Neustrashimy

ネウストラシムイ級駆逐艦　ネウストラシムイ

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

・艦艇の特技
修理班+1回

ゲーム内説明

第二次世界大戦後に建造されたソ連海軍の最初の駆逐艦(プロイェークト41)艦艇の設計には数々の革新的な技術が駆使されており、最先端の魚雷発射管や、主砲と対空防御の両用で活躍可能な最新の砲架などが採用されていた。

解説

2021年12月30日AM1時より始まった新年イベントで入手できるようになった、ソ連のプレミアム駆逐艦。2024年の春雪イベントで、同型艦の旅順も実装された。

・主砲
130mm砲を4門搭載。口径こそツリー艦のウダロイやキエフと同じだが、HE弾、AP弾ともにダメージが低くなっており、装填はツリー艦たちの5秒に対して本艦では4秒に短縮されている。門数が少ない割に装填時間4秒とあまり短くないためDPMはAP弾で28320、HE弾で26220と夕雲(AP弾で27033、HE弾で26247)並みでしかない。手数は少ないが発火率は4.5%とやや高めであるため、分間期待発火回数は2.7回とそこそこ(ユトランドと同じ)。旋回速度はツリー艦の主砲と同じ30度/秒で非常に速いため、転舵中でも問題なく照準できるだろう。

・魚雷
ウダロイと同一の魚雷を10門搭載。ウダロイと異なり魚雷管は常識的な船体中央配置であるため、一般的な駆逐艦と同じく片舷に全ての魚雷を投射可能。ダメージは3304とエステルイェートランドに次いで低く、αダメージもZ46と並んで最低クラスである(当然最下位はエステル)。装填時間56秒と射程8.4kmは標準的であり、隠蔽雷撃には困らないだろう。雷速は同格では62.52ktと66.69ktの艦艇が多く、本艦の魚雷は62.52ktと遅めのグループに属する。浸水率は12%と低く、浸水ダメージに期待するのは難しい。ただし浸水に関してはヨーロッパ駆逐艦並みの39%程ないとダメージソースとするのは難しいため、気にするほどでもない。

・対空
素の値はウダロイとほぼ同じで低い。対空警戒Ⅲを使用可能だが、同格他艦種と比べると、ローンや武蔵の1.1倍ほどであり、対空警戒Ⅰを使用中のクロンシュタットよりやや低い。...ということで当てにしてはならない。

・装甲
駆逐艦に装甲を求めてはいけない。ただし微妙に厚みがあるのと後述する機動力・旋回能力の不足も相まって「被弾しやすく過貫通せず、通常貫通し易い」ため妙に薄く(数値の上では特にそういう事も無いのだが)感じやすい。

・機動性
かなり残念。ソ連駆逐艦らしくなく速力は35.01ktという鈍足。下には34kt台の駆逐艦もいるが。加速・転舵性能も同格最低クラスである。加速度は3.2kt/秒(=最高速力/最高速度までにかかる時間)と同格最低であり、最優秀のユトランドの2/3ほど。転舵速度8.2度/秒も最低クラス、転舵所要時間4.5秒は同格最長である。

・隠蔽性
6.18kmと優秀。同格ではフリースラント(5.82km)、夕雲(6.12km)に次ぐ値であり、ベンハムと同値。格上には本艦より良い隠蔽の艦艇は存在しないが、格下の雷駆には劣ってしまうので注意(ただし朝潮、エーランド(6.24km)には勝る)。

・生存性
HP19470はモガドールに次ぐ高さであり、装甲防御と魚雷防御も4.5%と並程度にあるため、実質的なHPでは同格トップである(モガドールは装甲防御と魚雷防御が両方とも3%なので誤差レベルではあるが本艦の方が優秀)。加えて煙幕も使用可能であるため、生存性は高いと言えるだろう。

・消耗品
ヨーロッパ駆逐やイギリス重巡と同じく修理班を4つ使用可能。
軍需物資は速力、隠蔽、装填が良いだろう。

・艦艇スキル/艦長スキル
　Blitz初の4つのスキルを使用可能な艦艇。エンジンブーストⅡ、対空警戒Ⅲ、発煙装置Ⅱ、ソナーⅠを各3つずつ使用可能。対空警戒以外はいずれも有用なスキルである。無い方が操作が簡単で強いとか言ってはいけない。
　艦長スキルlv2は「魚雷アラート」で良いだろう。ソナーや対空警戒を持っている艦艇は「戦場支援」で使用回数を増やすのが鉄板であるが、本艦の対空警戒はあまり役に立たないため増やす必要性が低く、ソナーに関してはクールタイムが「偵察と警戒」で短縮して尚60秒と長いため4回使い切るのは難しいためである。前述の通り対空警戒はあまり役に立たないので、lv4の「対空防御専門家」も不要であろう。一方、「偵察と警戒」(lv6)、「雲隠れ」(lv8)、「出力全開」(lv9)は是非取得しておきたい(いずれも効果時間延長とクールタイム短縮)。特にクールタイムの短縮によって使い勝手が格段に良くなる。

・装備
　・兵装　主砲改良Ⅱ　壊れやすくはなってしまうが装填時間を短縮するのが良いと思われる。そもそも駆逐艦ってあまり被弾しないし。
　・防御　操舵装置改良Ⅰ or 推力改良Ⅰ
　・適正　隠蔽 or 操舵装置改良Ⅱ

・エリート特性
　・新型砲塔　主砲旋回速度+20%
　・新型榴弾　主砲榴弾ダメージ+2%、主砲発火率+7%　
　・功績　EXPアップ+10%
※消去法で「新型榴弾」を推奨。元々主砲旋回速度は速いので「新型砲塔」にする意味があまり見当たらない。

・総論
新機軸を詰め込みすぎたためかソ連らしからぬ鈍重な船体に、まるで他国艦の主砲と魚雷を積み込んだかのようなソ連視点で観ると実に奇妙な艦である。とはいえこれでもかと搭載された艦艇スキルは「対空警戒」を除けば皆優秀。よって豊富なHPとスキルで耐えつつコツコツダメージを積み重ねていくタイプの艦である。ソ連駆逐しか手に取った事のない艦長には戸惑いを隠せないだろうが、他国駆逐を扱ったことのある艦長であれば「このクルクル回る砲何処かで」等思い当たる節もあるだろう。纏めると戦時賠償で得られた各国の技術を詰め込んでスキルも山盛りにしてみた結果…従来のソ連艦の個性が失われたハイブリット的なナニカであり、他国駆逐艦に乗った経験のある艦長であれば問題なく扱える筈だ。

戦闘名誉章

史実

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