MHF-GGにて追加されたユーザー参加型コンテンツの一つ。
MHFの定期開催イベント(狩人祭、極限征伐戦、天廊遠征録など)の一つに位置付けられていた。
※同イベントはMHF-G10にて廃止されたため、
本項の記述は大部分がイベントが実施されていた時期のものであることを予めご留意ください。
目次
概要
- 名前からも明らかだが、パローネ=キャラバンの関連コンテンツである。
パローネ=キャラバンはMHFシーズン5.0にて実装されたものの、
お世辞にも多くのユーザーに遊ばれているコンテンツとは言えず、
MHF-G2の時点で「テコ入れ」が予告されており、MHF-GGアップデート後の2014年5月に実装、開催された。
- パローネ大航祭は「パローネ大航祭航路」(以下、大航祭航路と記す)
という多数のクエスト群から構成されており、
その「大航祭航路」で入手したCP(キャラバンポイント)を換算した「スコア」や、
航路をクリアした数に応じて、報酬が受け取れるというのが主な仕組みである。
- また、猟団員で協力するサブコンテンツ「猟団狩人珠」もある。
- MHF-G10体験会にてパローネ大航祭廃止が告知され、
2016年7月13日まで開催される第26回パローネ大航祭を境に廃止となる(褒賞受け取りは13日~20日まで)。
これはプレイヤーの参加率が低くなってきたことを受けての対応であり、
代わりとなる新定期イベント「歌姫狩衛戦」がG10.1より開催される。
期間・条件
- 参加はパローネ=キャラバンへの立ち入りが許される、HR2(旧HR17)から可能となっている。
ただしクエスト受注ランクの関係上、全ての航路を制覇するにはG級へ昇級している必要がある。
なお、平時のキャラバンクエストをクリアしておく必要は無い。
- パローネ大航祭は「大航祭」期間と「褒章祭」期間に分かれている。
「大航祭」は1週間実施され、期間中はメゼポルタ広場のヒルデから受注できるクエストが全て
「大航祭航路」になる。- ちなみに通常のキャラバンクエストは、パローネ=キャラバンから受注できる。
逆じゃないのかと思われるかもしれないが、利便性及びキャラバンの問題点*1を踏まえた設定だろう。
- ちなみに通常のキャラバンクエストは、パローネ=キャラバンから受注できる。
- 褒章祭は極限征伐戦の褒章期間と同じシステムであると考えていい。
1~2週間の期間があり、ランキング報酬(後述)はそこで受け取ることになる。
ただし、時間ギリギリまで頑張る人に配慮してか、
チャレンジ報酬(後述)も褒章期間中に受け取ることができる
(現在では全ての定期開催イベントがこのシステムを採用している)。
- ちなみに後述するがランキングには猟団全体のものも存在している。
ただし狩人祭と違い、事前の登録作業や猟団ランクの制限はない。
- 開催期間については、2016年5月を目処に3週間制へと移行した。
つまり大航祭期間3週間、報酬受け取り期間1週間という具合である。
詳しくは後述。
入手できる報酬
- それぞれの詳細は上記リンクを参照してほしいが、ギルド貢献ポイントはマイトレPの交換や、
クエストにかかった時間で貰えるものとは比較にならないほどのポイント量を得ることができるようになっている。
ラスタ・パートナーの育成やアイテムの交換など、
ギルド貢献ポイントを大量に入手したいのならパローネ大航祭で回収するのが最もオススメである。
- G級技巧武器は、俗に言う「改G級武器」や一部の特典武器を除くと、
パローネ大航祭が唯一の入手・強化手段となっている。
G級技巧武器の特殊効果はパローネ大航祭でも非常に役に立つものとなっており、
技巧武器を手に入れて大航祭で使い更に報酬を上げるという好循環が期待できる。
- また、猟団に入っていると大量のポルタチケット
(G級の場合はポルタカード)を得られるため、金策にも便利である。
パローネ=キャラバンがベースということで、キャラバン素材や開拓素材なども得ることができる。
- 報酬システムは極限征伐戦とほぼ同じで、航路クリアで条件を満たす「チャレンジ報酬」と、
期間終了時のスコアをランキング形式で競い合う「ランキング報酬」から成る。
ただし報酬の中身は細分化されている。
- チャレンジ報酬は、
- プレイヤーが獲得したスコアの累積に応じた「到達報酬」
- クリアした航路クエストの数に応じた「突破報酬」
- 大航祭航路の各カテゴリ(クエストランク)を全てクリアすることで得られる「制覇報酬」
- 到達報酬は累積スコアごとに報酬が設定されており、まとめて受け取ることもできる。
ギルド貢献ポイント、超越秘儀の強化に使えるアイテム、
G級技巧武器の強化に使う「パローネの英知」などが主となっている。
ちなみに80万スコア以降は5000スコア毎にギルド貢献ポイント500Pが発生するため、
80万スコアを超えると急激に貢献ポイントの獲得量が多くなる
(80→90万スコアで、10000Pもの貢献ポイントが獲得できる)*2。
- 突破報酬と制覇報酬は、各航路を1回クリアすることで条件が達成できる。
HR帯の航路は制覇報酬で得られるギルド貢献ポイントが高くなっており、
G級ではG級技巧武器の生産・強化に使えるアイテムを入手できる。
- ランキング報酬は累積スコアを競う総合と、
各航路別に1度のクエストで得たスコアの上位を競う航路別ランキングの2種があり、
さらにそれが個人別・猟団別になっている。
全てのランキングには参加賞的な位置付け(上述したポルタチケット/カードもこの枠)の報酬が設定されており、
一通りの航路を1回ずつクリアするだけでも大量の報酬を得ることができるようになっている。
- なお航路ランキングには、ボーナス航路やプレミアムコースと言ったスコア増加要素は適用されない
(G級技巧武器など、クエスト内で純粋に得たCPから算出された増加スコアは適用される)。
また総合ランキングは、プレミアムコースで得たスコア増加要素は適用されない。
システム上、クエスト内の剥ぎ取り回数を増やす狩人応援コースや、
剥ぎ取り時の素材抽選を再度行うプレミアムコースの影響は反映される。
これらがスコアに直結する航路もないわけではないが、
採取や部位破壊で得られるポイントからすれば、レア素材の1個や2個は誤差である航路も多く、
課金コースを利用しないと一切ランキングに入れないという事はない。
- ちなみに報酬とは直接関係はないが、
ベースがキャラバンクエストであるが故にCP、知名度、狩人珠PP(通称:色)を入手することが出来る。
数度のリファインで得られるポイントが大幅に増加していることから、
狩人珠の強化にもパローネ大航祭はオススメされている。
詳しくは狩人珠の記事を参照のこと。
大航祭航路
- 基本的にはキャラバンクエストのシステムをそのまま採用している。
詳しくはキャラバンクエストのページを参照してほしい。
- 大航祭で用意される航路は、いずれも大航祭オリジナルのものとなっており、
例えばアビオルグのような通常キャラバンクエストに登場しない*3モンスターが登場する航路や、
剛種が登場する航路、特異個体のみが登場する航路、
更にはG級モンスターが登場する航路まで様々である。- もちろん特異個体航路の受注には秘伝書が、G級モンスター航路にはG級昇級が必要など、
ランクによる航路受注制限は存在している。
- もちろん特異個体航路の受注には秘伝書が、G級モンスター航路にはG級昇級が必要など、
- ちなみに航路は開催ごとに新たに用意され、ランクさえ満たしていれば配信中の全クエストを受注可能。
現在ではランク毎に航路が細分化されており、
HR2~、HR4~(HR3~含む)、HR5~、G級★1~★3、★4~★6、★7(烈種・始種含む)、
GSR1~の全7段階の航路と、
週末限定で解禁されるHR2~、G級の限定航路2つ、計9段階で構成される。- 旧HR制度下においてのHR航路は、
HR17~、HR51~(HR31~含む)、HR91(71)~、HR100~、SR100~、となっていた。
クリアする順番はプレイヤーの自由であり、
他のプレイヤーの航路に参加しても自身の航路がクリアした扱いになる。- なお突破報酬の最大数は25航路となっており、
これは上記の航路から限定航路を抜いた全航路の数と一致する。
従って限定航路をクリアしていると、一部航路をクリアしていなくても25航路に達することが可能。
- 旧HR制度下においてのHR航路は、
- 従来のキャラバンクエストとの大きな違いは、
剥ぎ取りや採取でキャラバンポイントに加えて本来の素材も入手可能という点である。
また、各種ランクポイントやゼニー・Gzを航路クエストで入手することもできる。
さらに、クエスト自体の報酬としても大量の素材が手に入る。
剥ぎ取りとも連動しているようで、1枠で10個以上出たり、HC素材も出現したりする。
激運のお守りも効果はあるが、パートナーやパートニャーの持ち帰りは発生しない。
- クエスト報酬は剥ぎ取りに限らず、フィールド上で手に入れたあらゆるアイテムと連動している。
複数の採取ポイントを巡って多種のアイテムを獲得すると報酬欄がいっぱいになってしまうことも。
- クエスト中に得たCPは、クエストリザルト画面にて上述した「スコア」に変換される。
CPは素材の売価に応じて設定されているのだが、クエストランクによって補正がかかっており、
例えば同じ鉄鉱石1個でも、クエストランクでCPが変わるため得られるスコアも異なる。
基本的にはクエスト中にCPを稼げば稼ぐほど、多くのスコアが貰えると考えて差し支えない。- ちなみにモンスターから剥ぎ取れる素材がデノミされた「Gz」で計算されるG級では、
ゼニーで売却できる採取素材などにかなり高いCPが設定される。
アミノタイトなどは一攫千金のCPを得られるため、
高スコアを狙うハンターはピッケルを持ち出すようになるのだとか…
- 現在では航路のクエスト再編が行われたため不可能となったが、
気球でオリオールからアイテムを交換することが出来た過去の開催では、
CPでアイテムを交換することでスコアが減ってしまうという事態も起こっていた。
- ちなみにモンスターから剥ぎ取れる素材がデノミされた「Gz」で計算されるG級では、
- なお通常のキャラバンクエストと異なり、モンスターの部位破壊でもCPを得られる。
下手な剥ぎ取りレア素材よりも遥かに高いCPを得られる場合もあり、
MHFではかつて軽視される傾向にあった部位破壊も、大航祭では非常に重要と考えられている。
- ちなみにベースがキャラバンクエストなので、「パローネカーニバル」や
キャラバン迎賓邸2Fのカーニバル薬を使用したパローネカーニバル効果は適用されている。
(ちなみにこれらの情報はパローネ大航祭のメニューにカーソルを合わせると確認できる)
また、狩人の護符【珠】やシジル「狩人魂」も有効。
キャラバンクエスト専用アイテムも使用可能。壊れにくいピッケルG改や虫あみG改、
予備の落とし穴として使える落とし穴爆弾は特に効果の大きいアイテムだろう。
また緊急ミッションも発生し、そこでもCP=スコアを得られる場合がある。
- 航路に登場するモンスターは若干攻撃力と体力が低下している程度で、
キャラバンクエストの上級航路ほどの凶悪な補正は発生していない。
ただし体力も極端に低いわけではないため、一部のG級航路は難易度が高いものも。
また、システム上G級クエストの難易度調整も不可能となっている。
幸いテンションゲージはG級航路でも通常航路同様に適用されるため、航路中盤以降は
防御力や攻撃力が大幅に高まった状態で挑むことができる。
ただしテンションゲージはその仕様上、複数のハンターでPTを組まないと発生しないため
難易度の高いG級航路などは、やはりPTを募って挑んだほうが良いだろう。- なお、キャラバンのシステム上元気のみなもとは帰還するまで有効となっている。
G級では留意しないといけない点も多いアイテムだが、高難度の航路クリア時に役立つだろう。
- なお、キャラバンのシステム上元気のみなもとは帰還するまで有効となっている。
- ちなみに最近ではクエストそのものに一癖加えている事があり、
予告無しにモンスターが乱入してきたり*5、通常では会えない激個体が出現する航路も存在する。
過去には森丘で運搬テストをさせられたり、突拍子もなく祖龍と戦わされたりと、
事前情報を得ずに挑むと面食らうような航路があったんだとか。
また、登場モンスターを含めメインターゲットが一切不明の航路も少数だが存在する。
- なお、上でも少し触れたが、
プレミアムコースが適用されている間は入手スコア(これは到達報酬の判定にのみ使われる)が2倍となる。
また、征伐戦や天廊遠征録で入手できる「パローネ織」というアイテムを持ち込んでおくと、
入手スコア(同上)を増加させることができる。
限定航路
- 主に週末の土・日曜日にのみ登場する航路。
上述したようにHR2とG級の2つで構成されている。
- 内容としてはHR2は極小個体や極大個体、過去のイベント(ネタ)クエストを再現したものなど、
かなりネタ寄りに配信されている。
報酬としては大航祭専用のパートニャー武具が割り当てられていることが多い。
G級は7つのG級モンスター狩猟クエストで構成された航路や、
当該アップデートでG級進出したモンスターのみを詰め込んだクエストなど、
比較的高難度に設定されている傾向にある。
見返りとしては部位破壊のCPが通常より高く設定される傾向にあるほか、
クリア報酬でパローネの英知などを入手できることが多い。
- なお限定航路にも航路別ランキングが存在するが、
特にG級では(クエスト数の多さなどもあり)毎回熾烈なランキング争いが展開されている。
後述のボーナス航路と重複する場合も多く、航路によってはスコア稼ぎで人気が出ることもあった。
ボーナス航路
- 上記の「スコア」が2倍入手できる航路クエストのこと。
狩人祭ボーナス試練のように、一定の日時に対象となるクエストをクリアすると、
スコアにボーナスがかかる仕様である。
- 元々は2倍ではなく基礎スコアに1.○倍という形で乗算されるため、
ボーナス試練よりも劇的にスコア稼ぎができる、というほどではなかった。
現在では一律2倍になっているため、スコアが稼ぎやすい航路では多額のスコアを得ることも不可能ではない。
- 最近では配信日時や航路番号が予め告知されるようになり、計画を立てやすくなった。
また、週末には時間帯・航路番号を問わずスコア2倍という回もある。
かつては常時対象航路が変更されるという仕様で、ボーナス試練のように
有志を募って該当航路を検証する、というのは難しく、それ以降は比較的見つけるのが容易になったことで、
検証という形ではなく発見者が該当スレッドに書き込むという形が取られていた。- 初回開催時は単独の航路のみが対象の上に不定期に切り替わるため、
検証は物理的に不可能と判断されていた。
- 初回開催時は単独の航路のみが対象の上に不定期に切り替わるため、
- 配信時間は狩人祭ボーナス試練と類似の、【朝】【夕】【夜】の2時間となっている
(こちらも最近は時間帯が細かく告知される)。
ただしボーナス試練と違って、ボーナスは(出発時ではなく)クエスト終了時の時間で判定される。
長時間の航路に挑む場合は留意しておこう。逆に早めに出発するのも手。
- なお、このボーナスは個人航路ランキングには適用されない。
これは個人航路ランキングが「1クエストの最高スコア」を競うという性質上、
それが時間で変わるボーナス航路という要素に左右されてしまうと、
ハンターのプレイスタイルが千差万別であるため不平等になる可能性があるためであろう。
基本的には総合ランキング及び、到達報酬に関わりのある要素であると言える。
猟団狩人珠
- MHF-G9にて実装されたシステム。
狩人珠とはあるが、プレイヤー自身の狩人珠強化とは関係のないコンテンツである。
- 猟団全体で一つの「狩人珠」という入れ物が設けられ、
大航祭航路クリア時に得られる「猟団狩人珠ポイント」を蓄積することになる。
これが一定値に達すると次の段階に進み、報酬を受け取ることができる。
- ちなみに「優先猟団員」というシステムがあり、
プレイヤー自身の狩人珠の色と優先猟団員の色が一致していれば、より多くの猟団狩人珠ポイントが得られる。
また、時間限定で猟団員全員の猟団狩人珠Pが増加する「ブーストタイム」というシステムもある。
- なお報酬としてはギルド貢献ポイントなどだが、
量は航路報酬などと比較すると少なく、必要な猟団狩人珠Pも多いため、
現状ではそこそこ規模がある猟団向けのシステムとなっている。
変遷、リファイン
- パローネ大航祭はMHF-GGで実装されたが、
MHF-G5アップデート時(G級技巧武器の正式実装前)の運営インタビューによると、パローネ大航祭については
「現時点ではギルド貢献ポイントのためだけに否応無くプレイしているというユーザーが多い」
「まだまだ多くのユーザーに楽しんでもらっているコンテンツではない」という認識があったようである。
これは元々パローネ大航祭自体が新規のシステムではなく、
大不評だったキャラバンのリファインコンテンツであるためである。
- その為、定期開催イベントという名目でキャラバンコンテンツのリファインを行ったということ自体にも、
当初は否定的な声は少なくなかった。
各種インタビュー等によるとこの意見は当の運営チームからも上がっていたらしい*6が、
何処かで一度旧来コンテンツのリファインにも手をつけなければいけない、
ということで、パローネ=キャラバンに白羽の矢が当たったようだ。
- 実装直後の時点ではギルド貢献ポイントが(それまでの入手手段に比べ)大量に得られることや、
当時の極限征伐戦などと比較し、必ずしも連戦必須ではないバランス設定、
MHFをプレイする上での必須化したコンテンツではないことが評価される一方、
CPや狩人珠PP、知名度P、ゼニー(Gz)の入手量が少なく、
貢献ポイントや剥ぎ取り報酬ぐらいにしか旨みが無いと言われていた。
第二回開催より上記ポイントの入手量が大幅に増加するリファインが行われている。
- 第2回からは「限定航路」が登場。
制覇報酬(後述)のギルド貢献ポイント入手量が他の航路よりも大きいというメリットがあった。
ただし航路そのものは第1回で登場したものであり、「新規航路を用意してほしい」という声も聞かれた。
その週の要望対応事項で「MHF-G5で大航祭用の航路をさらに増やす予定」とされ、
採取や小型モンスターがターゲットのクエスト、キャラバンの限定航路を再現したものなど、
多種多様な航路が用意されるようになった。
- 第4回ではG級技巧武器がG5での正式実装を前倒しして先行実装された。
G級技巧武器はこの時点では1度の開催で1個を最大強化するのが精一杯という設定ではあったが、
技巧武器自体の高性能さ及びコンセプト*7は評価が高かった。
また4回より入手CPの増加、1航路辺りの所要時間(クエスト数)の低減、
部位破壊で入手できるCP設定、緊急ミッションのボーナス設定、
ランキング報酬の参加賞的順位にギルド貢献ポイントを設定するなど現在の大航祭の骨格となる部分が仕上がり、
G5以降は見返りが大きいコンテンツと評されるようにはなる。
- ただしこれはG級ハンターの話であり、
G級昇級前ではポイントを稼ぎにくく、明確なメリットに乏しいという不満の声も少なくなかったようだ。
そのためかG5終盤からは
「限定航路にかつて配信されたネタ性の強いイベントクエストを配信する*8」
「上位や非G級の限定航路を一巡するだけで大量のギルド貢献ポイントを入手できる」
といった展開が行われている。
一方、G級ハンター側では単一航路を集中連戦してスコアを稼いでいくというスタイル
(言うなれば通常のクエストと全く変わらないプレイスタイル)が主流になりつつあったMHF-G6からは、
それを懸念してかは不明だがポイントを稼ぎやすい週末限定航路の数が軒並み減らされてしまっており、
クリアして制覇報酬を手に入れるだけなら楽になったものの、
ポイント稼ぎ面ではやりにくくなったという不満の声も聞かれるようになった。
- 第14回より航路の再編が行われ、G級航路と非G級の航路のバランスが改善された。
また、この頃になると剛種航路
(MHF-G3以降の剛種が集中する航路。素材の売却単価の関係上、かなり入手CPが多い)
で到達スコアを稼ぎやすいということが知れ渡るようになり、G級・非G級共にポイント稼ぎがしやすくなった。
- また、この頃になると、以前から本流に一切関係ないのに効率上必須と言われていた、
狩人珠の強化がかなり身近なものとなった。
そのような事情もあってフォワード時代に発生していた狩人珠を強化することの是非を問う論争も終結し、
多くのハンターが狩人珠の強化をスムーズに行える環境となっている。
- G9ではパローネ大航祭専用の武器(制覇報酬等で入手可能)が登場し、これらを強化するとG級技巧武器になる。
穿龍棍は改G級武器を除く初のG級技巧武器となった。
- 2016年には狩人祭を除く全定期開催イベントの常駐化計画に伴い、
2016年5月の開催から3週間制に移行された。
- 第26回の開催を最後にパローネ大航祭は廃止され、
G10.1より、その後継となる形で新イベント「歌姫狩衛戦」が実施される事が明らかになった。
これに伴うG級技巧武器などの今後の扱いについては不明であったが、
歌姫狩衛戦の第0回開催時点から「パローネ秘箱」などが各種報酬で入手可能となっており、
G10時点で実装されていなかった「パローネ蘭箱」も、
2016年8月10日より他のキャラバン箱同様の方法で入手できるようになったことから、
G級技巧武器などは歌姫狩衛戦で入手できるものとして引き継がれた模様。
ちなみにパローネ大航祭が当初から担っていた、ギルド貢献ポイントについては歌姫狩衛戦でも入手が可能で、
同じく大航祭が実質担っていた狩人珠の「色集め」については、
G10.1より通常クエストで入手ができるようにリファインされている。
余談
- パローネ大航祭では極限征伐戦と違い、ランキング報酬専用の武具が存在する。
有名なものはキャラバン殴棍がある。
ただし高順位限定の報酬であることや当時の武具環境からこれらの必須性が問題視された事はない。
ちなみに2015年以降はこの手の武具は追加されておらず、
防具も現在の水準から言うと少々物足りないものになっている。
- ちなみに大航祭そのものの評判ではないが、
実装されたMHF-GGアップデートは「正真正銘のMHF-G」を目指したということもあって、
新規のイベントが次のアップデートであるMHF-G5まで毎週矢継ぎ早に配信されていた。
そのため大航祭の配信が行われた頃から「イベントを短期間に詰め込みすぎ」という批判が各所で見られた。
これはプレイスタイルの問題で毎週毎週新しいイベントはやってられない、ということもあるが、
コンテンツを短期間に詰め込んだ結果、MHF-GG後半に新規イベントが全くない状態が発生するのではないか、
という懸念が主であったようである。- 詳しくはこちらも参照してほしいが、
MHFでは基本的に新規コンテンツを時間をかけて小出し小出しにすることが多かったのだが、
MHF-GGに関しては最初の一ヶ月で予告されていたほぼ全てのコンテンツが登場するという、
異例の展開であったためこのような懸念が生まれたものと思われる。
なお「毎週何かしらのイベントがある」という状況はその後のMHFの定番となった。
- 詳しくはこちらも参照してほしいが、
- また、当初は狩人祭・極限征伐戦との日程被りが懸念されていた。
特に極限征伐戦に関しては全く異なるクエストとなるため、
G級ハンターにとっては同時開催されると厳しいためである。
実装から時間が経ち征伐戦・大航祭に集中的に取り組む層が概ね限定されるようになった事から、
上述した3週間制移行に伴う、征伐戦や天廊との日程被りはそこまで問題視されていない。
ただ、入魂祭と日程が被ることについては問題視されている。- これは大航祭の根本であるキャラバンクエストでは入魂が行えないためで、
その点がクリアされれば、入魂と並行できる分むしろ相性は良くなると言える。
ただ初めて平行開催されたG10の時点では既に廃止が決定されていたためか、
これについては改善されることはなかった。
- これは大航祭の根本であるキャラバンクエストでは入魂が行えないためで、