Diana

パルラーダ級防護巡洋艦 ジアーナ

性能諸元

･基本性能

･アップグレード

搭載可能アップグレード

搭載可能アップグレード

A		主砲兵装改良1	主砲および魚雷発射管の機能停止発生率　-20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性　+50% 主砲および魚雷発射管の修理時間　-20%
		副兵装改良1	副砲の抗堪性　+100% 対空砲座の抗堪性　+100%
		弾薬庫改良1	自艦の弾薬庫誘爆率　-70%

･消耗品

搭載可能消耗品

スロット	消耗品	使用 回数	準備 時間	有効 時間	効果
R		∞	90	5	火災・浸水・損傷したモジュールの修復
		∞	60

ゲーム内説明

防護巡洋艦ジアーナは、口径が統一された主砲と、様々な口径の副兵装を搭載していました。他国の競合艦より高性能な通商破壊艦として設計されましたが、建造に長い年月を費やしたため、就役時点においては、同種の巡洋艦の中では速力も兵装も劣るものになっていました。

解説

ソ連のTier2プレミアム艦。ダイアナではなくジアーナと読む。
ASUS製品購入やProject Rでの招待コード使用時のおまけプレゼント品として登場。今ではサーバーによっては販売も行われている。
アメリカTier3のセントルイスに代表される低Tierの防護巡洋艦である。
外見は美しいが、クレジット稼ぎや艦長育成にはTierが低すぎるか。
なおTachibanaやMarbleheadと同様にLima仕様が存在する*1。
　

• 抗堪性
  装甲とHPは同格通常艦と比較すると優っているとは言い難い数値のため、最大火力を発揮しようと同格や格上相手に横っ腹を向けているとこちらのHPが相手のHPよりも早くごりごりと削られていく事になる。
  　
• 主砲
  前方に一基と後方に三基、前方両側面に二基ずつ配置されており、横っ腹を見せないと最大火力の発揮は難しい。
  主砲旋回が船体の回頭速度よりも遅いことは頭の片隅にでも入れておこう。
  また、斜めに構えて相手に向ける面積を減らそうとしても、前方と後方に偏った砲配置のために片舷の全基を指向しようとした場合には、横っ腹を見せるよりはマシという程度である。
  　
  射程が11.8kmと地味に長いのだが、弾道は山なりで最後にストンと落ちる特性があり、距離が離れると加速度的に着弾時間が伸びる。10km近辺での着弾時間は同Tierツリー艦のノヴィークについで長いものになってしまい、遠距離からの偏差射撃には少々コツがいる。（参考：射程と着弾時間）
  散布界は104mと一見広いがこれは射程の長さが原因で、実は他の巡洋艦と異なる散布界計算式によって精度は優秀である。（参考：最大散布界）
  　
  HE弾とAP弾で弾速が全く異なるのも特徴。HE弾のほうがはるかに早いので、慣れるまでは弾種を絞ったほうが良いかもしれない。
  HE弾の威力が意外と強いため、しっかり間合いを保ち敵艦の中央部に的確に当てていけば格下なら1000、同格なら800程度が安定して入ってくれるようになる。
  本艦のAPの貫通力は明らからに低く設定されている。駆逐と同じレベル。
  VPの貫通を狙うにはかなり接近(5km未満)する必要がある。
  よく分からない内はHE一択で良い。
  　
  副砲は75mm砲を両舷に各6基、合計12基装備している。
  本来は24基なのだが半分はオブジェクトの飾りになっている。後方や前方に撃てないのが残念。
  この艦副砲も多いし近接で殴り合おう！と思うかもしれないが、魚雷持ちに近寄るのはこの艦の転舵性能や速力を鑑みると自殺行為であり、主砲の旋回の遅さから反航戦を行うと主砲が敵に追い付かなくなることも多々あるため、あまり敵に近付きすぎずに戦おう。中距離でこそDianaは輝くのだ。
  　
• 対空
  搭載していない。
  　
• 機動力
  悪い。
  19.0ktしか出ず遅れをとりやすいため、航路決定は早めにしよう。
  転舵も重めであり、雷撃には常に細心の注意を払うべし。
  　
• 隠蔽性
  やや悪いがこのTier帯の巡洋艦で隠蔽の悪さが致命傷になることはあまりなく、他の巡洋艦とどんぐりの背比べである。
  　
• 総評
  希少度の高いプレミアム艦であるが、Tier2のためクレジットを稼ぐ効率が低いことや、艦長育成をするならばMurmanskの方が優れているという現状があるため、存在意義感はあまりない。だが、この艦は愛を持って使い続ければ必ず応えてくれ、楽しいと思えてくる可能性を秘めた艦である。
  　

史実

• パルラーダ級
  ジアーナはパルラーダ級防護巡洋艦の2番艦として建造された。建造は19世紀にまで遡る。3番艦のアブロラが有名でその姉妹艦に当たる。一番艦パルラーダを日露戦争後に日本が鹵獲したためなのか、なぜかロシアの資料にはジアーナ級として紹介される。また資料によっては2番艦がアブロラで、3番艦がジアーナとするものもあり、順番が割りとゴチャゴチャになっている。
  ただ順番はどうあれ、パルラーダ級防護巡洋艦が軍艦技術に遅れ気味だったロシア工業界に救いとなったのは確かな模様。

• ジアーナ
  ジアーナはパルラーダとともに旅順要塞防衛（1903年ごろ）に付くが、1904年に日露戦争が始まると同時に日本軍の魚雷攻撃を受ける。ウラジオストク港へ脱出を図るが黄海海戦が発生。ジアーナは海戦から脱出し、フランス領インドシナのサイゴン港に辿り着くも抑留されてしまう。
  戦後はバルト艦隊に戻り、第一次世界大戦ではドイツ軍と戦った。革命時にはやっぱり革命側につき、赤色艦隊に編入されるが、革命政府には大型水上艦艇を保有する能力が無かったため、1922年に売却され1925年に除籍となった。

小ネタ

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