イベント/モンストロスの裏ワザ

Last-modified: 2015-01-05 (月) 19:31:41

シナリオ/世界移動シナリオ-中世聖騎士編のイベント

モンストロスの裏ワザ

「今のジャンクションの仕様に不満がある?」

 

モンストロスとしてそれなりに経験を積み続け、
幾つかの種族へのジャンクションができるようになったある時、
主人公はメガリスにそう訴えかけた。

 

「はあ。要はモンストロスのままPTを組みたい……と」

 

一人でひたすら経験を積み続けるというのは中々に苦行である。
いや、修行のようなものなのだから楽なのもアレなんだが。

 

……とにかくモンストロスで得た経験を、自分の人生に活かせた気がしないのだ。

 

苦言を呈されるかと思ったが、
対するメガリスはそりゃそうかと言わんばかりに相槌を打った。

 

「確かに。いくらモンストロスの経験を積んでも、
 平時では得た知識くらいしか活かせませんものねー」

 
 

「とはいえ、モンストロスになるためには、魂の聖櫃を経由して、
 どこかに居るモンスターにジャンクションしなくてはいけないのですけれど……」

 

だからセーブポイントを使わなくてはいけないのだが、これをどうにかできないだろうか。
そう訴えると、この合法ロリ人妻はあるといえばありますよ? と軽いノリで仰った。

 

「セーブポイント経由せずに、その場で魂の聖櫃にアクセスしてー、
 モンストロスになりたいモンスターの体引っ張り寄せてー
 元の器を聖櫃に預けてー、
 モンスターにジャンクションして―、
 そのままアクセスしたポイントに戻るー
 はい、できた!

 

……。

 

思わず唖然とした表情を浮かべると、メガリスは肩をすくめた。

 

「安全面を度外視すれば、できますよ。こんな風に」

 

「……ですが、前にも言いましたけど、魂とは繊細なもの。
 肉体という器から離れた魂はとても危険な状態なのです。
 ですから、セーブポイントを経由しなくてはならないのですが……」

 

と、そこで白く細い指を突き付けてきた。

 

「そういった安全面をかなぐり捨てるのなら、話は別。
 モンストロスの経験をそれなりに積み重ねている今のあなた様なら、
 多少荒っぽい方法でもモンストロス・プレッジできるでしょう。英語で言うとアドリブ」

 

どうやら理論(?)上は可能らしい……。
話を聞く分には危険らしいが。

 

「では、ちょっと試してみましょうか?」

 

えっ

 

ゆったりと胸元に手を添えると、メガリスはにっこりと微笑む。
呑気な笑いとは裏腹に、その背後からは底知れぬ戦意がむくむくと湧いて出ていた。

 

「私がお相手しますわ。試しに今ここで『ジャンクション』して下さいな」

 
  • VS.メガリス
    アビリティ「ジャンクション」でモンストロスに変身しよう
    追加されたアビリティ「ジャンクション」を行うことで、
    戦闘中に『カスタマイズ』で設定したモンストロスに変身できる。
    モンストロスに変身したら、通常攻撃でも良いので何らかの技を
    メガリスにブチかますことで戦闘が終了する。
     

「おめでとうございます。無事にできましたねー」

 

メガリスがモンストロスに拍手を送る。
やがて、モンストロスは元の人間の姿に戻ってしまった。

 

「やはり、この方法ですと長時間のジャンクションは難しいですね」

 

自分はリリンクを使った覚えは無い。
時間経過で勝手に戻ってしまったのである。

 

「でも、モンストロスの状態が持続するのは、もって3ターンくらい。
 それ以上は元の姿に強制的に戻ってしまうようです」

 

ともあれ、モンストロスへのジャンクションを戦いに利用できるようになった。
モンスターの力を利用できるのは心強い……とそんなことを考えていると、
メガリスがジト目で主人公に忠告してきた。

 

「方法を考えて、先程お教えしましたが、
 使用には細心の注意を払ってくださいませ。
 くれぐれも街中で使ってはダメですよ」

 

主人公は神妙な表情で頷いた。

 

 
  • アビリティ「ジャンクション」を習得した。
    戦闘中に使う事で3ターンの間、モンストロスに変身できる。
    強力だがみだりに使うと「衰弱」のペナルティが発生する。注意。
    また、場所やイベントによっては変身できない場合がある。