Tier 7 フランス 自走砲 / 略称:Lorr. 155 50
↑ Canon de 155 mm de 33 calibres
初期状態。Lorraine 40 tがベースなのでやっぱりゴムタイヤだが、車体形状には結構な差異がある。
↑ Obusier de 155 mm mle. 1950
最終状態。Lorraine 155 mle. 50の史実装備。
スペック(v1.13.0)
車体
耐久値 | 340 |
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車体装甲厚(mm) | 40/30/20 |
最高速度(前/後)(km/h) | 60/14 |
重量(初期/最終)(t) | 29.65/29.98 |
実用出力重量比(hp/t) | 23.35 |
主砲旋回速度(°/s) | 14 |
視界範囲(m) | 270 |
本体価格(Cr) | 1,420,000 |
修理費(Cr) | 約3,500 |
ロール | 自走砲 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | 爆発範囲(m) | スタン時間(s) | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
Canon de 155 mm de 33 calibres | 2.19 | HE HE HEAT | 39 49 194 | 630 770 420 | 7.6 4 - | 11~22 × × | 0.71 | 5.2 | 470 503 564 | 28 | 1,000 1,140 1,090 | 2,675 | 0°/+45° |
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Obusier de 155 mm mle. 1950 | 2.01 | HE HE HEAT | 40 50 230 | 630 770 420 | 7.6 4 - | 11~22 × × | 0.69 | 5 | 450 482 540 | 28 | 1,000 1,140 1,090 | 2,675 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Maybach HL 210 TRM P30 | 650 | 20 | 850 |
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Maybach HL 230 TRM P30 | 700 | 20 | 1,200 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Lorraine 155 mle. 50 | 30.0 | 27 | 7,700 |
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Lorraine 155 mle. 50 bis | 32.0 | 30 | 7,700 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
SCR 508 | 400 | 100 |
---|---|---|
SCR 528F | 750 | 100 |
乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader |
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拡張パーツ
× | Class2 | × | Class2 | × | × | ||||||
× | × | Class2 | × | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 8.49% | 1.15% |
移動時 | 4.22% | 0.57% |
派生車両
派生元 | AMX 13 F3 AM(SPG/60,750) |
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派生先 | Lorraine 155 mle. 51(SPG/92,100) |
射界
射界 | 左12°/右12° |
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開発ツリー
Canon de 155 mm de 33 calibres (初期/85,000) | ━ | Obusier de 155mm mle. 1950 (14,350/96,000) | ━ | Lorraine 155 mle. 51 (92,100/2,550,000) |
SCR 508 (初期/21,600) | ━ | SCR 528F (9,000/54,000) | ||
Maybach HL 210 TRM P30 (初期/26,000) | ━ | Maybach HL 230 TRM P30 (18,800/54,000) | ||
Lorraine 155 mle. 50 (初期/14,600) | ━ | Lorraine 155 mle. 50 bis (7,000/21,000) |
車両に関する変更履歴
v0.7.4 | 新規実装 |
v0.8.6 | Tier6から7に引き上げ |
v0.9.7 | 視認範囲を350mから320mに変更 |
v0.9.18 | 全ての主砲のHEAT弾を削除 Lorraine 155 mle. 50サスペンションの移動時・車体旋回時の拡散を9%減少 Lorraine 155 mle. 50 bisサスペンションの移動時・車体旋回時の拡散を25%減少 Canon de 155 mm de 33 calibresの精度を0.78から0.71に変更 Obusier de 155 mm mle. 1950の精度を0.76から0.69に変更 Canon de 155 mm de 33 calibresの装填時間を29.8秒から27.4秒に変更 Canon de 155 mm de 33 calibresの照準時間を7秒から5.2秒に変更 Obusier de 155 mm mle. 1950の照準時間を6.5秒から5秒に変更 Canon de 155 mm de 33 calibresの通常弾の貫通を90mmから39mmに変更 Obusier de 155 mm mle. 1950の通常弾・課金弾の貫通を90mmから40mmに変更 Canon de 155 mm de 33 calibresの通常弾のダメージを950から700に変更 Obusier de 155 mm mle. 1950の通常弾・課金弾のダメージを950から700に変更 Canon de 155mm de 33 calibresにスタン効果を追加 Obusier de 155 mm mle. 1950にスタン効果を追加 視認範囲を320mから270mに変更 HDモデル化 |
v1.5.0 | Canon de 155 mm de 33 calibresの最小スタン時間を12.1秒から11秒に変更 Obusier de 155 mm mle. 1950の最小スタン時間を12.1秒から11秒に変更 |
v1.11.0 | 水没判定の高さを修正 |
v1.13.0 | Canon de 155 mm de 33 calibresに代替砲弾(HE)、戦術砲弾(HEAT)を追加 Canon de 155 mm de 33 calibresの標準砲弾(HE)のダメージ値を700HPから630HPに変更 Canon de 155 mm de 33 calibresの標準砲弾(HE)の爆発範囲を8mから7.6mに変更(記載なし) Obusier de 155 mm mle. 1950に戦術砲弾(HEAT)を追加 Obusier de 155 mm mle. 1950の代替砲弾(HE)の弾速を450m/sから482m/sに変更 Obusier de 155 mm mle. 1950の代替砲弾(HE)の貫通力を40mmから50mmに変更 Obusier de 155 mm mle. 1950の標準砲弾(HE)のダメージ値を700HPから630HPに変更 Obusier de 155 mm mle. 1950の代替砲弾(HE)のダメージ値を700HPから770HPに変更 Obusier de 155 mm mle. 1950の標準砲弾(HE)の爆発範囲を8mから7.6mに変更(記載なし) Obusier de 155 mm mle. 1950の代替砲弾(HE)の爆発範囲を9mから4mに変更(記載なし) Obusier de 155 mm mle. 1950の代替砲弾(HE)の弾薬費を5,200Crから1,140Crに変更(記載なし) |
解説(v1.12.1以前)
- 概要
v0.7.4で追加されたTier7のフランス自走砲。
1950年代初期、ロレーヌ社がLorraine 40 tの車体をベースに開発した試作自走砲の一つである。
仏SPGで専任のRadio Operatorがいるのは本車と2つ後のBat.-Châtillon 155 55のみである。
Bat.-Châtillon 155 55へ育成したRadio Operatorを使いまわせるので、開発完了後に売却する場合は解任しないように気を付けたい。
- 火力
前車両であるAMX 13 F3 AMと比べると射界が3分の2程度に狭くなり、また隠蔽率が悪化して敵に見つかりやすくなった。
また、前身から引き続き俯角-0°なのだが、砲の取り付け位置が高くなった事で、より中近距離の敵を狙い難くなっている。
特に直射をするような場合には、ちょっとした段差や傾斜でもまともに狙えなくなるので、必ず平坦な場所か下り坂で待ち構えるようにしよう。- Canon de 155 mm de 33 calibres
前身から引き継ぐ155mm砲。精度は僅かに悪化しているが、装填速度と照準時間が向上し扱いやすくなっている。
最終砲よりも装填速度が速いので、投射量を重視するならこちらを使い続けるのもあり。 - Obusier de 155 mm mle. 1950
精度・照準時間が向上した後期砲。課金弾である広範囲榴弾も使用可能になる。
代わりに装填速度は少し下がっている。
v0.9.18以前は15cm級の砲弾でひときわ威力が低くダメージレースで不利があったが、調整により他国と同程度に追いついた為追い風と言える。
単発火力はソ連の203mm組を除けば高めの700、装填速度は同格SPGに比べ少し遅めだが照準時間が早いので直撃を狙おう。
- Canon de 155 mm de 33 calibres
- 装甲
自走砲らしく頼りになるものではないが、車体正面は30~40mmの傾斜装甲であり、榴弾は貫通しにくい。
戦闘室は正面でも垂直の30mm。
- 機動性
機動力は(過去の性能からは大幅に弱体化されているが)まず平均以上と言ってよい。
初期エンジンでも素早く30km/hに達する加速力を持ち、平地で50~60km/hを安定して出せるので射撃位置の変更は他の自走砲よりも容易である。
- 隠蔽率
隠蔽率が悪いため、AMX 13 F3 AMでは最終手段として使えた、茂みに隠れることで接近してくる敵を先に見つけて直射を浴びせる戦法は難しくなった。
機動力を活かし、突撃して相手に砲口+を押し付ける方が勝算があるが、俯角が0度というおフランス仕様の欠点のために、至近距離で相手が少しでも低いところにいると攻撃不能に陥る。
突撃の際は自分が相手より低い位置に来るように周囲の地形を見定めること。
- 開発
初期履帯は重量制限が厳しく、拡張パーツは装填棒と改良型射撃装置のどちらか片方だけしか載せる事ができない。
改良エンジンは次車両の初期エンジンとなっているので、初期エンジンの性能でも充分と判断すればエンジン開発は省略可能。
たった50馬力の出力向上(しかも重量増加)ではあるが、旋回速度の差は意外とバカにならないので悩ましいところではある。
- 総論
機動性に優れた自走砲である。
v0.9.18以降は単発ダメージでも同格自走砲にひけを取らず、左右射界と精度はやや劣るものの致命的ではない。
低弾道ゆえの射線の通しにくさも、中盤以降は機動性によって補う事ができるため、Tier7自走砲の中では比較的扱いやすいと言えるだろう。
ただし、隠蔽率は悪く、曲射砲という選択肢も持たないため、色々とユニークな運用が可能であった前身と比べると、やや凡庸な自走砲という印象は否めない。
史実
1950年、ロレーヌ社は当時開発中だった中戦車の足回りを流用した自走砲の試作を開始した。
試作車両は車体中央の戦闘室に155mm榴弾砲を装備する一号車と、車体前部の戦闘室に155mm榴弾砲を装備する二号車の二種類が製作されたようである。
1950年の開発当初はタルボのエンジンを搭載する予定であったが、翌年の1951年に685馬力のマイバッハHL230エンジンへと変更された。
完成した二種類の試作車両はしばらく試作試験を行っていたようだが、1954年に本車を固定戦闘室ではなく回転砲塔を有する自走砲へと設計変更する案が持ち上がった。
しかし比較検討の結果、回転砲塔はバティニョール・シャティヨン社の製造する車台が装備することになり、その決定と前後して本車の計画は中止された。
なお本車は二種類の試作車両のうち、戦闘室を車体中央に配した一号車のほうである。
↑横からの一枚。Lorraine 40 tベースの車両なので案の定ゴムタイヤ。
↑その後はソミュール近郊のフォントヴローという土地にわりと無造作な感じで放置されている。ちなみに撮影日時は2004年らしい。
・参考資料
Chars fran�・ais:http://www.chars-francais.net/new/index.php?option=com_content&task=view&id=1306
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