このトピックの元記事は本家wikiのWML初心者向けのチュートリアル「WML for Complete Beginners」で、イントロダクションと本編11章プラス終章で構成されており、現在も地味に更新されている未完成の入門書です。
この記事は情報が古くなった部分や欠落している箇所もありますが、そのような箇所は訳者の微妙な知識で出来る限り補完していきます。
原文で読みたい方はこちら
完全な初心者のためのWMLガイドへようこそ!
イントロダクションから順に進むことで、なんとなくWMLがわかるようになります。また、途中の章から読んでも構いません。
重要事項:これは進行中のプロジェクトです。 記事の更新が行われても、ページ上ですぐに編集内容が表示されるわけではありません。
目次
イントロダクション
第1章:構文
第2章:ユーザーデータディレクトリとキャンペーンフォルダ
第3章:_main.cfgについて
第4章:最初のシナリオの作成
第5章:イベント
第6章:カスタムユニットの構築と組み込み
第7章:変数の紹介
第8章:配列変数とコンテナ変数
第9章:マクロ
第10章:ロジック入門
第11章:ケースとループ
付録:日本語に対応させるために
終章:この後はどうする・・・?
イントロダクション
ちょっと、そこのあなた!
あなたがこれを読んでいるってことは、すでに The Battle for Wesnoth が何なのか知っているよね。
そうじゃないなら、このチュートリアルを読む前に一度「The Battle for Wesnoth」で遊んでみて!
さて、このチュートリアルの目的について不思議に思う人もいるでしょう。
「WMLのほぼ全てがReferenceWMLセクションでカバーされてるじゃない」と言う人もいるかもしれません。
(そうは言ってもReferenceWMLは英語だからねー)
だけど、ReferenceWMLセクションの情報はWML辞書みたいなもので、チュートリアルじゃないから初心者には意味不明だよね。
というわけでこの講座は、最終的にあなたがWMLから何らかの意味を読み取れるようになるまで、完全な初心者を対象にWMLを紹介することを目的としているのです。
このチュートリアルの対象者
このチュートリアルの主な対象者は、以前にプログラミングをした経験が無いユーザーです。
このチュートリアルを読む上で知っててほしい事
このチュートリアルは、テキストファイルを開いたり編集したり、フォルダーパスを追跡したり、特定のディレクトリを見つけることができるなど、コンピューターの基本的なスキルや概念に一定のレベルの能力を持っていることを前提に書かれています。
で、何をするの?
このチュートリアルでは、WMLの基本を学び、短いシングルプレイヤーキャンペーンを一から構築します。
これにトライするのに必要なツール
WMLでプログラミングするには、単純なテキストエディタが1つだけあれば事足ります。超高性能なワードプロセッサは必要ありません(出来れば、その素晴らしいワードプロセッサの使用は避けたほうが吉)。
Windowsのメモ帳やMac OS Xのテキストエディットのようなシンプルなやつがベターです。
Linuxの場合、Kateという非常に素敵なテキスト編集アプリケーションがあります。これにはWMLの構文強調が実際に付属しています。
さらに、ものすごく献身的な人々が、WMLの作成に役立つように特別に設計されたプログラムをまとめています。これはeclipse.wesnoth.orgで見つけることができます。
そしてテキストエディタ以外にもう一つ。
当然ながら、あなたのコンピュータに The Battle for Wesnoth がインストールされている必要があります。
で、WMLてのは何?
WMLとは、 The Battle for Wesnoth のコンテンツの作成や変更を、LuaやC ++のような
もっと複雑な言語を習得する必要なく可能にするカスタムスクリプト言語 "Wesnoth Markup Language"の略語です。
今のうちに言っておきます:あなたが一晩でWMLを学ぶことはできないと思ってください。
WMLは比較的簡単に学習することができますが、言語の内容を十分に理解するためには、一定の労力、時間、忍耐を必要とします。
WMLを学ぶ気になりましたか?
その気になったら、完全な初心者のためのWMLガイド 第1章へ進んでください!