カタルーニャ(スペイン海軍向けアンサルド社重巡洋艦計画案?)
性能諸元
・基本性能
Tier | 8 | 種別 | ツリー艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 巡洋艦 | 派生元 | Asturias |
国家 | スペイン | 派生先 | Andalucia |
生存性 | 継戦能力 | (A) 39,600 (B) 40,800 | |
装甲 | 16mm-180mm ・防郭 27mm-150mm ・艦首/艦尾 25mm ・砲郭150mm ・装甲甲板 27mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | 7% | |
機動性 | 機関出力 | 200,000馬力[hp] | |
最大速力 | 37.0ノット[kt] | ||
旋回半径 | 850m | ||
転舵所要時間 | (A) 14.4秒 (B) 10.3秒 |
隠蔽性 | 通常 | 副砲 | 主砲 | 火災 | 煙幕 | |
---|---|---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 14.2km | - | - | 16.2km | 8.9km | |
航空発見距離 | 9.0km | - | 13.1km | 12.0km | - |
射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
A-B | mod.1 | 15.0km | 137m | |
mod.2 | 16.5km | 147m |
・兵装
主兵装 | 船体 | 口径,搭載基数×門数 | 最大ダメージ(火災率) | 装填速度 | 180度旋回 | 弾種 |
---|---|---|---|---|---|---|
- | 203mm/53 3基×3門 | HE弾 2,850(15%) AP弾 4,800 | 12.5秒 | 25.7秒 | HE AP | |
代替射撃 | バースト射撃 | 31.0秒 |
副兵装 | 船体 | 口径,搭載基数×門数 | 射程 | 最大ダメージ(火災率) | 装填速度 |
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A-B | 128mm/61,6基×2門 | 6.6km | HE弾 1,500(5%) | 4.0秒 |
魚雷 | 船体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
- | 533mm | 2基×4門(4門) | 15,867 | 106秒 | 8.0km | 61kt | 1.3km |
空襲 | 船体 | 機体 | 小隊数 | 出撃機数(HP) | 搭載量 | 射程 | 最大ダメージ | 準備時間 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
A-B | Focke-Wulf Fw 200 Condor | 2 | 1(2,000) | 2 | 7.0km | 4,200 | 30秒 |
対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 爆発数 | 秒間ダメージ | 命中精度 | 有効ゾーン | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
爆発半径内 | 継続的 | ||||||||
A | 短 | 20mm/65 | 10基×1門 | - | 53 | 85.0% | 0.1-2.0km | ||
中 | 37mm/54 | 6基×1門 | - | 102 | 90.0% | 0.1-3.5km | |||
長 | 128mm/61 | 6基×2門 | 5 | 1470 | 98 | 90.0% | 0.1-5.2km | ||
B | 短 | 20mm/65 | 10基×2門 | - | 77 | 85.0% | 0.1-2.0km | ||
中 | 37mm/54 | 6基×2門 | - | 133 | 90.0% | 0.1-3.5km | |||
長 | 128mm/61 | 6基×2門 | 5 | 1470 | 98 | 90.0% | 0.1-5.2km |
・アップグレード
スロットA | スロットB | スロットC | スロットD | スロットE | スロットF |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
搭載可能アップグレード
・消耗品
スロット | 消耗品 | 使用 回数 | 準備 時間 | 有効 時間 | 効果 | |
---|---|---|---|---|---|---|
R | 応急 工作班 | ∞ | 60 | 5 | 火災を消化し、浸水を復旧し、損傷したモジュールを修理する。また敵潜水艦の魚雷誘導を阻止する。 | |
T | 修理班 | 3 | 60 | 28 | 自艦のHPを回復する 回復量:最大HPの 0.5 [%/秒] | |
Y | 水中聴音 | 3 | 120 | 100 | 敵艦、敵魚雷の強制捕捉範囲(煙幕内も含む)を向上させる 魚雷強制捕捉距離:3.50 [km] 敵艦強制捕捉距離:5.00 [km] 最大潜航深度の潜水艦補足距離:2.00 [km] | |
対空防御砲火 | 3 | 80 | 40 | 継続ダメージ +50% 砲弾の爆発によるダメージ+300% | ||
U | 着弾 観測機 | 4 | 240 | 100 | 主砲の射程を 20 [%]延伸する | |
戦闘機 | 3 | 90 | 60 | 自艦艇を追従し、敵機を自動的に迎撃する 戦闘機数 3機 |
ゲーム内説明
スペイン内戦でナショナリスト派が勝利を宣言した後、スペインとイタリアのファシスト政権との関係は一気に深まりました。
あらゆる艦種の近代的な艦艇の不足に苦しんでいたスペインは、イタリアをはじめとする世界の造船における最新の進歩を研究することを計画しました。
アンサルド社はスペイン向けとして、それぞれに兵装の構成が異なる3種類の重巡洋艦の計画案を考案しました。
そのうちのひとつは、203mm三連装砲座を3基搭載する案でした。これを具現化したのがこの力タルーニャです。
解説
Tier8スペイン巡洋艦。イタリアのアンサルド社が次期巡洋艦の試案として共同開発したもので、本艦のイタリア海軍版はAmalfiとして既に実装されている。
- 抗堪性
前級AsturiasやイタリアZara級の装甲配置を踏襲している。それなりの厚みと高さを持つ主装甲と殆どの戦艦砲弾を跳弾できる30mmの砲郭装甲の組み合わせである。傾けた際の防御性能は高いが、舷側に命中する戦艦のAP弾に対してはバイタルの高さの問題で非常に脆い点は本ツリーの共通点である。特に似たような装甲のイタリア巡洋艦と比べると旋回半径が有意に広いので不用意な転舵は致命的になりやすい。航路は慎重に選び隠蔽をしっかり意識したい。 前級に引き続き修理班がある。回数も1回増えtier9・10の巡洋艦標準と同じ数になった。同格巡洋艦のほとんどが修理なしの中、HPが多く最大4回の回復が使える本艦は生存面で高いアドバンテージを持つといえる。
総じて、即沈しなければ非常に高い抗堪性を持つと言える。防御姿勢の維持がカギだが、前級とは異なり本艦にはそれを容易にする機動力がある。(後述)
- 主砲
前級と比べて、主砲が3連装化し合計1門増えた。また装填も0.5秒改善した。
こう聞くとあまり強化されていないようにも聞こえるが、前方に6門向けられる点や快適な射角、低伸弾道などを踏まえると火力面は意外と悪くはない。とはいえ同格には非常に高火力な艦が沢山居るため、ツリーの特徴であるバースト射撃と合わせて丁寧な射撃でダメージを積み上げていきたい。
決して短くはないが射程が船体の安全性を考えるとやや不安な点は観測機で補おう。艦長スキル「上空の眼」は有用である。高速弾のために遠投は比較的得意な部類であり、バースト射撃を生かすことで火力を維持しながら隠蔽に入ることも可能。
- 魚雷
射程8kmの4連装魚雷を片舷1基ずつ搭載。艦の理想的な交戦レンジは長距離なので積極的に使えるモノではないが、お守り用やシナリオでは便利。
- 対空火力
微妙。本当に微妙。低いレベルでバランスが取られており、防空は長ーい航空発見距離と合わせて苦手。本ツリーは航空機に悩まされることは多いので、このあたりで慣れておきたい。
因みに前級のドイツ製100mm両用砲は貫通力にドイツ優遇があり対艦射撃時に26mmを貫通していた。しかし本艦以降のドイツ製128mmは優遇がない。砲弾を自国製にでも取り替えたのだろうか?
- 機動性
遅かった前級から一変、37knotを発揮できる。旋回性は相変わらずだいぶ悪いが、tier上昇にありがちな顕著な悪化はしていないので前級から乗り換えた際はこの速度上昇によって実現可能となった自由な立ち回りはすこぶる快適に感じられるだろう。
回避はソ巡のように加減速と微転舵でエイムを逸らすとよい。
- 隠蔽性
素の隠蔽は前級と変わらない。しかし本艦はtier8。隠蔽システム改良アップグレードが搭載可能なので最良隠蔽は11.2kmと大きく改善した。tier8には隠蔽性に優れる敵味方は大勢いるが、ある程度隠蔽性がまともになった恩恵は非常に大きい。
- 総評
バースト射撃に個性がある程度でそれ以外は走攻守がバランス良く纏まった手堅い巡洋艦である。対空を除く
火力面ではやや投射量に劣るがそれ以外の射角弾道貫通力は優秀でストレスフリーな主砲、縦れば硬いが回り始めると脆い、航空機には弱い、などの特徴はtier10まで続くスペインツリーの特徴なので、人によっては没個性でつまらないという評価になってしまうかもしれない。
しかし、前級で試行錯誤をしてきた艦長なら純粋な上位互換として扱える本艦に感動すら覚えられるだろう。隠蔽や機動力といった諸元性能が改善されたことで、駆逐艦に圧力をかけ、敵巡の隙を見逃さず、戦艦の進撃を食い止めるといった巡洋艦に求められる基本的な仕事を全て淡々とこなすことが出来るからだ。
戦況への依存度が低く、あらゆる盤面で影響力を発揮できるポテンシャルのあるこの艦で勝ちをどれだけたぐり寄せられるかは艦長諸君の腕前次第だ。
史実
小ネタ
編集用コメント
- 主砲装填時間10.5→12.5 -- 2023-07-06 (木) 17:05:02
- ゲーム内説明、小ネタ追記他 -- 2023-11-10 (金) 09:49:42
- 解説が無くて可愛そうだったので入れました。あくまで主観なので、改良していただいて構いません。 -- 2024-01-29 (月) 20:40:42
- 諸元が未記入な感じだったので記入。解説もほんのちょっとだけいじりました -- 2024-02-16 (金) 21:43:29
コメント欄
- 3連装ザラ砲かっこいいー。アマルフィの別バージョンかな? -- 2023-04-18 (火) 18:42:50
- アマルフィより大型化してるっぽいな。同じような運用はできないかも? -- 2023-04-26 (水) 04:14:09
- 艦首甲板は三重なのか -- 2023-07-25 (火) 23:36:25
- むき出しの150㎜バイタルやめちくり~。水面上にあるし体感で最上並みに脆いゾ。。 -- 2023-08-01 (火) 22:42:49
- Amalfiと比べると、旋回半径の悪化(680m→850m)、船体の大型化、SAPと煙幕、12km魚雷、低弾道(体感)を失った代わりに、修理班とバースト射撃、HE、良好な装填速度(16秒→12.5秒)を得た船。
つまるところ、生存性を犠牲にして砲火力を上げた船。修理班があるとはいえ、HPも相応に減っているので回避盾運用は厳しく、煙幕がないため敵からの離脱が難しくなっている。Amalfiのように機動力を生かした戦い方をするのは難しいだろう。 -- 2023-08-05 (土) 19:35:44- 伊砲の見た目だけ受け継いだ別物感 -- 2023-08-05 (土) 22:18:41
- 序盤は着弾観測機使って遠距離からHEで燃やす。UG4は転舵改良にしたので巡洋艦砲を何とかかわしながらウロチョロするぐらいかな。VPがアレだから戦艦砲には要注意だな。 -- 2023-08-06 (日) 01:38:34
- ...うん、アマルフィの方がかっこいいね -- 2023-08-10 (木) 15:06:03
- 回復のないAmalfiよりよっぽど生存性高いですぅ -- 2023-10-26 (木) 23:34:13
- 体感、艦長スキルの上空の眼は必須。16km以内の戦艦砲は舵が重いため回避できずにVPに刺さることがよくある。日重巡と違い、転舵回避が絶望的なので最大射程から敵を燃やす運用が良い。バーストを持っているがどうしても使える場面が少ない印象。つまり、吾妻・吉野みたいな運用かな -- 2023-08-10 (木) 02:29:17
- 笑うしかねーなw -- 2024-01-01 (月) 09:21:01
- 対空がゴミすぎる。更に言うと最上甲板が薄いので狙われるとヘルスの半分を一回の攻撃で奪われる。その代わり、火力という面ではかなり優秀。ソナー付ければ駆逐も蹴散らせる。 -- 2023-08-17 (木) 00:57:29
- 射角がいいので甘えなければ継戦能力も高いし火力も出るいい船。バースト撃ちする場面は駆逐見えた時や撃てる距離に敵がいなくなる場面だけでいいと思います。弱いと思ってる人の大半は甘えた角度でバイタル貰ってるだけ。 -- 2023-08-18 (金) 01:15:00
- う~んイタリア~ン バーストをダブルアップにすれば尖ると思う -- 2023-09-26 (火) 18:27:40
- 巡洋艦にしてはデカすぎだろ・・・。大巡に入らないのか? -- 2023-10-01 (日) 22:09:22
- 強艦って程じゃないけど弾道特性が良くて当てやすく、修理班も付いているので使っていて楽しい -- 2023-10-03 (火) 10:28:56
- fitting toolで調べたら弾道はヒッパーとほぼ同じ -- 2023-10-03 (火) 10:30:39
- 副砲の砲塔ってドイツのものだよね? -- 2023-10-20 (金) 16:45:17
- コイツに回復許されるなら最上ボルチヒッパーにも2回分で良いからつけて欲しい -- 2023-11-29 (水) 19:24:06
- カタルーニャの名を騙るーにゃ! -- 2023-12-13 (水) 21:14:22