キャラ攻略/スカーレット姉妹/アフター

Last-modified: 2021-12-12 (日) 15:58:41

ルート概要

スカーレット姉妹のEND、そのアフター。
2020年4月からその翌年まで、レミリアとフランドールと一緒に過ごす学園生活を描く。

  • スカーレット姉妹√TUREENDを見ると、「データベース」に「アフター」が追加され、ここからアフターシナリオを遊べるようになる。
    プレイにはクリアしたPCのセーブデータが必要なので注意。まだ√をクリアしていないPCではプレイできない。
  • ステータスなどはTUREENDを見たところから引き継がれる。

ルート攻略

4月

  • シナリオ開始前にモノローグ形式でシナリオ前の出来事が簡潔に解説される。
    そしてモノローグが終了すると始業式・入学式が始まり、シナリオが本格的に開始。
    スカーレット姉妹√のTUREENDにも僅かに描写されていたが、PCがレミリアとフランを助けるために10年前の学園生活を放ってしまったので、学園長の取りなしの下、転入という形で改めて学園生活をやり直すことになる。
  • PCが転入するクラスはレミリアとフランが所属するクラス。ちなみに姉妹と同学年(2年生)である。
    ヴォヤージュシナリオを発生させたタイミングによっては年齢が合わず、ダブリということにもなり得る……笑いの種にはなるだろう。
    ちなみに放課後になると、PCと姉妹の関係からちょっとした騒ぎが発生する。
    簡単に言うと「両手に花だと!?」「あの野郎許さねぇ……!」的な展開。
  • シナリオ開始から最初の週末にお花見に行くことができる。
    ちらちらと無数の花びらを舞い散らす桜の木。
    春の息吹とその終わりを感じられる一幕だ。

学園におけるレミリアとフランの立ち位置

レミリア
財閥総帥ということで仕事があるのだが、今年に入ってかなり余裕が出来たのか、普通に登校できるように。
しかし、学業の傍らや休み時間にノートパソコン片手に業務を猛スピードでこなしている模様。……アンタは中○家の御曹司か。
今まで部活動といったものに取り組んでこなかったが前述の余裕もあり、今年から部活動に入ろうか考えている様子。
どの部活に入るかはランダムだが、PCが推薦することでその部活に入る。(これはフランも同様)
入部を考えているのは文学部、茶道部、演劇部、天文部など。基本的に文化部が専ら。
文芸部ではエッセイとかコラムを書いて新聞部に寄稿したり、茶道部では紅茶を取り扱わないことに肩を落とすが、部活動を続けるうちに緑茶も悪くないと思い直す姿が見られる。
フラン
レミリアとPCと同じクラスに入れたので喜色を隠し切れていない。
シナリオ開始前、1月の生徒会選挙で生徒会通常役員に当選している。その為、季節によっては姉とは別の意味で忙しくなることも。
レミリア同様、特定の部活には入っていないが、以前より抜群の運動神経と活発さから一部の運動部に助っ人をよく頼まれていた。
今年に入ってレミリアが部活動の参加を考えているので、自分も本格的にやってみようか考え中。
運動部でも文化部でもどちらでもいけるクチだが、本人としては演劇部でアガサ・クリスティー作品を演じてみたり、園芸部でクランベリーの実を育ててみたいらしい。
レミリアも演劇部に興味があるので姉妹一緒に入部を薦めてみるのも面白いかも。部活が同じということでスケジュールも調整しやすくなる。
 
  • 余談だが体育の授業では二人とも……というか女子はブルマスタイル。
    10年前に咲夜さんが生徒会長に立候補・当選し、「ブルマとスク水の復活」を遂げたことが体育の授業にて語られる。
    ……やってくれた喃!メイド長!
    白いおみ足に目がいくが、まじまじと凝視しているとレミリアとフランは顔を赤くして固まってしまう。周囲の殺意が天井昇りになるのでほどほどに。
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    ただし、似合ってるかどうか聞かれた時は、ちゃんと見ながら答えよう。
    似合うと答えると、恥じらいながらも喜ぶ。……怨嗟の念が強くなるが気にしたら負け

ふもっふ?

「お嬢様の部屋に不届き者がー!?」

 

春になって新学期が始まり、進級してから間もないある時の事。
レミリアの部屋の掃除に入った妖精メイドの一人が、そう叫ぶや否や部屋から飛び出した。
どんがらがっしゃんと派手な転倒音を立てて廊下を駆けまわるメイドを見ながら、PCとフランは唖然と/警戒した表情で部屋の扉を見た。

 

不審者…!?
「だからって逃げなくてもなあ…。咲夜にお仕置きされちゃうわよ」
何にせよ、人様の部屋に侵入するとはとんでもないやつだ。
「……肝心のお姉様がいないのも締まらない話だけど、ほっておけないわよね」

 

そう啖呵を切って、部屋に侵入する。
すると、

 
 

「ふーも、ふもっふもっ。ふもっふー♪」

 
 

部屋の真ん中にて、赤い蝶ネクタイを付け、帽子を被った犬だか鼠だかよくわからない、丸い耳のいきもの……のキグルミが奇天烈な鳴き声で鳴きながら、一人でワルツを踊っていた。

 

…なんだこりゃ。
不審者と聞いて怪しい輩を想像していたら…。いや、これはこれでとても怪しいのだが。
半ば脱力しながらそう思っていると、

 

「あら、お姉様じゃない」

 

フランがキグルミ以上に奇天烈なことをのたまった。

 

「え。ほら、だってあの帽子とか、羽根とか、お姉様そのものじゃない」

 

言われてみると、頭の帽子はレミリアがいつも被っているZUN帽だ。
つぶらな瞳も赤いし、後ろにはちっちゃな翼がピコピコ動いている。

 

……レミリア?

 

PCがそうつぶやくと、キグルミは嬉しそうに頷きながら、

 

「ふもっ♪」

 
 
 

「「ボン太くん?」」
「そう。あの強化服の名称。
 ウチ(財閥)の警備員やってるホフゴブリン達が、見る人全員から怖がられるって嘆くからさー。
 知り合いに頼んで、発注してもらったのよ」

 

そう説明するレミリアの横には、あのキグルミがぽつんと設置されていた。
どうみても遊園地のマスコットにしかみえないが、高性能な強化服らしい。

 

「材質はライフル弾程度なら軽くあしらえる超アラミド繊維。
 内装にはサーマルセンサーや暗視システムを搭載してる。
 インターフェースはヘッドマウントディスプレイ式、バイラテラル角の設定も可能よ。
 補助AIも搭載しているから、トーシローでもある程度は使いこなせるわ。
 その上でこの外見。……中に入れば誰だって怖がられることはないでしょ?
 欠点はボイスチェンジャー機能ONにしないとただのキグルミになってしまうことだけど」

 

……外見以前にスペックが怖い。ガチガチの戦闘用じゃないか。

 

「だってマイアミ市警とかで普及してる代物だし。天下のCSI:マイアミだもの、これぐらいあって当然」
「かわいい…」

 

何故か胸を張るおぜうさまに対して、妹様は先程のキグルミに熱視線を向けておられた。

 

「ね、ね。お姉様! …あれ、ふもふもしていい?」
「いいわよー。あんたが気に入るなら、ウチんとこのホフゴブリンにアッピルするには効果覿面ねー」

 

許可が下りるが早いか、フランが興味深そうな様子で「ボン太くん」に抱きついていた。

 

「ねえ、PC。どうどう? かわいいでしょ、ボン太くん」

 
うん…

かわいい、ね。うん…

 

「でしょ? 今度頼んで、PCの分も発注してくるわ」

 

…あれを装備するのか……

 

「私はふもふも言うPC見てみたいな―♪」
「あ、私も私もー」

レミリアはそのままの方が良いな…

レミリアはそのままの方が良いな。
そう、何気なく呟いた。

 

「…え?」

 

いや、あのキグルミを着ているより、そのままの姿がずっといいなって。

 

それを聞いたレミリアは納得したように相槌を打っていたが、
急に顔を真っ赤にして、慌てたようにキグルミの背後に隠れてしまった。

 

…一体どうしたし。

 

「……ねえ、PC。わ、私とボン太くん、どっちがいい?」

 

……フランも変なことを言い出した不具合。
一体どういう事なんですかねぇ…

生身の方が良いよ

ほら、あっちでキグルミをコシコシしてるフランとか神の賜物じゃないですか。

 

「……」

 

……レミリア?

 

「……なんでだろ、引き合いに出されなくてちょっと悔しい」

5月

  • 第2日曜日は朝の8時から2時間程度、姉妹がどこかへ外出する。
    僅かな間ではあるが、この間はPTに誘ったりできないことに注意しよう。
  • 帰ってきたレミリアとフランに何処へ行ったのか訊ねると、「両親の墓参り」と返される。
    ……第2日曜日は「母の日」。
    それは、姉妹にとって特別な意味を持っていた。

6月

  • 梅雨に入り、降雨が目立つようになる月。
    傘を差しながら外に出歩く姉妹達の顔色は、どうも良いものではなさそうだ。
  • 第3日曜日の「父の日」に姉妹が再び両親の墓参りに行くイベントが起きる。
     
    母の日にも墓前に訪れていたが、PCは母の日の墓参りには参加できない。
    しかし父の日の墓参りにはPCも同行することができる。
    その日の前日か当日の朝に姉妹に話しかけて、お墓に一緒に行きたい旨を告げればいい。
     
     
    紅魔館の広い裏庭の一角。そこには滾々と湧く清水に囲まれた白いコテージがあった。
    日傘を差し、咲夜を伴いながら庭園を歩く姉妹に続き、PCはコテージの下に進む。
     
    その先に見えたもの。それは奥には美しく咲き誇る赤い薔薇の原と
    コテージと同じ純白の、小さな二つの十字架のモニュメント。
     
    それがレミリアとフランドールの両親の墓だった。
    「乗ってた航空機がトラブルで爆発して 遺体、見つからなかったから……ここが御父様達のお墓」
    「でも……それでよかったと思う。……見たら、きっと耐えられなかっただろうから」
     
    その墓前にてレミリアとフランがカーネーションと白いバラを捧げ、何事かを報告する。
    横顔はどこか憂いの陰を帯びていたが、浮かべる表情は気丈で、爽やかだった。
     
    「一体何を報告してたのかって? んー。仕事のこととか、色々よ」
     
    「あとは……」
    Rem.jpg
    「好きな人が出来た、かな」
     
    「惚気話、延々と聞かせてあげたわ」
     
    隠さずに浮かべるその微笑。
    両親の死は彼女達にとって、大きな傷跡に違いない。
    母の日になっても、父の日になっても、姉妹にとっての祝うべき相手はもう、いない。
     
    しかし、その暗い影が二人を蝕むことはないだろう。
    レミリアとフランには彼女達を支えて今でも助けてくれる人達がいる。
    何より、心の底から大切な「彼」がいつも彼女達の隣にいるのだから。

7月

  • 梅雨が明けて、蝉がミンミン鳴き叫び始める夏の訪れ。
    種族柄ということもあるが、レミリアとフランは肌がかなり弱く(特にレミリア)日中は日傘装備がデフォルトになる。
  • 7月に入ると、水泳の授業が解禁される。プール自体には入れるが種族柄泳ぐのは苦手の様子。
    それでもビート版なり浮き輪なりにしがみ付いて頑張って泳ぎます。意地ましい。
  • そして7月と言えば七夕。チルノ達と一緒に願掛けをする中、レミリアとフランが笹の葉に掛ける願いは……
  • 下旬にはみんなにとって吐き気がするくらい大好きな期末試験が発生する。
    学力に不安があれば一緒に勉強しよう。むしろ学力が一定以下だと心配した紅魔館一同によって勉学を強いられる(集中線)
    ちなみに、期末テストの結果で一定順位まで食い込むと、姉妹から御褒美が貰える。(変なの期待した人はきゅっとしてドカーン)
    とことん頑張ってみよう。
    なお、テスト成績上位で貰える御褒美は 投擲アクセサリ「インペリアル」。
    学年トップになると更に 投擲アクセサリ「テスタメント」が貰える。
  • そして夏休み前の期末テストを片づければ、修学旅行。
    更にそれが終われば、待ちに待った夏休みである。修学旅行と合わせて思う存分満喫しよう。

8月

  • 夏休みの真っ最中。暑さは温度的な意味でもイベント熱的な意味でも更にヒートアップ。
    野外学習や夏祭りなど、夏ならではイベントが目白押しの月。休みだけど結構忙しい。
    シナリオ専用のイベントには「南の島にバカンスに出かける」なんてものがある。
  • 野外学習についてだが、スカーレット姉妹は参加するつもりらしい。
    参加は強制ではないため野外学習にいかなくてもいいが、その場合はレミリアとフランが5日程度いなくなってしまうのでPCも参加した方がいいだろう。
    ちなみに臨海学校か林間学校かはPCの選択次第。
  • ちなみに夏休み間で姉妹が着る水着は、レミリアはタンクトップタイプにパレオ、フランはワンピースタイプの水着に麦わら帽装備……となっている。

9月

  • 私達の夏休み―― 終わっちゃった。
    始業式から始まる二学期。長期間の休みで、夏休みボケしたりバテたりする者もちらほら。
    11月に始まる文化祭について、この頃から少しづつ企画を進めていくことになる。

10月

大運動祭

応援合戦にチアガール姿で参加する。
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どことは言わないが応援中に揺れるフラン。
そしてそれを横目に、何故かとても切ない表情を浮かべるレミリアの姿が印象に残る。

 
部活対抗戦でレミリアとフランの所属する部活が一緒の場合

「ふはははー!スゴイぞーカッコいいぞー!!」「ス、スーさん!落ち着いて!」
部活対抗戦でメディスン達が連れてきた10年前の園芸部の成果物たるビオラ●テ群。
その威容にドン引きしつつ、返り討ちにせんとレーヴァテインの構えをとるフラン。

 
 

                                                   
「フランや。あとはまかせた」
「え、……は?」
「だってまっとうな植物じゃないものアレ。専門外ですものアレ」
「大体ね。ほのおタイプとくさタイプの試合なんて勝敗とっくに見えてるじゃない。
 そなたも悪魔の妹としてだな。
 それに熱中症で倒れそうなので私はこれから日陰で休まなくてはならぬ。
 悲しいけどコレ、体育祭なのよね。
 というわけで、あんたはあのアインナ●シュもとい、エロゲに出てきそうな触手系謎植物をどうぞ」
「ケロリとした顔で何を申すお姉さま。……というか逃げるつもりか!
 妹を置いて逃げるつもりなのね!?」

 

暫しの間。(カリスマガードの儀式)

 

「ククク、という訳でまかせたわ妹の権化! がんばんなさいネ~」
「に……逃げやがった!! あの馬鹿姉(やろう)!!

 
 

※この後触手プレイに遭いかけたものの、どうにかビオラ●テ群をやっつけたそうです。

大音楽祭

レミリア、フランも固定で参加。
既存の曲に加え、好きな組み合わせの曲を歌える。
どうせ歌うのなら、終わった瞬間にぶっ倒れてしまうくらい気持ちよく歌ってしまおう。

 
曲一覧
R.I.P
参加メンバー:レミリア、フラン
「輝く未来 吸い尽くせたら きっと心は満たされるの」
レミフラの二人でお送りするデュエット曲。
ちなみに歌は近所の公園で練習したらしい。……え?
 
THE TOWER OF THE BLOOD
参加メンバー:レミリア、フラン、咲夜、PC
「今宵も廻る 殺戮の晩餐(Dinner) 罪のドレスを濡らして」
リレコーディングバージョン。カリスマ120%増し
サブボーカルはフラン、ドラムorギターは咲夜かPC 後者は任意に
 
DAY BREAKER
参加メンバー:レミリア
「Now you can break is up, take it to me ... Yeah!!」
(゚Д゚)ホワァ!!再び。
 
夜明けの紅い月 - Interview with the Scarlet
参加メンバー:レミリア フラン(コーラス)
「神代を焦がす紅い閃光 全て貫き 霧散させて」
ウィスパーボイスで儚くも妖艶にレミリアが歌い上げる。
サビのフランのコーラスも曲の雰囲気を強く引き立てる。
 
Magic Girl !!
参加メンバー:フラン
「Maybe yet...You don't know "I'm a Magic Girl"!!」
フランが歌うユーロビート。終始ノリノリになれること間違いなし。
 
Stardust Dreams
参加メンバー:フラン
「誰もが願うような たしかな幸せを君と探すよ」
フランが切なく、カッコよく歌い上げる爽やかな一曲。
 
緋色のクオリア Piano Ver.
参加メンバー:レミリア(Vo) フラン(ピアノ) 咲夜,パチュリー(バイオリン)
「光る粒子に融けてダブった 私と私 さあどちらが truth?」
幾重にも人格が交わった様な歌詞が特徴的な楽曲。
激しくピアノの鍵盤を弾くフランに、バイオリンを演奏する咲夜とパチュリー。
重なり合う音に包まれながらレミリアが艶やかに歌い上げる。
 
物凄い狂っとるフランちゃんが物凄いうた
参加メンバー:フラン(Vo) レミリア(コーラスとか) 霊夢 魔理沙 咲夜(友情出演)
「10倍アイスクリイィィィィイイム!」
本人曰く、夢で見た電波出来事をハイテンションにぶちまける。妹様が楽しそうでなによりです。
 

大収穫祭

一日目のグルメ部門に参加者として参加する可能性がある。PCも参加する場合は当然ライバルと成り得る。
仮に優勝されても報酬は共有できるが称号は手に入らない。ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん

 
  • レミリア・スカーレット
    グルメ部門優勝候補の1り。お嬢様ゆえ味には兎角うるさい。一口で顔色変えずにクオリティを判別できるレベル。
    調理スキルはデフォで「下手くそ」持ちなので、
    調理部門については、大収穫祭開催前に調理スキルをどれくらい上げられるかにかかっている。
    大食い・早食い部門では高確率でアウェー。
    おぜうさまは料理を食べる時はゆっくり味わう方で、しかも小食なのだった。
  • フランドール・スカーレット
    レミリア同様、かなり舌が肥えている。グルメ部門優勝候補の1り。
    調理スキルは初期でもそこそこ。調理部門ではクランベリーパイなど、クランベリーを使った料理で挑戦する。
    大食い・早食い部門では、華奢な体から想像できないほどの暴食っぷりを披露してくる。
    が、ゲテモノ料理相手となるとペースが目に見えて落ち込む。
    フォーオブアカインドの使用も考えていたらしいが、周囲から止められた。そりゃそうだ。
 
 
 
  • 10月ラストはハロウィン。
    スカーレット姉妹√とは異なり、本格的な仮装にドレスアップできる。
    某アーンスランド家のサキュバスやらその一部やら、某旦那やら……

11月

  • 木枯しが吹き荒ぶ季節。
    そして、一日千秋の想いで待ちわびた「文化祭」が始まる月である。
    出し物に付いては、9月から企画したものを出店することになる。
  • 激動の三日間になる。もし生徒会といった役職に付いている場合、激務によってヘトヘトになってしまう。

12月

  • 12月。紅葉もすっかり落ちてしまい、残った木の幹から淋しさが漂う。
    代わりに街のあちこちがイルミネーションで彩られ、クリスマスの到来を告げている。
  • みんな大好き期末テスト再び。
    しかし、ここさえ乗り越えれば、残るは冬休みそしてクリスマスだ。
    さぁペンを取れ、今こそ勉学の時である。
    ちなみに夏季の期末テスト同様、テスト成績で見事上位に食い込めば、レミリアとフランから御褒美が貰える。
    頑張れ、超頑張れ。
    貰える御褒美は 投擲アクセサリ「テスタメント」。
    学年トップになると更に 投擲アクセサリ「エクソダス」が貰える。

冬休み

冬休みの間はチルノ達と雪合戦したり、雪ダルマやかまくらを作ったりと、ウィンタースポーツ(?)を存分に楽しめる。
ちなみに雪玉に石や氷を詰めるのは禁止です。

クリスマス

12月25日。それは恋人達の聖夜。12月25日。それはリア(ルで)充(実していない紳士)達の聖戦。
前日に「早めのクリスマスパーティのお誘い」が発令され、旧幼稚園組やかつての陰陽鉄学園OBが紅魔館に集結。
そして夜にみんなと街へと繰り出して、聖夜の空気を満喫できる。
その最中にビシージ「リア充爆発しろ!」に遭遇する可能性があるが……闇に心を呑まれた哀・戦士達をどうするかはPC次第。

1月

  • 新しい年の初め。
    年越し蕎麦を啜りながらTVの歌合戦を見て新年を迎え、新年を迎えたら博麗神社へ初詣に出かける。
    新年の抱負を語るもよし、素敵な賽銭箱へ願いを込めて硬貨を投げるのもよし。
  • 1月に生徒会選挙が発生。レミリアとフランも推薦を受けた様子。
    「私もお姉さまもノウハウ持ってるけど。……お姉さま、仕事あるのに生徒会もやって大丈夫なの?」
    「ある偉い人は言いました。……『寝なきゃいいんですよ』」
    「……。ブラック企業じゃないんだから……」
    「会計か通常役員くらいならできると思う……うん」
     
    ……大丈夫なのだろうか。
  • また、第3週目の土日にスキー合宿が発生する。
    1月最初の授業のHRでスキー合宿に参加するかの旨をプリントで問われるので可否をとっておこう。
    合宿では音ゲーのようにカーソルに合わせてボタンを押すミニゲーム風に進む。
    成功すれば万雷喝采モノだが、最後の最後に失敗すると素っ転んだ挙句、雪ダルマと化して転がって行く……。
  • なお、失敗するとレミリアとフランが雪ダルマになったPCを助けにくるのだが、
    初日に失敗した場合、帰り道に吹雪に巻き込まれ、途中で見つけたログハウスにて3人一緒に一晩明かすイベントが発生する。……えーと、もげろ。
    ちなみに選択肢次第ではかなりギリギリの展開になるが、直後に絶妙なタイミングで救助隊が現れ、何とも言えない空気になる。

2月

  • 外の寒さもかなり堪えてくる頃合い。
    2月のメインイベントは一部のリア充から幸せオーラ漂い、一部の紳士から絶望と怨嗟の声犇めくバレンタイン。
    そして……バレンタイんが終了して、2月の中旬に……
  • きっかけはHR。3年生の卒業式が近付いていることを知らされた時だった。
    HRが終わり、いつものようにPCの席に集まった姉妹。
    ふと、レミリアが言葉を漏らした。
    「そういえば……PCは進路とか、どうする?」
     
    進路。その言葉に身が固まった。
    学園生活は楽しい。だけど、それが永遠に続く訳じゃない。
    来年の今頃には……

バレンタインデー

レミリアとフランが気合を入れたチョコレートをプレゼントしてくれる。当然本命。
出来を見る限り、料理が苦手だったレミリアもこの一年でレベルアップした様子。

 

ちなみに、シナリオ開始時から始めてチョコレートのスィーツを摂取すると、シナリオ開始前の2月にバレンタインチョコを貰った回想が流れる。

 

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3月

ホワイトデー

紅魔館のキッチンを借りて、お返しのスィーツを製作することになる。
咲夜さんが用意してくれたレシピから作りたいスィーツを選択して、レッツクッキング。
レシピの手順に従ってスィーツを作って行く。
材料を順番に入れたり、レンジで焼く場面で加熱から30秒数えたところで決定ボタンを押したりとミニゲーム的な面が強い。

 

手順をミスする度にスィーツのクオリティが減少していき、下手をするとトンデモない失敗作が出来あがってしまう。
失敗作が出来あがっても5回までやり直せるので、一応は安心。
なお、スィーツのクオリティは調理スキルのレベルに応じてボーナスが入り、このクオリティが高ければ高いほど美味しいものになる。

 

スィーツが完成するとレミリアとフランにプレゼントすることになる。
クオリティによって反応が変化し、クオリティが最高なら天使の様な微笑みを浮かべて喜んでくれる。
逆に失敗作を食べてしまうと、あまりの味に卒倒してしまう……。それでも全部食べてくれるのでますます罪悪感が……。

風邪引きナイトメア

……風邪を引いた。
不摂生か、それとも体を酷使してしまったか。
心当たりは多少あったが、まさか本当に引いてしまうとは。

 

己の迂闊さを呪いつつ、紅魔館の自室にてウンウン唸っていると、

 

「こんばんわ、起きてる?」
「お見舞いに来たわよ。具合はどう?」

 

部屋の扉にノックが響き、続いてスカーレット姉妹の声が聞こえてきた。
見舞いに来てくれたらしい。
はて、学校はどうしたのかと思ったが時計を見れば、既に夕方近く。
学校の方は既に放課後を過ぎている辺りか。

 

熱が出ると時間の感覚もおかしくなるようだ。

謝意を述べ、入室しても大丈夫だと促すと、扉が開いてレミリアとフランが入ってきた。

 

「風邪の方は大丈夫?」
「今朝よりは顔色良くなったかしら。まだ熱はありそうだけど」

 

顔を上げて姉妹の姿を視界に入れた途端、身が固まった。

 

……お二人さん、その格好は一体何なんですか。
そう恐る恐る尋ねると、姉妹の方も身を固めた。
やがて言いづらそうに、

 

「……パチェやメイド達がこうしろって、言ったのよ」
「看病するならこの格好が似合う……って」

 

ナース服装備の姉妹は、照れと不安混じりの表情でそう言った。

 

…………。
目眩を感じるのは、風邪だけのせいではないようだ。
……今はただ、この状況をけしかけた連中に対し、心中に恨み節を込めることにした。

 

「え、えーと。今日学校で配られたプリント持ってきたよ」
「あと夕食。咲夜が、食べやすいようにってお粥作ってくれたわ」

膳を持ったレミリアはそう言うと、神妙な顔で匙をPCの口元に差し出した。
その一杯は粥で満たされている。

 

……えっ
「……風邪だし、一人で食べるの億劫でしょ」
「ほ、ほらっ。モゴモゴしないで口を開けて!」

 

……ナース服姿のレミリアとフランが、顔を真っ赤にしながらお粥を自分に食べさせている。
この状況を第三者が見たら、一体どのような反応をみせるだろうか。

 

そうして冷や汗を垂らしていると、いよいよ業を煮やしたのか、

 

「「あ、開けないと……口移しで食べさせるわよ!」」

 

至急速やかに口を開いた。
もしそれで風邪を移したら堪ったものではない。
……が、言われた通りにしたのに、不満げな表情を浮かべるのはどうしてだろうか。

 
 
 

格好こそ奇妙――少なくとも、シックな洋館の一室で見掛けるような衣装ではない――だが、
二人の看病は丁寧なものだった。

 

枕のシーツを取りかえ、水を含んだタオルを絞ってPCの額に掛け、素肌に張り付いた汗を濡れティッシュで拭き取る。
粥が思ったより熱く、口に含んで舌を軽く火傷した事を除けば、概ね快適な状態だった。

 

「メイド達の真似事だけどね」
「模倣でもそれなりにできるものね。でもなんか緊張しちゃった」

 

そういえば、と思い出したように姉妹が呟いた。
「忘れるところだった。
パチェから『風邪を早めに治す方法』聞いたんだっけ」
方法……薬とかではなくて?

 

「えーっと……」
そう言ってフランが懐から取り出したのは一本の長ネギ。

 

「確かこれを……どうするんだっけ?」

 

すると、何故かフランは顔を赤くしながらレミリアに耳打ちした。
最初は訝しげに聞いていたレミリアだったが、途中から瞬間湯沸し器のように顔が真っ赤になった。

 

「……『さあ、ケツを出せ! 八回だ!』……」

 

途切れ途切れに聞こえてきた言葉を聞いて、嫌な汗が全身を伝う。
……ケツ? 八回?

 

「……本当に、やるのか?」
「やらないよりは、マシ……だと思う」
「……もしこれで駄目だったらパチェにも同じ事してやる」

 

頬はひどく紅潮していたが、その瞳は強い好奇心に彩られていた。
何に対する好奇心かは伏せる。兎角危ない気配がする。

 

戦いている間に、姉妹は深呼吸。

 

「ふ、ふ、ふつつかものですが……」
「宜しく……」

 

おかしい、その台詞はおかしい。何かいくつかのステップを飛び越えてる。
というかそのネギを一体どうするつもりなのk――――

 
 
 
 

……それ以降の記憶は、はっきりしていない。
ただ、それから熱が少しだけ下がったのと、
その翌日に紅魔館の人員の2/3が風邪を拗らせた事だけはログに確かに残っている。

卒業式

卒業する3年生を見送り、来年は自分達が続くのだと、想いを馳せる。
そして紅魔館へと帰宅する最中。PCは先月、レミリアに言われてから内心、感じたことを告げる。
学園生活が終わることに、大小なりの寂寥と恐れが……卒業した先に、躊躇いがあったと言うことを。
PCの吐露を真直ぐ聞き、レミリアとフランはPCの顔を見つめていたが

 

「永遠なものなんてない。何れこの学校での毎日が終わってしまう以上、自分自身の生き方を決めなくてはいけない。
 ……でもね、どんな生き方だろうが私達は貴方が決めた道を否定しないわ。その為の協力も惜しまない。
 前に私とフランで言ったでしょ? 『残された貴方の何もかもを、私達に頂戴。その代わりに、私達の何もかもをPCにあげる』って」
レミリアはそう胸を張る。
「だから、迷うことはあっても、躊躇う必要なんてない」

 
 

「貴方は、貴方が生きる筈だった時間を擲って私達を助けてくれた。
 あの時ね、私は悔しかった。何のために自分の気持ちを抑えたんだろうって。
 悲しかった。私達の為に、貴方が何もかもを擲ってしまった事が。
 ……でも、嬉しかった」
フランは胸に手を当てながら、そう語った。
「それくらい形振り構わなくなってしまうくらいに、10年前から今も変わらずに、私達を大切に想っていてくれたことが」

 

「だから、あの時から決めたの。
 この時間に戻ってきて本当によかった、自分の選択は間違ってなかったと、貴方がそう思える様にしようって。
 ……だから、躊躇わないで。躓くことがあっても、転ばないように私達が支えるから」

 

「でも、ね。かといって自分だけ幸せなのは嫌。 …………私達も……幸せに、してね……?」
最後に、レミリアとフランは頬を朱に染めて微笑んだ。

 
 

「だから、あと一年。思い残しの無いように……」

 
 

「一緒に、進んでいきましょう!」

 

レミリアとフランが手を差し伸べる。
微笑む少女達に頷き、PCはその手を取った。

 

そして、

 

――好きだから、絶対に一緒にいよう。

 

PCは本心を打ち明け、それを聞いたレミリアとフランは微笑みを深くした。

 

「私もよ!」「私も!」

エンディング

誰かの声が耳に響き、貴方は夢の淵から目を覚ました。
どうやら、学生時代の頃の夢を見ていたらしい。

 

身を起こし、目を擦りながら声の主の方へと視線を向ける貴方。

 

「ああ。やっと起きた。吸血鬼よりも遅起きってどういうことなのかしら」
「もう……あんまり無防備だと、血吸っちゃうよ?」

 

そこには、拗ねたように呟く愛する人達がいた。
すまないと頭を下げ、貴方はあの時の夢を見ていたと告げる。

 

それを聞いた彼女達は目を丸くして――嬉しそうに笑った。

クリア特典

エンディングを迎えると元となったPCのセーブデータに「データのコンバート」できる。
「データのコンバート」を行うと、元になった進行記録はそのままに以下の特典がコンバート先に追加される。

 
  • アフターシナリオで取得したアイテム・経験値・スキル・スペルカードの引き継ぎ。
  • アクセサリ「姉妹の絆」×2(一回限り)
  • 称号「紅より儚い永遠」

コメント

  • PSP以来所のイベントは何処に入れればいいのだ? -- 2012-08-01 (水) 16:56:48
  • 遅れてすみません。3月とエンディングの間にお願いします -- 2012-08-01 (水) 22:29:31
  • ドーモ。イライシャ=サン。 イライカンリョウです -- 2012-08-02 (木) 00:25:32
  • 見事なワザマエ! 加筆ありがとうございますー -- 2012-08-02 (木) 01:41:30
  • 特殊(投擲型)アクセサリ強力すぎるwwww ある意味苦労が報われるって事かw -- 2012-08-31 (金) 05:11:34