イベント/モンストロス・プレッジ

Last-modified: 2013-12-23 (月) 14:53:51

シナリオ/世界移動シナリオ-中世聖騎士編のイベント


モンストロス・プレッジ

母、帰る後、メガリスに話しかける。

魂の聖櫃

サンドリア案内の礼にメガリスが伝授するという、手軽に魂の成長を促す秘術。
それを受けるにはメガリスに話しかけ、その旨を伝えなくてはならない。

 
 
 

「……それでは、これから行う秘術……何て名前だったかな。
 そうそう『モンストロス・プレッジ』に必要なものをご用意致します」

 

メガリスに秘術を受ける旨を伝えた主人公。
彼女は主人公に『星辰の指輪』を渡すと、厳かに切り出した。
モンストロス・プレッジ……それが星辰の指輪で行う秘術の名前だった。

 

「どこぞの軍学いわく『知行合一』。
 どういうものかは、実際にやって見た方が早いかと。
 あ、取り返しがつかないものではありません。その点だけは保証します」

 

そう言うと、メガリスは指を弾いた。
すると、目の前に見覚えのある物体が出現する。

 

「必要なものは、星辰の指輪と目の前にあるものだけです。
 指輪を所持した状態でこれまでの経験を記録する場(セーブポイント)を調べ、『モンストロスとしてでかける』と念じれば、
 モンストロス・プレッジを実行することができます」

 

……ところで、どういうものなの?
その時に、もっと詳しい説明をするって言ってたけど。

 

「魂とは繊細なもの。肉体という器から離れた魂はとても危険な状態です。
 その為、この秘術はセーブポイントを通じて行う必要があります。
 あとは論より証拠。さ、セーブポイントに飛び込んでみてください」

 

促され、言われた通りにすることに。
セーブポイントにて「モンストロスとしてでかける」と念じると、主人公の意識が次第にホワイトアウトしていき……

 

モンストロス

『あー、あー……えっと主人公さん、聞えていますか?
 よし、聞えてますね』

 

ホワイトアウトした意識が、メガリスの声で覚醒する。
気がつくと、主人公はホッカイドゥの御屋敷ではなくロンフォール近辺にいた。
メガリスの姿はなく、頭の中に直接響く形で聞える。

 

……とりあえず、勝手に自己完結されても困るのだが。

 

『何はともあれ無事、成功しましたね。
 今、主人公さんはモンスターに魂を移(ジャンクション)した状態……【モンストロス】になりました』

 

モンストロス……ジャンクション?
それ以前に何やら聞きずてならない言葉を聞いた。
そういえば、なにやら自分の体に違和感を感じる……。
傍にあった水たまりにおそるおそる顔をのぞかせてみると……。

 

ギョロ目のウサギの魔物が映っていた。

 

『……えっと、落ち着いてくださいまし、主人公さん。
 それ、一時的なものです。元に戻れますから』

 

パニックを起こした主人公をメガリスがなだめる。

 

『今の主人公さんはモンスターと接続して、それを操る感じでしょうか……
 感覚としてはモンスターに変身したものとお考えください』

 

秘術って、モンスターに変身するものだったのか!?
未知数すぎる体験に突っ込みを入れると、メガリスはそれに肯定する。

 

『モンストロス・プレッジとは、モンスターにジャンクションする秘術。
 モンスターを倒すことで、蛮名を高め、モンスターとしての格を上げることができます。
 人生経験ならぬ、モンスター生経験を体感し、生来与えられた器以上の経験を積めるものです』

 

だからって、こんな姿(ウサギ)では蛮名もモンスターとしての格もない気がするんだけど……
そう愚痴ると、クスクスと楽しそうに笑われた。

 

『最初は可愛らしいウサギさんですが、モンスターとしての格を上げ続ければ他のモンスターに変身することもできます。
 様々なビースト、リザード、ヴァーミン、プラントイド……
 蛮名を高め続ければ、やがて強大なモンスターへのジャンクションも可能でしょう』

 

『そう、ベヒーモス、ヴァンピール、真龍。
 あなた方人間を畏怖させてきた存在さえも例外ではありませんわ』

 

その一言に、思わずゾクリと身ぶるいを起こした。
人の手では届くことすら叶わぬ、弱肉強食、食物連鎖の頂点に立つ存在。
その、彼らに変身できる。それを思うと、この秘術は想像以上に計り知れないものかもしれない。

 

『……というわけで、実際にモンストロスとしての第一歩をやってみましょうか』

 

第一歩と言われ、周りを見渡してみると、こちらに近づいてくるオークの姿が。

 

『はぐれ者の豚さんかしら』

 

(そうとは気づかず)豚さん呼ばわりされたオークは、弓を構えこちらに狙いを定めてきた。
身なりはボロボロで、足取りもフラフラ。おそらくは何日もマトモな飯にあり付けていないのだろう。

 

『どうやら、今日のおゆはんにあなたを食べたいそうですよ』

 

【せっかくだけど遠慮します。】

 

メガリスの茶々に突っ込みを入れつつ、放たれた矢を前のめりで走りながら避ける。
まさか避けられるとは思わなかったのだろう、怯んだオークの目の前に一気に接近した。

 
  • VS.はぐれオーク
    何らかの理由で軍から離れたオークの弓兵。
    武器から見てとれるようにジョブは狩人。アビリティなどは使わず通常攻撃しかしてこない。
    対する主人公はウサギ族にジャンクションした状態で戦う。
    これまでに習得したスペルカードやWSは使用できないが、魔法やジョブアビリティなどは問題なく使用可能。
    モンストロス全体ではHPが低い部類に入るが、攻撃力が非常に高く、通常攻撃を2発当てる程度であっさりノックアウトできる。
    この時点で戦闘で使える技は「フットキック」だけなので、まずは威力を試してみよう。
     

主人公が放った蹴りの一撃を受けたオークは、球技のボールのように吹っ飛ぶと
背後にあった木の幹に激突し、そのまま倒れてしまった。
その思いがけない威力に、内心驚いているとメガリスが主人公に声をかけた。

 

『種族の経験を積むことについては、ジョブの熟練とさほど変わりません。
 主人公さん自身の練度(レベル)はモンストロスとしての強さにキチンと加味されています。
 この辺りのモンスターでは練習相手にすらならないでしょう』

 

HNMに変身できるというだけでもロマンのある話だが、まずは経験を積まなくてはならない。
近くに居るモンスターを倒し続ければ、自然と格も身に着くだろう。
この調子だと、案外簡単じゃないか。まあ見てなw

 

『まあ、頼もしい限りですわ。
 そういえばこの付近にはロンフォールの番長格がいるそうですね。
 ちょっとモンストロスの実力を教えてあげましょうか』

 

……番長格?
嫌な予感が胸に去来すると同時に、視界が急に暗くなった。
……巨大なナニカの影に覆い被される形となったのである。
主人公(withウサギ)がお皿のような瞳を潤ませて振り向くと……

 
 

充血した兇眼を輝かせた真龍・ヴリトラがいた。

 
 

『あら、まあ。あらあら』

 

……モンストロスの実力を証明する前に、アレの胃袋の中に収まりそうなんですけれども。

 

『……ですねぇ』

モンストロス・プレッジ

「お疲れ様です。……あの真龍に揉まれてきたみたいですね」

 

あれからひどい目にあったのだが、どうやらボコられると自動的にセーブポイントまで戻されるらしい。
げっそりした主人公の姿を見て、メガリスは同情めいた視線を向けた。
あの規格外がうろついている点については本人も予想できなかったらしい。

 

「ですが、あんな長閑な森にどうして三龍の一角が棲んでいらっしゃるのでしょう……?
 一度、サンドリアで暴れたことがあるとは聞きましたが」

 

あのドラゴンにも色々な事情があるんですよ、多分……。
含みがあると取られたのか不思議そうに見られたが、スルーする。

 

「……コホン。とりあえず、モンストロス・プレッジのやり方についてはこれでお分かりになられたと思います」

 

「あとは主人公さん次第。
 経験を積み、名声を高め、最凶のモンスターを目指してください。
 一生涯では得られない、多彩な経験と成長を得られることを祈っています」

 
 

「あ、そうそう。もしわからない事や知りたい事があれば私に遠慮なく訊いてくださいね。
 大体のお悩みにお応えできると思います」

 

……体よく良い感じで終わらせようとしましたね?

 

「ロンフォールのあれは事故です。ノーカウント」

 
 
モンストロス・プレッジについて聞いてみる

                                                       
「何が知りたいのですか?」

 
モンストロス・プレッジのやり方

モンストロス・プレッジのやり方
                                                               
「セーブポイントから『モンストロスとしてでかける』を選んでください」
「どこに行きたいか、主人公さんが行ったことがある場所を選択し、
 その場所にモンストロスとしてワープすることができます。
 この時、モンストロスの種族や能力は『カスタマイズ』した内容に反映されます」
「元に戻りたい場合は、メニューから『モンストロス・プレッジを終了する』を選択します。
 終了すると、モンストロスとしてでかけたセーブポイントまで移動します」

熟練度

熟練度
                                                               
「モンストロスになれるそれぞれのモンスターの種族にはジョブと同じく、熟練度が設定されています」
「最低限の能力は主人公さん自身のレベルに基づきますが、
 戦いで熟練度を高めることで強くなれるのは勿論、新しい技が使える様になったり、
 他の種族に変身できるようになったり、新たな『知識』を獲得することがあります」
「また、人間の姿のまま戦っても、『カスタマイズ』で設定した種族の熟練度は少しづつ増えます。
 モンストロスの姿で戦った方が熟練度もグンと上がりますが、
 私事によってモンストロス・プレッジを控える必要もあるでしょう」
「のめり込んで、本来の器での本分を忘れては本末転倒ですものね」

蛮名値

蛮名値
                                                               
「蛮名値とは、モンストロスにとっての名声です。
 戦闘で得た経験値の1/10が蛮名値として取得でき、
 集めた蛮名値の高さに応じて、『Mon』『NM』『HNM』の評価が与えられます」
「また、集めた蛮名値を消費して、『知識』の獲得や変身できないモンスター種族の解放を行う事が出来ます」

他のモンスターに変身したい

他のモンスターに変身したい
                                                               
「他のモンスターに変身するにはある程度の条件が決まっています。
 蛮名値を消費するか、特定のモンスター種族の熟練度を上げることで
 新たに他の種族への変身が可能になります」
「また、特定のアイテムを消費することで、変身できる種族もあるようですよ」
「詳しくは『カスタマイズ』を試してみると良いでしょう」

モンストロス時の装備について

モンストロス時の装備について
                                                               
「モンストロスに変身すると、人間の武具を装備することはできません。
 ですが、その代わりに『知識』を身につけることで、能力を上げることができます」
「知識は大別すると種族*1の知識ジョブ毎の知識、そしてモンスター種族の知識の三つに別れます」
「最初から装備できる知識は種族の知識だけで、他は蛮名値を消費して獲得するか、モンスター種族の熟練度を一定数値まで上げる必要があります」
「また、全ての知識を装備できる、というわけではありません」
「全ての知識にはCostと呼ばれる値が設定されており、
 モンスターごとに設定されたCostを越えない数値までしか装備することができません。
 逆を言えば、Costが許す限りはいくらでも知識を装備できるということですね。
 なお、Costはモンスター種族の熟練度や、所持している蛮名値で決まるランクで決定されます」
「詳しくは『カスタマイズ』を試してみると良いでしょう」

モンストロス・プレッジ前にパーティを組んでいる場合

モンストロス・プレッジ前にパーティを組んでいる場合
                                                               
「モンストロスに変身している最中は、パーティを組むことはできません。
 変身している間は、その仲間と一時的に別れることになります。
 モンストロスから戻れば、元のパーティに合流するので、ご安心くださいませ」
「ただ、変身しっぱなしで長い間放ったらかしするのは好ましくないですね。
 私が待たされる側だったら、機嫌を損ねるか、最悪どこかに行ってしまうかも……」

モンストロスの行動範囲

モンストロスの行動範囲
                                                               
「当然、国や街の中には入ることはできません。警備隊や軍隊に追い返されてしまいます。
 ホッカイドゥや妖怪が住んでいる国は例外かもしれませんが、余り踏み入った場所には行けないでしょうね。
 NM、HNM級となると更に難しくなるかも。
 主人公さんの元の世界ですか? 私は存じ上げないので何とも言えませんが……
 人の手が届かない未開の土地なら、問題ないのではないでしょうか」

 
 

 
 
  • だいじなもの「星辰の指輪」を手に入れた。
  • モンストロス・プレッジができるようになった!
    セーブポイントで「モンストロスとして出かける」と「カスタマイズ」が行えます。

*1 ヒューム、エルヴァーン、タルタル、ミスラ、ガルカ