Black Fuso

ブラック扶桑

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

扶桑は日本が独自開発・建造した超弩級戦艦。火力を過分に強調したため、2連装砲塔には356mm砲12門を搭載しているが、反対に防御性能と機動性は劣っていた。

解説

扶桑のブラックバージョン。これで日本戦艦ツリーはTierⅤ~Ⅹ全てにおいてブラックバージョンが実装されることになる。
精密照準スキルのかわりに主砲射程を延長する索敵機と対空警戒を持っており、HP増加、魚雷防御が13.5%から15%に向上、副砲射程が5.4km→6.08kmに延長、隠蔽が12.38kmから11.7kmに改善されている。

・主砲
Tier6最大火力を索敵機込みで13.86km（ヒス迷彩込みだと14.42km）まで叩き込む事が可能。これは格上のウェストバージニアやフロリダには及ばないものの、ティア6としては驚異的な射程であり、ヘイトが辛くなり、後退した後でも射撃が出来る、射程外に逃げていく敵に対して、通常の戦艦なら撃てないが、射程延長することで撃てるなど、同格で圧倒的な射程があることでの独自な運用が可能となる。
また、観測機の目線から射撃できるため、艦首を立てて前後動している敵や引き撃ち、奥旋回のような狙いにくい敵を狙撃しやすいのもメリットだろう。
観測機無しでの射程も長く扶桑と共に同格3位タイの12.38km（ヒス迷彩で12.88km）、HE・APのDPM共にトップ。
ただし、元の扶桑でも同格最長レベルの射程を有しているのに射程を伸ばすスキルがあまり噛み合ってないこと、そのトレードで元の扶桑の大きな強みだった精密照準が無くなっているため、元の扶桑で出来たここぞという時の爆発的火力は無くなってしまっているのは注意点で、オリジナルの大きな強みが無くなっているため、観測機を活かした射程や取り回しと精密の火力、どちらを優先するかで評価は変わるだろう。

・副砲
旧式の152mm砲であるため、精度や装填時間こそ悪いが副砲射程が独戦並に延長されている。Tier7平均の射程なのでTier7に対してのアドバンテージは薄いが、同格や格下へのアドバンテージになる。変更された艦艇スキルに目が行きがちだが、非常に優秀な射程であり扶桑と比較すると扱いやすさが向上している。
ただし、所詮日戦副砲であることには変わりなく、装填時間に変化は無い事と散布は相変わらず良くないため、結局の所火力が足りてない。
更に、本体性能も柔らかく、足も中速な部類とインファイトには噛み合っておらずこれに頼った運用は厳しい。どうしても副砲特化にして副砲を使いたい場合は、必ず5.4km以遠(同格以下の他国の平均射程)で戦い、扶桑の装甲はペラい事を認識し、枚数差やhp差が有利など、敵より有利な状況で戦闘に臨もう。

・対空
対空警戒Ⅰを2回装備。対空警戒で不安のあった対空は若干良くなり‥と思いきや、元の値が頼りなさすぎるため焼け石に水であり、そこまで変わらない。回避は必須であろう。
尚、気休め程度ではあるが対空警戒スキルは艦長スキルで回数の増加とクールタイム削減、効果時間の延長があるので、日本軽巡に座乗している艦長を流用すると良い。

・装甲
扶桑と変わらない。
防御姿勢を重視しよう。

・機動性
扶桑と変わらない。

・隠蔽性
ほんの少しだけ良くなったがBlitzでは戦艦の隠密は大して重要視されないので気にしなくてよいだろう。

・生存性
元の扶桑よりhp、水雷防御、隠蔽といった生存に直結するステータスが伸びていて、気休め程度ではあるが対空も少し補完されるため、生存性は伸びている。
ただし、元の扶桑が硬い船ではなく、これらの変化を踏まえたとしても同格の中では柔らかい部類には変わりないのは注意。

・消耗品
戦艦御用達の「高級船員食糧」「予防整備パック」「改良型ディーゼルエンジン」

・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルは索敵機Ⅰを2回使用可能。これは、主砲射程を12％延長する効果があり、イタリア戦艦ツリーがtier8から装備する艦艇スキルと同一である。マッチ帯で他に装備する戦艦はtier7プレミアム艦のユーコンのみだが、本艦の方が素の射程が優っているのでユーコンからアウトレンジされる事はない。
また、対空警戒Ⅰを2回使用可能。対空と小ネタの項で述べた通りで無いよりはマシだが、効果は体感しにくい。

・装備
　・兵装　副砲射程を伸ばすと6.38kmになる。ロマンはあるが遅い主砲旋回を主砲改良Ⅰで補う方が実用的である。
　・防御　推力改良Ⅰか操舵装置改良Ⅰ
　・適正　推力改良Ⅱか操舵装置改良Ⅱ
耐性系の装備は装備枠を割くにも関わらず、効果が誤差レベルの雀の涙程しかないためおすすめは出来ない。(耐性に関してはアイオワのページを参考に)
無難に機動性を向上させて砲弾の一発でも回避しよう。

・エリート特性
　・戦艦近代化改修　HP＋3% 小口径対空兵装ダメージ＋5% 魚雷防御＋5% ←こちらを選択した場合、ブラック化で強化された部分をさらに伸ばせる。（魚雷防御特化で19.42％まで伸びるが、実際のところ、魚雷1本あたり(威力は3500と仮定)の軽減量は無振りと比べて100~150前後と駆逐艦HEの単発以下の軽減量でしかない。）hpが約1500程増えるため、生存性を微量でもいいから高めたい人向け。
　・エリート砲術員　主砲装填時間－3% 主砲旋回速度＋7% ←扶桑の欠点でもある主砲の取り回しをよくした方がいいだろう。
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
扶桑をベースに艦艇スキルを変更し、性能を気休め程度に伸ばした船ではあるが、扶桑の大きな強みであった精密照準を没収されて、ティア的にそこまで射程が重要視されない観測機と元の対空が低く、恩恵が少ない対空警戒とトレードされているため、捉え方や場面によっては元の扶桑の方が強いと感じるかも知れない。
ただし、観測機の俯瞰視点を活かし、通常では当てにくい動きをしている敵に打撃を与えやすいといったメリットと、(ブラック艦のため)入れ替えペナルティを気にせず山本五十六や高レベル艦長を乗せられるメリットを、どれだけ活かせるかが鍵となる。

戦闘名誉章

小ネタ

・対空警戒追加による変化について
トレーニングルームにて実験したところ、なんと対空警戒1を使用してもティア4ソ連空母の艦載機を全滅させる事は出来ない。（エリートを主砲装填にした場合）
同格のヴェーザー相手でも全中隊攻撃後に2、3機落ちる程度である。対空警戒がついたからと油断せずに回避行動を取ろう。尚、実戦では集中的に狙われた場合であれば晴天を取ることも可能。
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