アルザス級戦艦
性能諸元
・基本性能
Tier | 9 | 種別 | ツリー艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 戦艦 | 派生元 | Richelieu |
国家 | フランス | 派生先 | République |
生存性 | 継戦能力 | (A) 69,000 (B) 74,700 | |
装甲 | 全体 | 19-430mm | |
艦首甲板 | 32-250mm | ||
甲板 | 32-370mm | ||
艦尾甲板 | 32-250mm | ||
砲郭 | 85-430mm | ||
底部 | 50mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | (A-B) 44% | |
機動性 | 機関出力 | (A) 180,000馬力[hp] (B) 192,000馬力[hp] | |
最大速力 | (A) 30.4ノット[kt] (B) 32.0ノット[kt] | ||
旋回半径 | 910m | ||
転舵所要時間 | (A) 23.2秒 (B) 16.6秒 |
隠蔽性 | 通常 | 火災 | 煙幕 | 最良 | |
---|---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 16.24km | 18.24km | 15.42km | 13.15km | |
航空発見距離 | 12.07km | 15.07km | - | 9.78km |
射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
A | PCA n°9 Mle 1 | 18.45km | 水平 247m 垂直 148m | |
B | PCA n°9 Mle 2 | 20.30km | 水平 265m 垂直 159m |
主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
A-B | 380mm/45 | 3基×4門 | HE弾 5,400(36%) AP弾 11,900 | 32.0秒 | 36.0秒 | HE OEA Mle 1945 AP OPfk Mle 1943 |
副砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|---|
A | 100mm/45 Mle 1937 | 12基×2門 | HE弾 1,400(6%) | 4.0秒 | 8.0km | |
152mm/55 Mle 1936 | 3基×3門 | HE弾 2,200(12%) | 12.0秒 | 8.0km | ||
B | 100mm/55 Mle 1945 | 12基×2門 | HE弾 1,400(5%) | 3.0秒 | 8.0km | |
152mm/55 Mle 1936 | 3基×3門 | HE弾 2,200(12%) | 12.0秒 | 8.0km |
空襲 | 船体 | 機体 | 小隊数 | 出撃機数(HP) | 搭載量 | 射程 | 最大ダメージ | 準備時間 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
A-B | LeO H-470 | 2 | 1(2,000) | 2 | 10.0km | 4,200 | 30秒 |
対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 継続的秒間ダメージ (爆発ダメージ*1) | 命中精度 | 有効ゾーン 0.1km - |
---|---|---|---|---|---|---|---|
A | 短 | 25mm Hotchkiss CAD Mle 1939 | 10基×2門 | 116 | 70.0% | 2.5km | |
中 | 37mm/70 ACAD Mle 1936 | 12基×2門 | 252 | 75.0% | 3.5km | ||
長 | 152mm/55 Mle 1936 100mm/45 Mle 1937 | 3基×3門 12基×2門 | 130 (6×1,330) | 75.0% | 5.8km | ||
B | 短 | 20mm Oerlikon Mk24 | 10基×2門 | 123 | 70.0% | 2.0km | |
中 | 37mm/70 ACAD Mle 1936 | 12基×2門 | 242 | 75.0% | 3.5km | ||
長 | 152mm/55 Mle 1936 100mm/55 CAD Mle 1945 | 3基×3門 12基×2門 | 235 (9×1,470) | 75.0% | 5.8km |
・アップグレード
スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 | スロット5 | スロット6 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
搭載可能アップグレード
1 | 主砲兵装改良1 | 主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50% 主砲および魚雷発射管の修理時間 -20% | |
副兵装改良1 | 副砲の抗堪性 +100% 対空砲座の抗堪性 +100% | ||
弾薬庫改良1 | 自艦の弾薬庫誘爆率 -70% | ||
応急工作班改良1 | 応急工作班の有効時間 +40% | ||
2 | ダメージコントロールシステム改良1 | 浸水発生率 -3% 火災発生率 -5% | |
機関室防御 | 主機損傷確率 -20% 主機修理時間 -20% 操舵装置損傷確率 -20% 操舵装置修理時間 -20% | ||
エンジンブースト改良1 | エンジンブーストの有効時間 +30% | ||
3 | 主砲改良2 | 主砲装填時間 主砲旋回速度 +15% | |
副砲改良1 | 副砲最大射程 +20% 副砲弾の最大散布界 -20% | ||
対空砲改良1 | 優先対空セクターの準備時間 -20% | ||
射撃システム改良1 | 主砲弾の最大散布界 -7% 魚雷発射管旋回速度 +20% 副砲最大射程 +5% 副砲弾の最大散布界 -5% | ||
4 | ダメージコントロールシステム改良2 | 浸水復旧時間 -15% 消火時間 -15% | |
推力改良1 | 最大出力への到達時間 -50% 艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上 | ||
操舵装置改良1 | 転舵所要時間 -20% | ||
爆雷改良1 | 爆雷数 +2 | ||
5 | 魚雷発見システム | 魚雷の強制捕捉範囲を 1.8km という固定値に向上 | |
隠蔽システム改良1 | 発見距離 -10% 空母中隊の発見距離 -10% 自艦を攻撃中の敵が射撃した砲弾の最大散布界 +5% | ||
艦艇消耗品改良1 | 艦艇の消耗品の動作時間 +10% | ||
6 | 主砲改良3 | 主砲装填時間 -12% 主砲旋回速度 -13% | |
射撃管制装置改良2 | 主砲最大射程 +16% | ||
副兵装改良2 | 副砲の装填時間 -20% 対空兵装による継続ダメージ +15% 対空兵装の砲弾の爆発半径内に対するダメージ +15% 消耗品「対空防御砲火」を使用中の対空兵装斉射による爆発数 +2 |
・消耗品
スロット | 消耗品 | 使用 回数 | 準備 時間 | 有効 時間 | 効果 |
---|---|---|---|---|---|
R | ∞ | 80 | 15 (21) | 火災・浸水・損傷したモジュールの修復 | |
T | 4 | 80 | 28 | 自艦のHPを回復する 回復量:最大HPの 0.5 [%/秒] | |
Y | 3 | 90 | 60 | 自艦艇を追従し、敵機を自動的に迎撃する 戦闘機数:3機 | |
U | 3 | 180 | 120 (156) | 艦艇の最大速度を向上させる 最大速度の上昇率:8 [%] |
注:括弧内は各レアアップグレード搭載時の値
ゲーム内説明
アルザス級戦艦は、フランスがドイツの "H" 級戦艦に対抗すべく開発した計画案です。本案はリシュリュー級戦艦の発展型であり、主砲配置を合理化することで火力の強化が図られていました。この計画案には複数の設計案が含まれていましたが、そのうちのひとつは、3 基の主砲塔に合計 12 門の 380 mm 砲を備えたものでした。
解説
- 主砲
砲自体は前級のリシュリューと同様の380mm砲を引き続き使用することになるが砲塔が1基後部に増えた。
合計3基12門搭載となり同Tier戦艦内最高クラスの手数、基本火力を誇る。
ただしその代償にシグマ値が1.6(前級1.8)と非常に悪化、
また射程も20.3km(前25.27km)と大幅に短くなって遠距離での戦闘がかなり難しくなっている。
しかし全12門の主砲はその悪化した性能に見合う、かなり高い破壊力がある。
精度の悪さも砲弾が多い分距離が無ければそこまで苦しくはない、はず。
砲の旋回性も良好で器用に攻撃でき、主砲改良3(連射向上・旋回低下)も搭載しやすい。
同Tierの戦艦に比べても強すぎたためv0.7.7に調整され装填時間が32秒(前:30秒)、シグマ値が1.6(前:1.7)に弱体化。
一応、弱体後も主砲のDPM自体は同Tier戦艦の中では依然トップ*2だが、距離を取っての撃ち合いの不利は大きくなっている。
Tier8以降のフランス戦艦の主砲はAPHE共に弾速がかなり速く弾道が低いという特徴を持つ。
基本的にはこの特性のおかげで非常に当てやすい砲なのだが、通常の砲と比べるとやや下を狙ってやらないと弾が上部構造部を過貫通しやすいという点に注意を要する。
なおAP弾の貫通力は同格戦艦に比べてしまうと見劣りするものの十分な貫通力は備えており、例え格上戦艦が相手で遠距離でさえなければぶち抜ける。ただ格上戦艦との砲戦は辛いため避けよう。
ちなみに380mm砲なので強制貫通できる装甲は26mmまで、27mm以上は強制貫通できない。
艦首艦尾が27mm装甲の巡洋艦が相手の場合、縦向きだと貫通弾を出すことや防郭抜きができない事も留意しておこう。
(T9巡の艦首艦尾は、日仏ソは25mm装甲、独は27mm装甲、米は軽巡25mm重巡27mm、英国は16mm装甲)
- 副砲
152mm3連装砲を3基、100mm連装砲を12基を搭載し、片舷最大指向門数も21門と前級よりも増え射程も8.0kmに伸びた。
かなり強力で射程が長いので特別に特化させずとも敵艦との不意の接近戦などでは放火役として役立つだろう。
ただし連射力が驚異的な100mm連装砲は貫通力が16mm装甲*3までなのでIFHEが無ければ駆逐艦への貫通さえもあまり期待できない。よほどの副砲マニアでもなければほぼ放火専門と割り切ろう。
また100mm連装砲は小型なためかかなり破損しやすい。戦いの続いた終盤では100mm砲のほとんどが停止しているなんてこともあるため副砲に頼るときは生き残りの確認もしておこう。
…ちなみに素で小口径副砲が19mm装甲へ貫通できないのは運用上非常に大きいが、貫通力を度外視したダメージ×発射能力の総計DPMは最強クラスの副砲を持つ次の仏戦Republiqueを凌駕する計算。よほどの副砲マニアで副砲を目当てにこの艦で止めて使い込むというのなら火災率を下げてでもIFHEを習得する選択肢もある。
IFHE有りで100mm砲が19mm装甲へ貫通できるようになれば多くの駆逐艦や空母の船体、あるいは戦艦の上部構造体にも貫通できるようになりダイレクトなダメージを出しやすくなる。ついでに152mm砲もIFHE有りなら32mm装甲まで貫通できるようになる。
しかしIFHEを取っても多くの(英巡を除く)巡洋艦や戦艦の船体には100mm砲が貫通せず、装甲の厚い船体へ命中しやすい"肉薄した至近距離では命中した数の割に火力がろくに出ない"なんてことも起きる。独戦との接近戦などで酷い時は100発以上命中しながら副砲自体のダメージがゼロなんてことも。駆逐艦や空母以外の相手は適度に離れていた方が貫通させやすく、かといって離れると命中率が落ちるというジレンマを抱えている。
貫通力に不安はあるがそれでもIFHE込みの副砲特化ならかなり恐ろしい弾幕を展開できるようなる。例え距離があっても当て続ければじわじわと削ることができ、接近すれば命中率がさらに高まる。そして突撃する相手やタイミングさえ間違えなければ高い威力を発揮して敵艦を沈めてくれるだろう。
まあ艦の性能も含めて突撃の有効なタイミングがあまりにも限定され過ぎており、副砲を使いこなすというのは相当な狂人熟練者でもなければ無理だろうが…。
スキル構成的にもIFHEに副砲手動制御を取ると、上級射撃訓練と隠蔽専門家はどちらか1つまでとなりかなり厳しい。さらに駆逐艦との接近戦まで考慮するとUGも隠蔽でなく測距装置を搭載したいなど、極端なビルドを追い求めてしまう事になる。
- 対空
(v0.8.0.3)長距離では対空火力があり、長距離の範囲だけなら同Tierの米戦艦にも引けを取らない。
特に最終船体では100mm両用砲の口径長が45口径から55口径に増え、長距離の爆発数+3のダメージ+140、長距離の継続的ダメージに至っては+147と2倍近くに増える。
ただし中距離~近距離で比べると弱い部類…というか中距離以内の対空兵装は前級リシュリューよりも弱い。継続的ダメージだけで言えば前前級リヨン(T7)にも劣る。
艦隊防空をする際は広く味方艦隊を守るのに適しているが、特性上近寄り過ぎず長距離の範囲に収めて守るのが理想的となる。
ただ中距離以内の兵装は弱いが、その代わり仏戦艦にしては珍しく「戦闘機」を運用可能。
中距離以内に入られた時は適切に戦闘機を使って艦を守る必要がある。
(以前は総合的に高めな対空力を持っていたが、v0.8.0の仕様変更により自艦を守る性能はかなり抑えられてしまった)
- 機動力
最終状態において最大速力32ノット(+エンジンブースト)に転舵所要時間が16.6秒と、戦艦としてかなり優秀な機動力を誇る。移動に苦労することはない。
速度旗+エンジンブーストで最大速力は36.2kt。普通の巡洋艦を置き去りに、あるいは逃さず追撃できる。
ただ非常に高機動といってもあくまで戦艦。重いため慣性が強く働きエンジンでの停止は非常に遅く、島陰に隠れようとしてはみ出すということもよくある。丁寧に動かそう。
- 生存性
最終船体HPは74700でTier9イギリス戦艦ライオンに次いでHPが低く、また修理班が優秀なライオンとは違って標準の修理班であるためTier9戦艦の中では最も生存性が低いという見かたもある。実際はそこまで酷くはないが。
一応しっかりとした装甲を持っているので流石に巡洋艦みたく沈むようなことはないが、前級同様に装甲帯が内部に隠れ船体部分の外側は全面32mm装甲、甲板も32mmで重巡洋艦のHE弾(もしくはIFHE有りの軽巡HE弾)でダメージを負いやすく、マッチング帯の460mm砲はほとんど弾きようがない。(しかも同Tier帯にも460mm砲持ちがいる)
側面装甲板-装甲帯-防郭までの装甲は32mm+350mm+50mm+50mm、甲板から防郭までも32mm+190mm(中央170mm)+40mmと、装甲自体は十分に備えている。とは言え(他の戦艦と同様に)同格・格上戦艦主砲の防郭への命中を完璧に防げるほどではなく、460mm砲のことも含め生存性にあまり期待しない方が良いだろう。
- 隠蔽性
素で16.7km、最良で13.1km。
英戦や、T9米戦と比べてもやや劣るもののそこまで悪くない隠蔽距離にできる。
船体がやや脆い分隠れながら戦うことが非常に重要であるため、可能な限り隠蔽性は稼いでおきたい。
また隠蔽性を確保すれば高い機動力を合わせて奇襲的な攻撃での一撃離脱をしかけることもできる。
一応、隠蔽性を伸ばさず他のスキルUGを取るという選択肢もある。
隠蔽性が高いとそれだけ交戦距離が近づきやすく安易に前へ出てしまうと離脱できず沈むこともままある。
敢えて隠蔽性を伸ばさず他のスキルUGを取るのだ。とは言え副砲極振りなど極端なビルドでもなければ基本は隠蔽性の確保が第一と言っていいだろう。
- 総評
船体そのものはやや脆い部類に入るものの、高い機動力と良好な隠蔽を活かし、一撃離脱を仕掛けるのが得意。
主砲12門の手数で巡洋艦のバイタルを取りやすく、また駆逐に対しても圧倒的弾速で当てやすい。
反面、戦艦とタイマンを張るのはやや苦手。相手に艦を縦にされると弾が散ってしまい当てられず、こちらの装甲は割と簡単に抜かれるためジリ貧になりやすい。
快速を活かして側面を取るか、それが出来なければなんとかして下がったほうがいいだろう。どうしてもダメそうな時は誘導魚雷のごとく突っ込むしかない。
基本は巡洋艦キラーとして立ち回り、敵戦艦との戦闘は必要に迫られなければなるべく避けよう。
長所を押し付け短所を隠す、それを実践できる機動力を持っており
基本の運用を徹底すればT9の中でも最高クラスの強さと扱いやすさを持つ戦艦である。
v0.7.7にて主砲の装填速度とシグマ値が下方修正され、主砲の総合火力がやや低下している。
元々戦艦相手に撃ち合うことは苦手だったが、その不利が大きくなっているため立ち回りはさらに気を付けたい。
ただ主砲が下方修正されたとはいえ「異常に非常に高い主砲火力」が「高い主砲火力」になった程度でTier9戦艦としては十分強力な主砲のままである。
それに装填速度の低下も絶え間なく撃ち続けるわけでもなければ大した影響はなく、シグマ値の低下も元々低かったため劇的な違いがあるわけではなく微妙に当たりにくくなっている程度。
弱体化されたことは間違いないものの「高い機動力に強力な主砲を持った戦艦」という魅力は変わらない。
副砲特化の場合は突進してフル回転させたくなる。
しかし強力な副砲といってもあくまで副砲、劇的な破壊力があるわけではなく基本的に長く投射し続けなければダメージは稼げない。高Tierでの接近戦はただでさえ難しいのにその威力を発揮できる機会は決して多くない。
しかも同じく副砲の強力なドイツ戦艦とは違い装甲が標準的な上、独戦のソナーを仏戦は持っていない。煙幕に隠れられてしまうと単独ではかなり厳しく全体的に突っ込んでもいい状況はさらに限られる。安易に突進しても大したダメージも取れずに沈む。
突っ込んでもよい機会は極めて少ないので、基本的には前線近くで前に出てきた敵艦をじわじわ削っていくという使い方になるだろう。主砲に比べて多少山なりに飛ばすため島陰に隠れながら攻撃することも比較的しやすい。
突っ込むときは相手を選んで慎重に状況やタイミングを見極めて突っ込むことになる。特に有効な相手と状況であれば主砲のリロード中に敵艦が沈む。
史実
フランス海軍は、リシュリュー級やガスコーニュ級(未成)を計画、建造することによってドイツ海軍のビスマルク級などに対抗していたが、国内の情報機関が「ドイツ軍が406mm砲を搭載した排水量40000トンの戦艦を建造する恐れがある」と警告したことにより、これに対抗する戦艦級としてアルザス級戦艦の計画が決定した。リシュリュー級に引き続き、名前だけでドイツに喧嘩を売っていくスタイルである。計画案は「380mm砲を3連装3基のAB-X配置(n°1)」、「406mm砲を3連装3基のAB-X配置(n°2)」、「380mm砲を4連装3基のAB-X配置(n°3)」と全部で3通りあり、WoWsにおける本艦はn° 3案に基づいたものであると思われる。主砲門数12門の新戦艦は本級とモンタナ級のみであり主砲弾の性能も良好であるため水上艦同士での戦いならば強大な火力となりえた筈であったがフランス軍が秒で降伏してしまったためペーパープランのみとなってしまった。
なお、この一連の建艦計画の行き着く先は、「リシュリュー級3隻、ガスコーニュ級3隻、アルザス級3隻による主力艦隊とそれを補助する大型駆逐艦・軽巡洋艦部隊の整備」であり、仮想敵ドイツに対してはオーバーキルぎみである(安全保障は大事だから仕方ないね)。この三級全てが、同一の380mm4連装砲塔を搭載するため、量産効果による価格低減も狙っているのかもしれない。
ゲーム内において重要な特徴となっている副砲については、戦後竣工したジャン・バールのそれと同一のものを搭載している。しかし、首尾線長に余裕があるために152mm3連装砲塔は全て中心線上に配されている。建造当初のリシュリュー級が、5基の副砲を舷側配置して片舷9門を確保していたのに比べて、より少ない砲塔数で、同等の片舷9門の火力を得ていた。
この副砲は、設計時期的に両用砲としての能力もあったと見られ、ゲーム内でもそのように扱われるが、本来は純粋な対艦砲である。一度両用砲を採用したフランス海軍がこのような先祖帰りをしたのは、フランス製の両用砲でDunkerqueが装備している130mm砲では、大型化著しい駆逐艦への対処が困難だったためであった。
なお、両用砲から分離された大口径対空砲としては、新たに55口径100mm砲が採用されている。
WGによる解説「計画艦艇: 戦艦 Alsace (アルザス)」
小ネタ
編集用コメント
- 実際に副砲特化(IFHE,副砲手動,隠蔽※上級無し)で140戦くらい回して分かったことを解説に追記しておきました。あとついでに細かい情報の整理や修正編集も。 -- 2018-04-12 (木) 23:29:10
- さらに副砲極振り(IFHE,副砲手動,上級,UG測距※隠蔽スキルUG無し)で運用してみて分かったことも含めて副砲の解説やその他諸々を整理しました。 -- 2018-05-04 (金) 13:10:54
- ver0.7.7の調整に合わせて記事を修正しました。 -- 2018-07-26 (木) 10:23:55
- 無期限迷彩の画像を追加。 -- 2018-08-04 (土) 23:23:33
- v0.8.0.3の航空発見距離への適応と、解説の対空について編集しました。 -- 2019-02-23 (土) 17:12:23
- 性能諸元を最新に更新、ついでにフォーマットも。 -- 2023-06-24 (土) 08:44:42
コメント欄
- 名手でT9最強の巡洋艦キラー復活!笑いが止まらない -- 2021-01-25 (月) 09:00:30
- そもそも巡洋艦の絶対数がな… -- 2021-01-29 (金) 20:54:22
- アルザスに乗ってみました。元々巡洋艦に強かった船でしたが昨今の空母による戦艦の増加や射撃の名手環境によって数を減らしてしまった巡洋艦。環境的に辛いのかと思いきやそうでもなかったです。持ち前の機動力を活かした痛打の回避、ナーフはされましたが12門の主砲による高い火力。口径の小ささや防御の若干の不安はありますがまだまだ強力な船だと思いました。 -- 2021-04-24 (土) 19:21:55
- いまやジャンバの下位互換やな。機動性と正面火力と装填と対空を犠牲に後方火力を多少得たみたいな船正直りしゅるーのが強いよね -- 2021-07-03 (土) 20:55:09
- その通り、最近使ってるのはコノ舟好きな人だけ・。チームのお荷物にならないよう、護衛に。 -- 2022-05-08 (日) 15:56:41
- この船は対巡洋艦運用すれば優に10万ダメージ超えますね -- Only you? 2021-09-15 (水) 13:38:52
- ブルゴーニュと思い込んで使ったら普通に強かった -- 2022-05-08 (日) 20:45:00
- 射程じゃなくて装填伸ばしたほうがいいですかね? -- 2022-07-29 (金) 09:12:32
- T10のレピュブリックやT9のジャンバールなら素の射程が長いので必要ないけど、アルザスは射程延ばした方が良いかな。 -- 2022-07-29 (金) 12:07:33
- 分かりました -- 2022-07-29 (金) 12:31:01
- T10のレピュブリックやT9のジャンバールなら素の射程が長いので必要ないけど、アルザスは射程延ばした方が良いかな。 -- 2022-07-29 (金) 12:07:33
- 艦長スキルどんな構成が良いんだろう? -- 2022-10-01 (土) 21:55:26
- フリードリヒよりも無能。軽巡より射程が短い戦艦なんてお荷物でしかない -- 2022-10-18 (火) 17:45:57
- 初期は武蔵超えのOPだったんだがのぅ -- 2022-10-18 (火) 18:17:31
- でもこれ抜けたレピュブリクがいいのかと言われると...仏戦は持ってればジャンバールで打ち止めでいいって気がしないでもない -- 2022-10-18 (火) 18:48:30
- 20キロで射程短いって欲張りだよ。あと射程20キロ超える軽巡なんてネフスキーくらいじゃないか? -- 2022-10-18 (火) 19:08:24
- しかし仏戦の宿命として、じゃあ射程が長かったら有能になるのかって言われると別にそうでもない、結局射程伸びても精度悪いから距離詰めて装填と門数にもの言わすしかない -- 2022-10-19 (水) 00:14:09
- 20以上でしか交戦できてないなら木はこのゲーム全然楽しめてなさそうやなw -- 2022-10-19 (水) 00:42:26
- 隠蔽猶予が6kmもある十分だろ -- 2022-10-19 (水) 00:53:23
- 実装当初は仏戦の最終形態はココと言われてたんだけどね、余りにも巡洋艦キラーになりすぎてナーフされてしまったのさ(;´Д⊂) -- 2022-10-19 (水) 02:28:29
- 今の環境だとナーフしたものを全部戻してバフしても良いんじゃないかな -- 2022-12-27 (火) 19:39:57
- こんなT9屈指の低体力艦をわざわざ守らないといけないシナリオがあるってマ? -- 2023-08-03 (木) 00:39:19
- そのミッションはこれじゃ無くてリシュリューじゃなかったけ。エルメスでしょ?確かあれはアルザスじゃなくてリシュリューだったはず -- 2023-08-03 (木) 07:52:52
- いや、wikiの情報が古いだけだ今はアルザスになってる -- not木主? 2023-08-03 (木) 08:26:39
- oh…まあ順当にやればシナリオ自体は難しくない。下手な事しなければ。(え、最後の駆逐艦?頑張ってソナー持ちで蹴散らして下さい。 -- 2023-08-03 (木) 16:26:49
- そのミッションはこれじゃ無くてリシュリューじゃなかったけ。エルメスでしょ?確かあれはアルザスじゃなくてリシュリューだったはず -- 2023-08-03 (木) 07:52:52
- これ買ったけど、全然弱いじゃん。巡洋艦にズコって抜かれてハイお終いって・・・ -- 2023-08-28 (月) 21:09:49
- Tier10巡洋艦は化け物だらけだからな…特にコイツは脆いし気合い入れて回避した方がいいよ -- 2023-08-28 (月) 21:20:22
- アルザスを頑張って抜けてもレピュブリクというペラいのが待ち構えている まあ仏戦艦自体全般的にペラいが -- 2023-08-28 (月) 21:47:10
- 昔は巡洋艦キラーで恐れられていたんだけどね、ナーフナーフで弱くし過ぎてしまったのだよ(;´Д⊂) -- 2023-08-28 (月) 22:46:33
- 上のコメ見て、「ほぉ、結構有能かよ!」って思って買ったんだが、現在は弱く調整されてるんか!!!(泣) -- 2023-08-29 (火) 18:57:01
- ナーフもあるし、正直大型巡洋艦が出すぎて狩る巡洋が減ったこと、スタグラやペトロ、Slavaといった偏差狂わせ?知ったことないね!みたいな高速AP持ちが増えたから環境的にも超逆風 -- 2023-08-29 (火) 20:09:23
- ナーフって?(泣) -- 2023-08-30 (水) 19:17:58
- ナーフは昔の話ね、確かもう空母刷新前とかだしもうかなり昔の話だけど、その時点ではまだまだ強かった(出雲もアイオワもバフ前でT9にまともなツリー戦艦いなかったし)だけどその時から全体の火力も上がってるし環境も大きく変わってるから現環境だと戦えるけど強くはないっていう感じじゃないかなあ -- 2023-08-30 (水) 20:08:39
- ブルゴと比べて攻撃力は大きく劣るが、船体スペックはほぼ一緒なんで、すぐ沈むのは立ち回りに問題があると思われる。機動力を上手く使うのと、隠蔽と姿勢管理を駆使すればT10相手でもかなり粘れる(強制貫通される460mm↑相手は特に気を付けるべし)。まあ、攻撃力ナーフが痛すぎるんだが。 -- 2023-08-30 (水) 20:32:06
- やっぱエルメスの護衛対象がこんなへなちょこ紙装甲の戦艦じゃどうにもならんって....。でも仏戦こんなんばっかりなんだよな。 -- 2023-09-22 (金) 21:25:52
- 低体力と悪い装甲であんまり...強みの機動性もいまいち。ここまで作ったけどなんかなぁ...。 -- 2023-10-23 (月) 23:09:53
- 登場時強すぎてナーフなので服役中です -- 2023-10-24 (火) 10:17:49
- 遠距離だとHE撃ってた方がまだマシか…? -- 2023-12-14 (木) 01:16:31
- う~ん、弱くはないんだろうけど、レパントの方が使いやすくて強い気がするのはなぜだろう。排気煙幕と機動性と防御力の問題?σ値だけでも戻してもいいんじゃないかと思うのだが… -- 2024-02-27 (火) 23:39:24
- 当たんねー長距離は当たらんけど、至近距離の駆逐も当たんねえー! HEに切替える時間がもったいないんだからもう少し当てろよ。時間の無駄か? -- 2024-03-17 (日) 09:00:21
- 場合にもよるけど、自分の場合、駆逐相手の咄嗟射撃はAPのままで撃ってしまいますね。APでも当たれば1発あたり1,200近いダメージは出ますし。継続的にスポット出来ている状態なら2射目以降はもちろんHEを使いますが。 -- 2024-04-10 (水) 10:22:25