防具/ヘリオス・セレネシリーズ

Last-modified: 2023-10-28 (土) 18:29:04

MH3(G)、MH4(G)、MHXXに登場する、大海龍ナバルデウスの素材を利用して作られた装備。

目次

概要

  • ナバルデウス素材を中心としたヘリオス(セレネ)・ヘリオス(セレネ)G・ヘリオス(セレネ)Xと
    ナバルデウス亜種の素材を中心としたヘリオス(セレネ)Zの4種類が存在する。
    MH3及び3Gではヘリオス(セレネ)シリーズは村で、GはMH3の上位、他はMH3GのG級で作成することができる。
    MH4ではHR解放後にようやく作成可能となる。
  • ヘリオスとはギリシア神話に登場する太陽の男神、セレネ(セレーネ)とは同神話の月の女神の名前である。
    そのため、総合的なフォルムはまさに「鎧で身を固めたギリシアの神」、
    もしくは「ギリシアの神を模った勇ましい彫像」と形容するに相応しい。
  • G級の装備はギリシア系ではなくエジプト系になった。
    特にZでは金&深い青とカラーリングも古代エジプトらしくなる。
    是非デオス・オシリスとセットで装備してみてほしい。
    • セレネXシリーズの説明文には共通して「”深海に棲む光る巨人”の外殻から作られる」と記されている。
      セレネXガードの説明文によれば、装備すると美肌になれるという噂も。
    • 余談だが、かの有名なクレオパトラには、
      アントニウスとの間に儲けたヘリオス・セレネという男女の双子がおり、
      G級装備が古代エジプト系の見た目をしているのは、そのエピソードが関連しているものと思われる。

性能

MH3

ヘリオス(セレネ)シリーズ

  • 村のナバルデウスの素材を用いて作成される防具。
    下位装備なのにもかかわらず、高級耳栓と、剣士は斬れ味レベル+1、ガンナーは装填数UPが発動する強力な防具。
    マイナススキルは悪霊の加護と剣士ならなまくら、ガンナーなら反動軽減-1と非常に痛いが、
    それ以上に斬れ味レベル+1や装填数UPと高級耳栓を両立できるという、
    当時画期的な組み合わせで多くのハンターが作成に踏み切った。
    MH3は上位強化で問題なく使えるのも一因だろう。
    その優秀さと胴に深淵の龍玉が要求されるため1人でナバルデウス乱獲に出向くハンターが多い。
  • ちなみに剣士用であれば胴をラギアにして空きスロに匠珠をつけることにより、
    マイナススキル無しで「耳栓」「斬れ味レベル+1」が付く。
    マイナススキルが付かないのもそうだが、何より深淵の龍玉を利用しなくて良いのが大きい。
    だが耳栓止まりなのも事実。代わりに深淵の龍玉が必要になるが、頭をラギアにし、
    お守りを空きスロ2つのものにし、スキルポイントで調整すれば「高級耳栓」「斬れ味レベル+1」は発動できる。
    また、胴がラギアでも武器スロ2があればこれは実現できる。
    下位のうちは高級耳栓が必要な敵はディアブロスとナバルデウス、ギギネブラ
    オンラインを考慮に入れてもジエン・モーランと、攻撃力の高い敵が多い。
    対象が少ないとはいえ換装が重要と言える。

ヘリオス(セレネ)Gシリーズ

  • ナバルデウス素材と上位のラギアクルス、ジエン・モーラン素材を用いて作成される上位防具。
    発動スキルは下位と変わらないがスロット数が増えていたり部位毎にSPが纏まったりして扱いやすくなった。
    下位のヘリオスシリーズを上位強化してうまく組み合わせたり、
    同様に匠SPを持つバンギスシリーズなどと組むことで非常に強力な防具となる。
    勿論その他の防具と併せても耳栓を発動したりするなど多彩な用途があり、一種のテンプレ装備にもなっていた。

MH3G

ヘリオス(セレネ)シリーズ

  • 村下位のナバルデウス撃退クエ達成以降に作成可能な防具。
    しかし、村上位から作成可能なジャギィSシリーズより防御力が低いのでスルーされることもしばしば。
    村下位ながら破壊王が発動するのがセールスポイント。

ヘリオス(セレネ)Xシリーズ

  • G級でナバルデウス亜種討伐クエ以降に作成可能な防具。
    ナバルデウス通常種は村クエにしか出ないので、ナバルデウス亜種の素材を使うことで強化している、
    といえる防具である。困ったことに、ナバルデウス亜種しか出さない深淵の皇龍玉を必要としている。
    スキルは破壊王・高級耳栓・覚醒悪霊の加護が発動する。
    悪霊の加護を消すためにスロット消費してもまだスロットが6つ空いているのもポイント。
    ただし、スロ3を持つ部位がないので、スキルの幅が若干押さえられてしまうのが難点か。
    また、ささやかながら剣士は剣術のSPが3、匠のSPが4、
    ガンナー用は装填数のSPが2、スタミナのSPが5ついている。
    • しかし一式で揃えようとすると、ナバルデウス亜種の髭の部位破壊、
      もしくは基本報酬でしか手に入らない皇海龍の豪鎧毛を13本も要求される。
      十数頭のナバルデウス亜種を狩り続ける事は避けられないだろう。
      また、胴部位のみジエン・モーランのレア素材である大地の龍玉を5個も要求されてしまうので、
      制作難易度は段違いにメンドクサイ。
  • Zシリーズの剣士がとにかく優秀なのでこちらは影が薄いのだが、
    実のところガンナー用はあのパチンコとかなり相性が良い。
    特に属性解放、破壊王・高級耳栓があるので、空きスロットでボマーと回避距離UPを付ければ
    対アルバトリオンで頭や翼の部位破壊を容易に行いつつ、アルバトリオンの爆破自体の弱さも利用して
    非常に円滑なアルバトリオンの討伐を行える。
    龍耐性の低さは不安になるかもしれないが、
    回避距離があればアルバトリオンの空中モードでの攻撃にも一通り対応できるので大きな問題はない。
    また、龍耐性の食事を摂れば、怒り時であっても全ての攻撃を根性無しでギリギリで耐えきれるので
    最早パチンコでアルバを倒すために生み出された装備ではないかとすら錯覚するレベルの相性である。
    ただし、パチンコを使うならネコの火薬術は必須に近いので、ソロなら討伐時間が長引く事も覚悟しなければならない。
    対アルバでなくてもパチンコの特性に向いたスキルが全て揃っているので、
    パチンコが有効な敵ならほぼこの防具が最適解になると言っても過言ではない。
    激運が欲しいのでもなければほぼこれでよいだろう。

ヘリオス(セレネ)Zシリーズ

  • ヘリオス(セレネ)Xシリーズと同様にナバル亜種討伐クエ以降に作成可能な防具。
    見た目はヘリオス(セレネ)Xの色違いだが、必要となる素材が亜種中心なのと、
    発動するスキルが高級耳栓・水属性攻撃強化+1・斬れ味レベル+1・なまくらであることが大きな違い。
  • なまくら消去には腰をヘリオス(セレネ)Xにすると高級耳栓・斬れ味レベル+1だけが発動するのでオススメだが、
    いずれにせよ深淵の皇龍玉などレア素材が必要となる点が痛い。
    一応後述するようにアーティアXとの相性もよいので、
    最終的には全身ヘリオスXとヘリオスZの混合装備を着ておきたいものの、
    特に攻略段階では以下に書く防具などが製作難易度などの面からもなまくら打ち消しなどの用途で用いられやすい。
    • まず、胴をフロギィXに変える方法が考えられる。
      この場合、最終防御力が低下し水耐性も中途半端になって(属性やられを防げなくなって)しまうが、
      代わりにスロットが2つ増え、龍耐性は幾分マシにはなる(とはいっても-25だが)。
      この場合の総スロット数はなんと10個
    • 頭をウルクXにしてもなまくらを防げるし、
      少なくとも匠の発動において頭・腰は不要になる
      つまり、匠の発動においては深淵の皇龍玉の要求をされなくなるということであり
      その作成難易度としてのメリットは極めて大きい。
      フロギィと違いこちらはスロット数こそ激減してしまうが、
      耳栓と斬れ味レベル+1はどうにか保たれるので少なくとも高級耳栓は問題なく発動できるだろう。
      また、腰を作成する場合は腰の3スロットがフリーなので
      そことお守り次第で他スキルの追加の可能性も視野に入れれば、攻略段階では一番無難な選択かもしれない。
      スロット数のフロギィ、製作難易度のウルク。どちらを選んでも損はないと言える。
    • 他にも匠SPを持つ別防具でどうにか補ったり、
      あるいは運よく匠SP付きのお守りを引き当てられればそれを使うなど、様々に対策は考えられる。
  • 脚の匠SPが3、スロットが1なので、実はアーティアXの脚(同様に匠SP3かつスロ1)とも非常に相性が良い。
    こちらもなまくらを打ち消せるというメリットがある上、
    序盤では貴重な匠・覚醒・高級耳栓・5スロスキルの両立を現実の範疇に持ってきてくれる。
    皇龍玉の必要数は減らない上にアーティアXそのものに時間も掛かるが、作成自体は不可能ではないので
    もし属性解放+5以上のお守りが手に入った場合かつ円滑に攻略を進めたい場合粘ってみるのも一考である。
    また、腰をヘリオスXにするならば属性解放は+3でよくなるのでお守りのハードルは大きく下がる。
    もし作るならば此方の方がよいかもしれない。
  • この装備に関してはグラン・ミラオス攻略後に作っても全く遅くない、
    最後までずっと使っていくこともできる超性能である。
    G1段階で作成するかどうかは個人の判断に任されるだろう。
    というか、頑張って作った結果燃え尽きてしまったとかになったら元も子もないので
    セカンドキャラでもないなら敢えて作らないのも手かもしれない。
  • 終盤は大和/日向・極【胴当て】を着用すればスロットはさらに増え、あのゴールドルナを上回る空きスロ11個となる。
    • これらの組み合わせの場合、高級耳栓が耳栓にランクダウンしてしまうという欠点もあるが、
      防音珠【3】1個で元に戻せるためさほど致命的なわけでもない。
      むしろ、普通の耳栓で十分な場合は空きスロット全部をフル活用できるという利点にもなる。
      お守り・武器スロも併用すれば大抵のスキルは発動可能というとんでもない性能を誇る。
  • 敵から攻撃を非常にはじかれやすくなるG級において、序盤から斬れ味レベル+1を得られ、高級耳栓などの両立も可能、
    そして防御力もG級全体で見ても高いレベルと性能的には非常にお買い得で、
    全クエストにおいてこれで粘れるほどの性能を誇る。
    この装備、及びタルタロスやグロンド・ギガといった強力な装備がこぞってG1で作成できる都合上、
    G1時点でアレをクリアする装備基準も十二分に達成できるほどである。
    また、他のあらゆる装備が作れる様になっても、耳栓系スキルが欲しい場合、
    このヘリオス(セレネ)X・ZかリオソウルZぐらいしか実用的な防具が無い
    一方匠を使いたい場合でもやはり使うことはままある。
    • 特に頭装備はスロットが3つ空いている事もあり採用率が高い。
      そのせいか(特に女性用のセレネZは)ディアブロXと並んで呪いの頭装備と呼ばれている。
      後ろから見る分にはそこまで酷いものではないのだが…正面は……ね?
      男装備の方はヘリオスZ、ディアブロX共にG級で格好良くなっている為、
      呪いと言われる事はあってもそこまで皆に嫌われている程ではない模様。
      • 格好良いとはいっても頭はその方向性が「真っ黒いアヌビスの頭」と、かなり組み合わせを選ぶ防具ではある。
        黒ベースの鎧系(例:ダマスクX等)ならば割と破綻しない見た目だが、
        肌が見える軽装(例:ナルガX等)と組み合わせた場合はお察し下さい
  • 余談だが、ヘリオスXの色を赤にしてヘリオスZと比べると、
    ユニ○ーンガ○ダムとその2号機のバ○シィの色に偶然だが似ている。

MH4

  • なんとMH4にも登場。デザインは上位装備までと同じ。
    本作では水中アクションが無いためナバルデウスを狩猟することができないが、
    素材は鬼畜クエストをクリアすることで、イビルジョー素材との素材交換により入手できる。
  • スキルは耳栓・破壊王・水属性攻撃強化+1・悪霊の加護と、MH3Gの下位防具と同じ。
    スロットも位置こそ変動しているもののMH3Gのヘリオス・セレネシリーズと同じ6つである。
    これ以外のスキルポイントは一切付かないため、やはり一式では使い難い。
    しかし、頭装備が聴覚保護+4にスロ2となっているため、耳栓装備を作る場合は高確率でお世話になる。
    最終防御力もヘリオスZ・セレネZどころかレア10防具に肉薄する595(各パーツ119)と高く、
    便利であることには間違いない。
    同じく耳栓装備には御用達であるミヅハ【鳥帽子】は聴覚保護のSPが5、匠のSPが1あるが、
    スロットは1とこちらに劣る。要は使い分けが重要という事である。
  • 各部位に湾曲した龍角や神秘の発光体を使用するのだが、これらの素材交換にはイビルジョー素材だけでなく、
    数々の鬼畜クエストの報酬で出る希望の証Gも別途必要になる。
    特に上記の頭部位に至っては都合3枚も必要になるため、作製難度は結構高い。
  • またセレネ装備の脚装備は下着のような見た目なのだが股間にあたるところが黄ばんでいる。
    一部の層からは人気かもしれない。

MH4G

  • ヘリオスX・セレネXシリーズが製作可能。
    やはり交換素材からの製作となるが、今回もG級イビルジョーを裸で2頭…なんてことはなく、
    G3クラスのジンオウガ亜種と渾沌に呻くゴア・マガラの2頭連続狩猟クエストをクリアすることで
    竜人問屋に新たなナバルデウスの素材が流通するようになり、渾沌ゴアの素材を対価に交換できるようになる。
    • このクエストは渾沌ゴアが古龍級モンスターということもあって2頭が同時に出現することはなく、
      たとえソロでもそれぞれとは一対一で戦えるようになっているのが救いか。
  • 一式で以前と同じ高級耳栓、水属性攻撃強化+2、破壊王、悪霊の加護に加え、新たにランナーが発動する。
    頭と足の部位に匠(ガンナー装備の場合は装填数)のSPも2ポイント付いており、
    混合装備のパーツとしても有用である。
    • 特に頭部位は、匠+2に聴覚保護+4、スロ3とMH3Gの頃よりもさらにパワーアップしているため、
      需要は非常に高い。アヌビス頭の呪い再びか…
    • また、MH4Gは新たに登場した装飾品の「名匠珠」によってスロット3で匠3ポイントを付加できるため、
      頭部とスロット3の護石にこれをセットすれば、上記のスキルに加えて斬れ味レベル+1を簡単に発動でき、
      ハンマーや双剣で非常に有益なスキル構成が比較的簡単に実現できる。
      悪霊の加護を装飾品で消すと残りスロットが無くなってしまうので拡張性は無いのが欠点か。
    • 腕と腰にそれぞれスタミナのSPが+5も付いており、わずか2部位だけでランナーが発動している。
      ランナーや耳栓を絡めたスキルを組もうとすると、高確率で引っかかるだろう。
  • 店に並ぶナバル素材の内、鎧毛は二律を纏う乱翼、鱗は渾沌の竜鱗、深淵の龍玉は背反する双逆鱗を交換することで
    入手できるが、装備を一式作るには深淵の龍玉が2つ必要、つまり双逆鱗が2枚求められることになる。
    渾沌ゴアはステータスが大老殿のより低い旅団クエのものがあり、交換元の素材集めは前作より容易と言えるが
    ここでアレが発動してしまうと非常に面倒くさいことになる。
    • 他にも雌火竜の天鱗や特濃重甲エキスといった他のモンスターのレア素材も要求されたりするため、
      これらのモンスターとの戦いよりもむしろ自身のリアルラックとの戦いになりがちである。
      ちなみに、(時間こそかかるが)二律を纏う乱翼、渾沌の竜鱗、背反する双逆鱗すべての必要素材が
      ふらっとハンターでも手に入るので、そちらを普段から回すことを心掛けておくと精神的にラク…かもしれない。

MHXX

  • 水中戦も素材交換も無いため、登場は絶望的かと思われていたところにまさかの登場。
    モガの村長の息子から依頼される、獰猛化ジンオウガのクエスト達成で製法を教えて貰い、
    また同クエスト報酬で手に入る「大海原の輝石」を素材として作製出来る。
    • 大海原の輝石は該当クエスト以外にも獰猛化ラギア・獰猛化ブラキの報酬でも入手可能。
  • 発動スキルは、剣士ガンナー共通で高級耳栓連撃の心得属性攻撃強化、そしておなじみの悪霊の加護
    スロットは腰以外に1つずつの計4個と少なめ。悪霊の加護の打ち消しでさらに1個減るので拡張性は低い。
    双剣使いにとってうれしいスキル構成ではあるが、ある程度のお守りは必要になるだろう。
  • X防具であるが、下位と上位のものが存在しないためか、
    デザインはXのエジプト系ではなく無印のギリシア系のものが使われている。
    今回は古代エジプトの王族が登場しているだけに、共演できなかったのが惜しまれる。

関連項目

モンスター/ナバルデウス
モンスター/ナバルデウス亜種