試作機52番目にして完成したVLS-0052を初めとして、
  • 試作機233番目にして完成したVLS-0233
  • 試作を重ね、遂に完成した最終型秘密兵器であるVLS-7305
  • 新たに発見された設計図から製作した秘密兵器のVLS-7307
  • 弾種と納銃速度の改良が図られた新たな秘密兵器であるVLS-9701
  • 奇をてらった設計の秘密兵器であるVLS-9700α
  • VLS-9701の機能とG級の加工技術を用いて新生したVLS-9700β
  の7種類が存在している。
  必要な設計書は兵器設計書がVLS-0052、0233、7305、9700βに、
  兵器設計書IIがVLS-7307に、兵器設計書IIIがVLS-9701に、
  兵器設計書αがVLS-9700αにそれぞれ必要となる。

• なお、MHF-G10.1で関連する素材が歌姫狩衛戦でのギルド貢献ポイント交換に
  追加されたのだが、第0回では「兵器設計書III」「兵器設計書α」の2つが漏れ、
  第1回では「兵器設計書II」も交換リストから削除されており、
  VLS-0052、0233、7305、9700βの4種類しか作成することができない。
  この武器群のメインであるG級技巧武器VLS-9700βの生産には支障がないため、
  単なるミスと取るか、G級技巧武器の9700βに限定して設定したと取るべきかは判断の分かれる所。

性能

• VLS-9701とVLS-9700βを除き、基本的な性質は共通となっている。
  以下に主なものをピックアップする。
  • 武器にもよるが10～20%の会心率を持つ。
  • 装填速度は「早い」、反動は「中」。
  • 通常弾は全レベル装填可能で、装填数は6/6/9。
  • Lv1貫通弾の速射に対応しているほか、Lv2とLv3も使用可能。装填数は3/3/3。
  • 散弾はLv1のみ標準で4発装填可能。Lv2以降はスキルで対応するとどちらも4発となる。
  • Lv1徹甲榴弾の速射に対応し、Lv2とLv3も使用可能。装填数は3/3/3。
  • 拡散弾全レベルが2発装填できる。
  • 麻痺弾Lv1とLv2も使用可能。
  • 属性弾は一切使用できない。

• 上記からも分かるが、総じて実弾射撃に特化した作りになっている。
  MHFの普通の速射はG級スキルの「速射」を発動させるまでダメージ源にはし辛いため、
  基本的には麻痺で拘束しつつ会心値を活かした通常弾/貫通弾Lv2のジャストショットを使用したり、
  拡散弾を中心に立ち回るといった運用が主になるだろうか。

• VLS-9701は親方印効果を備える他、Lv2通常弾の速射が可能になっている。
  VLS-9700αはHC武器なので、HCクエストでは会心率が大きく向上する。

VLS-9700β

• VLS-9700βはG級技巧武器であり、性能が大幅に引き上げられている。
  • 最終段階であるLv50時のスペックは攻撃力601、会心率15%となる。
  • Lv2通常弾の速射に対応し、装填弾もLv1から順に9/9/12と向上している。
  • 貫通弾は全レベル6発装填となった。貫通弾Lv1速射も健在。
  • 散弾は相変わらずLv1しか標準で使用できないが、装填数は6/6/6となった。
  • 徹甲榴弾Lv2とLv3は標準で使用できなくなってしまったが、Lv1の速射は健在。
  • 拡散弾と麻痺弾は変わらず利用できる。
  • G級技巧武器の効果として、
    親方印効果、納銃時の移動速度上昇、キャラバンクエストでの入手CP増加効果がある。

• G級スキルの「速射」との相性が非常によく、
  予備弾も豊富に利用できるためかなり使い勝手としては優れているといえる。

• 単純なスペックでは他のG級武器に一見見劣りするように見えるが、
  この武器はヒュージ・スティングや王狼砲【神風】に続く、
  「会心率と集弾性に優れる遅い弾速を両立した貫通速射ライトボウガン」であるという点が、
  最大の特徴にして他のG級武器との差別化を図っているといえる
  (具体的にはヒュージ・スティングの項に詳細が記してあるのでそちらも参照してほしい)。
  • なおVLS-9700βはこの3つの中では最も高い攻撃力と2番目に高い会心率を有している。
    スペック的にはヒュージ・スティングや王狼砲【神風】の上位互換と言っても過言ではない。

• 作成には歌姫狩衛戦にて、歌玉を一定以上入手した際の報酬として入手できる*2「キャラバン花箱」が必要。
  強化には、同じく狩衛戦の歌玉到達報酬*3である「パローネの英知」が必要になり、
  強化難易度(というより、素材を他のG級技巧武器との取り合いになるという点で)は相応に高い。
  また、キャラバン花箱はG5.1から実装されたアイテムであり、
  GG末期で先行実装されたG級技巧武器に必要である「キャラバン月箱」は使えないので注意したい。

余談

• 武器銘が英数字記号のみという武器はかなり珍しい。
  VLSはこの武器を示す符丁であるが、何の略称なのか、そもそも略称なのかは不明となっている。
  軍事用語におけるVLSはミサイル等の垂直発射システムの略称なのでこの武器とは全く関連性がない。

• 2014年には本イベントの姉妹イベントが開催されたこともある。
  こちらはターゲットがティガレックスの捕獲、招かれざる者がラージャンという設定で、
  作れる武器の名称が「GLS-○○」、デザインは本シリーズ武器の色違いとなっている。

• その後も、秘密裏に「秘密兵器」の規格、設計は続いていったようで、
  実際に「艦艇を模したライトボウガン」や「戦車そのモノにしか見えないライトボウガン」が誕生している。

• ちなみに当記事では武器名を半角英数で記しているが、ゲーム上の表記では全角である。

関連項目

武器/G級技巧武器 - この「秘密兵器」シリーズの最高品質の銃が属するカテゴリ
武器/千ノ敵ヲ破リシ戦車 - 余談の項でも触れた、新たな「秘密兵器」。