四季映姫・ヤマザナドゥ

Last-modified: 2012-02-10 (金) 23:39:29

【種族】閻魔様
【能力】白黒はっきりつける程度の能力

 

○楽園の最高裁判長
四季映姫・ヤマザナドゥ(しきえいき)
 種族:閻魔様
 能力:白黒はっきりつける程度の能力
 地獄に住む死者を裁く神。白黒はっきりつける程度の能力を持つ。
彼女の名前は、四季・映姫であり、ヤマザナドゥは閻魔様の役職の一つ様なものである。
基本的には担当部門を表した名前が付けられる。
 人間とは異なり、物事の善悪の基準を自分の内に持つ。その判決は死者には覆すことが出来ない。
その善悪の基準は非常に複雑であり、事件の成り立ちから、関係者の生い立ちまで全てが罪の重さに影響する。
 彼女に嘘を吐くことは、ばれない事が自分を善人に見せる絶対条件となる。
ばれると大きなマイナスとなる。
 彼女は普段、死者の罪を咎め、地獄か天界かそれとも別の所の何処へ行くのかを判断する。
その仕事の影響か、少し説教くさい。
 彼女が幻想郷の異変に気がついたのは、小町がなかなか死者を運んでこなかった時だった。
怪しく思った彼女が幻想郷を見てみると既に一面の花で埋め尽くされていた。
 彼岸花、向日葵、鈴蘭、蓮、そして桜と、あらゆる花が同時に咲いていたのである。
事態を飲み込めずにいると、そこに生きた人間や妖怪達が殺気立てて襲いかかってきた。
 その姿を見てすぐに事態を理解した。
これは六十年目の「あの年」である、と。
 これらの花は全て死者の魂が宿った物であり、魂が処理されていなかったのは小町の怠慢である。
小町は余りにもマイペースな性格の死神であり、花で埋め尽くされても、綺麗だねぇ、
程度にしか思っていなかったようだ。
 彼女が花で埋め尽くされた幻想郷を元に戻れせる訳ではないが、時間と共に元通りになる。
実害も殆ど無いだろう。
 それよりも、目の前に罪を負った人間がいる。彼女の性格上、それを見過ごす事は出来なかった。

花映塚txt