Flint

アトランタ級巡洋艦7番艦(オークランド級巡洋艦3番艦)　フリント

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

軽巡洋艦フリントは、極めて強力な両用砲を誇る艦級に属していた。同艦級のネームシップとの大きな違いは短射程対空砲で、主砲を削減することで実現されていた。

解説

2022年5月26日13時に実装されたアトランタ級巡洋艦。

・主砲
127mm砲を全部で12門搭載。アトランタのものと同様の主砲ではあるが、射程の微増と引き換えに両舷にあった連装主砲が撤去されている。これにより火力は下がっているが、とはいえ元はアトランタ。DPMは依然同格でも高い部類である。ただアトランタと違うところは精度である。最小水平散布界はアトランタ、チュムポーンと同じ54mで同格巡洋艦最小。最大水平散布界はと十勝と共に192mで同格巡洋艦最小。最大垂直散布界は57.6m帯で同格巡洋艦2位帯(1位帯は50.4m)。なので精度は数値では総合的に考えると同格巡洋艦で1番良い 。射角も悪くなく前方約30°～後方約150°が全主砲が使える範囲である。主砲間の距離が大きいすぎないことや上記の精度の良さにより、射角ギリギリで撃つとかなり集弾しやすい、そして高弾道であるため敵の甲板着弾しやすく発火し易く、島裏からの射撃もやり易い。ただ高弾道であるため偏差は難しく、遠距離の駆逐艦は処理しずらい。そして砲弾重量も同格巡洋艦で2番目の軽さで口径も小さいため貫通力は低く、最大射程での貫通力は38mmしかなく戦艦の甲板はもちろん、同格巡洋艦の半分もちゃんとダメージが入るかも怪しい。近距離の駆逐艦以外は基本HE弾を運用することをオススメす。主砲の旋回速度が同格巡洋艦ででアトランタ、チュムポーンと共に一番速く、取り回しがかなり良い。
まとめると、高精度で高弾道、低貫通力だが使い易く発射レートが高い主砲である。慣れればかなりの後述の機動性の良さを活かし、敵を削るには十分な主砲である。

・魚雷
アトランタと比較して、威力、射程が向上したが、その他のスペックは落ち込んでいる。とはいえ、隠蔽がデフォルトでも隠蔽雷撃は可能なので、投射機会は多い。

・対空
アトランタ同様かなり高めであり、両用砲が削られた関係上、大口径対空が落ち込んだが、小口径対空は向上している。小口径が向上したので対空警戒Lv3の恩恵は受けやすいが、対空警戒Lv3の回数が減らされていることと、投下前に全滅は不可能なのは注意点である。

・装甲
本艦はアトランタ級巡洋艦。つまりそういうことである。皆無に等しいと言っても過言ではない。戦艦や重巡に撃たれると大ダメージになるので回避必須である。腹を晒さなくても、少し角度を緩くしているだけで格下戦艦であろうが問答無用で体力1/2を削ってくることも珍しくない。どうしても回頭して腹を晒さなければならい時は排気煙幕を使おう。

・機動性
最高速こそ、31ノット台と特筆点はないが、アトランタ同様、駆逐艦に比類するほどの旋回性能を有している。排気煙幕と合わさり、しぶとく生き残るための武器になる。

・隠蔽性
被発見距離は7.5kmと、アトランタの7.44kmほどではないが非常の優秀。隠蔽雷撃が出来るというのも本艦の運用の幅を広げている。因みに装備と消耗品で隠蔽に振ると6.55kmまで短縮されるが、汎用性が低いのでやめておいた方が良い。

・生存性
皆無に等しい装甲と低い体力の組み合わせにより、被弾一つ一つが命取りとなる。排気煙幕と優れた旋回性能、スリムで小さい船体と、ある程度の生存ツールは揃っているのだが、これらは使用者の腕に左右されやすいため、これらの優れたツールをどう使って活かすかによって、生存性は飛躍的に上がるだろう。

・消耗品
対空、装填、速力が良いだろう。

・艦艇スキル
アトランタとの最も大きな違い。アトランタではソナー、通常煙幕、対空警戒3だったのが、本艦ではレーダー、排気煙幕、対空警戒3となっている。対空警戒は回数こそ減っているものの、本艦の対空能力の基幹となるスキルである(スキルが切れている時の対空能力はショボい)。誰だ、対空警戒が本体と言ったのは。また通常煙幕が排気煙幕に変わっているので、煙幕射撃はできない。それに伴てソナーの必要性が下がったため、代わりにレーダーを搭載できたのは良い変更であろう。勿論ソナーも戦艦の護衛に便利なのだが。駆逐艦が舐めて煙幕を焚いており味方が撃ってくれそうな状況であれば、レーダーで炙り出してやろう。

・装備
　・兵装　
　・防御　推力改良Ⅰ
　・適正　操舵装置改良Ⅱか防空改良Ⅱ

・エリート特性
　・対空特化　対空火力+7%、小口径対空兵装ダメージ+7%
　・エリート砲術員　主砲装填速度-3%、主砲旋回速度+7%
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
基本的にはスキル違いのアトランタであるが、そこまで火力は出ないとは言え隠蔽雷撃が可能になった事、ネックだった主砲射程が多少ではあるが延長された事で使い易くなっている。対空は相変わらず非常に高く高レートの主砲は戦艦も燃やしやすいが、アトランタと同じく本体は非常に脆い。適切な煙幕の使用や敵弾回避、島裏射撃、ヘイト管理など、生存性の低い巡洋艦にある程度乗りなれた中級者以上向けの船と言えるだろう。

戦闘名誉章

史実

アトランタ級軽巡の7番艦
1944年に竣工。硫黄島攻略や沖縄攻略、本土艦砲射撃に従事し1966年解体。

小ネタ

アトランタ級は小柄な船体に5インチ砲を背負式で6基、両舷に2基搭載していた。
しかしその重武装のため復元性が悪化、5番艦のオークランドから両舷の2基を削減した。フリントはこのグループに含まれる。
さらに後期型のジュノー(サリバン兄弟で有名な艦ではない)からは機銃増設のため魚雷発射管も撤去し、艦上構造物も縮小されている。

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