シナリオ/世界移動シナリオ-天下繚乱編/登場人物
シナリオ/世界移動シナリオ-天下繚乱編/登場人物2
妖怪
人間の心から生まれた異形なる者たち。
有り様は様々で、人間に害をなす場合も、助けとなる場合もある。同じ人間の心から生まれた妖異・閻羅王とは、純粋に悪意に溢れる存在のため高確率で敵対している。
- 紅血のレミリア
この世界でのレミリア・スカーレット。
西洋からやって来た新米吸血鬼で、ここで眷属を増やそうと画策しているが小食なので上手くいかない。
吸血鬼だけあって高い能力を持つが、新米なのでベテラン吸血鬼とは比べるのもおこがましい程度の謙虚な強さ。
人間という存在を見下していたが、関連イベントをクリアすることで考えを改める様になる。
宿星『露西亜の女帝エカチュリーナ2世と対峙する(戦闘の勝敗・生死は問わない)』 - スキマ
正式な名前を持たず、能力から、ただ単にスキマとだけ呼ばれた大妖怪。
かつて、天海僧正、ワダツミ、初代博麗の巫女らと共に異界からの接触を遮断し妖異を押さえつける「大結界」を創造したと伝えられている。
その姿は年端も行かぬ少女とも、妙齢の女性とも、果ては純白の龍とも云われ、謎に包まれている。
大結界創造後の行方は不明だが、妖怪の寿命は長いため、現在でも生存している可能性は十分にある。 - 天狗
天狗は古代から妖異を監視しつつ守ってきた一族であり、他の妖怪とは一線を画す。
その多くの点で優れた自分たちを鼻にかける傲慢さと誇り高き勇敢さを併せ持つ。
天狗の里は極めて閉鎖的で英傑でさえ簡単にはいけないと云う。
また、忍者や渡世人など闇の者たちに協力することもあるらしい。
しかし、天狗が血を残すためには否応なしに人間と関わらなければならない。
天狗同志の子は忌子とされるため、人間との間に子を成し、天狗の血が覚醒した者だけを里に入れるという。
現在では完全に廃れたが、そういった理由から、昔は人攫いする天狗も居たとか。- 風渡りのアヤ
この世界での射命丸文。
天狗の生まれながら人間の世界に積極的に関わろうとする変わり者。
「自分の種族がこのまま過去の因習にとらわれ、閉鎖したままでいいのか?」という疑問を抱き、里を出た。
目的は気高いが本人は割と楽天家。
普段は江戸で趣味の新聞を作っているが、天狗の足の速さを活かして荷物の配達も行う。
宿星『自分の疑問に結論を出す』
アヤが「天狗はもっと開放的になるべき」、「やっぱり今まで通りでいい」など、どういう形であれ結論を出せば、条件は満たされる。 - 追い風のはたて
多くの天狗は外の世界と関わることに消極的であり、はたてもその一人だった。
関わるとしても陰からちょっと力を貸す程度なのが天狗の習わしだった。
だが、そんな中友人のアヤが今の種族の体制に疑問を抱き、里を出たと知った。
はたてはアヤを連れ戻すという名目で里を出た。
友人が抱いた疑問は成か否かを知るために。
新し物好きで、拳銃を所持している。アヤほどでは無いにせよ、天狗の外の環境に抵抗を持たないどころか実に馴染むぞっ! - 空歩きの天魔
他の天狗の様に人間と殆ど関わらないでも、アヤの様に積極的に関わるわけでもない。
ただひたすら剣の道を志し、剣のためならばどんな人間とも会う。逆に、剣と関係ない相手には興味を抱かない。
かつて、妖夢が片手で数える程度の年齢だった頃、魂魄妖忌に師事していた過去があり、魂魄流に天狗ならではの身体能力を加味した「空歩き」と名付けられた戦法で戦う。
ある日、「私の剣に韋駄天が宿った」と言い残して師匠の前から姿を消していたが・・・。
- 風渡りのアヤ
- 竜宮城
東海道、両島原近海の海底に構える城。
この場所を治める乙姫の夫、ワダツミ(海神・故人)は、かつて大結界設置に関わった一人。現在でも乙姫が引き継ぎ大結界を海という特殊な環境から監視する役目を持ち、主人公がこの世界へやってきた事を察知している。- 乙姫
この世界での綿月豊姫。
竜宮の主で、地上と竜宮とを繋ぐ力を持ち、イクよりも大勢を一度に運べる。
海の底に居ながら、竜宮の宝「龍玉」を通して地上の様子を監視することが出来る。
海龍に変じることが出来る「龍人」でもある。むしろ、それが竜宮の主たる証と言えよう。
竜宮を抜け出して地上を満喫している妹が心配の種。 - イク
この世界での永江衣玖。
日本近海の底の底、竜宮城に住まう乙姫の侍女長。
生真面目な性格で、少々仕事中毒の気がある。しかし、仕事の無いオフの日には人当たりの良い、ちょっと不思議な人。地上と竜宮城を繋ぐ事が出来る数少ない内の一人。
たまたま釣りをしていた地子と知り合って、地上を案内してもらった経験がある。 - ナナミ
竜宮城に使える、乙姫の侍女の一人。人型のイクと違い、人魚である。
上品で優しい性格で、普段は大人しいが怒らせると怖い。
イクと同じく、たまたま釣りをしていた地子と知り合った。ただし、地子に文字通り釣られる形で。それ以降、ちょっとした人間不信状態である。放っておいても治るが。
人魚の肉は食べれば不老不死になるという噂があり、多くの人間が人魚を求めた。そのため、大半の人魚達が人間に良い感情を抱いていない。しかも、噂は本当である。さすがに不老不死にはならないが、食べるだけで寿命を延ばし傷を癒す。稀によく竜宮へ流れ着く瀕死の人間を人魚の肉で蘇生するとか。
そういった経緯から、むしろナナミは人間を良くも悪くも強く意識しない変わり者でもある。
- 乙姫
- わかさぎ姫
諏訪の湖に住む人魚。ナナミと違って淡水に住む。
おっとりしており能天気で、人間に敵対心を持っていない。ただ、食い意地の張った人間は苦手である。
そんな彼女だが、旧守矢藩に欄倶が来てからは人間を襲うようになったとの噂が後を絶たないとか… - 蟹の吾作
蟹の妖怪。「蟹になりたいね」と願っていたらこうなった訳ではない。
野獣先輩によって親が大怪我を負った為、敵討ちを誓っている。 - 野獣先輩
猿の妖怪… というよりは野獣と化した人間。
吾作の親を騙し、青い柿の実をぶつけて大怪我を負わせた張本人。
現在は柿の木になる柿を我が物顔で独り占めしている。 - 九尾の藍
この世界での八雲藍。
古来より数々の悪行を重ねてきた大妖怪、九尾のひとつ。
普段は旅の尼僧に化け、「ツヅラオ」と名乗り妖力によって気紛れに人助けしている。
妖異を極端に嫌っており、これを殲滅せんとしている。そのための手段として大結界から流れてくる力を吸い取る事を画策(偶然ながら魅魔と同じ形)し、博麗の巫女・名居家・竜宮のいずれかを狙っている。
村紗と戦闘したことがあり、その際は村紗が船に現在まで航行不能になる大打撃を、藍は彼女の力の源たる「キツネ管」というアイテムを奪われる、痛み分けに近い形で終わっている。
そのため、当面は村紗とその船の撃破を目標としている。 - 妖怪「飯置いてけ」
黄昏時の江戸の街の路地裏に、食べ物を所持しているときにどこからともなく出没するという、妖艶な美女の姿をした謎の妖怪。
手持ちの食べ物を要求し、渡すと大人しく立ち去るが、断ると雷やステータス異常を引き起こす臭い息を操る触手をけしかけ、本体も波動砲で攻撃、食べ物を無理矢理にでも奪い去っていく。
食べ物を所持していなければ出現しないが、イベントで必要になるアイテムであった場合でも要求してくるので、多めに食べ物を所持するか、黄昏時に出歩かないようにするか、あるいは倒してしまうかしよう。 - 千変万化の封獣・鵺
この世界の封獣ぬえ。
平安の京を震撼させた妖怪界の超有名人。人ではないが。封印されたはずだったのだがその封印を小傘に解いてもらい復活。この時代でもいろいろ悪戯しまくろうと考えていた矢先、小傘に弟子にしてくれとせがまれる。
小傘が持ち込む厄介事を解決するうちにどんどん民草の味方みたいになっていく自分に頭痛の日々。
だが、夜の都を妖怪以上に幅を利かせている妖異どもにはご立腹らしく、何とか一矢報いたいとあれこれ画策中。
佐渡ヶ島にあるという「人間と妖怪が共存する村」に住む旧友の事は忘れているようだ… - 団三郎狸のマミゾウ
この世界の二ッ岩マミゾウ。
佐渡ヶ島にある、人間と妖怪が共存する村に住んでいた化け狸。
九尾の藍を脅威と考えた多摩の狸達に助っ人として招かれ、そのついでにに旧友のぬえに会いに行こうという事で海を渡り本州に来た。
妖異だけでなく九尾の藍もある理由で忌み嫌っているらしい。 - 多摩の化け狸
江戸に近い多摩ヶ丘と呼ばれる場所でひっそりと暮らす化け狸。
たまに博霊神社や丘の麓にやってきて人間をびっくりさせるやんちゃな狸もいる。
旧洩矢藩の魔理雄は彼らの盟友であり、地蔵木ノ葉を分け与えた。
最近、九尾の藍による脅威や大亀藩による多摩ヶ丘開拓によって平和な生活が脅かされており、これを何とかするために、佐渡から団三郎狸のマミゾウを招いた。- ハンゾウ
多摩ヶ丘の隠れ里の長。
本名は貉玉之助(むじなたまのすけ)であるが、本名がカッコ悪いという事と忍者に憧れていたという理由でハンゾウと名乗っている。
里長らしく性格は真面目で、人間とも友好的であり『妖異に対抗するには人間と協力すべきだ』と考えている程。
しかし、大亀藩の多摩ヶ丘開拓に悩まされているようで、ちょっとした人間不信状態になっている。 - 権太
多摩の化け狸の過激派のリーダー格。
血の気が多い頑固者で、マミゾウの意見に反対する等の破天荒な行為を平然とやってのけるため、隠れ里でも一目おかれている存在となっている。
故郷の森を奪った大亀藩の人間を激しく憎んでおり、彼らに復讐しようと躍起になっている。
- ハンゾウ
- 平蜘蛛
この世界での沙城宮則紗。一人称はもちろん「わらわ」。
妖刀・平蜘蛛の付喪神。本体である刀は現在いくえ不明。
称・最強無類空前絶後妖異滅殺の名刀。実際、そのままでも高い戦闘力を発揮する。紳士的な意味では限りなく小さいだがそれがいい
地霊組の山女に取り付いたはいいが当人が相当areなので早く開放されたがっている。 - 唐傘新米お化け・小傘
この世界の多々良小傘。
化生と成ったばかりの新米妖怪で、頑張って人間を驚かせようとしているのだが上手くいかず、いじけていた所にたまたま封印されていた鵺を復活させてしまう。しかし無駄に逞しい性分から彼女へ弟子入りする。
妖怪のくせに異常に人間臭く情に厚い。昼間は小さい子と一緒になって遊び、夜は迷子になった子供をあやしながら家に送る。・・・なにかおかしいがそういう子。
結果、師の鵺共々厄介事に巻き込まれることもしばしば。 - 山彦の響子
「かふぇてらす・きゃっつあい」で働く山彦の妖怪。
蘭学者といった一部の人々が「山彦は音波が反響しているだけ」と提唱して山彦の妖怪の存在を否定する中で、世俗に空しさを覚えた彼女は仏門に入り江戸のとある寺に住み込みながら修行していた。
ある日、寺の和尚様から「人の役に立つ仕事をしながら世の中の色々な事を学べ」と言われ、「かふぇてらす・きゃっつあい」で働くようになった。
少しアホの子であり、そそっかしくてミスがやや多いが、仕事はしっかりとこなすいい子である。また、寺の近くに住む子供達に賄い食をおすそ分けする事もある優しい一面も持っている。
余談だが、ラオウに採用された理由の一つに「犬耳(?)と尻尾がかわいい」とあるらしい…犬耳メイド!そういうのもあるのか - 天の邪鬼
最下級妖怪。
人間と猿の間のような体格で、顔にはイロハに対応した紙が張られている。
基本的には敵対者だが、人語を介し接触を図る者もいる。オススメで言うゴブリンみたいな存在。
黄泉還り
閻羅王が支配する冥界から帰還した存在、もしくはその血を受け継ぎしモノ達の総称。人間とほぼ変わらぬ容姿を持つが、その肉体は妖怪に似た特性を持つ。
また、日光を苦手とし、姿を維持する為に人血や気を啜る必要がある。
- 幽鬼サラシナ
夜の闇に紛れて暗躍する異形共を狩り続ける女性。妖夢に非常に酷似した容姿を持つ。
神業ともいえる卓越した剣技を使い手で、繰り出される神速の太刀は敵を月光の下、一瞬で切り捨てる。
異形を屠る傍ら、その死骸や犠牲者の亡骸から血を啜る様から、幽鬼と呼ばれ畏れられている。魂魄更科
今は亡き魂魄妖夢も母親にして、魂魄一族最強と謳われた女性剣士。
しかしその称号とは裏腹に生来病弱な体であり、妖夢を産んだ際に、その体が元で逝ってしまった。
死後、冥界にて永い眠りに就いていたのだが時空破断と閻羅王の同時出現の際、魂魄一族の特性の影響か、現世に黄泉還りとして顕現することになる。
しかし彼女はその事は一切知らず、何故自分は蘇ったのかそれを探るために、妖異を滅ぼしながら全国を徘徊している。
娘の妖夢と父である妖忌については今でも思う所があるようだが、自分は他者の血を奪わなければ存在を保てない死人であると割り切っており、もはや彼らと会う資格はないと考えているが・・・。
宿星『父と娘にもう一度再会、特殊イベントを発生させる。』 - 宮古芳香
この混沌とした世界でも稀に例を見ない僵尸(キョンシー)の成り損ないの少女。
人間の知性と僵尸の特性をもっており、僵尸でありながら人間としての面を持ち合わせるという奇特な存在。
しかし頭が腐りかけているのか、余り頭は良くないし体はガチガチに固まっているので動きにくい。
無理やり動く方法を考えるべく頭を必死に捻らせているが、頭がよくないのでいい考えなんて思いつくはずもない。
結局無理をした結果、一応動くようにはなったが、ぎこちない動きなのでバレる時はすぐにバレる。
生前の記憶を持たず、今の状態になってもどうすればいいのかわからないのでとりあえず血の通ったものを襲っては死なない程度にごちそうになって頂く日々を送っている。- 生前
元々は家康以前の天下人「豊臣秀吉」配下の女性兵士だった。朝鮮出兵に参加するも討ち死にしてしまう。
その後、唐の悪しき術士に囚われ死体を僵尸となる術を掛けられた。
他の僵尸と共に術士によってこの国に送り返される…が、如何な理由あってか人としての意識に覚醒、術の支配を逃れた。
- 生前
巨神
巨大なる神ないしは、それと交感し、その力を操る者
有り体に言えば巨大な何か、それは全てを飲み込む祟りかもしれない
それは主の言葉に「マ゛ッ」や「ガオー」と応える大絡繰かも知れないし、人が乗り込む巨大な鎧かも知れない
それは遥か宇宙のどこかからやってきて人々の心に感銘を受けた光の巨人かもしれない
彼らは普段は大仏となっていたりうだつの上がらない岡っ引きかもしれないのだ
- 大王者『非想天則』
守谷藩に代々受け継がれてきた無敵の巨大絡繰。守谷藩主の血筋がなければ動かすことは不可能らしい。
胸には三葵にもよく似た三角形三つと丸一つのマークが浮かび上がるが、洩矢姫も由来はよくわかっていない。世に蔓延る悪党の操る巨大絡繰や、妖怪変化の大入道を相手取り、「ここにおわす方をどなたと心得る!」「畏れ多くも洩矢姫であるぞ!」とお供の二人が声を上げ、洩矢姫が呼び出し、構わず襲い来る敵を刀の錆として成敗する。 - 大疫神
この世界の鍵山雛。
その姿は巨大な女神像であり通常は穏やかな顔をしている。
通常なら害はないが、女神像が傷つけられると怒りの顔に変化。
無差別に暴れだす破壊神へと変貌する。
止めるにはぶっ壊すか清らかな乙女の生贄が必要になるので注意。 - 春葉螺夷座(はるばらいざ)
妖怪の血肉、南蛮の魔術、陰陽術とあらゆる外法の粋を集めて造られた最悪の絡繰妖異。
一度滅ぼされようと周囲の妖気を喰らうことで肉体を再構築し、その際に倒された相手との戦闘経験、受けた攻撃を解析することにより更なる進化を遂げて復活する。元は戦国時代のとある隠れ里の護り神として建造された絡繰であったが外部からの侵略を恐れた里の管理者が過剰な戦闘能力を持たせた結果暴走、隠れ里を滅ぼすこととなる。その後戦国の世で殺戮の限りを尽くすも見かねた高僧・雀王により封印されるが時空破断の影響を受けて復活した。数年前にさとり・こいしの故郷を滅ぼしており、旅芸一座・青い旅鴉の因縁の相手でもある。 - 如月式絡繰
かつて春葉螺夷座を鋳造し、それに滅ぼされた隠れ里『如月』。
彼らはこの悪魔の絡繰だけではなく、様々な変態絡繰を製作していた。
それが如月式絡繰と呼ばれるものである。- 「阿弥陀」(アミダ)
生体絡繰の一種。複眼を備えた巨大な蚤のような外見をしている。生命体を素体に作られた、対妖異専用攻性絡繰。……つまり妖異を倒す為の兵器である。
生物を絡繰の一部に流用という時点で非道極まりない設計なのだが、
その生物というのは、あろうことか人々に邪悪を撒き散らすモノ……妖異である。
つまり生体絡繰というのは、妖異を改造して生まれた絡繰…という事になる。
…妖異には妖異、ということだったのだろう。あんな化け物を元手にして造るか、変態共が!
また絡繰なのだが、生殖機能を有しており交尾をする事で産卵を行う。
(交尾後、雄は雌に喰われる。絡繰と銘は打たれているもの、その生態は蜘蛛や蟷螂等の虫の生態と酷似している。)- 「阿弥陀」・飛行型
阿弥陀が進化した個体。自爆こそしないが、飛行能力を会得している。
- 「阿弥陀」・飛行型
- 美型-七千七百弐拾参式-「恣意」
生体絡繰の一種。古代の土器のような紋様を持ったダニのような外見。電磁波の塊を射出して攻撃する。特筆すべきは雑魚とは思えない生命力。それが複数で沸いてくる為、全滅させるのにも一苦労。酸性の液体に弱く、それを吐瀉する阿弥陀とはお互いに敵対関係にあるらしい。 - 美型-壱千参拾七式-「獲訃」
生体絡繰の一種。巨大な芋虫のような姿をしている。体温が非常に高く、近くにいるだけで温度が急上昇する。暑さに弱いキャラをPTに入れている時は要注意。
また、こいつが吐き出す火炎弾の威力は非常に高いが、発射前に核を晒すのでそこを狙えばあっさり沈む。- 美型-壱千参拾七式-「獲訃」(子機)
美型-壱千参拾七式-「獲訃」の幼体。空飛ぶ巻貝の絡繰。
たいして強くないがこちらを取り囲むように複数で襲い掛かってくる。
- 美型-壱千参拾七式-「獲訃」(子機)
- 美型-九百八拾八式-「衛」
蜘蛛に似た外見を持つ生体絡繰の一種。熱線を糸の様に吐き出す。
親機と子機が存在しており、親機は体躯と耐久力が子機よりも数段大きい。
閉鎖空間で戦うと子機がワラワラ湧くので非常におぞましい。 - 剃泥御酢-王琵都
眼球のような絡繰。空中に浮遊し周囲に有害な光の鱗粉を撒き散らす、如月の変態技術の結晶の一端。こいつが撒き散らす鱗粉は強力な盾にもなれば、全てを薙ぎ払う光の矢にもなる。
移動砲台や守衛兵器として運用される筈だったが、こんなもん使ったら里も汚染するだろって? 自分達の兵器で自滅するような連中ですよ?
幸いなことに如月式絡繰暴走の際に数基を残して破壊され、残った数基も致命的損傷を受けた挙句、霊鳥路 瀬礼によって地霊殿に封印された。仮に起動しても長くは持たない模様。 - 煩汰頭真
蟹と海老を足したような形をした真紅の巨大絡繰。殲滅能力に特化した絡繰で、戦闘能力だけなら初期の春葉螺夷座を遥かに上回る。
頑強な装甲の内部に重火器を大量に内臓し、交戦時においてはこれを用いて敵を滅殺。
繰り出される火線の威力は壮絶の一言に尽きる。
余談だが、如月式絡繰の暴走の中に煩汰頭真の姿は見られず、雀王に斃された絡繰の中にもその姿は無かった。…その所在は完全に不明である。 - 九式-奈胤紡瑠-散廼
厳密には如月式絡繰ではない。かつて如月が発見し持ち込んだ絡繰の一つだと言われている。
当時の記録によると「血で染めたかの様な赤い髪を持ち、三対の翼を備えた少女」の容姿をしており、ほぼ人間にしか見えなかったという。
それ以外の詳細は全て不明。性能、所在、全てが謎に包まれている。
当然これらの大半は春葉螺夷座の暴走に伴い連鎖反応を起こすかの様に破壊行動を行い、隠れ里を壊滅させる原因の一端となる。
その後、春葉螺夷座を筆頭に戦国時代を暴れ回った結果、春葉螺夷座同様雀王に斃され、如月式絡繰は地底の最奥に埋められ封印される事になった。封印された如月式絡繰は春葉螺夷座が解き放たれるより前に蘇っている。
時空破断の影響…ではない。絡繰を解き放ったのは滅亡した如月の生き残り、その子孫である。
滅びた里の再興と発展を目論み、雀王の封印を解いてしまった。その結果、如月式絡繰達は再び蘇り一部は地上に流出してしまう。と言っても流出したのはほんの少数、騒ぎになるほどではないが…。 - 「阿弥陀」(アミダ)
- デヴィル死神
武者鎧を身に纏った骸骨の姿をした巨神。手に持った大鎌を振り回し、獲物の魂を刈り取る。
火の玉や幻術など様々な妖術を使う他、死者を呼び寄せる能力を持つ。その性能は極悪非道の一言。 - 霊鳥路 瀬礼
主人公に伝書鴉のみを使って連絡を取ってくる謎の人物彼女は地下深くに作られた神殿地霊殿の巫女であった人物
彼女は春葉螺夷座の危機に晒された周囲の村々の人々を匿い、結界で厳重に塞ぎ
人々を守るために造られた大絡繰逢美朱に彼らを守り続けるようにと自らの魂と体を封じ込めた。
だが地霊殿に逃げ込んだ人々はあろう事か内輪揉めを始め、人間同士で殺し合いを始めてしまう。
そしてその闘いを彼女は止める事も出来ず、遂には地霊殿から人間はいなくなり
彼女は永遠に終わる事のない墓守として地霊殿とそれを護る結界を守護し続けている・・・
彼女の役目であり彼女が望むたった一つの事、それは「地霊殿に匿った人々が再び日の光を浴びる事」
それだけである。 - ヒバチ
それは遥か昔に月から降ってきたとされるハチのような大絡繰
まるで後光を背負ったかのような光を放ち、米俵を数珠繋ぎにでもしたかのような弾を撃ち
常にその身を焦がす炎に燃えて、その目は常に相対したものへの殺意をたたえている
遥か昔ブッダが悟りを開き打倒した二匹のハチを1つに合体させたもので
それ以後動かず仏宝として保管されていたが平安時代中期に動かなかったハチが突如動きだし
この世を「あの素敵な未来」に改竄するべく活動を始めたが時の大僧命蓮により撃ち取られ封印されたようだ。
その封印を解き放つには二振りの刀。
銀砂地の太刀と金砂地の太刀が必要とされる。 - "飛行幽霊船"存唄由号
夜な夜な海に現れては船乗りを襲い、死を広げると噂される伝説の幽霊船。
魂を奪い自身の糧とする能力を持つとされる。かつて生前の村紗水蜜が搭乗し海の底に沈んだ船、その成れの果てである。
海底にて朽ち果てる筈の所を水死者達の怨念が船を覆い巨大な妖異となった。
そのため村紗とは半身に近い関係にあり、少しでも多く魂を奪う為にその身を貸している。
魂を奪う他にも分身、瞬間移動、空中飛行、金縛り、魂を奪った者を隷従させるなど様々な能力を持ち、
有事の際には四本足に一ツ目姿の魔獣に変形し襲い掛かる。
元々船として機能していた為、現在は村紗水蜜、そして彼女と協力関係にある白蓮の拠点となっている模様。 - ノーチラス号
英吉利海軍、そして超人紳士同盟の対妖異決戦兵器。
元々は通商破壊用の兵器として作られていたのだが時空断絶により世界に妖異が満ちた結果、対大型妖異戦を見据えた兵器として製造された。
製造技術に国に来た異界よりの稀人から得た技術や、時空漂流物を応用したため性能はこの時代の兵器を明らかに超越している。
この世界唯一の潜水艦であり深海の圧力に耐え切る装甲と内部設備を所持。
兵装は超大口径の砲門複数、魚雷、なんとミサイルまで存在する。
いざという時には先端の魔術加工を施した鋭角で敵艦や巨大妖異をブチ抜き海の藻屑と変える。 - 天空の箱舟ヤマト
高き空を自在に舞い、数多くの人々を大災害から救出したと伝えられる船。
元々はワダツミが海の加護そのものを固めて完成させた、竜宮城が所有していた宝船だったのだが、スキマや初代博麗の巫女らを乗せ、彼女達の助力により空を飛行する能力を得て「大結界」設置まで奔走した。
結界が完成した後はその役目を終えて、悪用されないように蝦夷の大地に氷の楔を受けながら封印された。
封印された・・・ハズなのだが、なぜ、日ノ本に限らず世界中で「空飛ぶ船」の噂が広がっているのだろうか・・・。 - 巨泉
歴史的インパクトを求めたハリスが帝比比への参加交渉で江戸へ上京する為にいつの間にか作り上げた巨大ロボット。外見が非常に怖い。*1
名前については旧約聖書の「アダムとイヴ」にちなんで名付けた。全然因んでないが…
下の方にあるヒュースケンの席は彼が酔う程上下に激しく動き、車輪と連動している。
上のコクピットにはハリスが乗り、自爆スイッチや誤爆スイッチが搭載されている。
どうでもいいが、雨に濡れると変な臭いがするとか。 - ミシャクジさま
スワコ・ボナパルトが「土属性の左」によって召喚することができる巨大な負の感情エネルギーの集合体。形状は白い蛇のような怪物なのだが……非常に完成度が高い
思わず人々が「完成度たけーなオイ」と叫んでしまったり、あまりの巨大さに「すごい…大きいです」とつぶやいてしまうほど。
巨神としての能力は非常に強く、完成度が高いのだが、召喚する場所に負の感情を持つ人物(並の人間であれば最低でも数万人以上)が多数存在していなければ召喚不可能である。
他にもスワコの持つ「土属性の左」は大地に関するあらゆる大規模な現象(地割れなど)を行使することが可能であり、スワコを欧州最強の魔術師と恐れさせる理由の一つとなっている - 蜷-局-柄阿牙(とぐ-ろ-がらあが)
蛇を模した巨大絡繰。
かつては信仰の対象として守矢藩の民に崇められていたが、戦国時代にある妖術師によって悪しき心と命が宿った為に当時の守谷一族と非想天則を以て封印された。
火炎弾と回転アタック、噛みつきで攻撃してくる上に、黄金の鉄の塊で出来た装甲で覆われた体が厄介だが、唯一装甲で覆われてない頭部が弱点である。 - 『家の怨(いえのおん)』
今を生きる伝説の巨神。日本中で活動している。
戦乱や大災害で壊れた家の怨念が集結して生まれた巨神。
だが人間を害することはない、ただ前触れもなく現れて壊れた家を神通力で治すだけ。
だが家が治る以外に全く痕跡を残さないので各地では怪現象と思われている。
最近は非想天則が無双した後に現れ、一週間程度で家を直してどこぞに消える姿が目撃されている。 - 無敵将軍
「隠流巨大獣将の術」で呼び出し隠流の忍者と一体化した五獣将が合体した姿。
日ノ本のどこかにある要塞城郭・風雲幻城(ふううんまぼろしじょう)の本来の姿でもある。
火炎将軍剣により巨大化した妖怪忍者を焼き払う。どうやら自らの意思もあるようだが・・・?
妖異
人々の恐怖と悲しみに惹かれて現れる怪物
これらは恨みや不条理などによって集まった純粋な邪悪が具現化されたものである。
奴等は人の悲惨を喜び、人を堕落させ失望させ不幸の底すら抜いていじめ抜き
それに惹かれて集まった妖異がまたいじめ抜き、そうやってさんざん心も体も痛めつけて殺すか
そうして出来た人の心の闇に滑り込み朱に交わって赤くなるように人を羅刹なんて化物にしてしまうとか
他にも大きな欲をもった人物に取り憑いて、悪行三昧を起こしたりなんてのも。
- 魅魔
大結界の結節点となる以前から博麗神社に怨みを持ちその最奥にて力を蓄え続けていた悪霊
結界の結節点となった為、そこから雨どいのように博麗神社に集まり流れ込む魔の力により予定よりも遥かに速くその本来の力を取り戻した。
閻羅王に手出しをさせず人界全てを自らの物とするため、結界の守護と管理を担い霊力の高い博麗の巫女と博麗神社にある神宝『陰陽玉』をつけ狙う - "羅刹"白蓮
遥か四百年前より現代に現れた尼公
弟である命蓮が類稀な僧侶であったにも変わらず自らよりも先に逝ってしまった事により尋常ならざる死への恐怖と生の欲望を持ち、そこを突かれ知らぬうち妖異に取り憑かれ外法に身を染め未だその若き体を保っている。
そして若返りの妖術維持という私欲の為妖異達の手助けをしており
かつて弟が遺し今は命蓮寺宝物殿に保管されている宝物『ヒバチ』を狙う。 - 村紗水蜜
その昔に女ながらも船に乗り船霊様の怒りを買って水難事故に会って亡くなり
水死者達や生きた人間から恐れ怨まれたその恐怖と怨みの集合体
そして船の航行中に現れて柄杓を要求してくる舟幽霊となり、もし素直に柄杓を渡せば、それによって水を汲み込まれて沈められ、渡さなければ嵐などで沈められるなど、どう答えても沈めてくる妖異となった。
現在は白蓮の助力により、より強い妖力を得、更に力を増す為大結界の要衝の一つである竜宮城を奪う事を画策している。 - 悪路王
黒い影に包まれた大きな口と、その中から覗く瞳、という、シンプルながら非常に不気味な姿の妖異。
最近生まれたばかりで、まだ大きな力を持たない。しかし、他の妖異の力を吸収するという特質がある。
吸収するためには相手の妖異が死に瀕し抵抗できない状態でなければいけないが、ある程度妖異を吸収し成長すると閻羅王にすら比肩し、さらに閻羅王の力すら吸収する様になる。
なんとしてでも成長しきる前に仕留める事。
なお、所在についてだが、藤原道定の墓でそれらしい影を見たという話がある。 - 侍
ある時から何処からともなく表れ始めた鎧武者を彷彿とさせる姿をした妖異とも閻羅王ともされる者
赤き兜でその顔は伺えず、奇怪な鎧に身を包み、青い刃に黒い峰の野太刀「正宗」を抜き身で腰に下げ
人とも獣ともつかない化け物とこの世を怨み死んでいった者達を無数に引き連れて
万物に死を与える為にはるか北の地より現れた。
これに近づくだけで人は驕慢、嫉妬、怯懦、無知、憎悪といった人の心に必ずある闇が心を覆い尽くし
相対するだけでたちまち正気ではいられなくなる。
全ての人間に死を与える為に、そして真の死を得る為に進み来る、歩き回り叫ぶ不退転の災厄である。この世界と対となるアビセアのプロマシアが時空破断の影響でこの世界に湧き出した存在である。
この世界に湧き出した際形を保つ為かつて取り込んだ侍・・・
「向こう側での侍ジョブのブロントさん」の殻を纏っている。 - 透界熱党
名取家の子孫によって滅ぼされた悪逆非道の絡繰軍団
名取家を亡きものとするため、人知を超えた妖術により時空破断が発生したこの世界に跳躍してきたが
その際妖異に取りつかれ、名取家の滅亡だけでなくこの世すべてを奪い取る野望を持つ。
加州藩士の暗殺や名取玖須の娘や雷漠の姪、汁部須太論の師他多数の人間を誘拐している- "羅刹"部捏頭(べねつとう)
元加州藩藩士であったがかつてあった騒乱の中死んだと思われていた、しかしその死の淵で妖異に魅入られ
部下ともども羅刹となり、その欲望と怨みが肥大化し名取玖須と加州藩士を付け狙っている
透界熱党の首魁であるが彼自身はこの時代の人間である。 - 千&衛楠(えいくす)
透界熱党の妖術により未来よりやってきた暗殺絡繰、千が男性型、衛楠が女性型であり細かい部分が違う
殺した相手に成り替わる能力を持ち現在は部捏頭の部下として数々の誘拐事件や暗殺事件を起こしている。 - 斉閃(ざいせん)
透界熱党の参謀を務める男、エカチェリーナ2世の命令で露西亜からやってきたスパイであり、
この国を政情不安定にし、内乱を誘発させ露西亜の傀儡政権を打ち立てるという野望を持つ
彼自身は妖異でも羅刹でもない人間である - ドラゴ
斉閃を守護する露西亜人の大男
本国で徹底的に計算され尽くしたトレーニングにより理想的な肉体を持つ兵士として作られた
汁部須太論の師を誘拐する際太論の親友であり好敵手でもあった亞邦朗(あぽろ)を殴り殺している。 - 富入 条雲(とみり じょうん)
かつては国に尽くす男であったが度重なる裏切りと闘いにより精神に異常をきたし、金が目当ての傭兵へと成り下がった。
透界熱党に雇われ水瓜に忍び込み雷漠の姪を攫った男達の主犯格である。 - 出院
本名は虎火須出院(とらびすでいん)。
かつては名居家に仕え名居家の秘宝である『要石』に携わる人間であったが人格に問題がある為放逐され
それを苦に自殺した所を妖異と狂気に取りつかれ羅刹と化した。
要石を操作することによりピンポイントで大災害を起こし
各地の権力者や富豪からの暗殺依頼を受け巨万の富を築こうとしている。
だがその真の目的は江戸に大震災を起こし無数の人々を死に至らしめることである。 - 間赤須
本名は間赤須弁(まあかすべん)。
凄腕の傭兵であり、かつて雷漠に武術の手ほどきを受け刃を交えた事もある男
雷漠の恐ろしさを誰よりも知っており、条雲が雷漠の姪を攫ったと聞いた時はショックを受けた - 愚屡姥亞(ぐるうばあ)兄弟
かつて間暮奄と闘った犯罪者兄弟。
弟の範州(はんす)は当時の大豪商だった中富屋の襲撃事件で間暮奄に敗れ、転落死。
兄の祭文(さいもん)はその事で弟を殺されたことを怨み、「祭文遊戯」という自身が企画した劇場型殺人に間暮奄を巻き込み、
復讐を果たそうとするが敗北、死亡。だが死して尚その怨みは強く、その結果妖異に魅入られ羅刹と化す。
蘇った兄弟の目的は唯一つ、間暮奄とそれに親しい者達を破滅させる事である。
- "羅刹"部捏頭(べねつとう)
- 幻想の教団
詳細は組織を見るべし、要は悪のカルト。- 大神官覇厳(ハーゴン)
幻想の教団の団長
京の地下にある神殿で今日も世界征服計画を練りつつ、魔王に祈りを捧げている。
彼はこの組織が尾手院王の捨て駒だということを知らない…。 - 外魔(ゲマ)
幻想の教団の幹部
手下を使い地方の農民を拉致・洗脳して本人は何もしないという卑怯な神官。更に教団の乗っ取りを企んでいるとか… - 丸九(マルク)
幻想の教団構成員
一頭身の道化。たまに魔王をディスることもある。覇厳の指令で魔女パチュリーをスカウトしようとしているが… - 鈴木山蝶子
守矢藩元家臣。先祖代々の忠臣であった。
「幻想の教団」幹部ではあるが、教団の活動に参加することはほとんどない。まだ妖異に憑かれてはいない。
魔術と剣術に通ずるその腕を買われて幹部になってしまっただけであり、他の幹部や構成員からはあまり快く思われていない。
守矢藩の取り潰しに関して思う処があるようで、それに関して後悔の念を募らせている。
さながら死場を探す者の様な雰囲気があるが、教団の活動に参加してお尋ね者になることもしない。蝶子は非想天則の扱いに関しては幕府に預けるべきであると思っていた。
今の時代あのような兵器を使うことなどあるわけはないし、その存在のせいで幕府に疑いの目を持たれるならば、幕府に預ける方が得策であると考えていたからだ。
しかし、非想天則は兵器である前に守矢藩の家宝でもある。藩主の魔理雄の意見に、主君を重んじる蝶子は逆らえるはずもなかった。いや、逆らおうと考えたこともなかった。
そんな折、同じ家臣の者から「殿がアレを手放さないのは家宝だからじゃない。アレを使って討幕を考えてるからだ」と聞かされる。
「そんな馬鹿なことがあるはずがない!」とその場は無視したものの、思えば魔理雄は今の幕府をあまり快く思っていない上に、むしろ開国派であると考えれば思い当たる節はいくつかある。
蝶子は産まれて初めて主君に疑いを持ってしまった。「まさか本当に?」と。
考えた末に蝶子はあくまで善意で幕府に告発文を送った。守矢藩藩主・魔理雄は非想天則を用いて幕府に対して謀反を起こす可能性アリ
ついては非想天則を強制的に手中に収め、牙を折るべしこれで非想天則が幕府の手に渡れば、全ては丸く収まるだろうと蝶子は考えていた。
しかし、主君はやってきた幕府の使者を追い返してしまう。
驚いて理由を聞いた蝶子は非想天則が今藩内に無いことを知る。
そして、あれよと言う間に守矢藩は取り潰されてしまった。今の蝶子は死場を求めて彷徨っている。しかし、悪に堕ちて死ぬことは自身が許さない。
そんな彼女には今は考えることもできるはずはない。
魔理雄に疑いを持ったそもそもの原因を持ちこんだあの男。和流二のことなど。 - 網場(アミバ)
幻想の教団幹部。
拉致された農民を改造し組織の戦闘員にしている。農村では「トキ」を名乗っている。組織の幹部の中で一番苦労している人。 - 権べ
網場に改造された農民。
戦闘隊隊長で体力以外のステータスがとんでもないことになっている。拉致される前は一揆を起こしていた(本人は小判を集めていただけだが)。
- 大神官覇厳(ハーゴン)
- 宮本武蔵
尾手が呼び出したかつての剣豪の魂が妖異となったもの。
尾手城本丸中層を守護する。 - 天草四郎時貞
尾手に組する金髪の男で、自ら不死の身を名乗る妖異。
約170年前の「島原の乱」を起こした張本人で、尾手院王に召喚されてから彼の側近として暗躍する。 - 岩間さま
尾手城の堀に住む巨大鯉であり、お堀を泳ぐ曲者に襲い掛かる。妖異が尾手城の鯉に憑依したため、でかくなった。
HPは天下僚乱編の妖異の中で最大級。広範囲に及ぶ「水呼び」や、自身の髭を用いて相手を痺れさせる「水神のヒゲむち」などである。かなり強力な妖異ではあるが、雷属性の技を当てると「のたうち」という反撃をし、それ以降しばらく混乱したような挙動をとってしまうという弱点がある。
見事倒すと、「ぷかぁ~」という断末魔と共に水神のウロコというアイテムを落としていくらしい。 - 魔神竜之介
尾手城の隠し通路の奥にある妖刀「かまいたち」を守る侍の魂が妖異となったもの。
攻撃力が尋常じゃないほど高く、「波動法」等の強力な技を持つ強敵だ。 - ムラサメ
大亀藩の近くにあるという、多くの謎に包まれし不気味な城:村雨城。
そこに祭られている巨大な獣の石像が魔物に憑依される事で妖異となった物。
四代将軍・徳川家綱が天下を治めていた頃に宇宙から来た謎の生命体に憑依され異変を起こしていたが、幕府が送り出した青年剣士・鷹丸とその時代の博霊の巫女によって破壊され、憑依していた謎の生命体も撃退された。
しかし、破壊されたはずのムラサメが時空破断によって復活したという噂が流れている… - 盛土鯨等(もるどげいら)
砂の中を泳ぎ、空を飛ぶ巨大な蛇(うわばみ)のような妖異。
その正体は過去に幾度となく起きた飢饉で餓死した者達の怨念、それが砂を纏い形を成したもの。
飢えを満たすことに非常に貪欲で、生物非生物を問わず、食べられるものなら何でも呑み込む。
普段は地底の奥深くにて獲物をひっそりと待ち構えているが、気配を感知すると巨大なアリ地獄を生み出して捕らえた獲物を下から丸呑みにする。
また身の危険を感じると眷属を召喚して注意を向けさせたり、地面から飛び出して空中から襲い掛かることも。 - 邪伊把粗(じゃいはあら)
提灯を持ち、ひょっとこの面をかぶった巨大な亡霊の妖異。報(ぽう)という非力な悪霊達の集合体。
本来恐れるような連中ではないのだが、盛土鯨等が生まれる発端となった怨念の影響を受けて姿が変化、気がついたら合体して、姿も態度も大きくなっていた。
夜の闇に紛れて姿を現し、散々悪さを働いた後、夜明けと共に溶けるように消える。
悪さと言っても最初こそ悪戯で済むものだが、放って置くと次第に悪事がエスカレートして行き、最終的には町中に放火するなどとんでもない事態になってしまう。もし見かけたら悪事が酷くなる前に徹底的に叩きのめすこと。
尚、こいつは実体を持たない幽霊なので物理攻撃は一切受け付けない(但し霊的要素を伴うものならこの限りではない)が、光系の力には滅法弱く、長時間浴び続けると実体化してしまい、更には何もできなくなるほど弱体化してしまう。 - 津院老婆(ついんろうば)
外流戸(げるど)藩出身の双子の老婆で、炎の魔導士小梅と氷の魔導士小竹からなる。
2り揃って2人はババキュア津院老婆。
外流戸海賊団の団長である奈紡流(なぼーる)を操っている。
妖異に魂を売って羅刹となったため、380年~400年も生きている。
合体すると若返るが…非常にキモい。 - 鬼王・温羅
遥か昔、海を渡って日の本にやってきて、鬼ヶ島を拠点として猛威を振るったと伝えられる最強の戦鬼。
真っ赤な長髪に特徴的なヒスイの仮面を被り、「ウララァッ!!」という奇声を発しながら目にも止まらぬ速さで跳び回りながら敵を屠ったと言われている。
強者との戦いを望み、名高い武将や武芸者達を血の海に沈めていったが、朝廷より派遣された吉備津彦命……桃太郎とその眷属たる三匹の神獣によって調伏、退治された。
その際に戦利品として朝廷に献上されたヒスイの仮面は、長らく封印されてきたが、近年の混乱のドサクサに紛れていつの間にか消失したとのこと。 - ヤマタノオロチ
古くは天照大御神と須佐之男によって滅ぼされ、其の次は日本武尊が宇宙戦神を持って滅ぼした日本伝統の怪獣。
一番最近は戦国時代に復活し当時の守谷一族と非想天則により滅ぼされた。
時代が変わるときに定期的に復活し災厄を撒き散らすとされている。
間違いなく時代の転換点であるため各勢力とも対処法を整えている。
具体的には「酒」はるか神話の時代から酒好きでベロンベロンに酔わされては殺されている。
それ以外にも自分をかつて殺した草薙を始め弱点と呼べる武器は多い。 - 空母棲姫
幽霊城出現と同時に現れた深海棲艦。この世界に迷い込んだ際にとある閻羅王によって弐式安土城の警備を任された。
容姿は一航戦の艦娘を足して二で割った髪型であり、服装はボロボロになったセーラー服+甲冑を着ている。
大規模な航空部隊と自らが率いる深海棲艦の部隊を以て弐式安土城の入口を守ると共に、江戸湾の制空権・制海権を掌握している。
なお、別のシナリオで出てくるのとは別個体である。 - 海賊ロジャー
かつてカリブ海から仏蘭西近海へ攻め込んだ新星海賊ロジャー。
欧州の海軍と戦っている途中で彼は妖異に魅入られて幽霊船を操る能力を得たが、事態を重く見て一時休戦した英吉利と仏蘭西の海軍をはじめとした欧州の艦隊によって討伐された。
だが、怨霊となって甦りメタナイトへの復讐を誓うと共に、新たに深海棲艦を率いるようになった。 - "君子殉凶"石田三成
関ヶ原の戦いで徳川家康に敗れた西軍総大将その人。生前は「凶王三成」と呼ばれ多くの人々に恐れられていた。元は豊臣秀吉のもとで仕えており、彼に心酔していたがが同じ豊臣家の配下であった家康が秀吉を討ったことから家康を、ひいてはこの世全てを激しく憎むようになった。家康との一騎討ちに敗北し討死するもその凄まじいまでの家康への憎悪は関ヶ原の地に焼きつき、残留し続けていた。そこに時空破断の影響を受けたことによりその憎悪を媒介として再び現世に具現した。復活した際に自らと同じ憎悪を抱くものを具現する能力を身に付け、その能力により一介の妖異でありながら一大勢力を築きあげた。
現在は家康の作った幕府を「完全斬滅」する事を目的に活動しており、因縁の関が原に居城であった大阪城を具現し、幕府を潰す算段を立てている。
この時代にも自らの三成のは存在する。
だがしかし時代が違うのは理解しており、その上これは自分の私闘でしかないと認識している為一切関わろうとしない。
そして徳川を首尾よく滅ぼした後は秀吉が愛したこの国の為に吉継含む自らが呼び出した全てを抹殺した後武士として腹を切るつもり。 - "寥星跋扈"大谷吉継
石田三成の盟友であり西軍の中心人物だった武将。通称「刑部(ぎょうぶ)」。
三成に先立って亡くなったが、復活した三成が真っ先に蘇らせた。
生前から業病によって肉体を病んではいたが、知啓に長け、友情と部下への慈悲に篤い男であったが
復活されてからは深い嫉妬と憎悪を抱くようになり、世界中に不幸を撒き散らすべく策謀を練る。
世の人間全てを嫌っているが、三成だけは親友として大切に想っている、それは生前も死後も何一つ変わらない。現在は一旦三成と別行動を取り恐山にて悪霊を呼び出す術式の構築を行い、この世にさらなる不幸を撒き散らそうとしている。 - "羅将神"ミヅキ
かつて数百年間に渡って世界中に災厄をもたらした暗黒神「アンブロジァ」の使徒。
元は平安時代の農村に生まれた赤子だったのだが、口減らしとして捨てられてしまう。その時に抱いた憎悪と生への執着を気に入ったアンブロジァと契約した。
莫大な魔力によって数百年に渡り世界中で暗躍していたが最終的に恐山に封印される。すでに肉体は朽ち果てており、精神体のような存在となっている。この状態でも強大な力を持つが、力を十全に発揮するには生身の人間の体を乗っ取る必要がある。
最近、時空破断の影響で魔力を活性化させて覚醒。再封印を施すべく現れた退魔師を返り討ちにしてその肉体を奪った。
復活を果たしたミヅキは恐山の霊力を拠点として再び世を混沌に導くべく蠢動する。
既存の秩序を破壊するという点において石田三成と利害関係が一致しており、お互いに利用しあう協力関係を築いている。その為、大谷に恐山での活動を許している。
現在は大谷吉継と共に戦力の増強、及び他勢力への謀略を企てている。
ちなみに「ラキ、ラキ、ラキキキ…」という独特な笑い方をする。ミヅキ様はラキラキ可愛いその名は雲居一輪……当然この世界の一輪である。
若年ながら強い霊力を持っており、その力で人々に害なす妖怪や妖異と戦っていた。
一輪に調伏されて改心した妖怪の「雲山」、女剣士「烈風の依姫」をお供に全国を旅していたが、ミヅキ復活の兆候を感じ取り恐山へと向かった。
しかし奮闘するも返り討ちにされ、あろうことか取り付かれて体を乗っ取られてしまう。
だが意識を失う間際、最後の力を振り絞って雲山と依姫を安全な場所まで転移させた。 - "軍鬼"戒厳
この世界の未来(1970年頃)からやってきた軍人にして文筆家、神綺天皇に未来を話した人物でもある。
愛国心から生まれる「日本をより良くしたい」との欲望から妖異に魅入られ、この時代に現れた。
強烈な国粋主義者で日米安保条約に反対し、市ヶ谷駐屯地にて決起演説を行い、同日クーデターに賛同した陸軍部隊により首都機能を掌握、軍事政権を樹立し内閣総理大臣に就任。
外国人の徹底排斥を唱え国益ではなく精神面での日本の保護政策をとり武士道を全国民に敷衍し人々を侍にする事で「日本人の心」を取り戻そうとした、しかしその後の政権崩壊の最中自らの勝利を宣言した直後、全都民を「護国の不死」とすべく都心に核を投下し殺戮、そのまま消滅した。
この時代に流れ着いたことを天命と感じ自らの手で強い日本を創り上げるため様々な暗躍を行っている。
不死(ブシ)の軍団を率い結界の破壊や異人の抹殺に精を挙げている。
最終目的は日本人を皆殺しにして不死(ブシ)へと一人残らず転生させ不死の国家を創り上げること。 - 盗亀(ぎるがめ)
デカい亀の妖異。地方によっては銭亀(ぜにがめ)とも。
名前によって生態も全く異なり、どちらも異様に強く、加えて負けず劣らず悪質な妖異である。
前者は小判の洞窟という迷宮に棲み、大金を餌に袋小路に追い込み誘い込んだ旅人を後ろから襲い、
一方の後者は道をとおせんぼしては通行人から通行料と称し大金をせしめる。(何故か眼鏡をかけ大阪訛りの言葉を饒舌に話す)
盗亀は滅多に遭うことはないが、銭亀は大きな街道でよく見掛ける。最近は大阪に通じる道を塞ぎ、行商の流れを塞き止めてしまった模様。
幕府も頭を悩ませているが、将軍が行動を起こそうとしないので事態に進展は見られない。 - 銭数寄異(ぜにすきぃ)
旧守矢藩の森に住む幽霊の妖異。
生前は大坂の悪徳商人であったため、関西弁を喋る上に金への執念はかなり凄まじい。
小判を餌にして通行人を惑わしてから部下の槍栗御化(やりくりおばけ)と共に襲いかかった上で大金を奪っていく。
最近は欄倶とつるんでおり、彼から月の小判をもらう代わりに江戸へ抜ける街道で通行人から法外な大金(それも銭亀が求める額の5倍)をせしめている。 - 欲人(グリード)
コアメダルが強い欲望と結びつき、その生物の体を乗っ取って生まれる妖異。
セルメダルと呼ばれる銀貨で体を構成している。
闇異(ヤミー)と呼ばれる眷族を作り出し、セルメダルを量産、吸収しさらに強大な存在となる。
セルメダルは欲望によって増えるので、人の持つそれを刺激する事で増やしていく。
同色のコアメダルを取り込むことにより更なる力を得ることができる。
退治する方法はセルメダルを戦いによって消耗させた上でコアメダルを奪い取ること。
消耗させた上で必殺技クラスの威力を叩き込めばそれで済む。
取り込まれた素体も衰弱こそしても簡単には死なないので思いっきり。
固体別の名称はそれぞれのコアメダルの名前が使われる。
例 カマキリメダルの欲人→蟷螂欲人 - 鵺闇異(ヌエヤミー)
上の欲人を倒し、全てのメダルを回収すると出現するようになる猿と虎と蛇と狸が合体したような異形の闇異。
闇異の一種なのだが、対応する欲人・・・というか系統のメダルが存在しない。
最近、江戸を中心に姿を現しているが、他の闇異とは異なり、他者に危害を加えるよりも何かを探し求めているようだが・・・?
ちなみにぬえ(彼女に限らず、基本妖怪は妖異とは敵対関係だが・・・)は妖異を嫌っているがその妖異の中でもこいつは特別大嫌い。
もしも京都に姿を現そうものならお天道様が拝めないくらい痛い目に遭わせてやるつもりでいるとか。 - がしゃ髑髏
野晒しにされたり、弔ってもらえなかった死者達の怨念の集合体。
山を跨ぐ巨人ほどの丈を持った巨大な骸骨の様な姿をしている。
がしゃがしゃと音を響かせ、人間を捕まえては握りつぶして食べてしまうという。
数多くいる妖異の中でも巨神クラスの体躯を誇る。そのため、策も無しに退治しようと意気込んでも返り討ちにあうのが関の山。こちらも巨神クラスの火力か巨神そのものを所持する必要がある。
それ以外なら、その巨体相手に対等に戦える場…それこそ城の天守閣のような高い場所ならば、立ち回りが楽になる筈だ。
これほどまでに巨大な妖異でありながら、妖怪絵師に発見されたのは最近のことであり、その前情報の無さが倒すことをさらに難しくさせている。どうやら仮の姿でなりを潜めているのも一因のようだが・・・? - 妖怪忍者
妖怪の中でも忍法や妖術を自らの欲を満たすために悪用する者たち。
そのため、妖怪の名を冠しながらも妖異として認識されている。
戦国時代においてはぬらりひょんを頭領とした妖怪忍者軍団が暗躍していたが、先代隠流によって力を封印され貧弱一般人レベルにまで落ちぶれてしまい、人間として雌伏の時を過ごしていた。
しかしサスケとサイゾウが妖怪忍者に騙され扉を開いたことにより封印が解けられ、妖怪忍者達が力を取り戻してしまったのだ。
巨大化する力も持っており色々と厄介。
統率するリーダーは今はいないが、貴公子ジュニアなる人物が登場すると英傑(特に隠流)を潰すため、強力な妖怪忍者が登場するようになる。- 貴公子ジュニア
妖怪忍者を退治していると登場する妖怪忍者をまとめ上げるようになる人物。
時空破断の影響かヘヴィメタルな外見をしている。
性格は非常に冷酷で任務に失敗した妖怪忍者には容赦しない。時折見せる真の姿もあるようだが・・・?
- 貴公子ジュニア
- 是無須
宇宙ミジンコとでも形容したくなる異形の妖異。
かつては竜宮に仕える高名な術士だったが、海底という環境で自身が燻り続けることに不満を持ち、異国の魔術師メリーが竜宮を攻めたのと時を同じくして反乱を起こす。
結果としてこの戦いで命を落とすが、深い憎しみの念で海王ワダツミを呪い殺し、妖異へと堕落する。
しかし、ワダツミの死体から生まれた『黒龍』が祠に奉られることで封印されていた。
最近になって黒龍が祠からいなくなったことで封印が解け、黒龍を捜し求めている。 - 鬼人正邪
本来は妖怪の一種である天邪鬼だが、彼女だけは天邪鬼の中でも特に人間の悲惨や不幸を喜ぶ立派な妖異である。
「平和で安定した日ノ本をぶち壊し、妖異が支配する世界に変える」という強い野望を持ってはいるが、所詮は小物であり実力は妖異の中でも非常に弱い。そのため強者を利用したり策略を練ったりして、苦労せずに目的を成し遂げようと企んでいる。
今まで色々な所を転々と移っていたが、他の妖異に協力を仰ごうとして逆に襲われたり幻想の教団では事ある毎にとばっちりを喰らったり、地霊組ではボロボロになるまでこき使われたりとロクな目に遭っていない。
ただ、しぶとさと逃げ足の速さだけは他の妖異の数倍以上であり、氷づけにされたり大物の妖異に斬り捨てられるといった悪い状況下でもしぶとく生き残り、最後には逃げきってしまう。
紆余曲折あって辿り着いた鬼ヶ島である妖怪を蘇らせ、そいつを利用して大結界に関わる秘宝を手に入れようと画策している。 - 一般貧弱妖異
所謂雑魚敵レベルの妖異。
というより、上の連中がHNMクラスの実力者なだけで、こいつらも十分厄介。
個体としての実力は上記の妖異に比べるとそれ程でもないが、数で襲い掛かったり、謀略を張り巡らせたり
やはり油断ならない- 餓鬼
貧弱一般妖異の中でも最も弱い最下級妖異。
この世界におけるザコキャラポジションであり、戦闘中に何もしてこない事もある。
しかし、貧弱一般人から見れば恐ろしい怪物であることに変わりはない。 - 魍魎(もうりょう)
餓鬼の色違いにして上位互換。
無駄行動が無くなっておりステータスも少し上がっている。 - 赤母衣衆(あかほろしゅう)
織田信長の手下で、妖刀「平蜘蛛」を狙う謎の騎馬武者。
騎馬兵ばかりだが様々な武器を扱う事が出来、「南蛮式回転筒銃(ガトリング銃)」や「波動法」等の多種多様な技を使う。 - 僵尸(キョンシー)
清から日本に来た船の中で病死した清の船員が妖異となった姿。
元々は清由来の妖異のようで、あちらでも存在が確認されている。日ノ本では長崎に少数出没する模様。
所謂アンデットであるが、姿は生前と変わりなく全身がガチガチに固まっている。
性格は凶暴で夜になると人間の生き血を求めて彷徨う。
こいつの恐ろしい所は噛んだ人間を生死に関わらず僵尸にする事。放って置くと犠牲者がどんどん増えていく。
幸い、日の光に弱く、日のある内は日陰に隠れてただの死体に成り済ましている。
もし道中で不自然な死体を見掛けた時は・・・日の当たる所に放り出してみよう。
噂によると日ノ本でキョンシーを裏で操る何者かがいるらしい…。 - 闇異(ヤミー)
欲人が生み出し、人々から欲望を食らいながら成長する妖異。
生み出されて間もない白闇異と成長した生物型闇異の二種類が存在する。
白闇異はともかく、生物型のほうは英傑の素質を持つ物のレベルでないと話にならない強さ。
欲人から離れて活動することができるのは一集落レベルで、こいつの近くには必ず欲人がいる。 - 落ち武者
戦いの中、落命した武者の亡霊が時空破断の影響でこの時代に蘇ったもの。
死しても元々は屈強な荒武者達、その刀から繰り出される剣術の威力は目を見張るものがある。
英傑や戦乱に生きた者なら兎も角、今の時代の腑抜けた武士程度では、とても相手にはなるまい。 - チビ鬼
鬼ヶ島に住んでいた貧弱一般鬼族。鬼族の中では最も弱い。
彼らは桃太郎による鬼退治を根に持っており、人間に対して強い恨みを持っている。
攻撃力は高めだが、特に技を使ってくるわけでもない。ただ、雷属性を無効化してしまう。
ここ最近は鬼ヶ島以外にも各地の迷宮で出現している。 - 痩せ鬼
鬼ヶ島に住んでいた貧弱一般鬼族で弓を扱う。
チビ鬼同様に人間に対して強い恨みを持っている。
ここ最近は鬼ヶ島以外にも各地の迷宮で出現しているらしい。 - 悪鬼
鬼のような見た目の怪物。貧弱一般妖異の中ではそこそこの強さを持つ、中ボスクラスの妖異である。
悪しき欲望を持つ人間(主に悪徳商人や悪代官など)を唆したり、彼らと結託して悪事を起こす事で人間を苦しめる。 - 戦鬼
悪鬼とはまた違った姿の怪物。金棒を持っており、日本昔話に出てくる赤鬼のような姿をしている。
屈強な腕力から繰り出される攻撃は貧弱一般人をあっという間に骨にしてしまう程の威力を持つ。
普段は迷宮の奥地に出現するが、中には地霊組と絡んでいる人間と結託している者もいるとか… - 強鬼
戦鬼の強化版であり、戦鬼を緑色にした姿である。
ステータスは高く、両手棍を駆使した強力な技を使ってくる。
迷宮の奥地に出現するほか、戦鬼と共に現れて連携技を繰り出す事もある。 - 鬼軍団
なまはげのような見た目の鬼達。5体1組で行動する。
戦闘力は5体でようやく鬼1人分だが、銅鑼を鳴らして他の妖異(特に鬼族)を呼び寄せる能力を持っている。
軍団なのかHPがそこそこ多いのでもたもたすると数で押し切られてしまうぞ。 - 屍兵(しかばねへい)
時空破断の影響で世界各地に現れるようになったという正体不明の怪物。様々なジョブが混ざっている。
この呼び名は西洋人が便宜的に付けたものである。
自我が無く生者を見境なく襲うらしいが、日ノ本に現れるのはなぜか金品を盗んで逃亡する屍兵や田畑を荒らす屍兵ばかりだという。
正体については一般的には「過去に死んだ者」あるいは「他の時空で死んだ者」と言われているが、それを決定する証拠が見つかっておらず未だに謎が多い妖異である。 - 深海棲艦
海に現れる妖異の一種。はるか未来の異世界から時空破断でこの時代に現れた。
深海棲艦の通常艦艇はイロハ順に名称を与えられているがこれは別世界で命名されたものである。
容姿は駆逐以(イ)級といった下位の深海棲艦は怪物そのものだが、重巡利(リ)級や戦艦流(ル)級、空母乎(ヲ)級といった上位の深海棲艦は人間の女性に近しい姿をしている場合が多い。
また、強化版として精鋭(エリート)や旗艦(フラグシップ)も存在するが、このシナリオにおいては旗艦(フラグシップ)クラスの深海棲艦は滅多に出現しない。
更に名前に「鬼」や「姫」が付き、圧倒的な力を持つ最上位の艦艇も存在するらしい。
大抵の深海棲艦は時空破断の中心である極東地域の海に現れては渡航や海上輸送の障害となっている他、ごく稀に日ノ本近海以外の海上にも少数ではあるが出現し、英吉利や仏蘭西といった欧州の海軍をも苦しめている。
このシナリオでお目にかかる事は無いが戦艦烈(レ)級や潜水曽(ソ)級、軽巡津(ツ)級などといった未知の深海棲艦の存在も報告されており、英吉利海軍は超人紳士同盟と共同で調査を急いでいるが、烈級の凶悪な能力故に調査は難航している。
基本的には艦船をモチーフとしており、策も無しに退治しようと意気込んでも返り討ちにあってしまう。一部例外*3はあるが、もし戦う場合はこちらも戦艦に匹敵する火力か巨神そのものを以て立ち向かう必要がある。
中には村紗水蜜と協力する者もいたり、とある閻羅王にこき使われている者も存在する。
正体については「海に沈んだ艦船の怨念が具現化したもの」と言われるが定かではなく、屍兵と同様に謎が多い妖異である。 - 魏無人(ぎぶと)
全身に包帯を巻いた異国の妖異。不快な呻き声を上げながら、デカい肉切り包丁を引きずっている。
生ある者を見つけるとスタン効果のある奇声を上げ、ゆっくりと近寄りながら包丁を振り下ろしてくる。
開幕一番に叫んでくるので、できれば遭遇したくないが…。 - 吏異出徒(りいでっと)
魏無人とほぼ同じ種類の妖異。差異といえば包帯を纏わず、包丁も持っていない事くらいか。
攻撃手段も奇声をあげ、近づいてくるまでは魏無人と同じ。だがコイツは背後に近づくと、そのまま抱きつき、生命力を奪ってくる。正直同族のミイラ野郎よりも気味が悪い。
また、耐性もやたらと高く非常に倒しづらい難敵。 - 報(ぽう)
邪伊把粗(じゃいはあら)の肉体を構成している妖異。この世の未練から成仏できないでいる悪霊の一種である。邪伊把粗の項目にも書いてあるが、非常に非力な妖異。あんまり怖くない。
親玉と同じく、物理攻撃を無効化するが、やはり弱点も同じ。魔法攻撃にも弱く、一撃で昇天してしまう。 - ドロドロ
妖怪忍者が使役する下級妖怪。
水色の体とムンクの叫びのような顔が特徴的。
人間に化ける程度の能力も持っている。 - 般若
城内ダンジョンで出現する仮面の妖異… といっても仮面をかぶっている妖異と言う訳ではなく、般若の仮面そのものが妖異となった物である。
HPと防御が無駄に高く魔法に対して高い耐性を持つが、攻撃力はそれほど高くない。 - 般怒羅没楠(ぱんどらぼっくす)
本来は宝箱に擬態する妖異… なのだが、時空破断の影響で葛籠に擬態している。
高い攻撃力から繰り出される痛恨の一撃は勿論、甘い息や即死魔法などによる搦め手も使って来る上に体力や回避率も高めな強敵だ。
主に城内ダンジョンの葛籠に化けているが、極稀に民家に潜んでいることも…
- 餓鬼
閻羅王
悪の大ボス。
人間や妖怪の中でも強烈な欲望や狂気、憎悪を抱いたものが生まれ変わる存在。
普通は数百年に一匹しか出ないHNMなのだが時代が混ざり合った世界の為なん何匹も居る。
そのせいで魔の存在のテンションがマッハで活発化。
こいつらは一人残らず超絶パワーを持ってこそいるが、この国に貼られている結界に阻まれているためフルパワーでは出現不可能。
基本的に弱体化した分身や手下使って各地の結界を壊させている。
尚、本体自体は元の時代におり、完全な殲滅には結界を大量破壊してこちら側に呼び込むか、こちらから乗り込む必要がある。
日本に現出しているのは5体…だが閻羅王とはあくまでも日本での呼び名。
閻羅王と呼ぶべき存在は全世界に出現している。大結界のせいで国を超えたり全力全開で暴れることは出来ないが、もし結界が失われれば世界中の大妖異が解き放たれることになる。
- 鬼武丸(オニタケマル)
古式の優美な(そして極めて実戦的な)甲冑に身を包んだ古強者。
妖異の群れを率いる総大将であり、剣腕のみならず指揮官、政治家としても極めて優秀。政治に関わる様々な陰謀の他、妖術を駆使して災害を引き起こそうと企てたり、その行動は多岐に渡る。また強烈な人的魅力を有しており、その家柄から、自ら忠誠を誓う幕臣も数多い。
無論、単なる後方指揮官というだけでなく、その弓は如何なる鎧武者であろうとも一射で殺すと言われている。
ただどういうわけか一回の作戦行動にあまり戦力を割かず、配下の手勢を全国に配置し、自分の拠点である鎌倉への防備を固めている。その位置関係は、まるで壇ノ浦から現れる何かに対する恐怖心の現れであるような……。源頼朝である。
初代征夷大将軍である彼は、武士が武士である事を忘れて怠惰な享楽に耽けるこの時代を憂いており、再び戦国乱世を引き起こした末に自らが将軍となって武家社会を再建する事を目的としている。配下には牛若丸、鬼若丸を始めとした源氏の強豪が妖異として付き従っており、妖怪の大頭領といった風である。
彼の恐れているのは源平合戦最強の鬼武者平景清の復活である。 - "黒い悪魔"華羅婆
金色の髪をツインテールに結び、眼鏡をかけた少女?の姿をした魔女。
主な戦力はカラクリ人形の技術と西洋魔術を応用して作り上げた全く新しい機械人形、「符術操兵(カーディアン)」であり、自身も分身として本体の姿を模した人形に意識を宿し、破壊に特化した魔術を振るい日本全土を焦土と化さんと邁進している。陰陽鉄学園の教師、シャントット……の影武者人形の1つが誤作動を起こした物。
自身の世界以外にも並行世界の存在を認識していたシャントットが、その観測の為に魔導人形を送ったのだが、この世界の担当人形が結界に阻まれ、思考回路に欠陥が発生。
更に阻まれた結果、この世界と本来の世界の次元の狭間に閉じ込められ、その空間に漂う妖気を浴びた事で憑喪神と化し、持ち主から動力分として貰った魔力と妖力が突然変異を起こした結果、閻羅王と化した。
現在は変異前の欠陥が生じた思考回路の命令に基づき、結界を破壊し、日本に上陸することを考えている。 - "幻魔王"織田信長
世界の過去において織田信長は桶狭間で死亡、だがそこで幻魔と呼ばれる妖異の血を受け復活。
先代が死亡した際に幻魔王の座を手に入れこの世に暴虐を振りまいた。
だが明智左馬之助を始めとする鬼武者の手により葬られこんどこそ死亡。
……したのだがそこで閻羅王に転生し鬼武者たちと戦いを続けている。
この世界においては分身体で顕現、結界の影響を受けない幻魔を率いて結界を破壊。
現在は赤母衣衆を率いて妖刀「平蜘蛛」を探させつつ、江戸湾に封印されし広域破壊型移動城塞「安土城」の天守閣にて自らを入れる器の製造に励んでいるようだ。
なお、信長の本体は1582年6月21日…すなわち本能寺の変の日に閻羅王と化したため本体を倒す為には
本能寺の変に時間跳躍し、閻羅王となった直後の信長を滅ぼさなくてはならない。 - "常闇ノ皇"皆蝕姫(みなぐいひめ)
この世の「負」そのものでありその目覚めは災厄の発端、滅びの始まりを暗示する存在。
過去幾度も無く滅ぼされ、退治されるが光と闇は表裏一体。光がある限り闇は必ず傍らに依る。
時空破断の影響でこの時代の「負」の側の受け皿は大きく傾いている為、現在の皇である皆蝕姫は過去最凶となっている。何らかの目的があるのか現在は自身の分身である無機質な球体群や手下の妖異を日本に送り込んでいる。どうやらある男を捜しているようだが・・・・・・?
名の由来は十もいかない幼子だが異常に巨大な影を背負っていてさながら大きく開いた口のよう、そして金、酒、女男とおよそ人間が求める全ての欲を貪欲に求め喰らうことからこう呼ばれる。
また、この姫の傍らには常に黒い西洋剣が掲げられていて、彼女が何か決める際は必ず剣に触れる。この行動は果たして何を意味しているのだろうか?この時代のルーミアであり、代々魔剣「暴食ノ剣」を祀る巫女だった少女。が、今は魔剣に体を乗っ取られ暴虐の限りを尽くしている。本来「暴食ノ剣」は鞘である巫女と担い手である夜士(つまりナイト)の一組で祀り、封じていたのだが数代前に夜士の当代が航海中の事故でいくえ不明になってしまう。夜士は男子が継ぐのだがそれ以後生まれなかった為に対である意味を失ってしまい、それに失望した巫女の家系が自分達一族だけで封じていくことにしてしまった。結果、この時代になって魔剣を抑えきれなくなり悲劇が起こる事になる。
- 暴食ノ剣
とある南蛮の小国が代々祀り、封じてきた魔剣。日いづる国より伝えられた魔剣であり、ありとあらゆる者を喰らう力があるとされ、常人では剣が放つその強い欲求に支配され頭がおかしくなって死ぬ。が、この力を御することができれば聖なるもの、悪しきもの問わず喰らい飲み込むので過去に強大な「魔」をその内に封印したとされている。
この魔剣を封じる為、魔剣の鞘となりその力を覆い封じる役を帯びる巫女と、巫女を守り、来る時には魔剣を抜き放ち戦う夜士(ナイト)が代々一組でその任に就いていたが、前述の当代夜士の蒸発によってその役割は途切れてしまった。
そのため魔剣に封じられていた「魔」・・・常闇ノ皇は半復活し、自身と魔剣の力を使って巫女を侵食。完全に復活するために片割れである消えた夜士を捜すため時空破断を利用しこの時代にやってきたのだ。
- 暴食ノ剣
- 上様
閻羅王達を率い、村雨丸を手中にせんと企んでいる存在らしいが…。こいつが何者なのか、そもそも実在するのか、全てが謎に包まれている。
秘宝
この世界に散らばる様々なお宝。
単純に金銭的価値を持つ物から始まり名刀や絡繰までおっそろしく幅が広い。
- スタンガン
高出力の電撃波を発生させる南蛮の兵器。射程は短いものの、人間を一撃で灰燼に帰す威力がある。
とあるセレマの信奉者が秘蔵しているとの噂だが真相は定かではない。
- 百鬼夜行の書
多摩の初代長老が編み出した化学(ばけがく)の究極奥義が書き記された巻物。
「百鬼夜行の術」と呼ばれる奥義が記されているが、あまりにも危険すぎるため多摩の狸の隠れ里に封印されている。
- 妖刀村正
妖刀と呼ばれる物の代名詞中の代名詞。
その言葉通り鬼をも仏もぶった切る。
時空断絶により少くない無い本数や使い手が漂着したが不幸な事に鍛冶師が居ないため新たな鍛造は不可能。
その為莫大な額で取引がされており最低でも10両は下るまい。
徳川一族と嫌な因縁を持つ刀なので攘夷志士がよくこれを求めている。
ある条件を満たせば新たな村正がこの世界に誕生。その数は実に108本。
中には村正でない剣も打ち天下五剣の贋作も打つがその力はオリジナルにすら比するだろう。
最強の村正は「朧村正」
これは妖刀最強クラスであり大結界の一部や大妖異、更には一部の因果を断ち事象無効化まで可能。
- 閻魔刀
いつの間にか時空断絶で流れ着いて来た白い拵えの魔刀。
恐ろしさすら感じる切れ味と、妖艶な魅力を発しながらも神々しさすら感じる美しさを持つ。
一説では魔界に反逆した悪魔、魔剣士が手にしていた三本の剣の内の一つだと言うが……
『魔』に対して非常に強力な力があり、文字通りの意味で『人』と『魔』を分かつことも可能。また、次元を叩き切れる刀の一本でもある。
ただし、手に入れただけでは全ての力は扱えない。この刀に認められる実力か、何らかの条件が必要である。
閻魔刀に宿る、かつてこの刃を振るっていた蒼の魔人の思念と1対1で戦い、勝利することが出来れば刀に認められ、完全に力を振るうことが出来るだろう。
それが無理であるならば、魔剣士の血族を探し、この刀を渡すという手もある。もっとも、見つけられればの話であるが……
- 霧禁ビョウタン
見た目は何の変哲もない瓢箪だが、その実ある神を封じ込めたと云われる曰く付きの代物。
口から溢れ出る霧は包まれた者を人ならば夢心地へと誘い、妖ならばまるで時間の流れが狂ったかのようにその動きを鈍らせる。
このことからもわかるように、凄いのは中身であって瓢箪その物には何ら特別な力はない。
中にいるとされる神を解き放つ方法は今のところ不明だが・・・
- 妖刀『平蜘蛛』
織田信長が生前喉から手が出るほど欲したがあえなく手に入らなかったものが二つある。
一つは天下、そしてもう一つが松永久秀が所有していた茶釜、古天明平蜘蛛(こてんみょうひらぐも)である。
その松永久秀と共に爆散した銘器・平蜘蛛の破片を集め鋳融かした鉄を鍛えた刀。
振れば爆発が起きて斬った相手を粉微塵に吹き飛ばし、散りも残さず消してしまうとか
信長に対する怨念がこもりにこもった妖刀であり、信長に滅びを与えることを可能とする。
あまりに強力かつ危険であるため、名も忘れられた社に封されていたらしい。現在行方不明。松永久秀の霊と平蜘蛛の付喪神
付喪神も茶釜としては最後の持ち主であった松永久秀に似て連歌や茶道に長けた教養人である。
本体が行方不明となった為毒蜘蛛の山女に憑依して顕現した
のだが相手が人間でなく妖異だった為混じり合ってしまい……。
脱出も出来ないため刀探せと頼んでいるが、山女は阿片中毒なため幻覚と思っているし
稀に表に出れても幻覚を見ていると勘違いされるしこの体の因縁に巻き込まれひどい目に合っている。
山女が死ぬか妖異から開放されれば抜け出せるので早く仕事トチらないか神仏に祈りを捧げる毎日である。実は平蜘蛛は信貴山に封じられた仏宝「ヒバチ」の修復に使われなかった残りの部分を鋳融かし作られた茶釜であり、ヒバチに近づくと共鳴する、ヒバチと平蜘蛛が一つになった時起こる事とは・・・
- 絡繰鉄砲・唐沢
かつて春葉螺夷座を討伐・封印する際に用いられたとされる絡繰仕掛けの鉄砲。唐沢とはこれの制作者の名前であり、これ自体は無銘である。
元々対妖異を想定して制作されたらしく、威力は通常の鉄砲とは比較にならないほど高い。さらに連射も可能。
しかしその反面、非常に重量があり生半可な者では扱うことはできない。
軽量化したもの、弟子が制作したものなどの類似品が存在したそうだが、オリジナルの完成度には及ばなかったようである。
封印の要として春葉螺夷座を封じた祠に祀られていたが、時空破断の影響で破壊されてしまい、春葉螺夷座が解き放たれることとなった。
発見・入手した時点ではボロボロで全く使い物にならない。
設計図と優秀な絡繰技師がいれば蘇らせることができるだろう。
- 光剣・月光
かつて春葉螺夷座と同じく戦国時代のとある隠れ里にて製作が進められていた剣、
一見するとデカイ鍔だけの刃の無い剣だがその実態は持ち主の妖気を喰らって光り輝く刀身を生み出す絡繰剣。
使用に際して厳重なセーフティがかけられており、妖気を持つものにしか使えないのにも関わらずあらゆる妖怪・妖異に対する結界が張り巡らされており、結果として魔を抱きながらも人であり続けるものにしか使えない極めて担い手を選ぶ剣となった。
春葉螺夷座が暴走した際のカウンターとしても機能するはずだったようで、春葉螺夷座の魂を破壊、霧散させる特殊な周波数を発している。
生憎剣自体は未完の状態であるが、設計図と優秀な絡繰技師がいれば完成は可能。
これととある絡繰銃を上手く用いることができれば、春葉螺夷座に対する最高の切り札になるだろう。
- 豪槍・仁王
光剣・月光と同じく春葉螺夷座と相対する為に作られた絡繰槍
突く事にだけ特化しており、二本の槍、阿形(あぎょう)と吽形(うんぎょう)を絡繰を使って穿つ
妖気などを一切使わず純粋に絡繰技術のみを突き詰めて作られたので常人には扱えないほど取り回しが悪い
コレを扱える境地に至った者はもはや人でありながらも魔になったものとなる
二本の槍自体は作られていたものの肝心要の絡繰が当時の技術ですら作れなかったらしく
設計図とそれの問題点を見つけ出し改良出来る技術者がいて初めて完成する。
コレを扱えるのならば春葉螺夷座をも易々と貫けるだろうが・・・
- 轟砲・老神
かつてとある花火職人が作り上げたといわれる絡繰大砲。
大砲といっても小型化されており、折り畳むことで携行も可能。
使用する砲弾は鉄の塊の中に火薬を封入した榴弾と呼ばれるものであり、命中した瞬間爆風を巻き起こし周囲を焼き尽くす。
その反動は強烈であり、固定用の架台無しで撃とうものなら衝撃でこちらも吹き飛んでしまう。
また小型化されたといっても銃器として扱うには重すぎる、その重量故に狙いを定めにくい、弾が非常に特殊なものなので補給手段が限られる等問題も多く、非常に扱いづらい代物。
だがその威力は馬鹿げたものであり、榴弾の効果抜きでも一撃で黒船に致命的損傷を与えられる。
いかに強大な妖異であろうと、当ればタダでは済まないだろう。
- 星霜の書・白沢剣
この日ノ本で起こる全ての出来事が記録されている刀。
内容を読みとる事が出来るのは視力を犠牲にした光無き高僧達だけとも言われる。
武器としては最上位の業物に比べると攻撃力は一歩引くが、
神剣だけあって切れないモノは無いとされる水準以上の性能と
戦闘を有利に運ぶ特殊効果を持ち合わせている。
元の世界に帰る為に結界を切断するにも問題は無い性能だろう。
- 無敵の草履
黄金に輝く草履。ワニのマークが無いモノは偽物らしい。どうみても黄金のクロッ○ス
言い伝えによるとこの草履には妖異退治に役立つ秘められた力があるらしい。
老須村に隠されているとの噂があるらしいが…
- 螺亜(らー)の鏡
隠されし真実を映すと言われている伝説の鏡。
人間に化けた妖異の正体を暴いたり幻惑の魔術を打ち破る為に使われるため、多くの妖異にとって脅威となりうる秘宝である。
逆に言えば、その力を人間に使われるのを恐れている閻羅王に狙われている秘宝でもある。
100人の家来を持つ藩主の家に伝わる家宝らしいが…?
- はぐれ珠
不思議な光沢を放つ宝珠。
誰が、いつ、何の為に作ったのか、全てが謎に包まれている。糸を通すような小さな穴があけられていることから人の手で作られたものであることは間違いないのだが…。
全く同じ物が複数個確認されており、その美しさから好事家の間ではそれなりの値で取引されている他、たまたま拾った人がお守りがわりに持っていたりもする。
微弱ながらも霊力を発しており、元々は何らかの呪具の一部なのでは、とも推測されている。
コメント
- 蘇るデミウルゴス編って、艦娘や深海棲艦が話に組み込まれてるけど、正直モヤっとする。物語も中盤頃まで進んでいるだろう時期まで艦娘や深海棲艦と接触出来てないのは遅いし、ファーストコンタクトが艦これ関係ないメタナイト絡みだしいつの間にか提督扱いだし、遠征とかあるみたいだけど駆逐艦の数少ない上に隠しキャラ枠で取られてて実際に扱える数は更に減少して遠征マトモに回せるか怪しいし……そもそも根本的な問題としてこのシナリオに艦娘と深海棲艦必要か? -- 2015-02-09 (月) 12:50:01
- ちょいちょいキャラ追加してたりしたら行数オーバーってなったから、余分な空白とコメントアウトされっぱなしだったカルラを削除して行数確保。場合によっては分割も考えたほうがいいかもしれない -- 2014-11-23 (日) 19:26:34
- 行数オーバーじゃあな…分割するなら異国人か妖異辺りか -- 2014-11-23 (日) 20:55:13
- とりあえず妖怪から下を分割しといた -- 2014-11-27 (木) 17:36:39
- 行数オーバーじゃあな…分割するなら異国人か妖異辺りか -- 2014-11-23 (日) 20:55:13
- チャットに置いてあった二名、加筆しておきました。次からは簡易うpろだや加筆依頼所も使ってあげてくだふぁい(提案) -- 2011-09-12 (月) 19:32:13
- 毒の雨云々は変えた方がいいのでは?下の方でも難色を示しているし -- 2011-09-12 (月) 20:13:25
- そこがちょっと悩みどころでねぇ。カルラが事実上いなくなったから消すのは容易いんだが、できれば書いた人の意見が欲しいところ。 -- 2011-09-12 (月) 21:04:17
- 毒の雨云々は変えた方がいいのでは?下の方でも難色を示しているし -- 2011-09-12 (月) 20:13:25
- 良く見たら元ネタ解説のカルラまで鉄wikiまんまのとこがあるんだが・・・ あとそろそろ新キャラ解禁だがコメントアウトで新キャラの故郷がいきなり毒の雨で滅んでるってのはどうなのよ? -- 2011-09-11 (日) 12:55:51
- 悪いがコメントアウトさせて頂きました 素でに書かれているシナリオでカルラが必要ってやつあったっけ? -- 2011-09-11 (日) 23:57:53
- 元ネタのほうもコメントアウト 自分がちゃんと知ってるキャラなら自分で文章考えような -- 2011-09-12 (月) 15:04:08
- 悪いがコメントアウトさせて頂きました 素でに書かれているシナリオでカルラが必要ってやつあったっけ? -- 2011-09-11 (日) 23:57:53
- 鉄wikiの新桃太郎伝説の項目見たんだがカルラの説明にコピペがあるんだが… -- 2011-08-28 (日) 12:15:26
- >>部下の殺害や白々しい嘘の連発でヘイトを存分に稼ぎまくる。 ここの記述のことか?確かにあもりにも似ている感はあるが・・・ -- 2011-08-28 (日) 12:53:17
- 正直カルラも好き好んで動かすキャラでもないだろう かといって原作再現しないなら他のキャラに代替させても間に合うし -- 2011-09-06 (火) 23:18:23
- 新作キャラがコメントアウトで書かれてるね -- 2011-08-28 (日) 09:20:11
- んー…設定が設定だしあんな奴と絡められるのも仕方ないのか……… -- 2011-08-28 (日) 10:01:47
- 世界移動で悪役にされるのは、まぁ仕方ないか。本編のキャラ設定に影響が出さえしなければ -- 2011-08-28 (日) 14:58:53
- んー…設定が設定だしあんな奴と絡められるのも仕方ないのか……… -- 2011-08-28 (日) 10:01:47
- 佐渡島って、新作のネタバレじゃないの? -- 2011-08-19 (金) 22:07:39
- コメントアウトしたでござる -- 2011-08-19 (金) 22:20:45
- ジョーカーもああいうコメが出てたしコメントアウトでいいんじゃね? -- 2011-08-07 (日) 21:12:34
- とりあえずコメントアウト 正直元ネタ解説のアレを見る限りは当時消されてもおかしくなかったよな -- 2011-08-07 (日) 22:22:04